アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です― 作:ブロックONE
見所:アザラシちゃん
明石たちと別れて母港へ戻ってきた主人公ズ。
『大変にゃ!異常気象が起こってるにゃ!セイレーンの艦艇が集結してるにゃ!』
『どうやら連帯責任海域が解除されてた様です』
「え?」
「通りで天樹さんところから帰る途中、個別にケツしばきだったワケです…」
「何かセイレーンの装置を壊したんでしょうかね?」
「天城が追い掛けてきた時、派手に爆発してた…」
『では、 スキャンしますね』
するとTBはスキャンを始める。
そして終わる。
『判明しました』
「お?」
「それで…その原因とは?」
『メモリ不足』
「ンフッ…!!」
「…っ!…地味な理由だなオイ!?」
【綾波、ニーミ、OUT】
ケツしばきを受ける二人。ジャベリンとラフィーは顔を強張らせてギリギリ持ちこたえた。
『RAMが足りなかった様です』
「何のRAMなの…?」
「あいつらの脳みそ、そんな低スペPCレベルな訳がないのです…」
かくして、買ってきたものを饅頭たちに預け、その座標へ向かうことになった。
「再出撃ですねー…」
「天城さんのでお腹一杯な気がする、です」
該当エリアに近付くと、段々と気候も重苦しくなった。
「なんかイヤーな感じが…」
「天気も悪い…どんよりしてる…」
ジャベリンとラフィーが一言海域の気候について一言。
__すると。
「なんか見えるです」
「あそこに何かある…」
四名で周囲を確認すると、海面が凍っている箇所があり、なにか白い物体が浮かんでいる
TBも一緒にスキャンを行うと……
『アザラシちゃん!!!!』
TBが突然テンションが高くなった。
「TB、とうとう壊れたです…」
「いやいや、元から壊れてたのを上層部が当て付けで送ってきた可能性も…」
「アンインストール…」
「TBちゃん、もしかしてお熱ある!?」
『壊れてないし熱もねえよ!!?つか、勝手に削除しようとすな!!そんなことしたらお前らの私物のスマホに私を強制インスコして毎朝最大音量で叫ぶぞ!!骨伝導で!!!』
「まぁまぁ…消さずとも、パッチ当てればどうにか…」
『まだ言うかッ!!?壊れてねーし!!!』
【ジャベリン、ラフィー、OUT!】
やたらTBのテンションが高い。これも鏡面海域のせいか、それともTBが元からそうなのか…。
なんとか話しをして笑いを堪える主人公ズ。しかしジャベリンとラフィーはここで堪えきれず。
カモメで覚醒する(?)サフォークに続き、今度はアザラシで豹変するというのは思いもしなかった四名。
しかし、この海域、一体どうしたらいいのか。
『どうやら、ここを出るには本物のアザラシちゃんを探し出す必要がありますね』
「どういう原理…です?」
『一先ず、目の前に見えるアザラシちゃんに接触してみましょう。』
氷の床の間に浮かぶアザラシ。
「何か…作為的なものがあるよね…この海域…」
「感じるです…」
「じゃあ…えーっと、誰から行きます」
お互いを見やる。
それはある意味、生け贄を決めるということ。
「じゃあ…ジャベリンから行きま~す」
意を決してジャベリンが一番槍として名乗り出た。
早速氷の床を目掛けて助走を付けて飛び乗ると、着地した瞬間勢いよく滑り出し、上手く壁伝いに進む。そしてアザラシに激突。
『アザラシちゃぁぁぁぁぁぁんんん!!?』
【綾波、ラフィー、ニーミ、OUT!】
吹き出す綾波とラフィー、そしてニーミの三人。
突っ込むTB。
ジャベリンは海上に生々しく倒れており、
アザラシは親指を突き立てながら沈んでいった。
『お前どうすんだよこれ!?アザラシちゃん沈んじゃったじゃねえかァァ!!?』
「いつつ、ジャベリン、止まりきれずスコーンって飛んでったです……」
「タ○ちゃんどんまい……」
「タ○ちゃんのお腹にクリーンヒットしましたね…」
『タ○ちゃんってなんだよ!?ここは多摩川かッッ』
「ジャベリン、大丈夫です~?」
「無事だよー!」
立ち上がるジャベリン。
しかし、アザラシはどうやらダミーのホログラムである。
すると、また別の箇所にアザラシが出現した。今度は複数。どうやら本物が居るらしい
そして、要領を掴んだ綾波たちが続いて挑戦し…。
「ウオラッ」
『ええええ!?』
ニーミによるチョークスリーパー。
「えいっ」
『おいいい!!?』
ラフィーによるコブラクラッチ。
「何ヶ月ぶりの…びそくぜんしん…ドロップキッッッ!!」
『止めてぇぇぇ!!?』
「行くです!!ぬぅぅぅん!!」
綾波によるバックドロップ。
『ぎゃあーーーーー!!!?』
『アザラシ…ちゃん…』
「今のはまぁ、T○Loveるのラッキースケベみたいなもの、です?」
『どこがラッキースケベだよ!?完全に意図的なバイオレンスだったろォォォォ!!?』
「TB、あの海はこんな感じ。平常運行」
「まぁ、いつも執務室の扉を吹っ飛ばしてる位ですからねぇ…」
「指揮官公認、です」
『お前ら母港でどんな日常送ってきたんだよォォォ!?…あれ?』
TBは一体だけ消えないで浮かんでいるアザラシに目を向ける。
『モノホンまで〆やがったァァァァァァ!!?』
「ほら、セイレーンのピュリファイアーとかエクセキューターあたりがキグルミ着てるだけかもしれないし、です?」
「この時空ですと、わりとあり得ますからねそれ~」
『それにしたってやり過ぎでしょ!?つかお前ら艤装はどうしたよ艤装は!?艦船美少女がアザラシ相手にプロレス技掛けてくって何事だよ!!!』
「擬人化したからって他の技は使えないって決まりはない、です」
「水上スキーしたり突っ立ってるだけでじゃないしね!」
「アニメだって、飛んだり跳ねたりしましたからねぇ」
『確かに…』
納得出来なくもない。
「そして、最強の武器は肉体…ランボーも言ってる」
「「「うんうん!」」」
『それを言うなら頭脳とか心だろ!?どんだけ脳筋なんだよお前らァァァ!!?』
困惑と驚愕により叫ぶTB。
尚、アザラシの姿が消えると、そこには気を失った人型セイレーンが浮かんでいた。
すると転移装置が起動し、海面には魔方陣らしいきものが浮かび上がる。
「あれれ?」
「誰かトラップ起動させたです?」
「少なくともラフィーじゃない」
「私でも見覚えないですけど…」
『それ、セイレーンの転移装置ですね。踏むと元の海域に帰れる様です…』
かくして、転移装置を使って無事に母港への帰路へ戻ることが出来たとさ。
To be continued…
閲覧ありがとうございました。
次に続きます。