アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です― 作:ブロックONE
オフニャシリーズにおいては2019年内における最終回です
今回のゲストはなんと…?
今回は、オフニャの知らない『いーぐるちゃんの世界』。
「私さぁ、オフニャちゃん出てこなかったら、 先にここで…これやってたのよ?」
2019年、ゲストからの衝撃の告白!
…………
「はーい今日も始まりました。9回目ね。スタジオも元通りねぇ…」
セイレーンであるオブザーバー回の後、スタジオは元通りになった。
「今日は…なにこれ?いーぐるちゃんの世界ってあるんだけど…いーぐるちゃん…?」
オフニャは思考を巡らせた。
「ゲストは…あ…おお…」
感心したような面持ち。
「それでは、本日のゲスト、『いーぐるちゃん』です。どうぞー」
すると、覚悟を決めたようにゲストを迎え入れることした。
スタジオに舞う何かが飛んで来て、止まり木に止まる。
「こんにちはー」
「お邪魔しまーす」
バサバサと羽をはためかせる。
「年内の最後に鳥類がゲストって…ここから見たやつ、シムラ動物園かなにかと思っちゃうわよね…」
スタジオ中に笑いを誘おうとするオフニャ。
「えーっと、いーぐるちゃんよね…」
「そうよ~ いつもエンタープライズちゃんたちの近く飛んでるの」
野太い声、尚且つオネェ口調で語るいーぐるちゃんにどよめく。
「お前もオネェか!?」
苦笑いしつつ突っ込むオフニャ。
…………………
「えーっと、じゃあさ、ちょっと自己紹介してよ。皆きっと驚いてるだろうし」
「そうね。うん。じゃあフリップどーん」
くちばしでフリップを持ち上げる。
『元はヨークタウンになついていた』
「元はヨークタウンちゃんのなの?」
「まぁね~あの子ったら自信なさげだから、よく枕元に止まってさぁ…」
………
『大丈夫よ!第一印象はよく振る舞えてたわ…!』
『いーぐる…ちゃん…?なんでオネェ口調なの…?』
………
「そんな野太い声とオネェ口調で毎晩囁かれるヨークタウンちゃんがちょっと可愛そうになってくるわ!?」
「で、まぁいろいろあってさ、エンタープライズちゃんとこに来たのよ」
「餌付けされたんじゃないの…?」
「違うわよ!?餌は同じものよwww」
「クリスマスイベントとかでもよく引っ張ってたわね」
「いーぐるちゃんソリよ。あれ、私が引いているの…」
「そうだったの?VFXとかじゃなくて」
「ガチよ、ガチ。霞ちゃんって重桜の子と一緒にいる『ふわりん』ちゃんにもよく言われたわ…『よく羽折れないわよね!?』って」
「霞ちゃんしか見えないはずの…ふわりんが見えて会話…え、なに?いーぐるちゃんって美輪さんみたいな種族なの…?」
「んなわけないでしょwww私ただのハクトウワシよwww」
「それとさ、なんかあなたの企画上がってたんだって?」
オフニャは資料を目にしつつ訊ねる。
「そうなの。私さぁ、オフニャちゃん出てこなかったら、 先にここで…これやってたのよ?」
衝撃の告白。
スタッフのカンペ曰く『わし、いーぐるちゃんの知らない世界』という、企画が上がり、その後結局『オフニャの知らない世界』に変わったということを知り、真顔になるオフニャ。おまけに、最初のゲストがエンタープライズにする予定であったそうである。
「そうだったんだぁ…」
「エンタープライズちゃん出たらアニメもあって数字とれるんじゃね?って思ってたけど、結局
オフニャちゃんになったって言うね」
「オネェ枠…奪っちゃったのね…」
恐ろしき弱肉強食の世界。
………………
「まぁそんなこんなでね、出撃とかで忙しくなったしさ…」
「イベントあったものね…私も心配だったわ…番組なんてやってられる状況かなって思ったりしてさ…結局暇してた赤城ちゃんにキラーパスすることになってしまったけど…」
「加賀ちゃんだと加賀さんの疑問シリーズの延長になってたわよね…」
『皆大好き加賀さんだZO☆』
いつぞやの映像が流れる。
「それもなんか見てみたかったなぁ…」
「一回目ってさ、明石ちゃんが最初のゲストよね?」
「なんか流れでね?あ、いーぐるちゃん見てくれたの!?」
「そりゃあ獣だもの、獲物を観察するのは当然よ~」
「根に持ってたかwwwwww」
「いつでも隙を…って冗談、冗談だからねwww」
スタジオ一同に笑いが込み上げる。
…………………
「エンタープライズちゃんがここまで踊ったりさ、スタントマンやったりしてたけど」
「そうねぇ…体張りまくってたわw…え、なにスタッフさん…え?ここに来てるの!?」
スタジオから歓喜の声が上がる。
「どうぞー入ってー」
「お邪魔しまーす」
エンタープライズ登場。
「では、そこね、いーぐるちゃんの隣へどうぞ」
着席。
「早速だけどさ、エンタープライズちゃん、体張りすぎよ貴女…?」
「そうか?あの…払拭したかったんだ。従来のイメージ…お堅いイメージが皆にあって…それをね?こう、拭って楽しくやれればなーって」
「払拭どころか…『あの海』だとぶっ壊れも良いところよ?女芸人張りになっているし…まあAYAXILEとかは良いけどさ…」
「お、女芸人か!?www」
「そう。あなたもっと…」
「…?」
「自分の乙女心を大事にしなさいよ…?」
このオフニャの発言にスタジオ中に笑いが込み上げた。
「乙女心…!?www」
エンタープライズ苦笑い
そして
「お、乙女心ってなんだ…?」
「加賀ちゃんパクったわねwww………レアだぞお前ら…!」
スタジオは何故か爆笑。エンタープライズも口許押さえて笑い、ごめんなさい、ごめんなさい、とジェスチャーする。
「まぁ良いけどさ、それはそうと、あのコードGってなに?」
「コードG?私によく似たあいつのことか?」
「そう…あなたの…体張りすぎた成れの果てみたいになっているけど?」
「いやいや、そんな筈はないよ!?体張りすぎたってあんな風にはならんだろwww」
「まるでエ○ちゃんが水中息止め対決した後みたいな目付きね…」
「い、いーぐるちゃん、その例えだと色んな所から怒られるから…!www」
エンタープライズがいーぐるちゃんに突っ込む。
「今年最後にして、ペットに突っ込むエンタープライズちゃんなんて貴重だぞおまえら…」
………………
「さて、2019年最後のオフニャの知らない世界だったけども…」
「にゃ。どうだったかにゃ?」
「艦船の子達通じて、色々『闇が深い』なって…」
明石が笑い出す。
「闇深い?そうかにゃ?www」
「あ、これきっと『あの海』だからか。びそくじゃやらないようなネタばっかだもんな…」
「まぁ…そうかもしれないにゃ」
「来年やるのかな、これ」
「・・・。」
「おいなんか言うよそこ!?」
「すべて筆者次第にゃ…」
「そうね…最後になんか言いたいことある?」
「ダイヤ買ってください……お願いします…」
「生々しいわ……www」
「お願いします…不良在庫はちょっと勘弁にゃ……」
「だそうよww はい!それではー」
「みなさまー」
「「よいお年を!(にゃ!)」」
「指揮官、ダイヤ買ってにゃ?」
「だから、生々しいからもうwww」
笑いに包まれ終了。
……………
「オフニャはここで…これを。明石は綾波たちを…ここに」
「はい、えーっと…これで良いのよね?」
「そうだにゃ。そしたら…」
その後、オフニャと明石は次なる仕事か、急ぎで何かの準備を進めるのだった。
果たして……?
To be continued………?
閲覧ありがとうございます。
遅筆ですorz
匂わせつつもオフニャシリーズ単体の2019年の話はここまでです。
まだ登場させてない方も居ますが、来年は無論未定…(˘ω˘;)
それでは、このお話をお読みになった後で、建造でエンタープライズが出た指揮官様や、明石の店にダイヤを買いに駆け込んだ指揮官様、年越し支度を終えた指揮官様がいらっしゃいましたら、是非ともお気に入り登録やご感想、ご投票をよろしくお願いします。
では、また次のお話で。
by筆者
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