アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です―   作:ブロックONE

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某CMを見てティンと来たものを書き起こさせていただきました。


指揮官視点とかいうレア物です。


ヤンデレ味…?いやどうだろうか。


ではどうぞ。


ユニコーン迫る

【指揮官】

 

 

オッス!オラ指揮官!

 

今日はユニコーンが副官だぞ。

 

 

 

「ねぇねぇ、お兄ちゃん…

 

そ の ス マ ホ で 何 し て る の ? 」

 

 

その時、電撃が走った感覚に見舞われた。

 

 

ユーちゃんの頭でユニコーンの顔が隠れているからか、どこか虚ろな瞳をしていそうにも見える。

 

 

それは真っ直ぐ私に突き刺さっているのは目を合わさずとも理解できた。

 

 

 

 

どうする…!

 

 

どうする!?俺ええええ!?(ラ○フカード)

 

 

『逃げる』『デ○ステ』『CoD m○bile』

 

 

 

 

 

……………………………

 

『デ○ステ』

 

ユニコーンに画面を見せた。

 

 

「あ!ユニコーンそれ知ってるよ!中井さんのCMのだよね!おーねがいーシンデr……」

 

 

井が違う。

 

 

「えー?この前イラストリアス姉ちゃんたちと観た○テレの番組だとそう出てたよ?中井しゃん中井しゃんって…」

 

 

なんつー時間まで起きてんのこの子は…

 

 

だからその………井じゃないからね?

 

 

 

……………………………

 

『CoD mobile』

 

ユニコーンに画面を見せた

 

「あ!それならユニコーンもやってるよ!お茶会でよくバトルロイヤルをプレイするの!お兄ちゃん、この後の休憩時間に一緒にやろ?」

 

スマホを取り出した。

画面にはしっかりあのアイコンが出ている。

 

ロビーに行くと、かなりレベルが高いユニコーンのアカウントに誘われたので、『承認』を押した。

 

 

 

…プレイ開始。

 

 

「取り合えずバギー乗ろ?ああっエリア縮小が始まったよ!急いでお兄ちゃん!」

 

 

…中盤

 

「ここに武器は…あ、あった!ここで暫くエリア縮小まで待とっか。アイテムも揃えないとね」

 

だねー…こういうゲーム、よく移動中に出会してやられてたなぁ…

 

 

 

「…お兄ちゃん…ユニコーン、7.62mmなんて持ってないよ?9mmなら沢山あるけど使う…?」

 

サブ武器のSMGに弾薬補充。謝謝茄子。

 

 

 

…終盤

 

「お、お兄ちゃん…瀕死状態でゾンビ引き付けて相手のプレイヤーに近づいて襲わせるのがあまりに奇策過ぎて…ユニコーン、ビックリしたよ…?」

 

 

生き残った。

 

「またやろうね!お兄ちゃん!」

 

 

楽しい時間を過ごした。

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………

 

『逃げる』

 

 

この選択を選ぼうとした時、誰かの声が聞こえた気がした。

 

 

 

 

 

(本当に良いんだな?)

 

 

 

(後悔はないか?)

 

 

 

(よし、行くぞ)

 

 

 

 

 

 

あ、ごめん。催したのでちょっとトイレに…

 

 

「……お兄ちゃん」

 

 

呼び止められてびくりと震わせる。

 

 

「見せて?」

 

いたいけな目線を向けられる。

 

それでもごめんと謝りユニコーンを見るとハイライトが消えているように見えた。

 

はっきりと。

 

 

 

 

 

オッス!オラ指揮官!今執務室から少し離れたトイレに立て籠り中。ちょっと距離が離れてるのが好材料だな。時間は稼げた…

 

 

さて、なんて言い訳しようか考えないと…

 

 

 

 

 

 

よし、こうなりゃ謝ろう。いきなり逃げて悪かったことを…こうして私が生まれてきたことも…

 

 

 

 

 

 

 

きっと執務室で待機してるのかな?うん。手を洗って出よう。うん、そうしよう。さあ扉を開けて…………

 

 

 

 

 

 

(ガラッ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お兄ちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ガラッ)

 

 

 

 

 

 

今なんかいた気がしたな。

 

 

 

 

 

 

状況を整理しよう。

 

 

 

 

 

扉を開けたらユニコーン。幻覚と幻聴か?嫌々そんな馬鹿なこと…

 

 

 

 

「お兄ちゃーん?」

 

 

 

 

 

 

幻聴じゃない!?ていうか、なんでここまで来たああああ!?

 

 

 

 

 

 

「あれぇ?ユニコーンは言うほど良い娘じゃないよって話したよね、お兄ちゃん…?もしかして、律儀に執務室で待ってると思ってたのー?」

 

 

 

 

 

ああ、そうだな。まさか、トイレの扉の向こうまで来る積極的なロイヤルレディは君がはじめてだよユニコーン。

 

 

 

 

将来大物になれるぞ君。

 

 

 

 

あれだな?どこかの愛の重たそうな大きなお姉ちゃんたちに、何か吹き込まれたな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お兄ちゃーん、開けてくれるー?」

 

 

 

 

うわーどうしよう……

 

 

 

 

これを誰かに見られたら、誤解の末、あのアーク・ロイヤルにすら軽蔑されるぞこれは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……本当は催してなんてないでしょ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいや、むしろチビりそうになってるんだけどね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「開けてよー」

 

 

 

 

 

 

扉を叩いてくる。

 

 

 

 

 

大きな声を上げられれば大変なことになる。

 

 

 

 

 

 

 

震える手で恐る恐る扉を開け_______________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハッ…………!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢か。

 

 

オッスおら指揮官!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お兄ちゃん」

 

 

 

 

 

正夢でした。

 

 

 

 

 

to be continued...?

 

 




閲覧ありがとうございます。


先ず、ユニコーン好きな皆様へ、本当に申し訳ありませんでした…。


そんなこんなで、ユニコーン話でした。作中の指揮官がスマホで何をしていたかはご想像にお任せします(何



では、ユニコーンと追い掛けられたい指揮官がいらっしゃいましたら、お気に入り登録、感想、投票をよろしくお願いいたします…←


また筆が走り終えたら投稿してまいりますm(_ _)m


by筆者

突然ですが、『中身がおばちゃん1号のベルファスト』と、『中身がベルファストのおばちゃん1号』、どっちが良い?(今後のお話に関わる予定)

  • どっちもやだよ、おう。
  • えぇ…(困惑)
  • 中身がベルファストのおばちゃん1号。
  • 中身がおばちゃん1号のベルファスト。
  • いやー(この中で選ぶのは)キツいっす(素)

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