ありふれた職業と最強兄弟   作:狼牙竜

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お待たせしました、次回から第3章突入となります!

セイバー、まさかのエスパーダ退場の可能性が出てきましたね…
時期は早いですが、『クリスマスの悲劇』と同じ話数でしたので嫌な予感が止まりません。

感想、評価が力となります!!


幕間3 イル・サルバトーレ2068

『この本によれば…『元』普通の高校生南雲ハジメ。彼には魔王にして時の王者『オーマジオウ』となる未来が待っていた』

 

『彼らの旅路が進む一方、ハイリヒ王国ではアナザーライダー達の手によってダスタードとロイミュードによる攻撃が行われており、騎士団と我が魔王の元クラスメイト達が激しい戦いを繰り広げていた』

 

『しかし、その中で坂上龍太郎と八重樫雫が自らの戦う想いを自覚したことにより、ついにライドウォッチが覚醒…仮面ライダー鎧武と仮面ライダーゲイツがこのトータスに現れた…』

 

 

――――――――――

 

3体のロイミュードと10体を越えるダスタードが迫る中、鎧武はミカンの果肉をイメージした刀身の刀『大橙丸』と左腰に装備していた刀『無双セイバー』をそれぞれ握り、ゲイツも平仮名で『おの』と書かれた斧型武器『ジカンザックス』を掴むとダスタードとロイミュード達に応戦を開始。

 

 

「いくぜえええ!!」

 

ゲイツはジカンザックスでアイアンに斬りかかり、鎧武は032と036を相手に奮闘。

 

「くらいなさい!」

 

大橙丸の斬撃を受けて火花を散らせる032。

続けざまに鎧武は無双セイバーのマズル部分を引き、ガンモードに切り替えると036のボディに銃撃を放つ。

 

《YOU ME!》

 

一方、ゲイツはアイアンを蹴り飛ばすとジカンザックスを弓の形態へと変形させ、アイアンの足を正確に狙い撃つ。

 

「まずは雑魚から蹴散らす!」

 

ゲイツはジカンザックスの弓部分についたスイッチを押すと音声が流れる。

 

《タイムチャージ!5!4!3!2!1!》

 

英語でカウントダウンが始まり、ゲイツは徒手空拳で迫ってきたダスタードに応戦。

 

《ゼロタイム!》

 

チャージ完了を告げる音声を聞き、ゲイツはジカンザックスの弦を思いっきり引いて…

 

《ギワギワ撃ち!》

 

強力なエネルギーの矢がダスタード達を貫き、爆散させた。

 

 

――――――――――

 

 

「攻撃が通じてる…いや、これなら勝てる!」

 

鎧武は変身したことによって上昇した力を感じ、一気に畳み掛けるべく無双セイバーと大橙丸を接続。

ゲイツもジカンザックスを斧モードに変形させて勝負をつけようとするが…

 

 

 

 

「まだだ!」

 

 

アイアンが二人に手を突き出すと、『二人の動きが鈍くなる』。

 

 

「なっ…!?」

「体が…上手くうごかねえ!?」

 

ロイミュードの特殊能力『重加速』によって動きが鈍ってしまい、036の砲撃を受けた二人は倒れる。

 

 

「龍太郎君!シズシズ!」

 

吹き飛ばされた二人を見て叫ぶ鈴。

だが、鎧武は走ろうとする鈴を手で制する。

 

 

「大丈夫…ちょっと油断した…」

 

再び立ち上がった鎧武だが、ロイミュードへの対策をどう取ればいいのか必死に頭を働かせる…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《不可思議マジック!》

 

どこからか聞こえてきた音声にゲイツ達がその方向を向くと、杖モードのジカンデスピアを持ったウォズ・フューチャーリングクイズが必殺技を発動させていた。

 

「ぐあああああ!?」

「「があああ!?」」

 

ロイミュード達は足元が爆発し、爆煙に包まれる。

 

「ウォズ…さん…」

「来てくれたのか…」

「苦戦しているようだね。だが…私の手助けは今回最小限に留めさせてもらうよ」

 

そう言うとウォズは鎧武の右腰に着いている『ロックシードホルダー』から苺型のロックシードを取り外し、さらにゲイツには『2014』の刻印が入った白いライドウォッチを渡す。

 

「八重樫雫。君はそのロックシードを起動させてアームズを交換したまえ。坂上龍太郎。君のジカンザックスにこのライドウォッチを使えば、君は重加速の影響を受けずに戦える」

 

そう言うとウォズは変身を解除し、首に巻いていたストールを使って姿を消した…

 

 

「あとは君達が道を切り開くんだ…」

 

 

――――――――――

 

ウォズが消えた直後、再びロイミュードが迫って来るがゲイツは鎧武に声をかける。

 

「…雫。俺が先に切り込む」

「ええ…お願い!」

 

《MACH!》

 

ゲイツは白いウォッチ…『マッハライドウォッチ』を起動させ、ジカンザックスに装填。

 

《フィニッシュタイム!》

 

アイアンは再び重加速を放つが、ゲイツは重加速の影響を受けることなく突き進んでいく。

 

「でりゃあああ!!」

《マッハ!ザックリカッティング!》

 

ウォッチに『R』の紋章が浮かび、音よりも速く振り抜かれた斧はアイアンの腕を破壊。

声を出す間もなくゲイツの蹴りが命中し、アイアンは逆に吹っ飛ばされる。

 

《イチゴ!》

 

鎧武も戦極ドライバーにセットしていたオレンジロックシードを外し、イチゴロックシードを装填。

 

《ソイヤッ!》

 

頭上にクラックが生成され、そこからオレンジアームズ同様に苺型の鎧が降ってくる。

 

《イチゴアームズ!シュシュッと、スパーク!!》

 

バランスよく装甲が着いていたオレンジアームズと異なる小さな鎧に、両手に出現したイチゴ型のナイフ『イチゴクナイ』を装備した姿。

『仮面ライダー鎧武・イチゴアームズ』へと変身し、032と036めがけてイチゴクナイを投げつける。

 

「ぐお!?」「があ!」

 

突き刺さったイチゴクナイが爆発してロイミュード達は怯み、鎧武はこのアームズの能力を把握する。

 

「そういうことね…なら!」

 

鎧武はイチゴクナイを3つ取り出してロイミュード達に投げつけ、無双セイバーにイチゴロックシードを装填。

 

《ロック・オン!イチ!ジュウ!ヒャク!》

 

刀身にエネルギーが溜まり、鎧武は無双セイバーを振り抜く。

 

「とりゃあっ!」

《イチゴチャージ!!》

 

無双セイバーから巨大なイチゴ型エネルギー弾が飛び出し、空中で無数のイチゴクナイに分裂し、032と036に降り注いで2体は爆発に包まれる。

 

「あとはこれで…」

《オレンジアームズ!花道・オン・ステージ!》

 

再びオレンジアームズに変身した鎧武は大橙丸と無双セイバーを連結させた『ナギナタモード』にし、オレンジロックシードを無双セイバーに装填。

 

《ロック・オン!イチ!ジュウ!ヒャク!セン!マン!》

 

先程より長くチャージをした鎧武は斬撃を飛ばすとオレンジ型のエネルギー球体にロイミュード2体が包まれ、拘束される。

 

《オレンジチャージ!》

 

チャージ完了した無双セイバーを構え、鎧武は走り出し…

 

 

「ハアアア…セイッハアアアアア!!!」

 

必殺の斬撃『ナギナタ無双スライサー』でロイミュード2体を纏めて切り裂き、撃破した。

 

――――――――――

 

一方ゲイツは…

 

「おらっ!でりゃっ!はああ!!」

 

ジカンザックスを手放し、得意のステゴロでアイアンと殴り合う。

 

「おのれ…人間などに簡単に負けてたまるか!」

 

アイアンはなおも殴りかかってくるが、ゲイツは逆にアイアンの腹に一撃を入れるとウォッチのボタンを押してドライバーを操作。

 

《フィニッシュタイム!タイムバースト!》

「らああ!!」

 

瞬間的に集まったエネルギーを纏った拳がアイアンを吹き飛ばし、ゲイツは再び同じ動作をする。

 

《フィニッシュタイム!》

 

今度はすぐにドライバーを操作せず、変身時と同じような持ち方をして…

 

 

「決まりだ!」

《タイムバースト!》

 

ジャンプしたゲイツのマスクに描かれた『らいだー』の文字と、足の裏の『きっく』の文字がアイアンめがけてレールを敷くかのように大量に現れ、ゲイツは空中でキックの体制をする。

 

「ハアアアアア!!」

 

一瞬だがアイアンにキックが炸裂する姿が周囲の目に映り、一拍遅れてゲイツが急降下キックを放つ。

 

「くっ…こんなところでえええええ!!」

 

腕の装甲を破壊されたアイアンに防ぐ術はなく、ゲイツの『タイムバースト』によってアイアンロイミュードも爆発。

『032』、『036』、『029』の数字が空中に浮かぶと消滅した。

 

 

―――――――――――

 

消滅を確認し、ゲイツと鎧武は変身を解除。

 

それなりに疲労感を感じていた二人だったが、鈴といつの間にか合流した恵里、光輝が寄ってくる。

 

「シズシズも龍太郎君も何それ!?あの怪物を倒しちゃったけど!?」

「雫…龍太郎…それって、ガハルド皇帝が使ってたのと…」

 

光輝の言葉に歯切れが悪そうな顔になった龍太郎だが、頷く。

 

「ああ…いつの間にか持っててな。ま、お陰で奴に勝てたんだ。野暮なことは言いっこなしさ」

 

得体の知れない力であるライドウォッチに警戒する光輝だったが、龍太郎と雫ならば皇帝なんかと比べるまでもなく信頼のできる相手だと自分を納得させ、それ以上は何も言わなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時、光輝は自分自身ですら気づいていない感情が心の中で暴れまわっていた。

 

 

 

(雫も、龍太郎も…あの怪物たちをあっさり倒した…なのに)

 

 

メルドも苦戦はしたものの数体のダスタードを倒しており、雫達に至っては言わずもがな。

 

 

(俺が勇者なのに………俺は、何一つできなかった…!メルドさんでさえ何体かには勝てたのに…!)

 

すでにオルクスを探索してきた影響か、光輝のステータスは人類でも最強と言えるレベルまで成長している。

未だに純粋な剣技では負けるものの、今ではメルドをも越えるステータスになっていたにも関わらず勝てなかったことは光輝の心に焦りを生んだ。

 

 

「もっと…強くなってやる…!」

 

 

光輝の言葉は、誰の耳にも入ることはなかった…

 

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

「やれやれ…これで準備は出来た」

 

王都を出たウォズの手にはいつの間にかマッハライドウォッチが握られている。

 

「これで救世主は誕生。あとは…」

 

ウォズが取り出したのは自分が使っていた『シノビ』と『キカイ』のウォッチとシノビに何処か似たウォッチ。

そして『シアンカラーのライドウォッチ』だった…

 

 

「我が魔王…今、向かいます」

 

 

 

 

 




次回、ありふれた職業と最強兄弟

第3章1話 旅立ち、ブルック
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