モブだけどヒーロー活動してます   作:低速のソニック

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番外編なのに前の話続いちゃってるよ…。

杏は突然話かけられて反射的に足を止めた。

「どうしたの?」

少し焦りながら聞き返した。

「この作品、UAが1000越えたからみんなにありがとう伝えたくて。ありがとー!」

「ねぇ、それ今言うこと?」

この状況からの突拍子のない感謝の言葉に苛立ちすら覚えていた。

「ところでUAって何?あと、評価に1付いてたうれしー!」

「いや、それ最低評価だから。あと、私もUA知らないわ。それはいいから早く向かうわよ。」

「おう。でもよ、1貰えるなんて嬉しいじゃねぇか。だって、読んでちゃんと指摘してくれてるんだぜ。」

「ポジティブすぎるわ!」

そうツッコミながらも着々と怪人のいる場所へと近づいてゆく。

着い…たわ…よ…。

杏は息切れを起こしながらそう答えた。

おぇぇ。

その隣に居た男はもっと苦しそうにしていた。

「もう…帰って…いい…?」

「ダメに決まっているでしょ。早く行くわよ。」

「先に行ってて。」

「置いていくわけないでしょ!」

「分かった…。行く…から…。」

休んでいるときだった。

「そこで休んでいていいぞ。永遠に。」

そこには知らない男がいた。

木棒を片手に持っているが さほど長くはない。

見た目は黒いスーツを着ている以外の特徴はないはず…。

だが、明らかに何か違うように見えた。

まるで妖術でも極めた仙人のように。

「では狩らせて貰うぞ。ヒーローよ。」

男はそう呟いて一瞬で神原に間合を詰めた。

間合を詰めた勢いで回し蹴りをした。

それだけのはず…だった。

神原は男の足に触れた瞬間、体が軽くなったかのように浮き上がりそのまま数百メートル吹き飛ばされた。

何!?

ウチは驚いた。

相手の強さにではない。

相手に触れた瞬間体の力が抜けたからである。

「お前じゃ俺には勝てないさ。」

そう言って男は神原に強烈な蹴りで追撃した。

神原は動揺していたが触れている一瞬だったため、深く考えることはなかった。

「それにしても体術か!?簡単に体が投げ飛ばされる…。」

「それがお前の…思考の限界だ。」

「なら、一撃殴ってやる!」

そう言って神原は地面を強く、強く蹴って走った。

そして男の前まで来たとき、もう一度地面を蹴り名一杯殴り付けた。

「グフッ!」

ニヤッ!

「やっと拳が届いた!」

な…なんだと!?何故ダメージが!

男はひどく動揺した。

「何故ダメージが…今何をした!」

「ただ地面を強く蹴ることを意識して名一杯力を入れることに意識しただけさ。」

「マジかよ!?尚更その力を消さなければならない。」

ドーン!

男は突然吹き飛ばせた。

そして気を失っていた。

よし、チャンスは今しかない!

今止めを指そうとしたとき、

「神原!その男に触れるな!」

突然白井さんが来たことに驚いた。

「あと、数刻遅れていたら死んでいたぞ!」

「どういうこと?」

ウチは尋ねた。

「今は関係ないことだ。忘れろ。」

そんなキツく言わなくても良いやろ。

っと内心思っていた。

「ところでその男と何か喋ったか?」

「いんや、特に。」

「そうか。だったらいいんだが。」

そう言って男に手錠をした。

「なんだったのさっきのは。」

杏はそう言った。

「さっきのって?」

「ハッキリ分からないけど気迫が有ったから驚いたの!」

「ほんと?えへへー。嬉しいー。」

神原は半分棒読みで喜んでみた。

「少しだけよ、少しだ・け!」

その後、何事もなかったのように静かに1日が過ぎていった。

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