ありふれた職業と最強兄弟   作:狼牙竜

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お待たせしました、今回でライセンでの戦いは決着となります!


セイバー、今日は6人目の仮面ライダーが登場しましたね…
忍者ライダーがまたも増えていく。


感想、評価が作者の力となります!


第13話 ムゲンマスター2016

『この本によれば…『元』普通の高校生にして錬成師南雲ハジメ。彼には魔王にして時の王者『オーマジオウ』となる未来が待っていた』

 

『第二の迷宮、ライセン大峡谷を攻略すべく戦う我が魔王達だったが、ついにラスボスのミレディ・ライセンと対決』

 

『一度は追い込むが、ミレディは天井を自在に操作して我が魔王達に向けて落としてきた…』

 

『そして我が魔王はついに新しいライドウォッチの力で…』

 

「おっと。ここから先はみなさんには『未来の出来事』でしたね」

 

 

――――――――――

 

「香織!ユエ!」

 

ハジメは香織とユエに呼びかけると二人はすぐにハジメのもとに駆け寄り、ツカサのもとにもシアとクロハネが駆け寄る。

 

「「瞬光っ!!」」

 

次々と降ってくるブロック状の天井を避けていき、避けられないものはドンナーなどの銃器で破壊。

 

(よし、ドンナーで破壊できる材質だ…これなら――)

 

途中でハジメの思考が途切れる。

砕かれたブロックの『瓦礫』をファイズミレディが操り、ハジメの側頭部に直撃したのだ。

 

(しまった…あのサイズなら操れたのか…!)

 

瓦礫にまで気を回せなかったハジメは視界が揺らぐ中、平衡感覚が狂っているのを感じる。

 

「ぐ…このままじゃ…!」

「ハジメ!」

 

ハジメをカバーしようと動くツカサだったが、それより早く動き出す人影があった。

 

 

「おおおりゃあああ!!」

「はああああっ!」

 

ハジメ達めがけて飛んできたブロックをシアがドリュッケンで粉々にし、クロハネがフランメとアイズを盾のように扱い、防ぐ。

 

「ここは私達が防ぎます!」

 

次々と飛来してくるブロックを打ち砕くシアとクロハネ。

 

(絶対に守りぬくんです!)

(希望を、戦う勇気と力をくれた人たちのために…)

 

((必ず、守りぬく!!))

 

シアは神結晶をドリュッケンに装填し、ドリュッケンが高速振動を開始する。

 

「でやああああああああ!!!」

 

ファイナルモードの発動によって近づくブロックを全て粉微塵に消し飛ばしたシアだったが、ファイナルモードの反動によって一瞬力が入らなくなる。

 

「シア!」

 

クロハネの声に反応すると、目の前に瓦礫が飛んでくるのが見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ったく、相変わらず危なっかしい…」

 

が、間一髪で瓦礫は破壊される。

 

シア達が振り返ると、後ろには復活したハジメ達がいた。

 

 

「だけど、よくやったぞ!」

 

ハジメは二つのウォッチを取り出し、シア達に呼びかける。

 

「二人共、こっちに来い!この天井攻撃から脱出するぞ!」

 

ハジメは二つのウォッチを起動させるとドライバーに装填し…

 

 

「変身!!」

 

 

――――――――――

 

 

「ミレディちゃん、復活!!」

 

一方、ファイズミレディは破損したボディを完全に修復した。

 

「さてさて、どうなったかな?まあ、これくらいどうにかできないとあのクソ野郎相手には…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《アーマータイム!!》

 

突如『頭上』から聞こえてきた声にファイズミレディは上を向くと…

 

 

「…生きてたね」

「あったりまえだろ!」

 

《レベルアーップ!ゲンム!!》

 

両肩には紫と黒のゲームカセットのような装甲、胸のデザインは右に四つのボタンのようなデザインが施されており左に体力ゲージと剣、ハンマーのアイコンが描かれている。

マスクは逆立った黒い髪の毛のような造形が付き、『ライダー』の文字は『ゲンム』に変化。

 

ジオウはミレディから受け取っていた『ゲンムライドウォッチ』を用いた形態『ゲンムアーマー』へと変身し、脱出に成功していた。

 

その背後には紫色の土管らしきものがあり、すぐに消失。

 

「なるほど…ゲンムウォッチならば自在に脱出できるもんね。でもよく気づいた…」

「さっきのゴーレム兵士の復活だよ。あれがヒントになった」

 

ジオウはジカンギレードを取り出し、ツカサもいつの間にかディケイドに変身。

 

《フィニッシュタイム!クリティカル!タイムブレーク!!》

 

必殺技を発動させたジオウは無数のゾンビらしきものを背後にオーラとして出現させ、ドス黒いエネルギーを纏わせながらファイズミレディの周囲を高速回転。ファイズミレディの弱点である心臓部めがけてジカンギレードを突き出す。

 

 

「何度やっても…無駄ああああ!」

「オラアアア!!」

 

心臓部の装甲は融解したものの完全に破壊できずジオウの変身は解けたが、ハジメは続けて叫ぶ。

 

 

「香織!シア!クロハネ!お前達で決めろ!!」

 

 

ハジメの背後から飛び出した香織がハジメのアーティファクトである『パイルバンカー』を装備し、現れる。

このパイルバンカー、本来はハジメの義手に接続して使うハジメ専用武器だったが、香織にのみ保護、接続用アーマーを予め渡していた。

魔物の肉によってハジメ同様強化された身体を持つ香織だからこそ、絶大な破壊力を持つこの武器を扱えるのだ。

 

「くっ!」

 

パイルバンカーに嫌な予感がしたであろうファイズミレディが攻撃をしようとするが、クロハネとユエが妨害。

 

「させない!」

 

ユエのネブラがファイズミレディの目を攻撃し、一瞬だが魔法の発動を妨害。

その隙にクロハネが神結晶をフランメとアイズに装填し、同時にファイナルモードを発動させる。

 

「動くなあっ!!」

 

投擲された大剣がファイズミレディの両腕に突き刺さり、蓄えられた魔力が両腕を粉砕。

 

「これで…!」

 

『圧縮錬成』によって4トン分の大質量の金属を直径20センチ、長さ1.2メートルにまで圧縮し、表面をアザンチウムでコーティングした漆黒の杭。

かつてハジメとツカサが開発した最強武器の発展型となった切り札が大量の燃焼石と電磁加速によって発射され、ファイズミレディの心臓部に突き刺さる。

 

「ぐううう…あああっ!?」

 

発射した香織はその反動で吹き飛ばされてしまい、ディケイドが咄嗟に助け出す。

 

「ハハハ…残念!後一歩だった…」

 

最後まで言い切ろうとしたファイズミレディだが、『最後の一人』の姿を視界に捉えた。

 

 

「まだ、私がいるですよ!!」

 

空中で神結晶を使い、ファイナルモードを発動させたシア。

 

「おおおりゃあああああ!!」

 

ファイナルモードによって高められたドリュッケンの最大パワーが突き刺さった杭に打ち込まれ………ついにファイズミレディの核が砕け散った!!

 

「…これで俺達の勝ち…だな」

 

ボロボロになりながらも、ハジメは勝ち誇った声で宣言した。

 

 

―――――――――――

 

 

一方、ライセンから離れた場所にある小さな町では…

 

 

 

「…一体、これって何なんでしょうか…」

 

 

外見はどうみても幼い子供にしか見えない女性が宛てがわれた部屋で考え事をしていた。

 

(これを手にしてから、私の技能がさらに高められて…それに)

 

彼女の脳裏に浮かんだのは、『これ』を手に入れてからみた嫌な夢。

 

 

(間違いない…外見は違ったけど、生徒達もあの中に…)

 

小刀のようなものがついた黒いベルトを装着した八重樫雫。

中央にディスプレイがついた白いベルトを装着した坂上龍太郎。

マゼンタカラーのベルトを装着した南雲ツカサ。

他はまだ見えなかったが、見覚えのあるシルエットがたった一人の少年を取り囲んでいた。

 

彼らが対峙していた人物の名は『オーマジオウ』。

だが…何故だろうか。

 

 

(あの子…まるで『泣いてた』ような…)

 

女性…『畑山愛子』はオーマジオウの少年を思い出す。

どことなく見覚えのあった外見の少年の顔は…とても悲しげだったのだ。

 

 

(これがなんなのか…まだわからないけど)

 

「何故でしょうね…これがとても大切なもの。というのだけは何となくわかった気がします」

 

愛子は数日前に自分の前に現れた『2001』の刻印が施されたライドウォッチをぐっと握った。

 

 

 

 




次回、ありふれた職業と最強兄弟

第14話 第2の神代魔法
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