アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です― 作:ブロックONE
今回は永遠のテーマ。
そして、新キャラ登場。
ではどうぞ。
昼下がりの重桜寮。
何故年がら年中桜が咲き誇っているのか突っ込みたいものの、加賀はそんなありきたりなものを吹き飛ばす程に、更なる疑問を抱いていたのだ……
「「……”強さ”って、何だ?」」
テーマ:”強さ”
ハモる声。
振り向く加賀の目線の先には、見慣れぬ艦船が一人…
そう、彼女は…
「戦艦土佐だ」
「土佐……」
「って姉上、台詞を被せないでくれ。折角の初登場の台詞が台無しではないか」
「お前こそ、そこは姉である私に譲るべきではないのか?」
戦艦土佐。
加賀型戦艦の二番艦有り得たかもしれない可能性の一つ。
差し詰め、(どちらかというと戦艦の)加賀の姉妹艦である。
「『あの海』においては、出オチはむしろ名誉なのよ。土佐…」
赤城は、加賀と土佐の二人だけではボケ殺しになりかねないと察知し、「これは放っておいたらまずいわ!」と言わんばかりに人知れず駆け付けていた。
「姉様…!」
「姉上…?こちらの方は?」
「ツッコミ役の…(ボソッ)」「正規空母赤城よ…っておい愚妹」
「おお…」
ノリツッコミする赤城。謎の感動を覚える土佐。
少なくとも赤城はこの時ノリツッコミのつもりはない。加賀が横で妙なことを発したが為に起きたものである。
土佐から見れば、異様なほどの息ピッタリさを感じてしまっている。
しかし、今回の強さとは何なのだろうか。
「姉様、ナイスツッコミ」
「だまらっしゃいっ…さて、強さね。それはレベルのことかしら?」
「ふーむ…力の強さと言うわけか…」
「"ここ"の強さかもな?姉上方」
差し詰め心の強さ。土佐はそう身振りで表現して見せる。
「くっさwwwwwww」
「何故笑った!?」
土佐の回答に加賀は吹き出してしまう。
「ま、まぁ…赤城が指揮官に幾度となくアプローチして惨敗してるのにしぶとく続けてるというのは、ある種の心の強さかもしれぬな?」
「よし、次回からは『土佐さんの疑問』にシリーズのタイトル改名しようかしら?」
「やったぜ。」
ガッツポーズの土佐。
「やめて!?私の看板企画取らないで!!?」
慌てて陳謝する加賀。姉の威厳が一撃で崩れ去り、それどころか姉妹艦の土佐に企画を取られかける。
「と言うわけで、今回は土佐を加えて三名で聞いて回ってみよう。ほらいくどー」
「おー」
「あ、もう、待ちなさいって!」
二人を追いかける赤城。
二航戦の部屋を訪ねてみた。
「なるほど、強さ、ですか…」
考える蒼龍。
「うーん…」
唸る飛龍。
確かにこれは永遠の疑問だと言える。
なにせ強さという言葉には定義があまりに多い。
力の強さにしても、飛龍の求める女子力、思考力、洞察力、執着力、心理的なものや体力的なもの、有事では戦闘を行う彼女達にとっての強さ。心か、そのまま腕っぷしの力か、まさに悩む。
「振り向かないことってのは無しだぞ?」
「MaわレMeら輪な居こと(゚Д゚)サァ?…というやつだな、姉上」
「流石だな土佐」
「ああ、姉上」
「それは強さって言うかむしろ若さ…ってそれはギャバソよ!!」
交互にボケをかます加賀と土佐に突っ込む赤城。
「ギャー…」
「ババーン!」
「お前らも便乗すなっ!!」
そして、五航戦にも聞いてみようと、部屋を訪ねる。
「あらぁ、先輩方ぁ?その様な質問するとかもしや…」
「「よし、脱がす」」
「はいい!?ちょっと、あなたどこ触って…って脱がさないで!?いやああ!?ポロリと行きますからぁぁぁぁ!!?」
「翔鶴姉ぇぇぇぇ!!?」
「何しとんじゃお前らあああ!!?おいスタッフ!こいつら二人押さえて!あとボカして!急いで!!」
…しばらくお待ちください…
「oh…」
「翔鶴姉…今日は二人がかりだったね…」
「oyomeni ikea…」
「ん?…IK○A(イ○ア)…?」
噛んでしまい、その言葉だけを復唱した加賀。
翔鶴本人と出演者たちは皆笑ってしまう。
そして、今回中に来ていたTシャツには『イベ復刻』と記されていた。
「ikenai…oyomeni ikenai…www」
「翔鶴姉…噛んじゃったねさっき…」
「ノルマ達成だな姉上」
「だな、土佐よ…」
「おい愚妹たち、これ以上蛮行を重ねる前に金の流星T0投げ付けて置こうかしら♪」
と、赤城は今以上に面倒ごとになる前に笑顔で発艦準備を始めていた。
「「ヒェッ…」」
「ふむ、ならば天城さんの妹の実力、試させてm…」
「止めようね!?流石に姉様のツッコミ爆撃と攻撃機はヤバイから!お姉ちゃん一緒に謝ってあげるからっ」
「何を騒いでおる!?え!?赤城、なんで発艦準備してるの!?」
「あら長門様。これは加賀と土佐に先制ツッコミの準備でございます♪」
「やめーい!とりあえずやめーい!セットが燃えるからー!!?」
長門の要請に応じて、一先ず引っ込める赤城。
「はぁ…はぁ…それで、強さとは何たるか、とな?」
「左様でございます、長門様」
「姉上の持論だな」
「…強さ、ですか__」
「天城姉様!!」
「天城さん、また性懲りもなくリスポンしたな…?」
おお、天城が来てくれた…と長門は少し肩の荷が下りた感じがした。
「これがリスポン芸か!何なんだこのSS…」
「と言うわけで、長門様…?」
天城にパスされる。
(ええー!?結局余が絞めるのぉぉぉぉ!!?)
(お約束ですから♪)
(心をここで読むでないっっ)
一瞬テンパる長門。
「強さとは……むー…」
期待が集まる。
「心技体、それら間にある、奥ゆかしさ…それすなわち、懐の大きさなりっ!」
「差し詰め、おっぱいの大きさと…うむ!」
胸を張る加賀。土佐は困惑。
長門はおっぱいという単語に纏められ、カチンと来た。
そう、自分の胸。まさしくコンプレックスという名の逆鱗に触れてしまい……
「………やはり、次回からは『土佐さんの疑問』に改名する様に頼んでみようかのう…?」
「や っ た ぜ 。」
「それだけはおやめください長門様!!?」
重桜寮は今日も平和であった。
…………
『この復刻イベント、涙がで…出ますよ?』
カミはとある復刻イベントに感動していたとかなかったとか。
To be continued…?
閲覧ありがとうございました。
久しぶりの加賀さんの疑問でした。
危うく『土佐さんの疑問』にシリーズタイトルが改名されそうになってましたね…
と言うわけで、土佐さんのふとももに感動した指揮官様がいらっしゃいましたら、是非ともお気に入り登録やご感想、ご投票をよろしくお願いいたします。
それでは、また次のお話で。
by筆者
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