アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です―   作:ブロックONE

171 / 184
2020あの海版笑ってはいけない編その5です。

見所:ロケ地(作戦海域)の説明。


【2020年度】絶対に笑ってはいけないセイレーン作戦24時 Part 5

寮舎でTBとの邂逅と交流を行っていた綾波たちは、明石が戻ってきたことにより、ドックへ行く。TBは持たされた四人の端末から常に会話をすることが出きるそうで、一緒に連れていくことに。

 

そして、渡り廊下を通り、PXの前を通ると…

 

 

 

「え、売り切れ!?」

 

「はい」

 

「はぁぁぁ!?」

 

 

売り切れに対して店員にキレる客役:サラトガ

 

 

 

「あんたねぇ!?このサラちゃんをなんだと思ってンのよ!ねえ!」

 

「うわうわうわ…さっ、サラトガさん抑えて抑えて…」

 

ジャベリンたちが声をかけた。

 

「一体どうしたんですか…?」

 

普段のサラトガなら笑顔の筈。

 

「演技が臭いのです…んふふっ…」

「もう草…」

 

 

 

 

【全員、OUT!】

 

 

ケツしばきが下る。

 

「あら?あなたたちは…!どうしたのー?」

 

「ンフッフフ…」

「クフフッ…」

 

【綾波、ジャベリン、OUT!】

 

まさかの変容ぶり。

 

「いだっ!?」

「アッ!?…痛い、です…」

 

 

「お探しの品はこれかにゃ?」

 

花火セット。

 

 

「いくら~?」

「60000ダイヤ相当にゃ」

「あ、買うー!」

 

 

躊躇うことなく普通にスマホ決済で購入するサラトガ。

明石の持っている機械にかざす。

 

 

【全員、OUT!】

 

 

「生々しいです…値段おかしいのです…桁多いのです…」

「しかも、びた一文まけられてないっていうのがね…?」

「もう草」

「それをスマホ決済で買ってくサラトガさんもまた…」

 

『サラトガのネット口座の残高を参照しますか?』

 

「それまではさすがに止めとくです…」

 

「「「うん…」」」

 

かくして、ドックへ急ぐ。

 

「おお、来たか!」

 

エンタープライズ、ホーネット、ノースカロライナ達を初めとするKAN-SENが揃っていた。

 

「今回は君たちの活躍に期待しているぞ!」

 

 

 

(そうそうたる面子です…)

(珍しくエンタープライズがスベってない、普通になってる)

(あれ?後ろ…ヨークタウンさんも?)

 

ヨークタウンもハムマンを連れて出迎えに出て来ていた。

 

「ヨークタウン姉さん…!」

 

「そうそう、今日はこの子達も連れていくことにしたの!」

 

 

 

「前衛はハムマンに任せて置けば良いのだ!」

 

ハムマン本人。そしてもう一人何者かがいた。

 

 

 

 

 

 

 

「ね?…か、カガマン!

 

加賀マンの姿もあった。

 

「「「「ブフッッッ!!!」」」」

 

 

 

【全員、OUT!】

 

 

「お前は空母だろです!?」

「さも当たり前のように立ってるし!!」

「ヨークタウン、気にしてないのほんと草」

「加賀さん本人も意に介してないっていう、あ、ハムマンが顔伏せて笑うの我慢してる…」

 

ハムマンはケツしばきされない筈だが、笑いを堪えて顔を紅潮させていた。

 

TBも笑いそうになっている。

 

 

 

「そ、そうなのだっ!あか、ヨークタウン姉さんのためなら、例え火の中水の中!蛇に睨まれた蛙になろうとも!!」

 

 

 

 

 

 

 

『蛇に睨まれた蛙って、それ詰んでますよね?』

 

TBのツッコミに吹き出す主人公ズ。

 

【全員、OUT!】

 

「いったぁ…TB少し黙ってて、です…」

「いつつ…カガマンさん…」

「いつもの口ぶりで赤城って言い掛けてて草生えた」

「て、ていうか…主人公ズの綾波と引率役の明石とかを除いても、レッドアクシズ所属の方普通に居ましたよね…」

 

ここまでその姿を堂々晒しているのは、高雄、大鳳、熊野、加賀、バス相手に全力疾走する天城の五隻。赤城は今のところ去年のお面と声だけ。

 

 

 

ケツしばきが終わると、出撃先の海域の説明に入る。

 

 

 

サラトガもそこに来ていた。

 

 

『あ、あれはさっき店員さんとゴネて、終いには明石から60000ダイヤ分貢いだサラトガさんですね』

 

「まぁまぁまぁまぁ…TBちゃん…あれはまぁ…」

 

「「「ーッ……ーッ!」」」

 

【綾波、ラフィー、ニーミ、OUT!】

張り詰めた空気を容赦なくぶち壊していくTB

 

ジャベリンはなんとか持ちこたえた。

 

 

 

「もうTBの音声OFFっとくです…?」

「なんというか、もっと早くやるべきでしたね…」

 

『~!~!』

 

尻の痛みに堪えつつ、音声をOFFにする主人公ズ。

 

TBの顔に×印のマスクが出現。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が。

 

 

 

 

 

 

 

 

『お前らこれで私が黙る思っとるんか?』

 

 

 

TB:音声OFF不可能.

 

 

 

【全員、OUT!】

 

「嘘でしょ~!!いだっ!?」

「OFFに出来ないっておかしいので、ずぅっ!?ううっ…」

「致命的なバグ…ぎゃっ」

「い"っ…あ、明石!調整できないとかダメでしょ!?」

 

「特別仕様なので諦めてにゃ?」

 

そして、ケツしばきが終わると、漸く解説が始まった。

 

 

「それでは今回攻める海域についてTBから説明してもらうぞ」

 

『はい。ワタスにお任せください』

 

一人称が変ではあるが、TBが音声を大きめにして解説を開始した。

 

 

 

この海域はセイレーンの仕業により、該当海域に入っている内、皆さんの誰か一人でも笑ってしまうと、皆さん全員がケツしばきの対象になる、《連帯責任海域》となっております…例えばこんな感じに』

 

 

 

 

 

【全員、OUT!】

 

 

 

『…と、全員笑ってしまった音と同じ音声が鳴るようになっています。主人公ズの四名は皆さんはアズールレーンの所属扱いです』

 

 

 

ケツしばき要員の饅頭たちが人数分並ぶ。

 

「え、え、饅頭たちだらけです…?」

 

「すごい」

 

「どっからやって来たの…?気配無かったですよ!?」

 

 

「…あ!!」

 

ジャベリンが何かを見つける。

 

「ッッ……ッッ…!!」

 

エンタープライズが笑ってしまっていた。

 

 

 

「エンタープライズさん!?!?!?」

 

ニーミは叫ぶ。唖然とするKAN-SENたち。

 

エンタープライズは指す。

 

そこには一体の不自然な饅頭が並んでいた。顔だけ出しているキグルミ。

 

 

「何です…?あのふなっしーの中身が出てるみたいな…」

「高雄?」

「えぇぇ…」

「何食わぬ顔で紛れてる……!?」

 

 

高雄饅頭再び。

着ぐるみの中に顔と前髪とミミが飛び出ているために一目瞭然。

 

『ケツしばき、みんなで受ければ、ツラくない……という気持ちで参りましょう』

 

「参れるかぁぁ!!エンタープライズさんとかサラトガさんとか!ケツしばきしちゃいけない人も居るでしょ!!?」

 

突っ込むニーミ。ユニオンの英雄やアイドルが容赦なくケツしばきされる光景を年末年始に晒すのはあまりに面白そうだが、やってる側は下手すると軋轢が生じかねなくなる。

 

「わ、私は君たちが笑いを堪えられると信じるぞ?」

「さ、サラちゃんも!あなた達を信じてるよ☆」

 

「サラトガ、それフラグ…」

「エンタープライズさんとか普通に笑ってたです…ていうか、一番ヤバイのはこいつらです!

「フラグ回収してきそう」

 

「止してくれ!こう見えてもトレーニングは受けてきたんだぞ?」

「高雄饅頭見付けて早速笑ってた」

「あ、あれはあれで破壊力がな…!?海域ではしっかり勤めるぞ…?な?」

 

 

綾波とラフィーの指摘は決して間違いではない。サラトガは初にしても、エンタープライズは去年出ている。スベり芸を見せたが、笑わせる側であり、笑いをこらえねばならないノウハウは少なかった。

 

「あのー質問良いですか?」

 

『ジャベリン、どうぞ』

 

「連帯責任海域って…向こうで出くわすかもしれないレッドアクシズのKAN-SENの皆さんやセイレーンもですか…?」

 

『良い質問ですね。おそらく同じ作用があるかと思われます。誰かが設定いじくらなければ…そのままかと』

 

となれば、まさに地獄の海域である。

これは笑ったら負けどころではない。

 

 

【綾波、ニーミ、OUT!】

 

「…ペンペン草一つすら生えないのです…」

 

「下手したらフッドさんたちもケツしばきされるじゃないですか…」

 

「赤城がケツしばき受ける様子、見れそう…」

 

「空母繋がりですけど、瑞鶴さんとかなら去年一緒に連帯責任で受けましたよね、一つは翔鶴さんによる理不尽な宣告で瑞鶴さんだけ…」

 

去年の光景を思い出す。『ぬるぬる剣道』という勝負で高雄たちと勝負したときであった。主人公ズは瑞鶴の、一気に突き落とされた様な表情を思い出し、笑いを堪えるのに難儀してしまったのだ。

 

 

「ていうかさ…!綾波ちゃん…下手したら重桜…帰れなくなっちゃうんじゃ…

 

「年明けに母港で皆と顔合わせるのが恐い、です…」

 

「待ってください!それ言ったら私たちも…!」

 

「故郷を捨てる覚悟…」

 

 

絶対に笑ってはいけない感が強まってくる主人公ズ。

 

しかし、キャストは全員がケツしばきの許諾は得ている。自分は笑わないという自身があるのだろう。

 

しかし、笑いの刺客はなにも両陣営のKAN-SENだけではない。

突然ボケをかましてくるTBやセイレーンたちもである。

 

というより、張り詰めやすい笑ってはいけないの過酷さは凄まじいのだ。

 

 

 

かくして、時間が来たので、全員は抜錨。

 

あの海版笑ってはいけないの二年目にして、初の大航海ロケが始まるのであった…!!

 

 

To be continued…




閲覧ありがとうございます。

去年は母港の近くでしたが、今回は大人数の大航海ロケ。

しかし、TBの説明があってもここは『あの海』であり、『笑ってはいけない編』であることをお忘れなく…(˘ω˘) 


と言うわけで、また次回に続きます。

by筆者
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。