アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です―   作:ブロックONE

178 / 184
2020年度笑ってはいけないシリーズその11。


見所:シリーズのお約束。そして今年は二本立て(?)


【2020年度】絶対に笑ってはいけないセイレーン作戦24時 Part 11

明石とコードGたちと別れ、そして突然迷い込んだ海域から寮舎へ戻ってきた主人公ズ。

 

 

 

「折角だから、終わる前にお部屋を物色してみようです」

「えっ」

「止めとこうよ綾波ちゃん!?」

「このまま寝て過ごすのもアリ…」

「あぁ~ラフィーちゃん、寝るのはせめて収録終わった後にしようね!?」

 

再び蹴落とし合い勃発か。

 

結局探してみることに。

棚の隅々を見ると、EN補給箱が部屋の棚から発見した。

 

警戒しつつ、それを取り出して開いてみると…

 

 

 

「ボタンですかね?」

 

 

謎のボタンが中から出てきた。

 

 

「トリビアのへぇボタンみたいだね…」

 

『むかしトイザらスに売ってましたよね、へぇボタン』

 

「あれって番組のあれみたいに連射出来ないです…」

 

「押してみよう」

 

「え!?ラフィー、止めましょうy…」

 

「えい」

 

ラフィーはカチッと押してみる。

 

「あああ、ちょっとラフィーちゃん!?」

 

すると…

 

 

【高雄、タイキック】

 

 

何故か高雄の名が呼ばれた。

 

 

「え、高雄さん…?また…?」

 

「今年も出番多くない…?」

 

 

すると、部屋の扉が開き…

 

 

「失礼する…」

 

 

 

そこに現れたのは、余燼より出でし高雄。

 

緊張感が走る。

 

 

 

(今年もその姿で出てるんですね?)

(愛宕さんとか出て…あ、見守ってる!窓の外で見守ってるよ!?)

 

 

 

愛宕=今年は見守り。

 

じっと部屋の中を見つめていた。

 

 

 

「お、お主たち…匿ってくれぬか…?」

 

 

しかし、その匿う行為をしようにも、その部屋の中を愛宕に見られているのをどう説明したらいいか。

 

 

すると、天井のダクトが急に開き、何者かが入り込んできた。

 

 

「高雄お姉ちゃん!見付けた…!」

 

ロープ降下してきたユニコーン。安全帯をしっかり身に付けている。

 

(えぇぇ…いつから潜んでたの…!?)

 

 

 

「拙者はもう高雄ではない!我が名は余儘から出でしもの、ヒトに仇なすフネ…そう名乗ったであろう!?」

 

「前髪長くしてる上に、なんか色々あって燃えカスみたいなものはわかるけど、どう見たって貴女は高雄お姉ちゃんだよ…!」

 

 

 

(燃えカス!?)

 

(それって『燃えさし』のことでしょうか…)

 

(言葉に毒を帯びてるです…)

 

(ユニコーンちゃん…茶番とはいえ、押さえて押さえて!?)

 

(草生えそう)

 

 

「…あなたが高雄お姉ちゃんその人なら…

 

 

ユニコーンのタイキック食らってもちゃんとリアクションする筈だからっ

 

「うっ!?」

 

 

 

(あれ?高雄さん一瞬、苦い顔したのです)

 

(余燼となっても…去年の"あの感触"は覚えてるんだね…)

 

(もうこの時点で同一人物なの草生えそう)

 

(タイキックのためにここまでするっていうのがまた…)

 

 

 

そして…タイキックの準備に取り掛かる。

 

 

「じゃあ、ここに立って?」

 

「む?あ、ああ…」

 

すこし顔が引き吊る高雄。

 

 

 

(高雄さん結局受けるですか…逃げればいいのに…)

 

(素直)

 

(何だかんだでそこは優しいよね、高雄さん…)

 

 

 

 

「じゃあ行くよ?」

 

「こ、来い!拙者が来年も皆が健やかに過ごせるようにっ祈りを込めてっ!」

 

 

 

(オカムラさんが昔やってた火の中突っ込むアレのノリ思い出した、です)

 

(懐かしいね…)

 

 

 

そして、腰を下げる余燼(高雄)。

 

「こうか?」

 

「もうちょっとお尻下げて?」

 

「うむ…」

 

位置調整。

 

 

(高雄さん…なんて格好を…)

 

 

 

祭儀の島のイベントにて見せた強キャラ感を醸してるが、タイキックのために腰を低くして構える。

 

 

 

 

「じゃあいくよー…えいッッッ!」

 

 

「んみゃぁぁぁあ!!?」

 

 

 

「「「「ッッッ!!?」」」」

 

 

 

【全員、OUT!】

 

 

「いっ…いいお手前で…」

 

痛みで歪む高雄(余燼)。

 

「やっぱり中身は高雄お姉ちゃんだね…!」

 

(どっからどう見たって、中身は高雄さんなのです…)

(そりゃ表情歪んじゃいますよね…)

(こう言うのってこれまでのネタ的にはヨークタウンさんが受けた方がいい気がするのです…)

(密着のアレですね…)

 

 

「これで、来年も安泰だな!」

 

「そうだね!」

 

何故か晴れやかな面持ちの高雄。

 

 

 

「では、折角だから今年は綾波にも受けてもらおうではないか!

 

 

「はぁぁ!?」

 

 

すっとんきょうな声をあげた綾波。同じく驚きつつも 笑いそうになる主人公ズ三名。

 

「お…お…お前ふざけんなです、高雄さん…」

 

「遠慮はいらぬ」

 

「遠慮するでのす…」

 

 

 

【綾波、タイキック】

 

 

 

「じゃあ…綾波ちゃん!こ こ に 立 っ て ?

 

パワーを使い果たして疲れてるのか、必死で声を出すために圧がどこか強いユニコーンに連れて行かれる。

 

 

「えええ…そこはせめてジャベリンかヨークタウンさんにしてほしいです…」

 

【ジャベリン、ニーミ、OUT!】

 

ケツしばきの後、引き続きタイキックの準備に戻る。

 

 

「ヨークタウンさんはいいとして、なんで私なの綾波ちゃん!?いだっ!?」

 

 

そして…

 

「これ、綾波のお尻轟沈しちゃうんじゃ…」

 

「結構威力ありそうですものね…ほら…」

 

高雄を指すニーミ。高雄は痛かったのかお尻を擦っていた。

 

「嘘、嘘…嫌です…許してです、ユニコーン…もしかしてあの海カートが中々出来ないからです?それとも、演習で真っ先に魚雷叩き込んだことで!?あ謝るです!だからタイキックは止めてです!

 

「え?なんのことぉ?それに、これは年越しには必要だって、愛宕お姉ちゃんにも教わったから!ね?ゆーちゃん!」

 

 

 

「愛宕さん!?去年もですけど、なにを吹き込んだですか!?」

 

 

(ユニコーンちゃん、笑ってるけど、地味に私怨入ってない?)

 

(絶対入ってる)

(あの海で記されてない演習の恨みでしょうか…)

 

 

「あ、もうちょっとここに…そうそう!そこでいいよ!」

 

「覚悟を決めよ、綾波…重桜に揃って帰るためにも!

 

 

 

 

 

「どっどのみち…みんな揃って年明けから出撃…です…!!」

 

 

「「「ッッ…!」」」

 

 

 

【ジャベリン、ラフィー、ニーミ、OUT!】

 

更なるケツしばき。

往生際の悪さか、リアルを持ち出す綾波による罠か…。

 

 

「おっ…大人しくタイキック受けなさいよ綾波ぃ!?」

「時間稼ぎは草」

「ここはしっかり受けて、年明けに備えようよぉ!!我慢すれば重桜帰れるよ!」

 

 

「バレたのです…もう覚悟を決めてやるです…さあこいユニコーン!!」

 

 

 

そして…

 

 

「じゃあ、行くよ!」

 

 

「バッチ来いです!」

 

 

 

ユニコーンは構え、呼吸を整え……

 

 

 

「___チェストォォッッ!!!

「ンギニャァァァァァァ!!!?」

 

 

 

 

【ジャベリン、ラフィー、ニーミ、OUT!】

 

 

 

「ほーっ…ほーっ…」

 

呼吸を整える綾波。泣いてはいないが、目をひんむいている。

 

 

「明石みたいな叫びで思わず草…」

「い、痛そう…」

「大丈夫…!?」

 

今年のユニコーンは何とも容赦がない。この程度はKAN-SENの身体には問題ないとは言えど、タイキックはかなり痛そうではある。

 

なんと、高雄も肉のぶつかる音から口許を覆っている。

 

「ゆ、ユニコォォン…!ユニコォォォン…!!」

 

 

人の心の光、もしくは可能性にすがり付かんとする様な声を上げて悶える綾波。

 

 

「…?どうしたの?…ハマッた?

 

 

 

【ジャベリン、ラフィー、ニーミ、OUT!】

 

「は、ハマッたって何によ…!?」

「ユっ…ユニコーン、毒まみれ…」

「黒いユニコーンちゃん…!」

『綾波、無茶した後の江○2:50みたいになってますね?』

 

「ハマッてないです…めっちゃ痛い…です…」

 

 

 

※あの海ではわりとありえる光景です。絶対に真似をしないでください。

 

 

「綾波…っ…つ、うむ!…お見事…!!」

 

 

武士の切腹を見た様に頷く高雄。

 

 

 

「これで今後の戦いも、皆安泰だな!」

 

「うん!」

 

 

 

「危うく、ユニコーンの爪先が、綾波の尻の×××に入る所だったです」

 

「「「ブフフォッ!!?」」」

 

【ジャベリン、ラフィー、ニーミ、OUT!】

 

 

ケツしばきは三名に下る。今年はかなり笑いのツボが弱くなりつつあるのか。

 

「じゃあね綾波ちゃん!ジャベリンちゃん!ラフィーちゃん!ニーミちゃん!良いお年を!」

 

「良いお年を!では、さらば!」

 

 

そして、やはり痛かったのか高雄は尻を擦りながらユニコーンと共に、帰っていった。すると、窓で見守る愛宕もそっと帰っていった。

 

 

「演じ切ってたです…ユニコーン…」

「綾波ちゃん大丈夫…?」

「危なかったです…お尻、まだ付いてるです?」

 

「普通についてるよ!安心して!?」

 

ジャベリンが声をかける。

 

「ラフィーたちめっちゃケツしばきされた…」

 

「連帯ということにしましょう…」

 

「ユニコーンちゃん、綺麗なキックだったねぇ…」

 

「こっ…今年あたり、ユニコーン…先行鯖で改が実装されそうな予感が過った、です…」

 

綾波はタイキックのショックか、ふと頭に過った予想めいた一言を延べた。

 

「可能性の獣…これで皆改になれる」

 

「期待して…良いんですかねぇ…?」

 

「綾波ちゃん…相当痛かったんだねタイキック…」

 

 

「ごめんなさい、今のは出任せ、です…」

 

 

 

 

To be continued…

 




閲覧ありがとうございます。


あの海では、余燼となってもタイキックの感触を覚えていた高雄…。



そんなこんなで、次に続きます。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。