ありふれた職業と最強兄弟   作:狼牙竜

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お待たせしました、ついにライセンでの決戦始まります!

仮面ライダーセイバー、新商品の情報が明かされてきましたね。
ベルトではなく剣の発売路線ですが…


感想、評価が力となります!


第12話 決戦、ライセン大迷宮

『この本によれば、『元』普通の錬成師南雲ハジメ。彼には魔王にして時の王者『オーマジオウ』となる未来が待っていた』

 

『新たな力、クローズアーマーでようやく最奥に入ることの出来た我が魔王達は、そこで解放者唯一の生き残り『ミレディ・ライセン』と顔を合わせた』

 

『しかしミレディ・ライセンは最初から本気なようで、何とファイズのライドウォッチを使い我が魔王達の前に立ちはだかる…』

 

 

―――――――――――

 

 

「っ!」

 

ハジメは手始めにとドンナーの引き金を引き、ファイズミレディに発砲するが全くの無傷だった。

 

「ダメダメ。素でアザンチウム装甲を使ってる上にファイズの装甲を追加したこのミレディちゃんにそんな攻撃、届かないよ~」

「アザンチウムぅ!?いや、嘘だろ!?」

 

ハジメの声にぎょっとした一同だが、すぐに納得する。

 

「…ハジメ君。アザンチウムって…」

「おう。この世界でも最硬と言われてる鉱石だ…錬成も難しいからそうそう準備できねえけど、俺達の装備にもいくつか使ってるのがある」

 

厄介なものを使っていると内心呟いたハジメだが、すぐに頭を切り替えて眼帯をめくる。

 

「…へえ。お前には核があるのか。しかも人間の時の名残みてえに心臓の位置…」

「な、なんで見えてんの!?ここって魔法が使えな…そうか、オー君からの生成魔法で作ったアーティファクト…!」

 

ミレディは核を見抜いたカラクリを暴くが、ハジメ達が一斉に襲いかかる。

 

「「変身!!」」

《仮面ライダー!ジオウ!!》

《KAMEN RIDE…DECADE!》

 

ハジメはジオウ、ツカサはディケイドに変身するとジオウはジカンギレードを、ディケイドはライドブッカーを持った。

 

「シアとクロハネはミレディ本体を叩け!香織はクロハネを、ユエはシアをサポートだ!」

 

「わかった!クロハネちゃん、遠慮なく進んで!」

「わ、わかりました!!」

「ハジメの指示に従って…邪魔者は私達が排除する」

「はいですぅ!」

 

「ハジメ!お前と俺はミレディの能力を分析しつつ攻撃だ!」

「おう!」

 

ジオウのジカンギレードによる射撃が炸裂するが、ファイズミレディのボディには傷一つつかない。

 

「相当硬いですが…それなら」

「私達で破壊する!」

 

シアのドリュッケンとクロハネのフランメ、アイズが同時に振り下ろされるが、ファイズミレディのパンチで受け止められてしまう。

 

「「ぐうううう…!」」

「中々やるね…でも腕力でゴーレムが負けるわけないのさ!」

 

ミレディの一撃でシアとクロハネが押し返されるが、ジオウはすかさずファイズミレディの頭上を取り、クローズライドウォッチをジカンギレードに装填。

 

《フィニッシュタイム!》

「くらいやがれ!」

 

《スレスレシューティング!》

 

銃口から放たれた青い龍がファイズミレディの体に激突するが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや~…流石のアザンチウム合金製ボディでもこれをくらったら一たまりもなかったかもね~」

 

無傷のファイズミレディに驚愕するジオウ。

 

 

「でも残念!さっき言ったでしょ?ミレディちゃんはファイズウォッチを使ったことでアザンチウムだけでなくファイズの装甲に使われてる特殊合金『ソルメタル』をゴーレムの装甲に追加したんだよ!」

 

ファイズの装甲に使われる特殊金属を使ったことでファイズミレディの防御力はハジメ達の予想を上回っていたのだ。

 

「ちぃっ!やっぱ簡単にはダメージが通らねえのか!」

 

時間をかければディケイドの法則を無視した力でヒビを入れることは可能だろうが、現状ミレディを相手に時間をかけるのは難しい。

すると、ミレディはさらなる攻撃を仕掛けてくる。

 

「さてさて…お次の攻撃はこれ!」

 

ファイズミレディの目が怪しく光ると、上空に浮いていたブロックが次々と降ってくる。

 

「なっ!?」

 

足場としても使っていたブロックを躱すと、次はなんと真横からブロックが飛んでくる。

 

(ありえねえ…この動きは…)

(重力をまるっきり無視…重力を無視?ってことは!)

 

ハジメとツカサはミレディの能力に驚くが、やがて二人共同じ結論に達する。

 

「「こいつの神代魔法は…『重力魔法』か!!」」

 

「おや?大正解だよ!ミレディちゃんから正解の特別サービス!」

 

ファイズミレディはハジメ達が自分の神代魔法に気づいたことに驚くも、刺付き鉄球を持つとそれを投げつけてくる。

 

「香織!ユエ達と一緒に奴を封じるんだ!ここは俺が抑える!」

 

ジオウはウォッチをドライバーから外してハジメの姿に戻ると、『義手の肘部分に加工した神結晶を装填』する。

 

「ファイナルモード移行…オマケにこいつだ!」

 

ドリュッケン達に仕込んでいるパワーアップシステム、『ファイナルモード』。ハジメはドリュッケンに仕込む前に試作品として義手に後付けながらファイナルモードを搭載していたのだ。

 

 

「錬成からの…振動破砕だ!」

 

ハジメは素早く手合わせ錬成をしてメリケンサックを義手に錬成。そのまま振動破砕を使うことでファイズミレディの鉄球を受け止める。

 

「うっそ!?ミレディちゃんの攻撃を!?」

「前に似たような鉄球を壊したからな…あと、俺に気を取られちゃダメだぜ?」

 

ハジメに気を取られていると、ファイズミレディの前にディケイドと香織、ユエ、シア、クロハネが。

 

《FINAL ATTACK RIDE…DE・DE・DE・DECADE!》

「くらえ…『波断』っ!」

「ロックオン…電磁加速で、最大火力!」

 

ディケイドの必殺射撃『ディメンションブラスト』がミレディの胸部に直撃し、ユエが筒から水を放つと水魔法で妨害。

追撃とばかりに香織が神結晶で魔力を回復させながら纏雷を発動させシュラーゲンを使ってディメンションブラストの命中した部分に攻撃をし、シアとクロハネの腕力に任せた一撃がファイズミレディに炸裂。

 

「ここまで散々好き勝手されたから…」

「その分吹っ飛びやがれですぅ!!」

 

衝撃で鎧がひしゃげたファイズミレディだが、床などの鉱物を使い徐々に修復されている。

 

「やるね…でも、こんなことしても無駄だよ。私はゴーレムだから核が無事な限り周囲の鉱物でいくらでも…っ!?」

 

再生させようとするファイズミレディだが、ユエはここまで使ってきて床に散らばった水を使うことで本来ならこの空間では使えない上級魔法『凍柩』を発動。

 

「嘘!?凍柩って…どうしてここで上級魔法が…」

「ずっとここまで水を使ってたから…周囲に散らばった水を使えば、上級魔法だろうと大幅に消費を抑えられる…それでも、ほぼ全魔力を使い切るけど」

 

だが、これで再生も封じられた上身動きまで取れなくなった。

 

 

倒れそうになったユエだが、香織とハジメが支える。

 

「お疲れ様、ユエ」

「ユエ…よくやった」

「ん…ありがとう。香織、ハジメ」

 

やがて、ジクウドライバーを着けたままのハジメがミレディに話す。

 

「さて、これじゃ再生も動くこともできねえだろ。あとは大人しく神代魔法を…」

 

ハジメが声をかけるが、ツカサが遮る。

 

「…お前。どうして黙って…っ!!」

 

ファイズミレディの目がチカチカと不気味に光っており、ツカサは彼女が何かを仕掛けようとしていることを直感的に悟る。

 

「ハジメさん!『未来』が見えました!降ってきます!!」

 

シアの固有魔法である未来視が自動的に発動し、ハジメ達は天井に視線を送る。

 

「まさかこれは…!」

「ふっふっふ…そうだよ…!今からこの部屋の天井全てを…『君たちの頭上へ落とす』!」

 

その言葉をキッカケに、部屋の天井が無数の四角いブロックに変化してハジメ達の頭上に降ってきた。

 

 

「さあ…凌いでみせなよ?」

 

彼女の感情に呼応するかのように、ファイズミレディの目が黄色く輝いた…

 

 

 

 




次回、ありふれた職業と最強兄弟

第13話 ムゲンマスター2016
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