アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です―   作:ブロックONE

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今回は19時から投稿させていただきました。きっと(じゃなくても)筆者の遅筆のせい。


駿河のミミを見て思い付いた話。



日曜夜の投稿だけあって、珍しく長めです。


ではどうぞm(_ _)m


駿河七変化、です。

重桜艦隊の寮舎にて。

 

「駿河~」

 

 

「ん~?なあにー島風~」

 

 

寝そべって煎餅を頬張る駿河。この日二人は訓練もなく非番なのでのんびりと過ごしていた。テレビは西遊記の再放送。

 

 

島風は今の駿河を見て思った。

 

何故かオフの日の干物女スタイルがこんなにも様になってるのか、と。

 

 

「駿河って、お耳をツノに変えてますよね?」

 

 

「そうねぇ…気が付いたらそれが当たり前になってた様な気がするけど…」

 

 

緑の葉のアクセサリーを外すとタヌキ耳が出現する。

 

 

「…それがどうかした~?」

 

「えーっと、それって…他の形にも変えられたりする?」

 

 

すると、駿河は耳を軽く撫でつつ…

 

 

「あんま試したことないけど出来ると思うわよ?」

 

 

その返答に、途端に目が煌めく島風。

 

 

「何だ…そのキラキラした目は…!?私のミミでなにする気…!?」

 

 

 

「えっへっへっへぇ~…」

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

 

「はい、ということで第一回、チキチキ!駿河七変化~!」

 

 

「え?なに?先輩型の会議中に面白い格好して笑わせてこいってやつ?あの空気をぶっ壊せって言いたいわけ?ねぇ?」

 

慌てる様子で詰め寄る駿河。

 

「よく知ってますねぇ駿河殿~」

 

「日曜夜はまぁお楽しみだもの。弱冠サ○エさん症候群に…なりかけてたけどね…」

 

 

「は、はぁ…」

 

気だるそうになっていく様子から、駿河の説得力は抜群だった。

 

 

 

「ええっと、面白い格好をするっていうか、お耳をですね、変化させて、皆様の反応を…」

 

 

「ほらー!耳だけってもやっぱり会議に凸するんじゃん!!しかも指揮官も参加してるじゃん……」

 

 

「大丈夫です!事情はお伝えしておりますから!」

 

 

「どんだけノリが良いんだよこの母港!!?」

 

 

「では一先ず次の会議からいってみましょー!」

 

 

「まじかぁ……」

 

 

 

………………………………………………………………

【会議一回目】

 

「では、次の合同大演習の余興についてですが…前回は」

 

 

会議はZ23(ニーミ)を議長に進められている。

 

 

「ネタの実演版とかどうだろうか。戦っているだけではチビッ子の受けが良くないらしい。萎縮させてしまって逃げられた事がある…」

 

 

加賀が挙手し、そう発言する。

気心知れた間柄ならまだそんなことはない。しかし、一般人の子供達からは萎縮したのか引かれたという。

 

 

「大丈夫よ。あのあとね、加賀のことカッコよかった!とか、ご利益あった!って言ってたわよ?」

 

 

「そうか…うーむ…ご利益かぁ…あれば良いのだが…どっちかと言うと雪風か時雨の方が…」

 

 

「え、そっちですか!?」

 

 

「まぁ、そうだな。また来たいとも話している者も多いし、マンネリ化は避けるべきかもしれんな」

 

 

三笠も続いた。手元の資料に記された過去の演目からして、実は演目がいつもバンドの生ライブが余興の中心であった。

 

「そうですねぇ…折角ご来場してるのですから、楽しんでもらうのは大事ですね」

 

艦船たちは頷いている。

 

すると…

 

「すみません、お花摘んできます…」

 

「あ、はーい」

 

三笠の隣に座っていた駿河は、一言断って退出。

 

この時、自然すぎてだれも不審に思わなかった。

 

 

 

数分後。

 

「すみません、戻りました…」

「駿河さんおかえりなさー……い…?」

 

何食わぬ顔で席に戻る駿河。しかし、議席に着いている艦船たちがチラチラと駿河に視線を向ける。

 

 

 

 

 

「ジオ○グ…?」

 

 

加賀が駿河の耳に向けて思わず声に出す。

 

 

とたんに緊張の糸が切れたのか、顔を伏せたり、笑いを必死で堪えていた。ニーミはホワイトボードの後ろに隠れて肩を震わせて必死で吹き出すのをこらえている。

 

「どうされました…?」

 

「い、いや~何でもないぞ?」

 

駄洒落ではないが、三笠は燃料を投下してしまい、全員笑ってしまった。

 

 

 

 

 

「想像の上を行っていたな……!?Z23、大丈夫か君?」

 

エンタープライズも何とか我慢するも、どう突っ込んでいいかわからなかった。

 

「ダメ、思い出しちゃっ…!っ…!っ…!」

 

 

一番笑っていたのがニーミであったのは言うまでもない。

 

 

………………

 

 

「どうでした…?」

 

「最初は凍りつくかと思って内心ビビってたの。それで実際やってみたら、皆…何あれ?っ驚いてた。」

 

「でしたね!」

 

「極めつけは加賀さんの『ジオ○グ…?』と、その後の三笠さんの…あれね」

 

「いや~がイヤー(耳)に変換されてしまったんですね…!」

 

「そうね!脳内変換余裕だった。その後、会議中、皆私の耳から目を反らそうと必死なのよ?こっちも笑いこけそうになったもん!」

 

「そうでしたか…まぁ、会議は進みました?」

 

「ああ、会議は進んだよ。次またやるって」

 

「はぁ、因みに今回の耳って…グレードは?」

 

「一応マスターグレードつもり。じゃあ、耳戻すわね」

 

 

 

 

………………

 

 

会議室では

 

「……っ…!」

 

赤城がまだ弱冠笑いそうにている。

 

「もっと自然体なのをイメージしてましたが………」

 

ホワイトボードの後ろにいたニーミは、お腹を押さえつつ出てきた。

 

「……まさか初っぱなからジオ○グで来るとはな?」

 

 

「三笠大先輩の、耳見ながら『いや~』は本当に笑いそうになったわ…恐れ入ります…」

 

 

 

「すまんな、耳に気を取られて思わず…な。駄洒落を言ったのつもりはないぞ?ほんとだぞ……?」

 

 

ちょっと申し訳なさそうに言う三笠。ナチュラルで出たというのか。

 

 

 

「Z23、これは後何回あるんだ?」

 

そこで、エンタープライズがZ23に訊ねた。

 

「後すところ六回です…」

 

 

「次の会議って…ロイヤルからも…来るんだったな…」

 

 

「そうです…エンタープライズさん…」

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

【会議二回目】

 

「では、会議を始めます。議題は合同大演習のことです」

 

この日はロイヤルからはフッドとウォースパイトが来ている。

 

会議が進む。

 

 

 

すると…

 

「お花摘んできます…」

 

駿河は一言声を掛けて退出。

 

 

 

 

 

 

数分後……

 

 

「ただいま戻りました…」

 

 

戻ってきた。

 

 

「「ぶふっ…!!?」」

 

 

それを見たウォースパイトとフッドは思わず紅茶を吹き出した。ウォースパイトに至っては噎せてしまっている。

 

 

「ケッホ…ケッホ…い"え"、お"、お"気遣い"な"ぐ…」

 

 

ウォースパイトは必死で声を出しているためか、おばあちゃんボイスになっている。

 

「ンンッ…私も…大丈夫です…から…っ…」

 

なんとか気品さを取り戻そうとするフッド。

 

 

「クオリティ高いな…」

 

ウォースパイトの方と駿河を交互に見て呟く加賀。

 

「はい?」

 

「あ…いや、何でもないぞ駿河」

 

 

よく見ると、ベルファストもそっぽを向いて笑いを堪えていた。

 

 

会議は無事終了。

 

 

………………

 

 

「二回目、どうでした?」

 

「えーっとね…効果は抜群だったわ。お二人とも盛大にお茶吹いてたし!」

 

「ええ……(困惑)」

 

 

……………

 

会議室にて…

 

「…まさか…ウォースパイトの耳をコピってくるとはな…」

エンタープライズから切り出した。

 

 

 

 

「本当に驚きました…これ癖っ毛なんだけど…」

 

「え、そうなのか!?私はてっきり…」

 

加賀はケモミミだと思っていた模様。

 

「因みにだが…ウォースパイト、フッド、駿河のクオリティは…どうだった?」

 

エンタープライズが訊ねた。ここで比較的ツボを刺激せず聞けるのは彼女しかいない。

 

「「高いです…」」

 

「今回は本当にありがとうございましたわ…」

 

「いえいえ。あ、そうですわ!ニーミさん、今度の合同大演習、今回のを演目に加えたらいかがでしょう?」

 

「ええええ…?これやるんですか?合同大演習で!?」

 

「はい!面白いと思いますわ♪」

 

 

「フッドとウォースパイトがお茶を吹くレベルか…これはたまげたなぁ…ユニオンも頑張ってネタ作らないと…」

 

 

「え、エンタープライズさん…そういう問題ですかね?」

 

 

 

 

「これって、後何回ほどあるのですか?」

 

「えーと、残すところ後五回です…」

 

「長い戦いですわね…また来ましょうか」

「フッド、また来るつもりなの…?」

 

「お茶でしたなら、まだ用意がございますので…」

 

「ところでベルファスト、あなたも笑い堪えてたわね?」

 

「はい…極力お耳を見ないように…ふふっ…っ…!…」

 

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

【会議三回目】

 

 

「さて、今回も合同大演習についてですが…」

 

 

今回は鉄血からビスマルクが出席。

 

 

「この辺りになんかぶちこんでいきたいと考えている」

 

「修理費、どうなさるおつもりで?」

 

「それは無論こちらで出そう。それに、研究に明け暮れたために、まだお年玉を貰っていないからね…正当性が認められれば降りる」

 

「お年玉…ですか」

 

話は進む。そして、また駿河が一度退出。

 

数分後に戻る。

 

 

ビスマルクは何かに気付き駿河を二度見した。

 

 

(なんか違うような…)

 

 

加賀たちは、ビスマルクの反応から顔を押さえて笑いを堪えていた。

 

 

ニーミも思わずホワイトボードの後ろに隠れた。

 

 

会議終了。

 

 

今回は早めに終了。

 

 

…………………

 

「さて、三回目でしたね?」

 

「そうね…」

 

「にしても、今回のって…っ…」

 

じわじわ来るものがあり、島風は顔を押さえた。

 

 

「今回は自然を意識して…ね?」

 

 

 

……………

 

会議室にて

 

 

「ビスマルク、気付いたか?」

 

「ああ、なんかその…駿河のツノが、変わってた様な…」

 

 

「あれ、綾波のミミです…再現率高すぎますっ…!」

 

 

「そういえば…前回はフッドとウォースパイトがお茶吹いたって本当か……?」

 

 

 

「本当ですよ…ビスマルクさん…映像もあります」

 

「後でじっくり拝見させてもらうよ、Z23…」

 

「ビスマルク…お前何か企んでるな?」

 

「そんなことは無いさエンタープライズ…」

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

【会議四回目】

 

四回目がスタート。

 

今回は一回目と同じメンバー。

 

 

「演目どうされます?出来れば見るがわに刺激が少なそうなので…」

 

 

「加賀さんの疑問シリーズ…実演版」

 

「我のミカラップ」

 

 

「どちらも一長一短な感じが…」

 

 

すると途中で駿河が一声掛けて退室。

 

 

全員は「お、遂に来たか」、とタイミングを察知していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後。

 

 

 

 

 

 

 

「戻りました~」

 

 

何時ものように戻ってきた。

 

 

 

「…おお、戻ったか駿…河…?」

 

加賀が声をかけたが思わず途切れ途切れになる。

 

 

「!?」

 

隣の赤城も目を丸くする。

 

「な、何か…?」

 

思わず質問する。

 

「「いいえ何も…」」

 

「…?…っ…っ!」

 

隣の三笠も思わず笑いを堪える。

 

ニーミはもう言わずもがな。ホワイトボードの後ろにまわっている。ツボに入った様だ。

 

エンタープライズはそれを見て笑うと言うより「そう言うことか!」と納得した。

 

会議終了。

 

 

 

……………

 

 

 

「四回目…もう終わったのでしょうか?…お早いですねぇ…」

 

「終わったよー」

 

「あ、駿河!どうでしたか?」

 

「四回目は自然な感じって思って『これ』にした訳だけど…」

 

 

 

「あ、これは…そうですね…」

 

 

 

……………

 

「四回目、終わったな…」

 

加賀が切り出す。

 

 

「まさか、我のツノを模してくるとは…」

 

 

 

「模していると言うか、違和感無さすぎて溶け込んでた様な…」

 

 

「納得したって感じの笑いだったわね…」

 

 

会議室は比較的穏やかであった。

 

ニーミはツボに刺さっていたのか、腹筋を痛めている。

 

………………………………………………………………

 

【会議五回目】

 

今回は雪風たちが参加している。

 

「では会議を始めます。今回は…合同大演習で配布する『雪風様の幸運なのだぞストラップ』についてです」

 

会議が進んでいく。

 

何時ものように一度退出し、数分後に駿河は戻ってくる。

 

 

「おお、戻ったか!する…………が…?」

 

思わず雪風が固まった。

 

 

それに続いて加賀たちも反応する。

 

 

「…?ええ……」

「その路線来ちゃったか…」

 

三笠とエンタープライズは何度もチラ見しては隣で笑いを堪える。

 

 

 

……………

 

「戻ったよ~」

 

「どうでした?五回目でしたが…」

 

「自然すぎたのか、受けはそこまでよくなかったかもしれないわね…」

 

……………

 

会議室にて

 

「まさか私たちの耳をね…」

 

赤城が言うと、加賀も頷いた。

 

「雪風、どうであったか?」

 

「油断すると分からなくなるだぞ…危うく気づかず終わってしまうかと思ったのだ…」

 

「全然違和感ないな…シムスとハムマンをそちらの艦隊に預けた後に溶け込んで『あれ?どこだ…?』っていう様な感じだな…」

 

「ここにオイゲンさんいたら笑ったでしょうか…」

 

「きっと、顔面伏せてそうね…」

 

 

六回と七回、どうなるのか気になるのだった。

 

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

【会議六回目】

 

「それでは、今回も会議を始めましょう」

 

 

六回目だ。ニーミは張り切って進行を執り行う。

 

今回は途中で退室は無かった。

 

 

それもその筈………

 

 

……………

 

「さあ、笑わせる目的から、むしろ気付かれるかどうかになりつつある七変化ですが…あ、出てきましたね」

 

「終わったわ」

 

「あれ?変化は…?」

 

「あ、してるわよ。ほら…」

 

「…え…ああ、そういう変化でしたかぁ…」

 

……………

 

会議室にて

 

「みんな、気付いたか?」

「わからなかったわね……」

 

加賀と赤城は気付かなかった。

 

「むしろなにかパーツが足りないというか…」

 

エンタープライズはそう続く。

 

「耳もツノも隠して髪飾りだけにしてた…とか?」

 

三笠はもしや、と思い出し、伝える。

 

 

「六回目にしてシンプルになりましたね…」

 

 

 

………………………………………………………………

 

【会議七回目】

 

今回で一応最後の七変化。

 

「それでは会議を始めます」

 

七回目の会議。一先ず合同大演習の取り決めの続き。一先ず後輩たちからの意見をまとめた資料を見せる。

 

 

「ちょっとお花摘んできます」

 

「あ、はーい」

 

 

何を仕掛けてくるのやら…

 

 

数分後…!!

 

 

「戻りましたー」

 

「お帰りなさー…い……!?」

 

 

絶句。

 

何か頭部から神々しい光を放つ。

 

絶対的な存在感に圧倒されつつ、会議は終了した。

 

 

……………

 

「島風~終わったわよ~」

 

 

「あ、駿河…えええ!?どうしたんですかその頭ああ!?」

 

頭部の神々しさに驚く島風。

 

 

「あ、これ?……ああ、変化よ」

 

 

変化を解くと、ポンと音をたてて何時ものサラッとしたロングヘアーに戻った。

 

 

「それもう耳じゃないですよね!?頭部そのものですよね!?」

 

 

「ネタ切れしちゃってさぁ…したらね、ふと昔読んだ西遊記の三蔵法師様を思い出しちゃって…つい…」

 

 

「因みに、駿河殿はサカイさん版ですか?それともカトリさん版?」

 

 

「正直、ドラマ版って甲乙つけがたいのよね。この前カトリさん版みたけど、どっちも好きよ」

 

 

……………

 

会議室にて

 

「ハゲヅラとは驚いたな」

 

「そうですねぇ…」

 

「頭テッカテカだったな…」

 

「頭の形、凄くキレイだったわね?」

 

 

これまで指揮官はどんな面持ちで艦船たちを見届けたのだろうか。それは居合わせた指揮官だけが知る世界である。

 

………………………………………………………………

 

 

「えーという事でここで七変化は終了ですね…どうでした?」

 

 

「やっているうちに抵抗無くなっていく自分が怖くなった…」

 

 

「そ、そうでしたか…」

 

 

「皆、会議は真面目に受けましょうね?駿河との約束よ!」

 

 

 

 

To be continued...

 

 

 

 




閲覧ありがとうございました。


はい、駿河と島風による、七変化な話でございました。

かなり長くなりましたね…いつもは内容次第ですが1000文字から2000文字を意識しておりますが、まさか5000文字越えてしまうとは…

そんなこんなでこの作品を見た後に駿河の可能性を感じた指揮官様がいらっしゃいましたら、是非ともお気に入り登録、感想、投票など、よろしくお願いいたします。


では、また次回、筆が走り終えた時に投稿いたしますm(_ _)m


by筆者。

突然ですが、『中身がおばちゃん1号のベルファスト』と、『中身がベルファストのおばちゃん1号』、どっちが良い?(今後のお話に関わる予定)

  • どっちもやだよ、おう。
  • えぇ…(困惑)
  • 中身がベルファストのおばちゃん1号。
  • 中身がおばちゃん1号のベルファスト。
  • いやー(この中で選ぶのは)キツいっす(素)

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