アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です―   作:ブロックONE

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これやってみたかってんシリーズ。

今回は王家グルメの巻。



第一回 チキチキ これやってみたかってん!絶対に美味しい王家グルメ選手権、です。

「第1回 アズールレーン―あの素晴らしい海をもう一度、です。― チキチキ! これやってみたかってん!絶対に美味しい王家グルメ選手権~!!」

 

 

母港・食堂特設スタジオ。綾波によるタイトルコールが響いた。

 

 

 

「はい、今回は…名の通り、王家グルメです」

「あれやな、寮舎にたまに補充される魚のあれやな…」

 

ああ…あれか…と、残念そうな顔をする。艦船たちからしたら、祥鳳の言おうとした『スターゲイジーパイ』をイメージしていたためである。

 

スターゲイジーパイの歴史は不漁で食料不足の中、漁師が嵐の日に決死の漁に出掛け、大漁の魚を捕らえて帰還してきた時、作ったなど、諸説ある料理。

 

「ジャベリン、どういう意味でしたっけ」

 

「星を見上げるって意味だよ。名前は…格好いいんだけどね…」

 

ジャベリンの言う通り。名前は大層なのだが、その絵面は強烈。

 

ピルチャードと呼ばれる魚の頭が突き出てる。それが星を見上げている様に見えるためなのだそう。材料は作られるところで異なるのだとか。

 

決して食べられない味ではないが、インパクトが強い見た目で馴染み無い所から母港に来た艦船の中には食べるのを躊躇う者もいた。

 

 

 

 

「そこで、皆さんに持ち寄っていただいた食材をピルチャードの代わりにパイ生地に包んで焼き、それを採点するという訳です」

 

「ピルチャード(魚)以外で、という事でしたら!」

 

「ラフィーたちも勝てるっ」

 

ニーミとラフィーも意気込む。

 

「今回は良いのが手に入りましたから、ジャベリン高得点狙っちゃいます!」

 

 

かくして、食材を発表することに。

 

 

………

 

「それでは!ジャベリンから参ります!です!どんっ」

 

 

蓋を開ける。

 

「これは…」

 

「秋刀魚(サンマ)ですっ」

 

 

食材①:サンマ

 

 

「一瞬、本家のピルチャードとかサーディンかと思ったでしょ?」

 

「「「「はい」」」」

 

「あの、ごめんww危うく、止めに入ろうとする所やったでww」

 

 

 

全員爆笑。

 

 

「どこのスーパーです?」

 

「これは…AE○Nですっ」

 

「またかいな!?」

 

「まぁ、流石に不猟らしくてちょっと値が張ったよ?そして、二つ目はぁ…どどんっ」

 

 

二つ目の蓋を開けると…

 

「なんやこれ…?」

 

「これも安いものの中でお気に入りですっ」

 

食材②:お餅

 

 

「え!?」

「えぇ……」

「焦げないの!?」

「特売品…草」

 

 

「とろっとしてていいかなーって!」

 

パイ生地に包む…

 

 

※今回はベルファストに手伝いに来てもらいました。

 

 

「そのまま入れちゃうのです!?」

 

「うわぁ…」

 

「昼間のビル街みたいになっとる…」

 

 

ベルファストも声に出さずに苦笑いする

 

 

 

続いて、ラフィー。

 

……

 

「次、ラフィーの番。ぽんっ」

 

蓋を開ける。

 

「カニかま」

 

「おー…ん?」

 

食材②

 

「適当に選んだわけやあらへんよな…?」

 

「だいじょーぶっ…CO○KPADでもパイのレシピでカニかま使ったの載ってた」

 

「あっ…じゃあ問題無さそうだね!」

「ホッとしたような、なんというか…」

 

「では、そのまま次の食材。ぽぽんっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食材②:フリスク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出演者は騒然。

饅頭スタッフたちも苦笑い。

 

「ラフィー、これ…」

 

「フリスク。リベンジ」

 

「あかんやん!?いやいや、あかんて!!」

 

「なにか一発は当てときたい…ラフィー、本気っ」

 

前回のチョコの件はドクロではなかったのだが、これだけでは飽き足らないらしい。

 

ラフィーは生地に並べていく。

 

「そんな…ああ…」

 

「入れすぎです…」

 

 

「ほ、ほら見てみ?ベルファストの顔…」

 

祥鳳の指摘通り、ベルファストは顔が引きつっている。

 

「どうなるん?って顔やで。あれは…」

 

ベルファストは苦笑い。

 

それに気付いたラフィーは…

 

 

 

「祥鳳、ツッコミのお礼に一杯食べさせてあげる」

 

 

 

「ぶくくっ…墓穴掘ったですwww」

「いやいやいやいや!?」

 

 

 

 

 

 

続いて、ニーミ。

 

……

 

「はい!それでは、このZ23の持ってきた食材を発表いたします! じゃんっ」

 

蓋を開ける。

 

 

「「「「お?」」」」

 

食材①:ジャガイモ

 

「おおー!」

 

「確実に美味しそうなのが来たです」

 

「でしょでしょ!皮剥いたものを切って、散らします!ジャガイモ重視ですよ!」

 

 

と、ジャガイモを包んでいくニーミ。ポテトパイを連想する。

 

 

「パイです…」

 

「パイのパイやで…!」

 

「パイって何回いったっけ…」

 

「今四つ」

 

 

スタジオ中にじわじわと笑いが込み上がっていく。

 

 

「あの…さっきからパイパイパイパイ連呼するのやめてもらえますか…!?www」

 

「よう考えたら、下手するとセクハラやん…」

 

ベルファストここでポーズを決め、笑いを引き起こす。

 

「ちょっとちょっと!?ベルファストさんがセクシーポーズでアピールしてるよ!?ww」

 

「ベルファストさんがノリにノッてるですwww」

 

「貧乳にケンカ売りよる内容やでwwwwww」

 

 

 

(ベル)存在感・強。

 

 

「では続きましては~…じゃじゃんっ」

 

 

 

食材②:粗挽きソーセージ(鉄血産)

 

 

 

「おお~!ええやん!」

「これを待ってたです!」

 

「やっぱりこういうものには良いかなと思いましてっ本国から取り寄せてまいりました!」

 

 

今回のニーミは期待大か。

 

 

パイ生地と共に仕込んでいく

 

「ソーセージ、突き立てていくんやな…」

「ニーミがソーセージ掴んでるです…」

「鷲掴みやん…」

「もう草」

「え、エロはいけませんよ!?www」

 

「やめましょうね皆さん!?ww」

 

「ベルファストさんも顔真っ赤になってるですwww」

 

苦笑いしながら否定するベルファスト。確かに紅潮してる。

 

続いては祥鳳。

 

………

 

 

「さあ、皆さん。今回のお品はこちらやでっ でんっ」

 

 

「Windowsがエラーした時の音みたいです…?」

 

 

 

食材①:タコ

 

 

「これまた珍しいです」

 

 

 

 

「シーフードやで!一応、湯でダコになるんやけど。これを生地に入れて焼くわけや。続いてはこちら! ででんっ」

 

 

 

食材②:サツマイモ

 

 

「おおー」

 

「安納芋ですね、祥鳳」

 

「せやで!この皮洗ってあるから、このまま輪切りにして乗せるっちゅーことや!」

 

「甘くて美味しそうです」

 

「有望っ」

 

 

ということで、材料を生地に投入。

 

 

 

最後は綾波

 

 

…………

 

 

「さて…キシンの具材、みるがいい、ぬん!」

 

「相変わらず綾波の効果音『ぬん!』なんやな…?」

 

 

 

食材①:ワニの手羽

 

 

「「「「ッッッッ!?」」」」

 

祥鳳たちは綾波の食品に衝撃を受ける。生々しいウロコ状の皮膚。まさしく爬虫類の物だとはっきり主張していた。

 

 

「何処で買ったの綾波ちゃん…?」

 

「これは暁からもらったです」

 

「またあの忍者かいな!?」

 

「あ、ラフィー知ってる。ユニオンにはアリゲーター料理がある(・x・)」

 

ラフィーが興味深そうにワニの手羽を見つめる

 

「ほんとに!?」

 

「うん…丸焼きとか、ハンバーガーとか…」

 

明石がその場で饅頭と調べたところ、どうやらマジだった模様。

 

 

「そうそう、暁からもお聞きしましたが、お肉にしてはあっさりしてて美味しいと好評らしいです。それでは次の食材、です。…ぬぬぅん!」

 

 

蓋を取ると、突如強烈な臭いがスタジオを襲った。

 

 

 

 

その正体は…

 

 

食材②:くさや

 

 

「なにこの強烈な臭いは!?」

「臭くて草」

 

「お魚…ですよね!?」

 

「はい。イオンのネットスーパーにて一枚税込537円くらいで売ってるです。でも、こちらは任務で出向いた先で、現地の人からお礼にいただいてきた物、です」

 

『おおー!』

 

任務で伊豆諸島に行った時のお土産らしい。

 

伊豆諸島の名物である、くさや液と呼ばれる発酵液に漬け込んだニシンの干物。それがくさやと呼ばれるものである。

 

…が、それを生地に包むとどうなるか。ニシンはニシンでも、重桜は伊豆諸島のくさや。発酵させたものの場合はどうなるのか。焼き立ては美味しいと言われるが…?

 

 

 

ベルファストも思わず興味をそそられる…が、ガスマスクを着けている。

 

 

にしても、この企画は『あの海』版の『これやってみたかってんシリーズ』。前後の評判は決してイコールとは限らないが、期待は出来そうである。焼き魚で美味しいやつならばきっと……

 

ジャベリンのサンマに勝てれば御の字。

 

 

その臭いを醸し出しつつ、綾波は堪えつつ開いた身を生地に包みオーブンへ。なぜ綾波はマスクをしないのか…。

 

(撮れ高、です…ヴッ…)

 

 

 

……

………

…………

 

順に焼き上がり…

 

 

 

【ジャベリン】

 

①サンマゲイジーパイ

 

 

「出来ましたよ!さあどうぞ!」

 

 

これだけ見るとスターゲイジーパイそのままに見えてしまう

 

「そのまんまやんけ…」

 

「本家と変わらないのです…」

 

実食。

 

 

 

「サンマが美味いなぁ」

 

「脂が良く乗ってる…おいしい」

 

「生地から下ろして大根おろしとお醤油で食べたいです」

 

「生地に味がほしくなるというか、ですね…値が張るだけはあります」

 

「で、でしょう?」

 

「となると、評価どうしましょう?」

 

 

「「「…4(やな)(です)」」」

 

 

「ジャベリン的には何点です?」

 

「5!」

 

「ベルファストさんは何点くらいです?」

 

ベルファストは指で4を示し頷いた。

 

 

 

「「「「よし、4点!」」」」

 

「えええー!?」

 

 

評価:☆☆☆☆(10点中)

値が張るだけの価値甲斐があったのか。しかし、そこそこの評価を得ていた。

 

 

②お餅ゲイジーパイ

 

「さあ、次ですよ!」

 

 

お餅ゲイシーパイが焼き上がる。そこにはなにかが溶けたものが乗るパイがあった。

 

 

「何が起こったです?」

 

「焦げとるで…」

 

「お餅…なの?」

 

「溶けてる…」

 

「では、取り分けますね!」

 

ジャベリンが取り分けて回る

 

 

実食

 

「食感はモチっとしててさっぱりしてるです」

 

「うん!美味いな!」

 

「ピザのチーズみたいに伸び伸びする…」

 

噛んで引きちぎろうとすると、伸びる。

 

「これはこれでええな」

 

「やった!」

 

 

 

「評価は…5?」

「5です」

「5…」

「私的には5ですね」

 

 

ベルファストは8を示した。

 

「お、これは好感度ですね?」

 

 

評価:☆☆☆☆☆☆(10点中)

 

 

 

点を出したが、更に悩んだ末に6点。

餅が溶けてしまうものの、パリッとしてモチっとする食感が好評価。

 

 

 

続いて、ラフィー。

 

 

…………

 

【ラフィー】

 

①カニかまゲイジーパイ

 

 

 

「焼き上がった。どうぞ」

 

カニかまの焦げた匂いが包む。

 

 

 

 

実食…

 

「…うん、美味い」

「普通に美味しいのです」

「美味しい」

「これはありですね!」

 

ドヤ顔のラフィー。サムズアップする。

 

「評価どうするです?」

 

「7やな」

「安めで美味しいので、8くらいですね!」

「どんな基準やねん!?」

 

「私も…7で」

「綾波的には7です」

 

 

「ラフィーちゃん的には?」

 

「10!」

 

「高過ぎひん?ww」

 

「次があれだから…♪」

 

「「「「あっ…」」」」

 

 

 

評価:7点(10点中)

 

高得点。

 

ベターを付くスタイル。

 

そして次はお待ちかねのフ○スク…!

 

 

果たして…?

 

 

 

②フリ○クゲイジーパイ

 

 

「どうなるんやろ…」

 

「もう不安が一杯、です…」

 

 

ベルファストもオーブンを開くのを一瞬戸惑う。

 

 

「大丈夫っラフィーのフリスクだから!」

 

「絶望だよラフィーちゃん!?」

 

「あ、出て来た!」

 

 

先ずはじっくり眺めるために近付く。

 

「顔が涼しい、です」

 

「こんな爽快なパイ始めて…」

 

「ロイヤル料理のボーダーラインぶっちぎっとるがな…!!」

 

「そんなひどくないよ!?ね!ベルファストさん!」

 

ベルファストが顔を押さえて笑いをこらえる。

 

「毎回思うけど、メントールが凄い主張してる…」

 

 

「香りを楽しんだところで、早速取り分けるね…」

 

取り分ける。

ベルファストはここで、『嘘でしょ…これ食べるの?』と言いたげな、何とも不安そうな顔になった。

 

実食。

 

一口かじると全員が顔を歪めた。

 

 

「…スーッと…スル…デス…」

 

「口の中に広がっていきますよぉぉぉ!!?」

 

 

 

ほとばしるミントパワー。そのメントールの力でスースーするのか、口腔内が冷える感覚に見舞われた。

 

 

 

「なんか…歯みがき粉押し込んだ味するんやけど…」

 

「凄い、段々凄くっ!?…あーしゅごいいっ!!?」

 

「鼻孔にミントがバックファイアしてるです…」

 

 

阿鼻叫喚。

 

 

 

 

ベルファストも一口食べた。が…

 

「見て!ベルファストさん鼻と口押さえてるよ!?」

 

 

どうやらミントパワーによる鼻孔責めには勝てなかったらしい。その表情は鬼気迫ると言ったところか。

 

 

 

「では…採点です」

 

「これはもう採点不能ですぅ…」

「同感…」

「あかんて…ラフィー的にはどうなん…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…やっぱりドクロ」

 

 

 

 

 

 

 

評価:ドクロ(評価不能)

 

猛烈なミントパワーはパイをも兵器に変える…!?

 

 

 

 

 

 

続いてはニーミ。いろんな意味でお口直しとなるか…?

 

……………

【ニーミ】

 

「まだ口ん中スースーするで…?」

 

 

ミントパワーの余韻。

 

 

 

 

①ジャガイモゲイジーパイ

 

 

「はい、焼けましたのでお配りしますね!」

 

ニーミは丁寧に分けていく

 

念のために言うと、ベルファストも試食するのである。

 

 

「うん!まぁまぁウマイで!」

「はい、おいしいです」

「ラフィー、これ好き」

「鉄血のジャガイモ、美味しいです~」

 

ホクホクのジャガイモ。

 

 

 

ベルファストも美味しいとサインを送る。

 

 

 

評価:☆☆☆☆☆☆☆☆(8点)

 

もう言うまでもなく高評価。

 

 

 

②ウインナーゲイジーパイ

 

「ええ匂いやん!」

 

焼き上がり、オーブンから取り出されると、そこにはこんがりとしたウインナーが突き刺さるパイが現れた。

 

仰々しい見た目にどよめく。

 

 

 

「真っ黒けやん…」

「かなり使い込まれたみたいになってるです…」

 

突き出たウインナーに言及する二人。

 

「お前ら頭にはそっちのことしかないんかい!!?ちょっとベルファストさん!貴女も何で顔真っ赤にしてるんですか!?」

 

ベルファストは顔を押さえている。

 

「エロはダメですよ!?」

「こんがりしてる。おいしそう」

 

そして、ツッコミが終わったところで取り分ける。

 

 

実食。

 

「お!」

「うはぁ…ジューシーで美味しい、ですっ」

「朝御飯に食べたいですよね!」

「ジャガイモのと一緒に出たら…ラフィー嬉しい」

 

絶賛。

ベルファストも完食し、サムズアップして答えた。

 

これにはガッツポーズのニーミ。

 

「評価どないする?」

 

「綾波はこの際天使マークで良いと思うです」

 

「天使マーク」

 

「ジャベリンも異論ありません!」

 

「ベルファストさんはどう思いますか?」

 

ベルファストは何か手でジェスチャーする

 

「それ梟ですよ!?」

 

 

 

評価:(天使マーク→絵文字が化けてしまうため)

 

期待通り。満場一致の満点。

もはや言うまでもなかった。

 

次は祥鳳。

 

……………

 

【祥鳳】

 

①タコゲイジーパイ

 

焼き上がったそれは、焦げたタコが埋まっている。

 

「なにこれ…」

「タコが焼けたのです…」

 

「ほ、ほな!取り分けてこか!」

 

そして実食…

 

 

「硬いです…」

「硬い…」

「んーっ…んーっ…」

 

咀嚼するので大変。いつぞやのニーミが持ってきた食材を彷彿する。

 

「パイ生地のサクッとした感触の後に…ぐにーって来るです」

 

ベルファストもこれには苦戦。

 

 

「評価はどうします…?ジャベリンは3」

 

「1、です」

 

「なんでや!?」

 

「よくて3でしょうかね…」

 

「ラフィーとしては、2…」

 

「細かく切って埋設すれば反転していたとおもうです」

 

「埋設ってなんやそれwww」

 

 

評価:☆☆☆(3点)

 

まさかの三点。

固くなった分食べにくくなったためか、三点。

 

 

 

 

 

 

②サツマイモゲイジーパイ

 

 

「うわぁ…」

 

ほんのりとした甘い香りが漂う。恍惚の出演者たち。

 

確信した。これはウマイと…

 

「ほな、取り分けるで!」

 

お皿に盛って

 

実食。

 

 

「安納芋…グッジョブっ」

 

「美味しい、です…!」

 

「甘みがあってホクホクですね…!」

 

「これジャベリン的には満点ですよ!」

 

「せやろ?」

 

ベルファストも『美味しいですよ!』とサインを送る。

 

「評価はどうします?」

 

「ジャベリン10点です!」

「綾波は9点」

「9点」

「ニーミとしては、…10!」

 

 

 

 

ベルファストも9点。

 

 

 

評価:☆☆☆☆☆☆☆☆☆(9点)

 

安納芋効果か、高評価を得て9点。

 

 

 

 

続いては綾波。果たしてどうなるのか…!?

 

 

 

…………

 

①ワニ肉ゲイジーパイ

 

 

 

「綾波の作品が焼き上がった、です」

 

焼き上がり。

 

オーブンから取り出す際、ベルファストは一瞬躊躇ってしまった。

 

それは、焦げた手のような物体が挙手しているように見えたのである。

 

 

恐る恐る取り出す。

 

饅頭スタッフも出演者たちも凄いものを見る顔になった。

 

「仕入れてきて貰ったロングアイランドには悪いですけど、ぶっちゃけ不気味、です…」

 

「手羽だもんね…」

 

「皮が真っ黒…こわい」

 

「とりあえず…取り分ける、です…」

 

実食。

 

思いきって手の付いたワニ肉の包まれたパイ生地をかじる。

 

何故かバーベキューソース付き。

 

「あれ?う、ウマイやん…」

「おいしい…ユニオンの味思い出す…」

「本当…肉あっさりしてる!」

「癖になりそうですね…」

「こ、好評でなにより…です。うん美味しいです…」

 

暁に感謝する綾波。

 

ベルファストも食べてみると、概ね美味しいとサインを送った。

 

 

「さあ、綾波のワニ肉ゲイジーパイの評価と参りましょうか…私としては…6くらい」

 

「7ですね…」

「7」

「8やな。見た目こんなでも、美味いねん…」

 

これではまるでワニ肉単体での評価合戦にも思えなくはなかったが…

 

 

 

評価:☆☆☆☆☆☆☆(7点)

 

 

悩みに悩んだ末、なんと7点!

お約束のネタ枠として持ってきた綾波が、高得点を獲得。

 

これは今回暁にも顔向け出きるか!?

 

 

(7点かぁ…)

(なるほどね!これが『ワリトフツウ』ってやつなのね!)

(これってもう王家グルメのでもなんでもなくなってる様な気がしてるのですが、電はもうわかりません…)

 

 

 

②くさやゲイジーパイ

 

釜戸の前には再びガスマスクをつけたベルファストが待機していた。

 

何を隠そう、くさやの臭い対策である。

 

 

釜戸から取り出す。

 

その臭いは凄まじい。

 

綾波は事前に渡されたガスマスクを装着。

 

「あ、焼けたのです…」

 

すると、わざと外し…撮れ高のために臭いを嗅いでみることに。

 

「え、止めておこうよそれは…」

「あかんよ…やめとこ?」

 

ジャベリン祥鳳が声をかけるも、綾波は度胸一番で嗅いでみせた

 

「臭いは ヴッ…」

 

鼻と口を押さえマスクを着ける綾波。一瞬女の子が出してはいけない声を上げてしまいそうになり、それが張り詰めまくるジャベリンたち四人とベルファストの笑いのツボを刺激してしまった。

 

 

 

「ほらぁ!言わんこっちゃない!www」

 

「こらあかんわww」

 

「こっちまで臭ってくるよ…!?」

 

「もう草…臭(くさ)…」

 

 

 

 

 

 

実食。

 

 

 

「「「「「…」」」」」

 

沈黙が起こり…

 

 

「…美味いな」

「美味しいのです…」

「味は良いですね…」

「特有の臭いはありますが…」

「美味しくて草」

 

 

「この様な食べ物があるとは驚きですね…」

 

思わず声に出すベルファスト。

 

 

 

 

「ベルファストさん遂に喋ったです!?」

 

「これ、前回や前々回だったらもっと大変でしたよね…」

 

 

前回のドリアンチョコとリアルバッタチョコ、そして前々回はオットセイの睾丸フレーバー。バッタはまだマシ。

 

 

「さて、評価どうしよう、です…?」

 

「落とし所に困るわぁ…」

 

「味は美味しいかった…」

 

「臭いが凄かったからね…ほら、饅頭スタッフさん見て?」

 

顔を歪める饅頭スタッフ。

 

彼らも臭いに負けじとカメラを回していた。

 

 

「これ、下手な点数は後先色々ヤバイかと…」

 

「今回は保留と言うことで…です」

 

「ええのそれ!?」

 

 

 

 

評価:保留(測定困難)

 

味は美味しかった。

…が臭いが強い。

 

結局答え出ず、保留に。

 

 

 

(なるほどね!これが『一長一短』ってやつなのね!)

 

 

 

 

 

 

…………

 

そして…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっとそこで観測してるタコさん」

 

綾波は気配を感じて声をかける。

指揮官は逃走した模様。

 

 

「それって私のことかしら?」

 

「はい。そうです」

 

戦わずして観測することに定評のあるセイレーンこと、オブザーバーがそこに現れた。

 

 

 

 

 

「ふふふ…リアクション芸人張りに頑張ってたわね?あなたたち…♪」

 

 

 

 

 

 

「でもくさやの時、そちらも表情歪んでたです」

 

「流石にあの臭いは凄まじかったわね…嗅覚切ったわ…」

 

 

どうやらオブザーバーにも堪えた模様。

 

 

「ならば…そうねぇ…こちらを一ついただこうかしら♪」

 

「それラフィーちゃんの…!!」

 

 

ぱくっと一口。

 

 

「ああああ、そんなに頬張っちゃ…」

 

 

 

「んん~……これはぁ…っ!!?℃%¥$※$¢&¢!!?

 

 

 

 

発狂し出すオブザーバー。

 

 

 

 

「ミントパワー…恐るべし、です」

 

 

 

 

 

澄み渡る未来が来たとしても、パイに大量のフリスク(ミントパワー)は兵器になってしまうことを知ったオブザーバーであった。

 

 

 

 

 

 

To be continued…?




閲覧ありがとうございました。

実は買えるんですよね、ワニ肉。
SS内にて綾波が暁経由で持ってきたものは、私がとあるオンラインショップでクロコダイル(確か)の手羽肉が販売されていたものが元ネタです。

さて、そんなこんなでこの作品を読む前に王家グルメを寮舎に補充した指揮官様がいらっしゃいましたらお気に入り登録、ご感想、ご投票をよろしくお願いいたします。

by筆者

突然ですが、今後この中で見てみたいのはどれすか?

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