アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です― 作:ブロックONE
前回…
μ兵装の実験のために開かれたライブにて、実験部隊として結成されたユニット、『ポラリス』と、その対抗馬として、綾波が発案した事で発足された『AYAXILE(アヤザイル)』との直接対決が行われ、見事にそれをやりきる。
「皆さん、お疲れ様でした、ですっ」
と、参加した艦船たちは打ち上げ。
「エンタープライズたちも、凄かった」
「それほどでもないぞ?丁寧にレッスンをしていただいたお陰だ…ちょっと不安だったからな…うん」
「ほう?かなり満面の笑みで踊っていた君がかい?」
ビスマルクはからかうも、そういう本人も楽しそうだった。
「にしても綾波…最初のサビの後。、アイーンとかコマネチ~とかしてましたよね…?」
「あれは指揮官たちへのメッセージです。きっと反応してくれるはずだと思いまして」
「どっちかというと、Bメロのヒゲザイルの所からの様な…」
その後、明石からライブの期間が延長の知らせを受ける。
そして、第二回のライブにAYAXILE(アヤザイル)が再び出られることが決定。
綾波たちは、その翌日、皆と練習に励んでいた。
その背後をある少女が影から凝視していたのを綾波たちは知るよしもない。
次の日、主人公ズと覆面パフォーマーたちの練習後…
明石たちが頃合い見てやって来た。
「調子はどうにゃ?」
「音は問題ないのです」
「そうかにゃ………にゃあああ!?」
明石は目の前の綾波の格好に驚く。 何とジャージやら動きやすい格好の皆と異なりら股間に白鳥の付いたバレリーナの格好をしていた。その出で立ちに笑ってしまった主人公ズ。中でもニーミが一番吹き出しそうになっている。
「これは何なのにゃ…?」
明石は質問した。
「白鳥です」
綾波の動きに合わせて揺れる白鳥。ステップは良いのに。
「不知火から仕入れた、です」
「ぬいぬい、なんつーもん売ってくれたにゃ…!」
「色んな所から怒られるでそれ!?」
祥鳳からもツッコミが来る。
「大丈夫なのです、これは恥ずかしさに慣れるトレーニング用なのです」
「どんなトレーニングにゃ…」
「堂々とし過ぎやで綾波ぃ…」
そこに…!
「たのもおおおおおおもおおおおおおお!!」
道場破りがやって来た!
その姿は…一角獣のぬいぐるみ的なお供をつれてきていた。
「ユニコーン!?どうしてここに!?」
「私、もう見てるだけなんて嫌!綾波ちゃんたちと一緒に踊りたい!」
「もしかしなくても下手すると綾波ではヤバイことになると思うので、代役を連れてきてるにゃ」
この展開に盛り上がる主人公ズと覆面パフォーマーたち。
「負けたら、UNIXILE(ユニザイル)に改名してやってもらうにゃ!」
その発言にざわつく。しかし、あまりに唐突なので
「ちょ、ちょっと待つのです明石!ならば先ず小手調べです。では…USA…じゃなくてSHIMAKAZE、出てくるのです」
「はい!」
すると、綾波と同じ格好の島風が現れた。
「うっさっさー!」
「こいつもそれを着てるのかにゃ…」
思わず呟く明石。何着か纏めて買ったに違いない。そう確信する。
「ではUSA…SHIMAKAZE、ユニコーンと踊ってあげるのです」
「では不肖島風、勝ったらSHIMAXILE(シマザイル)に…」
「それはダメなのです」
有無を言わさず却下する綾波。
「そんなぁ、折角の出番なんですから!まだフレッシュですよ私ぃ!こんなびーんびんに!手触りもいいし!それと比べて、綾波先輩のはちょっと萎んでるじゃないですか!なんか汚れてますよ」
「そんな触り方はやめろなのです!?」
「なんか、やわらかいですね?」
白鳥を指して言う確かに綾波の装着している白鳥は萎んでいる。島風は自分の白鳥でパシパシと小突きはじめた。それは次第に力が入り始め…
「あ!あ!やったですね?そら行くです!」
「負けませんよー!」
すると、綾波も白鳥を握り締めて島風にぶつける。すると島風がそれを防ぎ鍔迫り合いになる。白鳥を掴み下段の構えを取る。
「チャンバラ始めおったで!?」
「何てリーチの短いチャンバラにゃ…」
ユニコーンそっちのけで白鳥チャンバラをし出す二人の艦船。先輩と後輩の維持に掛けた激しい戦い。これにはその場の全員が笑いだした。
「AYANAMI、SHIMAKAZE、頑張れ」
ラフィーが二人に声援を送る。その隙間からパフォーマーとして真ん中で踊っていた駿河も困惑しながら見守る。
すると…
ユニコーン、たまらずユーちゃんを構えて参戦。
「お、ユニコーンや!行ったれ行ったれ!」
祥鳳が応援する。
その時、ユーちゃんの角が二本の白鳥の頭に刺さる。
「あいっつつ!?」
「いったぁ…!?」
「何でソコを押さえるのにゃ…?」
途端に白鳥の頭を押さえて苦悶する島風と綾波。チャンバラは両成敗という形で決着が付いた。
「今めり込んだです、グサっと…」
「ったぁ…」
「『お口』にグッサリ入った…です…」
「やかましいにゃ!」
「アカンてこれ。下手すりゃ下ネタやで!」
ユニコーンの諸行とその経過に突っ込まざる得なくなる祥鳳。
「AYANAMIちゃん!SHIMAKAZEちゃん!エロはダメです!! 」
そこで、ジャベリンが飛び出て止めようとすると……
「どこがエロだと言うのです?」
「仰ってみてください、JAVELINさん!」
「…」
白鳥を構えて詰め寄り、白鳥を突き付ける。
「それがエロを連想させるんじゃいっ」
すると、ジャベリンは光の早さで白鳥の首を鷲掴みにして、手を滑らせたり振り回そうとした。
まさに衝撃の光景である。
「うわっ…うわっ!こいつヤバイのです!手つきが、手つきがぁ…!」
「JAVELINさんすみません、ここでそういうのは止めてください!ほんっとここではそれはマジ勘弁してくださいぃ~!」
「ならソレをしまいなさ~い…? 」
一転攻勢。ドン引きする綾波と島風。追い詰めるジャベリン。その手はワキワキしている。
ツノで白鳥を突っついたユニコーンは不問にされた。しかし、この光景に思わず顔を赤くしてしまう。
「NI-MI、ユニコーン、顔真っ赤」
「LAFFEY…やめてくださいよぉ…もうっ…三人とも、ユニコーンもみんなも見てるんですからぁ…」
赤面するNI-MI(ニーミ)。しかし、指の股を開いて覗いている。
「JAVELIN………いい加減にストップ(・×・)」
ラフィーが止めた。
「よく考えたら名前がアルファベットになってるにゃ…」
―――――
隠して、綾波たちの前で『Choo Choo綾波Train』の振り付けをやって見せるユニコーン。その容姿に合わぬ機敏ぶりに、これは負けられないと島風も続く。
パフォーマーたちも声援を送る。
そして…
「研修生としてスタートなのです」
綾波はひとまずAYAXILE研修生としてユニコーンを迎え入れたいと明石に打診。すると、渋々オーケーを出した。
「やったー!」
喜ぶユニコーン。
「あかしな真似したら…」
「"あかし"な真似、です?」
「違うにゃ!wwおかしな真似にゃ!おかしなことしたら怒られちゃうかもしれないから、その時はUNIXILEに改名するのにゃ!」
「AYAXILE TRIBEとしてでは、ダメなのです…?」
「余計にダメにゃ!!」
「て言うか、変な質問ですけど、どうして怒られてしまうのですか?」
ニーミが訊ねる。
「それには理由があるのにゃ…」
……………
『ええええ!!?』
この場のパフォーマーたちと綾波たちの声が揃った。
「一体どういうことですか?明石ちゃん!」
「あのお披露目を見て、ポラリスのガスコーニュたちがアヤザイルと一緒に合同のコンサートやりたいって打診してきたのにゃ…」
「ガスコーニュ、遂に気を違えてしまったのです?」
信じがたい。すると、指揮官が映像を見せてあげるように明石に頼む。
『皆さんごきげんよう、ポラリスです__』
ガスコーニュが挨拶すると、横のクリーブランドたちも挨拶し、同時に字幕で名前が表示される。
「カウントダウンTVとかでやるビデオメッセージみたいなのです…」
『ええと、実験海域でのライブが延長されたそうなので、私たち、アヤザイルさんと合同のコンサートを開きたいと考えております。良いお返事をお待ちしております……以上、ポラリスでした!』
最後は皆がお辞儀し、手を降った。
「マジだったのです…!」
「やったね!綾波ちゃん!」
「それは私の白鳥さんです…」
「あ、ごめん!こっちだったね!ごめんごめん!こっちか!」
ジャベリンは綾波の腕をもった筈が白鳥の首に手が延びていた事に気付き、驚いて手を離す。
「今、ナチュラルに触ってたです…」
「まだ着てたのにゃ…」
To be continued...?
閲覧ありがとうございました。
なんとかジャベリン衣装を確保することに成功しました。
では、綾波たちと白鳥チャンバラして遊びたくなった指揮官様がもしいらっしゃいましたら、是非ともまたお気に入り登録、ご感想、ご投票をよろしくです。
ではまた筆が走り終えたら投稿して参ります。
by筆者
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