アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です―   作:ブロックONE

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2020年度笑ってはいけないシリーズその11。


見所:シリーズのお約束。そして今年は二本立て(?)


【2020年度】絶対に笑ってはいけないセイレーン作戦24時 Part 11

明石とコードGたちと別れ、そして突然迷い込んだ海域から寮舎へ戻ってきた主人公ズ。

 

 

 

「折角だから、終わる前にお部屋を物色してみようです」

「えっ」

「止めとこうよ綾波ちゃん!?」

「このまま寝て過ごすのもアリ…」

「あぁ~ラフィーちゃん、寝るのはせめて収録終わった後にしようね!?」

 

再び蹴落とし合い勃発か。

 

結局探してみることに。

棚の隅々を見ると、EN補給箱が部屋の棚から発見した。

 

警戒しつつ、それを取り出して開いてみると…

 

 

 

「ボタンですかね?」

 

 

謎のボタンが中から出てきた。

 

 

「トリビアのへぇボタンみたいだね…」

 

『むかしトイザらスに売ってましたよね、へぇボタン』

 

「あれって番組のあれみたいに連射出来ないです…」

 

「押してみよう」

 

「え!?ラフィー、止めましょうy…」

 

「えい」

 

ラフィーはカチッと押してみる。

 

「あああ、ちょっとラフィーちゃん!?」

 

すると…

 

 

【高雄、タイキック】

 

 

何故か高雄の名が呼ばれた。

 

 

「え、高雄さん…?また…?」

 

「今年も出番多くない…?」

 

 

すると、部屋の扉が開き…

 

 

「失礼する…」

 

 

 

そこに現れたのは、余燼より出でし高雄。

 

緊張感が走る。

 

 

 

(今年もその姿で出てるんですね?)

(愛宕さんとか出て…あ、見守ってる!窓の外で見守ってるよ!?)

 

 

 

愛宕=今年は見守り。

 

じっと部屋の中を見つめていた。

 

 

 

「お、お主たち…匿ってくれぬか…?」

 

 

しかし、その匿う行為をしようにも、その部屋の中を愛宕に見られているのをどう説明したらいいか。

 

 

すると、天井のダクトが急に開き、何者かが入り込んできた。

 

 

「高雄お姉ちゃん!見付けた…!」

 

ロープ降下してきたユニコーン。安全帯をしっかり身に付けている。

 

(えぇぇ…いつから潜んでたの…!?)

 

 

 

「拙者はもう高雄ではない!我が名は余儘から出でしもの、ヒトに仇なすフネ…そう名乗ったであろう!?」

 

「前髪長くしてる上に、なんか色々あって燃えカスみたいなものはわかるけど、どう見たって貴女は高雄お姉ちゃんだよ…!」

 

 

 

(燃えカス!?)

 

(それって『燃えさし』のことでしょうか…)

 

(言葉に毒を帯びてるです…)

 

(ユニコーンちゃん…茶番とはいえ、押さえて押さえて!?)

 

(草生えそう)

 

 

「…あなたが高雄お姉ちゃんその人なら…

 

 

ユニコーンのタイキック食らってもちゃんとリアクションする筈だからっ」

 

「うっ!?」

 

 

 

(あれ?高雄さん一瞬、苦い顔したのです)

 

(余燼となっても…去年の"あの感触"は覚えてるんだね…)

 

(もうこの時点で同一人物なの草生えそう)

 

(タイキックのためにここまでするっていうのがまた…)

 

 

 

そして…タイキックの準備に取り掛かる。

 

 

「じゃあ、ここに立って?」

 

「む?あ、ああ…」

 

すこし顔が引き吊る高雄。

 

 

 

(高雄さん結局受けるですか…逃げればいいのに…)

 

(素直)

 

(何だかんだでそこは優しいよね、高雄さん…)

 

 

 

 

「じゃあ行くよ?」

 

「こ、来い!拙者が来年も皆が健やかに過ごせるようにっ祈りを込めてっ!」

 

 

 

(オカムラさんが昔やってた火の中突っ込むアレのノリ思い出した、です)

 

(懐かしいね…)

 

 

 

そして、腰を下げる余燼(高雄)。

 

「こうか?」

 

「もうちょっとお尻下げて?」

 

「うむ…」

 

位置調整。

 

 

(高雄さん…なんて格好を…)

 

 

 

祭儀の島のイベントにて見せた強キャラ感を醸してるが、タイキックのために腰を低くして構える。

 

 

 

 

「じゃあいくよー…えいッッッ!」

 

 

「んみゃぁぁぁあ!!?」

 

 

 

「「「「ッッッ!!?」」」」

 

 

 

【全員、OUT!】

 

 

「いっ…いいお手前で…」

 

痛みで歪む高雄(余燼)。

 

「やっぱり中身は高雄お姉ちゃんだね…!」

 

(どっからどう見たって、中身は高雄さんなのです…)

(そりゃ表情歪んじゃいますよね…)

(こう言うのってこれまでのネタ的にはヨークタウンさんが受けた方がいい気がするのです…)

(密着のアレですね…)

 

 

「これで、来年も安泰だな!」

 

「そうだね!」

 

何故か晴れやかな面持ちの高雄。

 

 

 

「では、折角だから今年は綾波にも受けてもらおうではないか!」

 

 

「はぁぁ!?」

 

 

すっとんきょうな声をあげた綾波。同じく驚きつつも 笑いそうになる主人公ズ三名。

 

「お…お…お前ふざけんなです、高雄さん…」

 

「遠慮はいらぬ」

 

「遠慮するでのす…」

 

 

 

【綾波、タイキック】

 

 

 

「じゃあ…綾波ちゃん!こ こ に 立 っ て ?」

 

パワーを使い果たして疲れてるのか、必死で声を出すために圧がどこか強いユニコーンに連れて行かれる。

 

 

「えええ…そこはせめてジャベリンかヨークタウンさんにしてほしいです…」

 

【ジャベリン、ニーミ、OUT!】

 

ケツしばきの後、引き続きタイキックの準備に戻る。

 

 

「ヨークタウンさんはいいとして、なんで私なの綾波ちゃん!?いだっ!?」

 

 

そして…

 

「これ、綾波のお尻轟沈しちゃうんじゃ…」

 

「結構威力ありそうですものね…ほら…」

 

高雄を指すニーミ。高雄は痛かったのかお尻を擦っていた。

 

「嘘、嘘…嫌です…許してです、ユニコーン…もしかしてあの海カートが中々出来ないからです?それとも、演習で真っ先に魚雷叩き込んだことで!?あ謝るです!だからタイキックは止めてです!」

 

「え?なんのことぉ?それに、これは年越しには必要だって、愛宕お姉ちゃんにも教わったから!ね?ゆーちゃん!」

 

 

 

「愛宕さん!?去年もですけど、なにを吹き込んだですか!?」

 

 

(ユニコーンちゃん、笑ってるけど、地味に私怨入ってない?)

 

(絶対入ってる)

(あの海で記されてない演習の恨みでしょうか…)

 

 

「あ、もうちょっとここに…そうそう!そこでいいよ!」

 

「覚悟を決めよ、綾波…重桜に揃って帰るためにも!」

 

 

 

 

 

「どっどのみち…みんな揃って年明けから出撃…です…!!」

 

 

「「「ッッ…!」」」

 

 

 

【ジャベリン、ラフィー、ニーミ、OUT!】

 

更なるケツしばき。

往生際の悪さか、リアルを持ち出す綾波による罠か…。

 

 

「おっ…大人しくタイキック受けなさいよ綾波ぃ!?」

「時間稼ぎは草」

「ここはしっかり受けて、年明けに備えようよぉ!!我慢すれば重桜帰れるよ!」

 

 

「バレたのです…もう覚悟を決めてやるです…さあこいユニコーン!!」

 

 

 

そして…

 

 

「じゃあ、行くよ!」

 

 

「バッチ来いです!」

 

 

 

ユニコーンは構え、呼吸を整え……

 

 

 

「___チェストォォッッ!!!」

「ンギニャァァァァァァ!!!?」

 

 

 

 

【ジャベリン、ラフィー、ニーミ、OUT!】

 

 

 

「ほーっ…ほーっ…」

 

呼吸を整える綾波。泣いてはいないが、目をひんむいている。

 

 

「明石みたいな叫びで思わず草…」

「い、痛そう…」

「大丈夫…!?」

 

今年のユニコーンは何とも容赦がない。この程度はKAN-SENの身体には問題ないとは言えど、タイキックはかなり痛そうではある。

 

なんと、高雄も肉のぶつかる音から口許を覆っている。

 

「ゆ、ユニコォォン…!ユニコォォォン…!!」

 

 

人の心の光、もしくは可能性にすがり付かんとする様な声を上げて悶える綾波。

 

 

「…?どうしたの?…ハマッた?」

 

 

 

【ジャベリン、ラフィー、ニーミ、OUT!】

 

「は、ハマッたって何によ…!?」

「ユっ…ユニコーン、毒まみれ…」

「黒いユニコーンちゃん…!」

『綾波、無茶した後の江○2:50みたいになってますね?』

 

「ハマッてないです…めっちゃ痛い…です…」

 

 

 

※あの海ではわりとありえる光景です。絶対に真似をしないでください。

 

 

「綾波…っ…つ、うむ!…お見事…!!」

 

 

武士の切腹を見た様に頷く高雄。

 

 

 

「これで今後の戦いも、皆安泰だな!」

 

「うん!」

 

 

 

「危うく、ユニコーンの爪先が、綾波の尻の×××に入る所だったです」

 

「「「ブフフォッ!!?」」」

 

【ジャベリン、ラフィー、ニーミ、OUT!】

 

 

ケツしばきは三名に下る。今年はかなり笑いのツボが弱くなりつつあるのか。

 

「じゃあね綾波ちゃん!ジャベリンちゃん!ラフィーちゃん!ニーミちゃん!良いお年を!」

 

「良いお年を!では、さらば!」

 

 

そして、やはり痛かったのか高雄は尻を擦りながらユニコーンと共に、帰っていった。すると、窓で見守る愛宕もそっと帰っていった。

 

 

「演じ切ってたです…ユニコーン…」

「綾波ちゃん大丈夫…?」

「危なかったです…お尻、まだ付いてるです?」

 

「普通についてるよ!安心して!?」

 

ジャベリンが声をかける。

 

「ラフィーたちめっちゃケツしばきされた…」

 

「連帯ということにしましょう…」

 

「ユニコーンちゃん、綺麗なキックだったねぇ…」

 

「こっ…今年あたり、ユニコーン…先行鯖で改が実装されそうな予感が過った、です…」

 

綾波はタイキックのショックか、ふと頭に過った予想めいた一言を延べた。

 

「可能性の獣…これで皆改になれる」

 

「期待して…良いんですかねぇ…?」

 

「綾波ちゃん…相当痛かったんだねタイキック…」

 

 

「ごめんなさい、今のは出任せ、です…」

 

 

 

 

To be continued…

 




閲覧ありがとうございます。


あの海では、余燼となってもタイキックの感触を覚えていた高雄…。



そんなこんなで、次に続きます。

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