アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です―   作:ブロックONE

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赤城による『唐突なるオギノメヨウコ作戦』が開始されてから30分経過した後。短編なのに続いてしまったけど前回のパート2となります。


見所:ジャベリンにご注目。


びそくぜんしんドロップキック! byジャベリン

沖合にて…

 

 

 

「ないしてるよじゃねえっつってんだ!!」

 

「解せん…!お前を斬るっ!!」

 

 

 

艤装を構え合い、大声を張るジャベリンと綾波。

 

空気は緊迫していた。

 

先程の島でのやり取りは30分どころで済む話ではなかった。

 

 

ラフィーとユニコーンはどうしたらいいか分からず、二人のコント染みたやり取りに笑いを堪えながら静観することにした。

 

 

 

 

「ちゃんと歌えるんだね綾波ちゃん!あなたとはこういう戦いにはなりたくはないの…!もう一回だけいくよ!音っ!

 

 

 

画面外で笑いを堪えるブリが、ジャベリンからの合図の後に音楽を再生させた。

 

 

 

 

「良い汗掻いてー!一所懸命!…それぇ!はい下がってってー、歌レッツゴ~!」

 

 

 

 

 

「ないしてる…」

 

 

 

その瞬間、ジャベリンは主砲を三発発砲し、槍を構えた。

 

 

 

「『ないしてる』でなくて『あいしてる』だ!!」

 

 

綾波も空気を読んでジャベリンに向けて対艦刀を構えた。

 

 

この中世の武士か騎士の決闘を彷彿させる異様な空気。

 

 

この斜め上の二人の変容ぶりに、顔を真っ赤にして笑いを堪えるユニコーン。普段表情の起伏の少な目なラフィーもこれにはやはり笑わざる得ない。

 

 

「い、一体どうした…?」

 

エンタープライズは気になってラフィーとユニコーンに訊ねてきた。その後ろには同じアズールレーンに属するロイヤルから来たベルファストが着いてきている。

 

 

「あ!君は!」

 

 

綾波はエンタープライズの掛けた声に気づいて目が合った。

 

「あ、不味いです…!これじゃ捕虜になるビームの餌食になってしまうです!」

 

 

「え、何それ…」

 

そんな技ないよ私…とエンタープライズは思わず綾波の発言に困惑する。

 

 

「いけません、思いの外スベってしまったです…間が持たないのでとりあえず…ブリっちゃん、音っ!

 

 

 

綾波の合図で音楽が再生され踊り出す。今度はエンタープライズやベルファストたちも一緒に。こんな一面を見た全世界のファンは涙ものだろう。

 

 

 

「ないしてるよなんて…」

 

 

びそくぜんしんドロップキックっ

 

 

ジャベリンのドロップキックが綾波に炸裂するが、笑いながらのために殆ど威力は無かった。

 

「返しの急旋回キックっ」

 

今度は綾波がお返しをジャベリンに食らわせる。足に引っ掛かり倒れてバシャンと音を立てた。

 

立て直す。もうグダッている。

 

 

「立て続けに行くです!音っ!

 

 

再び音楽再生を要請する綾波。ブリはこの時どんな様子なのだろうか気になる所だが、ノリに乗ってるエンタープライズが何故か綾波からマイクを渡され、前に出てきた。

 

 

「ないしてるよなんて~」

 

 

 

援護のために駆け付けたクリーブランドによるスリッパ攻撃がエンタープライズに炸裂した。

 

 

「…え?何だ?え?クリーブランド…?」

 

「そのーあれだよ、あれ!お約束ってやつ…うん」

 

 

 

その隙に綾波は無事に脱出して見せたそうな。

 




ここまで閲覧ありがとうございました。


はい、意味不明で始まり、意味不明で今回も終わりました…。大体こんなノリです。

そした、この作品見た後にクリーブランド兄貴姉貴(兄貴姉貴以外のレア艦でもOK)を入手した方がいましたら、是非感想やお気に入り、投票をお願いします(何

by筆者


突然ですが、『中身がおばちゃん1号のベルファスト』と、『中身がベルファストのおばちゃん1号』、どっちが良い?(今後のお話に関わる予定)

  • どっちもやだよ、おう。
  • えぇ…(困惑)
  • 中身がベルファストのおばちゃん1号。
  • 中身がおばちゃん1号のベルファスト。
  • いやー(この中で選ぶのは)キツいっす(素)

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