アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です―   作:ブロックONE

50 / 184
大人気『加賀さんの疑問シリーズ』。

今回は激奏のポラリス開催記念回です。




ポラリスってなんだ? by加賀

ある日。

 

庭園が美しい重桜の寮舎にて。

 

 

 

 

鍛練と整備は欠かさず行うのだが…………

 

 

 

 

 

そして暇になった頃、加賀はその中でふと疑問を抱く。

 

 

 

「姉様」

 

「何かしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「その格好は何です?」

 

 

 

「μ兵装と呼ばれるものよ」

 

 

 

「へーそうなんd…いったぁ!?」

 

 

赤城からチョップを食らう。

 

 

「夕張がやってたボケをパクらないの」

 

 

「流石は姉様…危うく耳が四つに増えるとこだった…

 

 

「まったく…」

 

 

 

「そうそう、姉様……」

 

 

 

「今度はなぁに?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何か…少女っぽくなってませんか?」

 

 

「…そこは突っ込まないで頂戴」

 

 

 

………………

 

 

 

「なるほど、新兵装のテストですか」

 

 

「そうなのよ…何故か選出されちゃって」

 

 

 

 

 

「なるほど、赤城姉様はエレキですか。引けるのですか?」

 

 

「ふっふっふ……」

 

 

 

軽く引いて見せる。音が出ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アンプある?」

 

 

「こちらに…」

 

 

 

加賀は何処からか取り出したアンプにエレキギターの端子を接続。

 

「端子が端子を接続する…」

 

「誰が上手いこと言えと…」

 

 

そして、赤城は赤いエレキギターの弦を弾くと、何時もの刺激的な音が鳴った。

 

 

「おお~!まるでホテイさんみたいだ…!」

 

 

「ベビベビベイビ…ってちがうわい!アイドルユニットよ!!アイドルユニット!!」

 

 

 

……数分後。

 

「なるほど、新兵装試験ユニットの『ポラリス』ですか…上の判断基準はよくわかりませんね…きっとマク○スとか観てた世代でしょうか…」

 

 

「キラッ☆」

 

 

 

「ぅゎ…」

 

 

「加賀…何で引いたの?」

 

 

 

「いやそのーうわキッツとかそういういだだだだ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…しばらくお待ちください…

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…ヤッヴェ…耳がピサの斜塔みたいになるところだった…」

 

 

 

 

 

耳を押さえる加賀。

 

 

 

「あら、それは見てみたかったわね?」

 

 

 

「にしても…」

 

 

「なぁに?」

 

 

 

 

 

 

 

「そのギター、火吹かないんですね…?」

 

 

 

「あんたどこの世紀末を想像してたのよ!?火炎放射機なんて内蔵してないわよ!!」

 

 

「てっきり量産型の艦橋の上で演奏して鼓舞するものかと…」

 

 

「し な い わ よ」

 

 

「だって、赤城は尚も燃え盛るとかおっしゃってたではありませんか~」

 

 

「あれは台詞よ!どこぞのデスロードは無関係よっ」

 

 

「無いなら作れば良いのですよ!」

 

 

「どこの農業アイドルよ!?」

 

 

 

 

 

「では、早速二航戦たちにも聞いてもらいましょう」

 

 

…………………

 

二航戦の部屋にて。

 

 

 

「「おおー」」

 

アイドル衣装の赤城を目の当たりにして飛龍と蒼龍は歓声を上げる。

 

 

 

「は、晴れがましい感じするわね…何か演奏しましょうか?一応リクエストは受け付けるわよ?」

 

 

「スリル!加賀はスリルを所望します!」

 

「蒼龍としてはサーカスを!」

 

「ここはロシアンルーレットを!」

 

 

 

「だからH○TEIじゃないっつの!!」

 

 

何だかんだ言って引いて見せた赤城。

 

 

 

 

 

「「「完成度高ぇなおい」」」

 

「練習の甲斐があったわ」

 

………………

 

 

 

折角なので、五航戦も招いてみた加賀と赤城。

 

 

読者の皆様もこう思うだろう…

 

 

 

 

『もう嫌な予感しかしない』

 

 

 

 

何時ものようにやって来た翔鶴と瑞鶴。

 

 

 

 

 

 

「ではぁ、翔鶴は…うわ加賀さん何するのですか!?まだ言ってません!言ってませんから!まだフリすらしてませんって!!引っ張らないでぇ!!ポロリといっちゃいますからぁ!!」

 

 

「翔鶴姉!?」

 

 

 

「加賀やめなさないっ!!この前執務室出禁一週間食らったばかりでしょ!ちょっと!!スタッフ、ボカシー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…しばらくポラリス赤城がヘッドバンキングしながらギターを演奏する映像を見てお待ち下さい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Oh…Oyome_ni_ikenai…」

「あー、何かお約束になってきちゃったね…」

 

 

 

翔鶴のインナーとして来ていた白いTシャツには『メントレ』と記されていた。なんの意図があるのだろうか。

 

 

 

 

「あ、危うくポラリスの赤城先輩の前でポロリスするところだったわ…」

 

「翔鶴姉wwwww」

 

 

 

 

 

「ポラリスの前でポロリスとはこれいかに…」

 

「何だかテトリスみたいに言うね、長門姉!」

 

 

長門と陸奥も騒ぎを聞き付けてやって来た。護衛として付いて来た江風も顔を手で隠して笑ってしまっている。

 

 

 

 

 

「えーそれじゃあ皆何が良い?姉様弾いてくれるぞ」

 

 

「…じゃあ、宇船(そらふね)が良いです!」

 

 

「瑞鶴はどうしたい?」

 

 

「じゃあ、ウルトラソウルで!」

 

 

「長門様と陸奥様と江風はどうされます?」

 

 

「では、余もウルトラソウル」

 

「私もウルトラソウルー!」

 

 

 

 

「私?………では…な天使のテーゼ…で…」

 

「ん?」

 

聞き返す加賀。

 

「ざ、残酷な天使のテーゼをっ!」

 

 

江風はJAMだった。

 

 

その後見事に全曲演奏してみせ、おどろかせたという。

 

 

本日も重桜寮舎は平和だったとさ

 

 

 

To Be Continued…

 

 

 

 

 

 

 




閲覧ありがとうございました。


このお話を見た後にμ装備の方をお迎えした指揮官様は是非ともお気に入り登録、ご感想、ご投票をよろしくお願いいたしますm(__)m


では、イベント走りつつ、またお話が出来たら、その時投稿して参ります。


by筆者

突然ですが、次の中でまた見たいと思ったネタシリーズは?

  • 唐突なるオギノメヨウコ作戦
  • 加賀さんの疑問シリーズ
  • 三笠大先輩のミカラップ
  • あの海カート
  • オフニャの知らない世界

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。