アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です― 作:ブロックONE
桜美しき重桜の寮舎にて。
「これ学園ものなら伝説の樹の下…いや桜の木だけどなこれ」
「………ときメモ?」
加賀と赤城は待機中。
「ところで姉様…」
「なぁに…?また拗らせたの?」
「ピュリっちってなんだ?」
「そこでときメモRTAやってるこいつね」
「よーっす」
そこにはピュリファイアーが返事をした
「えええええ!!?」
…………
「何やってんのさ貴様…」
加賀は驚愕の表情でピュリファイアーを指す。それもそうだ、こいつはセイレーン。人類の敵。気が付くとアズールレーンvsレッドアクシズになってすっかり蚊帳の外になったのを良いことに好き放題観測している。
「ときメモだけど~?」
「改めて…こいつがピュリっちなのか…」
「クロスウェーブでそう名乗ったら定着したんだけどねー」
「セイレーンって神出鬼没なのを良いことにやりたい放題だな…」
「それを言ったらKAN-SENだってそうなるじゃん。つーか、お互いメンタルキューブ生まれ同士なんだから、そこは寛容になるべきだろう?」
「一理あるな……じゃ、なーいっ!!つかそれ私の私物のゲーム機だ!勝手に使うなっ!」
「え、そうだったの!?」
「おいおい、最新の機種で往年のゲームやるってそれロマンじゃないか…?」
「確かにロマンとか分かるけど!って姉様!」
「ごめんなさい加賀…貴女のPSNアカウントで、映画数本落としちゃったわ…」
「通りでHDD減ってると思ったら…まぁ姉様は良いでしょう…姉妹ですから…」
「えーそれじゃセイレーンだってある意味姉妹じゃんかー」
「等親離れてるだろ!?ってなんで!?何で私ツッコミ役なんだ!?」
加賀は自分の置かれた状況を整理することにした。
(あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!
『私は全国の指揮官たちの前で加賀さんの疑問シリーズを展開していたと思ったらいつのまにかセイレーンがいた』
な…何を言っているのかわからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…)
「貴様、自分の名前に「ち」を着けるってどんなセンスだよ…」
「それ、オブザーバーにもいじられたんだよなぉ…わざと『ピュリっち?www』ってさ~」
愚痴り出した。
「それでさ~、『オブザーバーだってタコレディやんけ』って言ったら、満面の笑みでアームロックされたっけな」
(あのあだ名…相当嫌がってたのか…)
(誰もタコ呼ばわりされたら不愉快にならない方が不思議な感じするわね……ってあれ?なんで関西弁?)
「ボディの一つくらいは別にいいやって気持ちで普段から振る舞ってるけど、あれは痛かったわぁ…テスターが『それ以上いけない』って言ってくれなかったら腕とサヨナラしてたな、うん」
いつの間にかゲームを終えたピュリファイアーは語る。
「何故爆発する?いつも大爆発するが…この前だって」
「そうね、今朝のニュースでも謎の大爆発ってあったわ」
加賀と赤城は今朝のニュースを思い出した。
「え?ああ、そうだなぁいっつも大爆発してるが…つーか、お前らの攻撃日に日に苛烈になってるからだろ!?」
ピュリファイアーは思い返す。
「しかし!この前のは誤爆だ!」
「なに?誤爆だと?」
「そうだよ!あれ、島風に『ピュリさん!艤装の修理覚えたので試させてくださいっ』って無理矢理艤装弄られて、そのおまけに配線間違えられてエネルギー暴走した挙げ句のあぼーんだぞ!新手の破壊工作か!?」
「いやそれについては知らんな…」
「にしても、よく島風は無事だったわね…」
「貴様がピュリっちで通るとはいえ、何故私たちは加賀っちとか赤城っちとかは定着せんのだ?不公平だろ!!」
「幾らなんでもそれは気恥ずかしいわよ!?」
「行けんじゃね?」
「同調すなっ!」
するとそこに…
「あら、では天城っちも追加を御願い申し上げますわ…」
「僕と姉様だとヒソウリュウですよね…」
「なんか羞恥心とか悲壮感みたいなあだ名ね…」
「翔鶴姉…ヤバイと思って駆けつけた先でカオスが起こってるよ…」
「ええ…そういえばぁ…瑞鶴って『ずいずい』ってあだ名あるわよね」
「別の瑞鶴と被るから止そうね…?翔鶴姉だって翔鶴姉じゃん」
「お姉ちゃんは万国共通よ☆」
「許せん!ぬうううん!」
「え、ちょっと加賀先輩!?脱がさないでくださ、ポロリと行っちゃいますから!!?やめろぉ!?」
「翔鶴姉ええええ!!?」
「スタッフ!加賀お止しなさい!だめだこりゃ、スタッフ、ボカシして!早くー!!」
…暫くお待ち下さい…
「Oyomeni…ikenai…」
「翔鶴姉…」
ポロリ防止のTシャツには『ちんじふ』と平仮名が記されていた。
「おおーマジな脱がしじゃん…ってうわ私もか!?やめろ!!爆発するぅぅぅ!!!」
「加賀、止まりなさいっつの!スタッフー!ピュリファイアーにボカシ~!!」
…暫くお待ち下さい…
「な、なぜ私も…」
ピュリファイアーは生の脱がし芸に圧倒…というか引きぎみ。何時もの上着の上は何も着ていなかった模様。
「何を騒いでお…セイレーン!?」
長門がやって来た。
「皆の者、安心せい。この至近距離で余の主砲をぶちこめば、奴が自爆する前に…」
「それ下手すると違う意味で私たちも吹き飛ばされる様な気がするんですがそれは…」
赤城は冷静に突っ込む。
「その時は江風が多分踏ん張るだろうて」
思わず「え、私?」と言いたげな表情で、江風は長門を見た。
「まぁ取り合えず、今日のところは帰るわ。クリアデータは好きにしていいよ。じゃあ皆さん?これにてしっつれーい☆」
ピュリファイアーは姿を消した。RTAのレコードを残して…
その後…
「結局やつのことは分からなかったな…」
「まぁ、セイレーンだものねぇ…」
「奴は…なぜRTAにときメモを選んだのか、だ」
「そこ!?」
本日も重桜寮舎は平和でした。
………………………………
『あの子がタコなら私クラゲじゃん…』
…と、誰かがそっと呟いた。
To be continued…?
閲覧ありがとうございました。
ピュリファイアーも毒牙に掛かる企画…(˘ω˘)
そんなこんなで、伝説の樹の下で思いを伝えたいと考えたことがある指揮官様がいらっしゃいましたら、是非ともお気に入り登録、ご感想、ご投票をよろしくお願いいたします。
では、また次のお話で。
by筆者
突然ですが、次の中でまた見たいと思ったネタシリーズは? Ver1.5
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