アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です―   作:ブロックONE

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ノンジャンル話。

ナーセリー勤務タイムで有名になった、パーシュースの回です。


見所:満を持してユニコーン登場。そしてパーシュースの可能性。


トーク術を磨きたいわ…! byパーシュース

母港、執務室。

 

 

「この程度の執務でバテるなんて、まるで打ち上げられたアザラシね?」

「むしろ海に戻りたがらないセイウチです」

 

執務後にバテてソファーに横になった指揮官に突っ込むロイヤル空母、パーシュース。

 

綾波もそれに続いて毒づく。

 

 

「その発想はなかったわ…」

「実は今思い付いたです」

 

 

指揮官にはきっと良い声による毒舌はむしろ子守唄であったのか、それとも…

 

指揮官は目を閉じて意識を失った。

 

 

 

「トドメ刺しちゃったみたいね?」

「Kill Confirmed. です」

 

「いやいや、勤務中にスヤらせちゃダメでしょ!?指揮官!起きてくださーい!!」

 

 

ニーミはすかさず綾波とパーシュースに突っ込み、指揮官をスリーピング・ワンダーランドから現実溢れる執務筆へと引き戻す。

 

 

「それではジャベリンたちはコーヒー入れてきますね?安いやつ」

 

「AE○Nの値札付いてて草」

 

 

 

 

……その一幕の後。

 

 

 

「トーク術を身に付けたい?」

 

「うん…」

 

綾波たちの部屋にてパーシュースは打ち明けた。着任早々指揮官への発言でスベりまくった事により、自信がなさそうであった。とは言え、自室の姿見でしゃべる練習をしても中々上手くいかず…

 

「まぁ、"雨降って量産型固まる"は秀逸な迷言だったと思うです」

 

「やめて!?私の黒歴史ほじくり返さないで!?」

 

そう、ある任務中にロイヤル駆逐艦ヴァンパイアを困惑させた伝説の一言である。

 

 

「まぁまぁ、パーシュースさん。ペルセウスだかデスソースだか知らないですが、この際新しいネタをストックするのはどうです?」

 

 

 

「デスソースってなんだよ。完全に調味料じゃねーかそれ。どうやったら私の名前が星座から調味料になるんだよ?つか最初に正解言ってるじゃないのよ!」

 

 

 

 

「そうだよ綾波ちゃん!デスソースちゃんが困ってるよ!

 

しれっと姿を表すユニコーン。

 

「オメーも大概にしろよユニコォォォン!!?」

 

 

と、口調が変わりつつも鋭く切り返すパーシュース。

 

 

「もう草」

 

 

そしてモニター室へやって来る。モニターには執務室前の廊下、執務室の中が映る。プライバシーとか突っ込みどころが満載。その中で気にせず過ごす指揮官も指揮官である。

 

 

「というわけで、ユニコーンにとっては今回初となるノンジャンル話です。折角なので久方ぶりにスタントマンを起用するです」

 

「よろしくお願いいたしまーす」

 

「って、ちょっと待ってよ?あの子達に何をさせるつもりなの?」

 

 

パーシュースは、 まさかトーク力というより身体を張った行為を提案されるのかと不安になった。そりゃそうだ。なぜならスタントマンなんて本来なら呼ぶ必要などない。助言をしてあげれば良いのだ。

 

おまけに指揮官は先程叩き起こしたばかり。

 

 

 

「久しぶりに島風と駿河、頼むです」

 

『はーい!』

『はーい』

 

 

かくして、綾波たちのプラン発表会が始まった。

 

 

……………

 

 

 

というわけで、ジャベリンからいきますねー

 

 

 

先ずは指揮官のためにお弁当を作り…

 

 

(あー会話のきっかけ作りにね?)

 

 

 

そうなんです!作って食べさせてどうでしたーって渡します

 

 

『指揮官!このお弁当はいかがでしょうか?はい、減塩ですよ!薄目です!』

 

(指揮官、案外健康志向なのね?)

(それ単に違う意味があるかと…)

 

 

 

『塩と言えば指揮官はどの様な塩がお好きですか?味の素?あははーやだなー指揮官、味の素はお魚の骨の粉末ですよ~?』

 

 

(…お弁当作って雑談ね?よしメモったわ)

 

 

(ていうか、この後が不安なんですが…ってお弁当片付け忘れてません?)

 

 

…………

 

 

ラフィーの番。

 

 

 

じゃあ、先ずはお酒を注いだコップを持って__

 

 

(お酒…?昼間っから飲むの?)

 

 

『さぁさぁさぁ指揮官、はい__』

 

 

指揮官に

 

 

 

『ウオラッッ!!!』

 

 

スプラーッシュ

 

 

(まてええええええい!!)

 

 

どうしたの?

 

(明らかに指揮官にお酒ぶっかけてどうすんのよ!?つかなんでホースなんか付いてんのこの酒瓶!?)

 

 

酔わせて口を柔らかくする。

 

 

(調理される前の肉かっ!!?)

 

(明らかに駿河にぶっかけられるって凄い絵です)

 

 

『あれ?これ味うっす…』

 

 

お弁当残ってるから活用して効果倍増

 

 

(明らかにそこはアドリブよね…!?)

 

 

………

 

さて、指揮官も着替え終えたので、このZ23の提案を発表いたしますね!

 

 

(おお、私の知る36年Z組ニーミ先生ね!)

 

 

お褒めに預り恐縮ですっ

 

ということで、先ずは普通に執務室へ…

 

 

『失礼しまーす』

『失礼しまーす』

 

 

(あれ?二人?)

 

 

『さあ、飲みましょう』

『おツマミもありますよぉ~』

 

 

残ったお弁当も使い__

 

 

(またお弁当使った)

 

 

酔ったところを…………

 

 

 

 

(ちょっとちょっと!ピロートークとか言うんじゃないでしょうね!?)

 

 

ファッ!?

 

 

(ニーミちゃん、エロはダメですよー?)

(しかも人数多いね?)

(煩悩解放は草)

(きっと暑さでヤられてしまったのです)

 

 

うっせえわい!私とて健全な乙女じゃあ!!

 

 

(酔わせて既成事実って健全からエラく離れてない…?)

 

(島風、駿河、戻ってです)

 

 

『『はーい』』

 

 

私としたことがこの前読んだ薄いほn…じゃなかった…あのですね?これは健全な…

 

 

(弁明は察しついてるので結構なのです)

 

 

(ニーミちゃん…)

 

止めてユニコーン!?そんな目で私を見ないでぇぇ!?

 

………………

 

 

 

…さあ、ここからが綾波の出番です

 

 

(嫌な予感しかしないですけどね…?)

 

 

 

(あ…指揮官が身構えてる)

 

(綾波のイメージ的に何が起こるのか予測できないんだけど…)

 

 

 

 

 

そんなこんなで、島風、駿河、準備出来てるです?

 

『こちら島風、いつでも行けまーす!』

『駿河も完了でーす』

 

 

 

先ずは準備運動します。

 

 

 

(え?)

(綾波ちゃん…?)

 

 

 

そして、二人で合体!

 

 

 

(合体!?)

 

(草)

 

 

地獄車を繰り出して廊下を走行するです。

 

 

 

(うわ!?)

 

(しかも移動速度早くなってません!?)

 

 

 

 

そこの曲がり角を適当に右左折するです。

 

 

 

(一輪でドリフトかましてる +114514点)

 

(通りかかったU-556が素の表情になってましたよwww)

 

 

『え?なにあれ…え?』

 

 

 

 

(あ、あれ?島風ちゃんと駿河さんの進んでる先って…まさかお兄ちゃんの…!!?)

 

 

 

 

そのまま…

 

 

『島風、曲がろう!流石に曲がろうよ!?』

 

『する、駿河っ速度下げてうわ止まれな___』

 

 

 

……NO SIGNAL……

 

(嘘ぉぉぉ!!?)

(またこの落ちかい!?)

( い つ も の )

(扉穴空いてる…)

 

(お、お兄ちゃあああん!?)

 

 

 

入念に奇行を行い、多少の皮肉もユーモアになるように…

 

 

(無茶言うなや!!?それ解決策じゃなくて自棄っぱちじゃん!!?しかも指揮官あんたも止めなさいよ!?)

 

(お兄ちゃん…怪我はなさそう…良かったぁ…)

 

 

『やあ指揮官、ちょっと世間話でもしようです』

 

 

 

(待てい!世間話する前にそこで伸びてる島風と駿河を助けるのが先決でしょ!!?指揮官も気に止めなさいよ足元ォォォ!!?)

 

(大丈夫だよパーシュースちゃん、あんな風に扱われてるけど、きっとまたゴキブリ並みの生命力で復活するはずだってユーちゃんが言ってるよ?)

 

(ユーちゃんその成りでどんだけエグい台詞吐いてんの!!?つかマトモなの弁当とお酒くらいしかないよどうなってんの!!?トーク術どこに関係すんのよこの発表会ィィィ!!?あれか!?犯行の動機を供述しろってか!?)

 

 

(パーシュースさん、斜め上に行きがちな我々の発表会でマトモとされるのって結構珍しいですよ?)

 

(ニーミ、斜め上を否定してなくて草)

 

 

(というか、パーシュースさんツッコミ向けですね~?)

 

(あ、ほんとだ私ここまでツッコミばかりしてるゥゥ!!これでもかってくらいツッコミいれてるじゃん!?皮肉っぽい物言いどこ行ったし私!?)

 

 

という訳で綾波からは以上です。救出チームの皆さんお願いします、です。

 

 

 

…………………………

……………

……

 

 

数日後。

 

パーシュースはこの日、夕張たち科学部が開発した無線式艦載機のテストをしていた。

 

 

そして…悲劇が起こる。

 

 

 

 

「あれ?操縦が…うそ、あれ?」

 

プロポからの操縦を受け付けなくなった。

 

夕張に渡すものの改善されない。ヤバイと思って艤装で撃つも…

 

 

 

「むむむwwwwwどうしようwwwww速すぎて落とせないぞwwwwww」

 

まさかの出来事に笑ってしまう夕張。パーシュースも発艦させるも間に合わない。というかこのままでは流れ弾が母港に着弾する。

 

そして、その操縦不能の艦載機は執務室の窓へ吸い込まれるように吸い込まれるように突っ込み、夕張とパーシュースによる、「あっ…」という察する声の直後、執務室が燃え盛る。

 

この日、パーシュースはトーク術どころか話題と注目をかっさらったのである…!

 

 

「あ"あ”ーーーーー!!?」

「お、おー…これで一役人気者だぞパーシュース。怪我の功名だぞ。語り草になるし話し相手に事欠かないぞ」

「よくねーよ!!?どうすんのよこれ!?どう見ても事故でしょ!!怪我の功名って怪我してるのむしろ指揮官だよ!!?つかその口ぶりハメたわね!?

「ハメたとは失礼な。夕張はパーシュースの為に『図った』だけだぞ(ドヤァ)

それをハメたっていうんだよ!?これ下手したらテロじゃねぇかァァァ!!?

 

 

 

 

尚、指揮官は一休みのために部屋を出ていたので事なきを得たが、突然の事ゆえに、何が起こったのかを理解するまで時間が掛かったのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

「……いいセンス、です」

 

「パーシュースちゃん…」

 

 

 

 

 

To be continued…?




閲覧ありがとうございます。


パーシュースどころか、ユニコーンもすっかりと毒を得てしまった回でした…(˘ω˘)

そんなこんなでパーシュースとお話したい指揮官様やパーシュースの部屋の姿見でジョジョ立ちしたい指揮官様がいらっしゃいましたら是非ともお気に入り登録やご感想、ご投票、ここすき等をよろしくお願い致します。

では、また次のお話で。

by筆者

突然ですが、『中身がおばちゃん1号のベルファスト』と、『中身がベルファストのおばちゃん1号』、どっちが良い?(今後のお話に関わる予定)

  • どっちもやだよ、おう。
  • えぇ…(困惑)
  • 中身がベルファストのおばちゃん1号。
  • 中身がおばちゃん1号のベルファスト。
  • いやー(この中で選ぶのは)キツいっす(素)
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