アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です― 作:ブロックONE
赤城の知らないゲームの世界…の続きです。
……前回の、赤城の知らない世界は…
赤城、ロングアイランドの手引きでゲームの世界に踏み込む!
「お姉さんって、どんな人なのー?」
「物腰低くて――こんな感じ」
『ふんっ!ふんっ!ンー!』
『ひでぶっ』
「姉さん……ごめんね?」
そして、マルチプレイに挑戦!プレイヤー登場!
「綾波です」
「吹雪だよ!」
「夕張…」
「みんな大好き加賀さんだZO☆」
「…」
謎のプレイヤー『あましろさん』電撃参戦!
赤城による初マルチプレイ対戦が始まる…?
……………………………………
「台詞のところ、見事に編集しやがったわねぇ?」
スタッフ、出演者が笑い出す。あましろさんも口許を押さえてる。
「まぁ、マルチっていっても、ほぼローカルだねー。じゃあ、ええっと…最初はどんな感じかフィールド内を動いてみようと思うの~」
赤チームは、赤城、加賀、ロングアイランド…しかし、一人足りない。
青チームは、あましろさん、綾波、吹雪、夕張。
赤チーム、ここはどうするか。
するとそこに…
「どうもー」
オフニャが入場。
「あらオフニャさん!」
「赤城ちゃんもゲストのロングアイランドちゃんも、皆さんもお揃いで~」
挨拶に回る。
「じゃあ、オフニャさん赤チームにお願いしますなのー」
「はーい」
オフニャは着席する。
「これが私のキャラね」
「そうなのー。実はここにお呼ばれする前に作ってみたのー」
顔を白く塗った猫耳スキンヘッドでメッチャガチムチ。
「あら良い男じゃないですかぁオフニャさん」
「このスキンヘッドの丸みがちょうど私の登頂部に似てるわww」
『えー皆さん聞こえるかにゃ?』
「明石ちゃん!?」
『あ、どうも皆さん。実況はー明石でお送りするのにゃ。ええっと、プレイヤーの皆の気が散らないように、この後実況は観客席にだけ聞こえるようにしておくにゃ』
「結構本格的ですね?」
「あれね、Eスポーツの大会みたいな感じね」
『実際のものとはかけ離れてるくらい緩くいくにゃ。一回目はチームデスマッチ。復活できるけど、先に40キル取った方が勝ちにゃ。赤城、ラスボス風を維持できるかにゃ…?』
「えーっと……頑張ります☆」
「ベターに言ったな?」
「指揮官さん、勝った方にさ、何か奢ったげたら?ご飯とかさ」
指揮官が苦笑いする。
「あら、では指揮官様にご飯デートお願いしましょう♪…良いですよねぇ?」
「赤城さんめっちゃ目がぎらついてるのーwww」
「見とけ、これが赤城だよww」
「一応だが姉様にとっては平常運行だからな?」
「あったり前じゃないの…指揮官様だもの」
出演者とスタッフ含め、スタジオ中が大笑い。
………………
【対戦一回目-チームデスマッチ】
両チームヘッドセットを身に付ける。
「獣耳あるのにヘッドセットっていうね。すごい、綾波たちを見てみて?さも当たり前みたいに着けてるっていう」
赤城が突っ込む。
… v(・_・)v
ダブルピースで応答する青チーム。
『mission start.にゃ!』
「始まったわ」
「よし、ロングアイランド、二人ずつで分けよう。姉様と私で右へ」
「了解なのー。じゃあ、幽霊さんとオフニャさんは左ルートで進軍するのー」
『おお、二手に別れた赤チーム。一方青チームは…』
「あましろさん、位置についたです。ロングアイランドはこの辺り得意だから絶対取りに来るです。」
あましろさんはか細い声で指示を送る。
『どうやら青チームはなにか作戦を展開しているにゃ…?』
「さて、この辺りに…」
「多分綾波ちゃんとかこの辺りにいそうなの…」
全く気配が無いと思った矢先。
「あ、やられた!」
加賀が打ち負けた。
「姉様一度戻って。いるぞ」
「……あ」
「二人ともやられたの…スポーンしたら慎重にね?誰かしらリスキルやらかしててもおかしくないのー」
「ヤバイわねこれ……緊張感パナい…」
率直な感想を述べるオフニャ。
「姉様、盾持ってみたら?w」
「盾?あるの!?ほんとだ。これでいきましょう」
『おお、ここで加賀の薦めで盾を持った赤城にゃ。ライオットシールドは銃弾を防げるにゃ。正面だけ。』
「盾持ちいる…!」
「赤城さんじゃんw」
「ん…?あましろさん…?はいなのです。では集中砲火です」
「ホラ撃ってきなさいよホラホラホラホラ……」
赤城に向けて集中砲火する。
「綾波たちね~?来なさいよホラホラ…あっ」
すると、突然誰かに倒された。倒したのは『あましろさん』
「嘘でしょ!?あいつ今どっから撃ってきた!?」
赤城が驚きの声を上げるとチーム全員に笑い声が続く。
「あ、背後かぁ」
「背後はよく狙われるの~」
「私ショットガンで5キル目よ」
黙々とオフニャはキル数を稼ぐ。
「姉様、盾もう一回やってくれませんか?」
「良いけど…はい」
「よしこれで前進しよう」
『おおーっとここで盾持ちの赤城とライフル兵の加賀がタッグにゃ~!弾丸が弾かれるぅ~!』
「あ、いいねそれ~!」
「よしリロードするぞ」
「これで皆で移動するのーww」
「盾ってすげぇ」
両チーム善戦するも、ここであましろさんがスタングレネードで目眩ましの末、連続キルして終了。
結果は青チームの勝ち。
………………
【二回戦目 サボタージュ】
リスポン無し。
攻守に別れ攻撃側は爆弾を設置し爆破で勝ち。全滅するか爆弾を解除されたら負け。
防衛側は敵の全滅か、仕掛けられた爆弾を解除することで勝利。
三点先取で勝利。
『さあ、ある意味チームの絆が試されるにゃ。ではmission start.にゃ-!』
ゲーム開始。一先ずロングアイランドと加賀に付いていく赤城とオフニャ。何と再び盾を選んだ赤城。
果たして…?
お互い良い勝負。
2点ずつ。残す最後のラウンド。赤チームが丁度攻撃…。
「あ、すまんやられた!」
「やーらーれーたー ごめん」
「ごめんなさい爆殺されたわ…」
「ごめん、殺られた…」
加賀とオフニャが倒され、相手チームは夕張と吹雪が倒れる。
綾波とあましろさん。なんとか相討ちで綾波とロングアイランドが倒れる。
『さて、ここからあましろさんと赤城の一騎討ちにゃ!』
緊張感が走る。
出くわして弾を貰うも何とか盾でほぼ防ぎきる。
すると、なんとあましろさんも弾切れ。
「やばいww赤城さんがww良い勝負してるww」
「食らえシールドバッシュ!」
しかしうまいこと距離を取られ、回避。
「焦らないで~落ち着いていくの~」
その後、爆発物設置エリアの手前での攻防。
すると、タッチの差で赤城のシールドバッシュが命中。
ゲームは決着。
拍手でお互いを称え合う。
「さて、あましろさん、今日はどうでした?」
オフニャが質問した。
すると…あましろさんは答える。
「そうですねぇ…」
「…え、嘘…」
赤城はその声に聞き覚えがあるのか、口許を手で押さえる。
すると仮面を外し…
「初めてにしては、凄い善戦でしたね…楽しかったです!」
「天城姉様…!?」
「赤城姉様、気付かなかったのか?」
「あ、あましろさん赤城さんのお姉さんだったのー…!」
「どうしよう…さっきのシングルプレイの時めっちゃ姉いじりしちゃった~!!プレイヤーキャラの時…!」
「赤城…?もっ、モヒカンにしなかっただけ、今回はよしとしましょう……」
「許してもらえて良かったねぇ赤城さん!幽霊さんも何だか救われる思いなの……!」
『ふん、ふん、ンー!』
『ひでぶっ』
※イメージです
………………
「さぁ、どうだった?今回…司会やってみて」
「楽しかったです!また機会がありましたら是非とも!……そう言えば、オフニャさんゲームやる方だったんですね…」
「そうなのよ。つい運動不足でさ…だからこんな真ん丸なのよ……って何言わせんのよ!?勝手に言っちゃったけどさ!?」
to be continued...?
閲覧ありがとうございました。
プレイしたゲームは色々ごちゃ混ぜです。
天城さん(˘ω˘)
ではまた来週からも筆が走り終えた時に投稿して参ります。m(_ _)m
by筆者
突然ですが、『中身がおばちゃん1号のベルファスト』と、『中身がベルファストのおばちゃん1号』、どっちが良い?(今後のお話に関わる予定)
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どっちもやだよ、おう。
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えぇ…(困惑)
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中身がベルファストのおばちゃん1号。
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中身がおばちゃん1号のベルファスト。
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いやー(この中で選ぶのは)キツいっす(素)