娯楽部っ!   作:アポロ231号

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3話目です。
今回ちょっとピー音多め。
加減が分からんからね、しょうがないね。


Stage3 みんなでゲームをする時は仲良くプレイしよう

どうも、八神です。俺は今部室前に突っ立っています。

なんで中に入らずに立っているかだって?理由は簡単、このまま帰ろうと思っているからだ。

特に事情がないからちょっと顔を出そうとしたんだが、来たら来たらで帰りたくなった。そういう時ってあると思うんだぼかぁ。

まあ顔見せるだけ、見せたらすぐ帰ろう。3秒くらい。

 

 

「部長隙だらけでございますぞ!」

 

「あぁ!?豚テメェ私の可愛いゼ○ダちゃんに何してんだコラ!」

 

「んんwww隙を晒す部長が悪いのですぞwww」

 

「……隙有り」

 

「んおぁっ!?僕のプリ○たそが昼飯のおじさんの膝の餌食にーーー!?」

 

 

ドアを開けると四人仲良くゲームをしていた。学校でゲームしてる奴ら初めて見たわ。それも携帯機ではなく家庭用の。

よほどゲームに夢中なのか、入ってきた俺に気付く素振りはまったくない。

少ししたらいち早く負けた水瀬先輩が俺の存在に気付いた。なんだか申し訳なさそうな顔をしていた先輩を見て、やっぱこの人天使だわと思った。男だけど。

 

 

「ゴメンね気付くの遅れちゃって…つい夢中になっちゃって。あ、今飲み物入れるよ。お茶でいいかな」

 

「あ、はい。すいません気を使わせてしまって」

 

 

汲まれたお茶を飲みながら三人の対戦を観戦する。

見た感じ紫乃月がリードしていて部長と太田が争っている。というよりは太田がアイテムとかで部長を狙っている感じだった。

 

 

「オイ豚ァ!お前さっきから私ばっか狙ってるだろっ!?紫乃月も狙えよテメェ!」

 

「弱ってる人から狙うのは対戦ゲーの戦略の一つですぞwwwそれそれボールは貰いましたぞwww」

 

「だから私に向けて投げるんじゃねえ!あ、クソ、このっ!いい加減にしろテメェ!!!」

 

「びすこっ!?」

 

 

部長怒りのグーパンが太田の顔面に入った。あれは痛い。

うん、あれは殴られて仕方ない。なんというか戦い方が厭らしいというか狡いというか……「あぁ、こいつ嫌われるタイプのプレイヤーだな」としか言えない。

太田が痛みで頬を押さえている間に一ノ瀬先輩がトドメを刺そうとした瞬間、紫乃月が割り込んできた。二人仲良く吹っ飛ばられて対戦は終わった。

結果的に見れば水瀬先輩は4位で、部長と太田は同率2位、紫乃月が一位という形になった。

 

 

「……醜い戦いだった」

 

「いや悪いのはこいつだろ!私ばっか狙ってんだぞ!?リアルファイト不可避だろ!」

 

「ぼ、僕は悪くない……ゴフッ」

 

 

何言ってんだこいつ。側から見たら害悪そのものじゃねえか。

対戦が終わってテレビから集中が離れたのか、三人はようやく俺に気付いた。おせえよ。

 

 

「あ、ちょっと聞いてよ八神クン!このデブ私ばっか集中攻撃すんのよ!最悪じゃない?」

 

「それでも僕は悪くないですし反省する気もありませぬ」

 

「うっせえバカ!」

 

「ぷっちょっ!?」

 

 

カッコつけて眼鏡クイっとしてしていた太田を再び殴る。お前は少しぐらい反省しろ。

このままではガチのリアルファイトが勃発しかねないので水瀬先輩が部長を宥める。

 

 

「まあまあ落ち着いて十阿。八神くんも来てくれたし次は別のゲームをしよっか!みんなで仲良くパーティゲームとかカードゲームとかやる?」

 

「そうね、そんじゃあ……」

 

「あ、ちょっと待っていただきたい。その前に八神氏と対戦させてくれませんかな?」

 

「は?なんで俺?」

 

「娯楽部の部員たる者、そのゲームの腕前は優れた者でなくてはなりません。なので僕が八神氏の実力を推し量りたい所存」

 

「そんなこと言って、本当はさっきみたいにボコりたいだけでしょ。つかそんな規約ないっての。ホンット性格悪い豚ねいっぺん死ね」

 

「そ、そんなわけないじゃないですか!僕はただ普通に八神氏の腕前が気になったからであってですな!」

 

 

ええー?ほんとにござるかぁ?こいつの言葉には信用の「し」の字も感じられなかった。

断ってやりたいが先程の対戦の件もあってか、部長の怒りはまだ収まっていないようにも見えるし、何より部長がこちらを睨みつけている。

「断ったら潰す」と言わんばかりの威圧に断れる筈もなく太田からの挑戦を受ける。

しかしさっきみたいにアイテムによるハメもあるかもしれない。念の為にルールは変えさせてもらおう。

 

 

「じゃあルールはアイテム無しのタイマンな。ストック3の制限時間は7分。これでいいな?」

 

「ふむ、よろしいですよ。では僕は引き続きプ○ンたそを使わせていただきますぞ」

 

「俺は……そうだなぁマ○オでいいや」

 

「(マリ○ですと?スタンダードな性能を持つことから初心者から上級者まで使われるキャラ。ですが……初代からプレイしている僕に掛かれば八神氏など相手に非ず!力の差を見せつけてやりますぞ!www)」

 

 

と、考えているのだろうな。このデブのことだ、どうせ良からぬことを考えてるに違いない。

試合開始直後、相手の様子を見るべく距離を置き、攻撃後に生じた隙を突いて近付いて掴む。下投げからの空上空上、急降下して更に追撃!

太田の○リンも近付いて攻撃を仕掛けてくるがそれらを回避を使って避け、投げて空中コンボからの〜〜〜メテオォォォ!!!

 

 

「なっ…!?ぼ、僕のプリ○たそがこうも呆気なく…!八神殿、貴殿このゲームやり込んでいるなッ!」

 

「答える必要はない」

 

 

このゲームをプレイしたことがないなんて言った覚えはない。つまりはそういうことだ。

妹とよく対戦しているからキャラクターの性能、コンボ、立ち回り、対策、それら全てを一応頭に叩き込んである。

太田も中々の実力だが、妹に比べれば楽な相手ではある。が、それでも相手していてキツイものはキツイ。

終盤負けそうになってしまったが何とか勝利した。

 

 

「くそぅ…負けた…無念…っ」

 

「八神クンやるじゃん!クソ厭らしい立ち回りすることで嫌われる(主に私や由依)太田のプ○ンに勝つなんて」

 

「実際ギリギリっスよ……勝てたのはたまたまですよ」

 

「ナイスゲーム」

 

 

顔色一つ変えずに紫乃月が親指をグッと立てる。

紫乃月に褒められるのはちょっと嬉しかったというのは内緒だ。

 

 

「認めるしかありませんな…自分自身の未熟を…」

 

「んじゃあ豚も成敗できたことだし別のゲームしましょうか」

 

「賛成。ス○ブラもいいけど他のゲームもやりたい気分。結弦も…やるでしょ」

 

「いや俺は……まあ、一回ぐらいならやってもいいかな?」

 

「それじゃあボクはお茶とお菓子を用意するよ。ボクのことは気にせず楽しんでいいよ」

 

 

その後、みんなで楽しむ為に桃○をやってリアルファイトが起こった。

理由は……まあ言うまでもないが太田だ。あとは察してくれ。

とにかく今日学んだことは「太田(コイツ)はクソ性格悪い」ってことだ……。




ゲーム「友情は破壊するもの」

みんなもプレイする時は気を付けよう!
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