アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です― 作:ブロックONE
寝起きネタ。
見所:窓から…
ではどうぞ。
母港。
エンタープライズの部屋。
「zzz……」
「あら、まだ寝てますね…」
ベルファストはいつもの時間にモーニングコールにやって来た。
\ジャンジャンジャンジャン/
寝返りを打った時、エンタープライズのスマホが転がり落ち、途端にダンシングなヒーローで有名な音楽が鳴る。
すると飛び起きて踊り始めた。
目を瞑って寝息を立てている。ベルファストも釣られて一緒に踊る。
すると、エンタープライズがマイクを手に前に出て……
「ないしてるよなんっ…いったあ…」
刹那、ベルファストが予め準備していたのか、スマホを広い上げて音楽を止め、同時にスリッパでエンタープライズの頭をはたく。パコンッと軽い音が響くと、スタッフは笑っている。
「…………あれ?ベルファスト…?」
「おはようございます。エンタープライズ様」
「おはよう…あ、すまない…拾ってくれたのか…」
「どうぞ」
スマホを受けとる。
「朝食の時間でございます」
「え、もう?昨日も検査だったんだよ…ふぁぁ…もうちょっと寝かせて…」
「え?ちょっと!?」
布団に入るエンタープライズ。途端に寝息が立つ。
「早いですね、寝るの…」
ベルファストはその様子にツッコミを入れた。すると、彼女はエンタープライズのスマホをこっそり奪取し、音楽アプリを開いた。
スタッフはそのメイドらしからぬ強引な行為に笑いが巻き起こる。
「再生リスト…ここにはないか…アプリ内検索…アニソンばかりですね…石川由依さんの曲が多いですね……堀江由衣さんの音楽は…」
地味にファイルを覗きまくるメイド長。
「……あ、あった…!」
先程の音楽を見つけ出す。
「ものは試しです…!」
\ジャンジャンジャンジャン/
音楽が鳴る
エンタープライズは飛び起きて、見事に振り付けを踊りきる
「ぇぇぇ…!?」
ホントに起きたことを驚く。
「愛してるよなんて 誘ってもくれない__キャンドルライトが 素敵な夜よ__」
「え、お上手…!?」
おまけに歌唱力も高かった。
そこで音楽を止める
「ガラスの靴なら_星屑にか……」
止めると素早くベッドに戻った。
「Zzz…」
「ちょっと息上がってますわね…?」
ベルファストはもう一度音楽を再生した。
飛び起きる。
「ないしてるよなん…んあぁっ!?」
綾波が突然横から魚雷で脇を突っつかれる。
「え?綾波…?」
「綾波の持ちネタ取るなです」
魚雷はいつも綾波が自身の艤装に装填していた物だった。
「今、どちらからお入りに…?」
「カメラさんたちの居る側から入ってきたです。もう一人一緒です__」
「開けて、開けてー」
すると、窓からヴェスタルが入り込んできた。服の上にはロープ降下用のハーネスがくっついている。窓を開け、ヴェスタルを入れさせ、綾波がハーネスを外した。朝っぱらから堂々とした入室方法だった。
「これで大丈夫、です…」
「ありがとう綾波ちゃん…」
すると…
「もう!エンタープライズちゃんったら!今日も検査だって言ったじゃない!ごめんなさいベルファストさん…わざわざ」
「い、いえ…」
「というか、お前今どこから入ってきたんだよ!?」
「兎に角、けつかっちんなので行きますよ!ほら!それでは二人とも、失礼しますっ」
ヴェスタルは腕を引っ張り、連行していく。
「お気を付けて…」
「行ってらっしゃいです」
ヴェスタルに連行されていくのだった…
「……私たち、どうしましょうか?」
「一先ずハケるのです」
「そうですね!」
一先ずカメラからハケる綾波たちであった。
To be continued…?
閲覧ありがとうございました。
寝起きネタから、綾波乱入、からのヴェスタルのダイナミック入店(!?)な話でした。
そんなこんなで、ベルファストに寝起きドッキリを仕掛けられたいと僅かでも思った指揮官様や、検査前の食事制限を経験なされた指揮官様がいらっしゃいましたら、是非ともお気に入り登録やご感想、ご投票をよろしくお願いいたします。
では、また次回。
by筆者
突然ですが、次の中でまた見たいと思ったネタシリーズは? Ver1.5
-
唐突なるオギノメヨウコ作戦
-
AYAXILE(アヤザイル)
-
三笠大先輩のミカラップ
-
オフニャの知らない世界
-
加賀さんの疑問シリーズ