アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です― 作:ブロックONE
見所:寮舎の机ネタ。
連帯責任海域にて、ユニコーンの服装をした高雄に出くわす。
そしてまさかの指揮官との鬼ごっこ。
そしてそして、まさかの飛龍(META)との邂逅。そしてそのまま巻き込まれてしまった。
(いろんな意味で)何とも言えない心境のまま、主人公ズは母港へ帰って来た。
次に備えて寮舎へ待機。
ちょっとした気持ちの余裕から、周囲をよく見ていると、寮舎に貼られている三周年記念のポスターを見付けた。
ポスターの被写体はニシカワの兄貴。彼がエンタープライズの格好をして仰け反っているシーンを切り出した絵面は凄まじい。
これをここで見ても頷くだけ。
「ジャンゴー」
「それ、もしやWILD R○SHですね?」
「テ○セラのCMで流れてた奴だね。懐かしい!」
「あの姿で重桜出身ですって言えばアズレン世界では確実に通じるです」
『後のけ○のフレンズですね」
そして、部屋へ入っていく。
その数分後。
『…』
ホログラム投影装置に姿を移したTBは、主人公ズたちに更にパーソナライズするためにコミュニケーションを取ろうとして、四名の方を見詰めていた。
しかし、主人公ズたちはというと、どこか目を反らしている。
明石から連絡が入り、出撃に時刻まで待機を言い渡されているためにすこしでも休みたいのであり、別にTBに恨みはない。
戦場ではこうしたナビゲーターは大助かりだ。事前情報もいつでも再確認できるし連絡も取れる。
問題はサボると容赦なくサボってる様を指揮官に見られやすいということ。監視社会の恐ろしさをこうして思い知る主人公ズ。今回は笑ってはいけないの中であるためにサボりなどできないが、平時では一緒にサボりに付き合ってくれることを祈りたい。
が、それでも目を合わせないようにしている理由は実に簡単だ。
TBが執拗にじろじろ見てくること。そこから察するに、下手に目を合わせて笑ってしまうとケツしばきが待っているのだ。きっと"その辺りのパーソナライズ"をしようとしているのでは…と睨んでいる。
そして、SFでよくある、AIのキャラが突然の天然ボケをぶちかましてくるアレも同時進行で警戒していたのであった。
視線は現在綾波に向けられていた。
(綾波の方、見てる…)
(どうしよう、です…)
(めっちゃ見てますよ、あの子、めっちゃ見てますよ…)
(相手になってあげたらどうですか…?)
綾波はそっとTBに目線を合わせた。
張り積める空気。
『綾波』
「は、はい?」
『昨日餃子食べましt』
「食べてないのです」
即答する綾波に笑いそうになる。
『昨日餃…』
「食べてないのです(半ギレ)」
「フフッ」
「即答で草…っ…」
「くっ…っ…っ!」
【ジャベリン、ラフィー、ニーミ、OUT!】
ケツしばきが終わって席に戻る。
「あのー、綾波ちゃんの返答がね…?」
「食べてないです(半ギレ)」
「「ンフッッッ」」
【ジャベリン、ニーミ、OUT!】
ラフィーは堪え切る。
「いたた…」
「二連続ですか…」
今度はジャベリンに目線を送るTB。
『ジャベリン…こっち見ろや 』
「ンフフッ」
突然の口調の変化に吹き出す。
【ジャベリン、OUT】
「どうしたの…?」
『この前、指揮官の部屋でおっとこれはエラーしました…』
「「「!?」」」
「いや、それは何でもないよ!?」
「TB、教えてです」
『ジャベリンは指揮官が不在のとき、部屋にて居眠りしたことが過去に5回ほどありましたね?』
「「えええ!?」」
「あれは…その…フフッ…」
【ジャベリン、OUT!】
何があったのだろうか。
…………
任務で帰って来て…そのまま指揮官報告しよっかなって思ってたら…
『あれ?指揮官?フォァ…』
執務室じゃ不味いし、戻ってくる前まで直しておけばいいかなーと思って、そのまま指揮官のお部屋で寝ちゃったんだよねぇ…えへへ…
…………
「そりゃあ…まぁ」
「イベント重なってるし仕方ないのです」
「うん。ラフィーもたまにやらかす」
「ラフィーは何時もでしょ!?机がヨダレだらけになる前にって…指揮官が特別に貸していただいてるし」
「それわざわざ指揮官の部屋のベッドに連れてくってのがもういつもの事ながら奇っ怪です…」
『間取り的には指揮官のお部屋へは執務室から直ぐですからね』
「指揮官の部屋のベッド、フカフカ…」
「ねー!」
「指揮官はこの頃、ベッドの枕の下辺りが使った覚えもないのに何故か湿ってるって言ってたのはこういうことだったです…?」
「赤城さんじゃ無かったんですね…」
『書き置きするなりして自分の部屋で休みましょうね…』
すると、ラフィにも目線を送る。
『ラフィー』
「なぁに」
『…』
「…」
見やる…
「zzz…」
「寝ちゃったよ!?」
「神回避です…!」
「ほ、本番の最中ですよラフィー!」
『あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!』
突然の叫びに吹き出す
【綾波、ジャベリン、ニーミ、OUT!】
「んー…TB、音量下げて…」
『難攻不落とはこう言うことを言うのですね?』
そして…ニーミにも目線を送り……
『ニーm、 Z23』
突然呼び間違えそうになり、言い直すTB
「「「ブフッ」」」
ラフィーは聞こえてたのか肩を震わせる。
【全員、OUT!】
「もーやっぱりだよ!」
「TB、トラップ仕掛けまくってるです…」
「パーソナライズどころじゃないですよこれ…」
「臨機応変さに草」
そして更に数分後…
ジャベリンは座り直した際、おもむろに机を開いてしまう。
「あれれ?…鍵が入ってます…!」
謎の鍵。
去年から登場した。
座った者とは関係しなかったり、たまたま関係したものごそこに収まっている…今年もまさか入っていた。
「止めとこうですジャベリン…」
『その鍵ですと、机の鍵穴の付いた収納ですね』
「止めてくださいよ…流石に勇気要るでしょうし…」
「ラフィーの机にも入ってた」
「あ…綾波の机もです…!!」
「ええええ……!?」
残すはニーミ。
開けてみると…
「入ってた…!?」
四名全員分。
TBに何か入っているか教えてもらうかどうか聞こうとしたが、寸前で引っ込める。
知ったらその収納は開けなければならなくなるためである。
「どうしよう…行くべきかな…」
「ここは覚悟込めて行くしか…」
「お約束」
「綾波もその方が良いと思うです…去年と同じもので詰まらないものなら、それで凌げる、です」
説得力があるような無いような。
そんなこんなでジャベリンから一人ずつ開けることにした。
「え…私から…?じゃあ…開けますっ」
収納から出てきたのは…『びそく新刊』
「フフッ…」
「ッ…こ、ここで出るべきものなのです…!?」
【全員、OUT!】
「そう言えば2021年にアニメはじまる…」
ジャベリンの机ならではの代物。わりとマトモなものであった。
続いて、ラフィー。
扉の中には…『謎のDVD』。
「うわ…なんだろ…」
「んー…」
「何が収録されてるか観ろってことです?」
謎のDVDのディスク。表は真っ白。
『プレイヤーでしたら、あちらにありますよ』
TBが指す方に置かれた、モニターとDVDプレイヤー。
ラフィーはそれに迷い無く挿入し、再生を押した。
「あ、ラフィーちゃん!?」
モニター映し出されたのは……
………
(あれ?)
(麻雀です?)
(東煌出身の方が母港へ持ってきてましたね、そう言えば)
(遊んでるの暁たちです?)
どうやら吹雪型駆逐艦の姉妹達が麻雀を遊んでいた。鞍山たちがレクチャーしている。
(珍しいのです)
そして、響が映り…
「…チンp」
ここで映像は砂の嵐。
(~ッッ!!)
(ッ…響ッwwwそれは…ww)
(草)
(今のはダメですよこれはwww)
…………
【全員、OUT!】
「…雀魂のあれじゃん…」
「ここ(あの海)であのネタ ぶちかましちゃったです…」
「下手すりゃ消されちゃいませんかこれ!?」
「ラフィー、流石に迂闊だった…」
『これはひどい』
続いて、ニーミの机を開ける。
「不安だなぁ…えいっ!」
鍵を差し込んで回し、開く。
中には…
「え、なにこれ…あ!」
『綾波の特殊潜入作戦雨覆(黒マント)』
「それ綾波のキャラソン特典、です」
「あらら…」
「アニメの一話で被ってたやつだね!」
「暖かそう」
「夏場だと通気性悪くてクッソ蒸す、です」
『隠蔽効果計測…綾波、被ってみてください』
「あ、はい綾波」
ニーミから受け取り羽織ってみる。
「ツノ生えたアサシンク○ードみたい」
「ツノじゃないですラフィー。ミミ、ミミです」
「そこは固持するんだね…」
「肝心な事、です」
『それでは、隠蔽効果計測中…』
その効果は…
『ZERO~♪』
ニュース番組のサウンドが流れた。
【全員、OUT!】
「TB、それ反則です…いたたた…」
「あったぁ…隠蔽効果ゼロって…」
「隠蔽効果ZERO兄貴は草生えた」
『しかし、暗所では役に立つでしょう』
「これ作ったのって…」
「夕張です」
「…ッ!…ッ…夕張ちゃんッ…なんだね…?」
「ッ…ッ…!」
【ジャベリン、ニーミ、OUT!】
「視認されてる時点でダイナミックにバレてる -114514点」
そして綾波の座る机へ。
「綾波の机…何が入ってるのか不安です…チキッてるです…です…」
「綾波、ファイト!」
「ラフィーたちもいる」
「大丈夫!ケツしばきくらいだよ!」
「お前らなんで少し逃げようとしてるのです?」
そして鍵を差し込んで回す。そして引き出…
\ガンッ/
「「「ブフッ」」」
【ジャベリン、ラフィー、ニーミ、OUT!】
「あ!ごめんなさいです!綾波としたことが、鍵抜く時に逆に捻ってたです」
謝る綾波。つられて笑ってしまいそうになっているのを我慢しつつ、今度はしっかりと解錠してから開いた。
その中には…
「え…!?」
「どうしたの?」
中を取り出して見せた。
「赤城さんのお顔のお面です…」
赤城面(リペアVer)。
「え…」
「こわ…」
凄まじい存在感
「これは…フフッ…」
笑いは伝染し…
【全員、OUT!】
思わず笑ってしまう主人構図。
「さっきのじゃない?」
『指揮官の股間にくっついてた物ですね』
「これ…鼻欠けてるです…!あ、補修されてる…」
すると、綾波は突然なにかを閃き…
黒マントを被ったまま顔面に翳す。
これには吹き出してしまい
【ジャベリン、ラフィー、ニーミ、OUT!!】
「反則だよそれ!?」
「ダメ、もう草」
そして、綾波は赤城面にマントを被せるようにして突然うねうね動き出す。
「あ、綾波ちゃんっ!キャラソン特典のスキンのと赤城さんのお面で獅子舞するのは勘弁して!あはっ…ハハハwwww」
「大草原」
「っはははwwwやめ!やめなさい!ははははッッ!wwwwww」
【ジャベリン、ラフィー、ニーミ、OUT!】
「うわぁ…」
「絶許、ラフィーもやるっ」
「ラフィー!?」
「綾波、貸して」
「ハイです」
マントを着て、赤城面を渡す。
「こう?」
「そうですラフィー…ンッ…ハハハハハハッ!…ッ!」
「「ッッッ!」」
笑ってしまった。
【綾波、ジャベリン、ニーミ、OUT】
「破壊力抜群…」
「これは…ダメだよ…!」
「本人怒りますよ…!?」
「綾波、ありがとう」
そして綾波の手に戻り、突然赤城のポーズを取り、サッと仮面をかざす。
【ジャベリン、ラフィー、ニーミ、OUT!】
「こればっかやっても面白くないです…しまっとくです」
封印された。
流石に身が持たないため、暫く静かにする事に。
すると…今度はTBから主人公ズ四名に向けて話し掛ける
『もしお暇になりましたら、TB、よ○つべ付けて!と仰っていただけますと、気分転換として私の独断と偏見で選りすぐったオススメを再生いたします』
突然自発的に振ってきた。これは罠か。堂々と罠にかけようとしているのは明白だった。
笑いを堪えるために豆鉄砲を食らったような顔をしながらTBを見る。
「よ、よ○つべ…?」
『はい、よう○べです。ニ○動とかの方がお好みですか?bi○i bi○iも対応してます』
一瞬綾波はジャベリンたちを見た後に…
「…オーケー○ーグル!」
「「「ブフッ___」」」」
【ジャベリン、ニーミ、ラフィー、OUT!】
不覚にも吹いてしまった綾波覗いた三名に、容赦なくケツしばきが下る。
「もー綾波ちゃん!いきなりなに言い出すのぉ!!」
「"オーケーグー○ル"って…!?」
「突然で草生えた」
「じゃあアレ○サです?それともクロ○バ?ww」
「どっちも違うよwww」
『私からしたらそいつらは全部商売敵ですね』
引き笑いを始めるニーミとジャベリン。
「そういうこと言ったらアカンですwww」
「もう草」
【全員、OUT!】
全員は堪えきれなかった模様。
ケツしばきを食らい終えて机へ戻ると、ジャベリンはなにかを見つけた。
その目線の先はロイヤル風の戸棚。
去年から登場したティーセットも納められている。
「あのー…お時間あるし、お茶する?」
「そうですね…まだ長いですから…」
「ラフィーも飲むー」
「綾波もいただきますです。あ、ジャベリン、戸棚に気を付けるです…何かありそうです」
「だ、大丈夫だよ…この前と同じように…あ、やっぱりそうだ!」
紅茶の茶葉の入った箱、ティーポット、そしてお菓子。
『AE○Nで買った安物ですねわかります』
「あのーTB?なにか緊張をまぎらわすに良い動画を流してほしいのですが_」
『おい、フリ拾えや』
突然口調がツッコミ口調になるTB。
笑いそうになるが堪えようとするも…
【綾波、ニーミ、ラフィー、OUT!】
「ですっ!?」
「あっ…」
「いったぁ!?」
映像の判定では思いっきり笑ったことになり、シバかれた後、そっと席に戻る。
「また急にツッコミをやり出した、です…」
「急すぎて草」
「油断なりませんね…」
一方ジャベリンは手際よくお茶を準備する。なんとかこらえた模様。
「ジャベリン、そのお茶って…あ、やっぱり日○紅茶です…」
「そうなの!それに、これ見て?」
箱を見せるジャベリン。中にはお好みで選べるティーバッグが入っている。
ピーチ、ストレート、レモン、他には緑茶。水出しも揃っていた。
TBは、ご自由にどうぞ、くつろいでいてくださいとの事。
寒いし温かいものを選ぶ。そして、お湯が沸くが…
ジャベリンは迷わず電気ポットからお湯を注いだ。
「え、そっちからなの?ww」
「お湯沸かした意味がないのですww」
「もう草」
「え?あっ!!いつもの癖でやっちゃった…!?www」
【全員、OUT!】
「いたた…まぁ…使ったら、お湯が足りなくなるだろうし…です…?」
「そうだね…うん」
ラフィーもうん、うん、と同意の念を込めて頷く。
「ほんとごめんね!?」
「あ、ジャベリン、火です、火!」
「あっしまった…」
『ケツしばきの間に火は止めておきました。もう一度点火しますか?』
「地味に有能なのです…」
「危うく燃やしてはいけない企画にするところでした…ありがとうTBちゃん…」
「企画自体が燃えても言い訳出来ないような…」
「ラフィーは知ってる。下手するとあの海そのものが可燃物…」
To be continued…
閲覧ありがとうございます。
一度目の出撃後の一幕でした。
笑いの蹴落とし合い寮舎(ソラ)…(˘ω˘)
そういえば今日の深夜、びそくのアニメが始まりますね。
そんなこんなで次回へ続きます。