冷徹人間と5色   作:龍玖

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待たせたなぁ…あぁ…やってみせるさ。


ゼロから

龍「はぁ〜」

 

イ「どうしたんですか?」

 

事務所の机に龍崎は突っ伏していた。

 

龍「今月からじゃん。全国予選区大会」

 

イ「ですね!」

 

龍「戦術プランを幾つ組めばいいのかって悩んでるんだ」

 

千「あら、龍崎くん居たのね。イヴちゃんと一緒に何やってたのかしら?」

 

事務所のドアが開くと千聖が入ってきた。仕事終わりなのだろう

 

龍「俺が居なくても勝てるように策を編んでるんだ」

 

千「それはどういうことかしら?」

 

イ「なんで出ないんですか?」

 

龍「わかっているようにcircle戦の『トランザムブレイカー』の後遺症が現状出ていない。後遺症がいつ出るかわからない状態で戦って大丈夫なのかってことだよ」

 

千「確かに出ていないわね…」

 

イ「その辺は少し怖いですね…」

 

龍「という事でサポートに回ろうと考えている。」

 

千「それは私達だけで戦えって言うのかしら?」

 

龍「そういう訳では無い。サポートメカだよ」

 

イ「それはなんですか?」

 

龍「支援機だよ」

 

ガンダム作品的に言えば

Gメカ

Gファルコン

 

って所だ

 

ブーブー

 

龍「彩か」

 

彩『予選相手決まったよ〜、水泳クラブ?らしいよ〜』

 

彩からの情報を再度、頭に入れ、戦闘の案を練っていた

 

龍「あーまとまらねぇ」

 

千「なんで海の絵を書いているのかしら?」

 

龍「向こうが水中戦メインで来るとこっちは陸戦か空中戦になる」

 

蒼「はいはい、頭冷やせよ」

 

蒼井は無糖の炭酸水を4本買ってきていた

 

龍「ありがとうございます」

 

蒼「ん?水中かな?」

 

龍「そうなんですよ」

 

蒼「教えようか?"戦術"を」

 

龍「なんであんたが知ってる」

 

蒼「昔な、"全国まで"出たことがあってな」

 

千「こんな身近にこんな実力者がいたのね。」

 

蒼「昔、だからな?」

 

イ「どんな人達がいたんですか?」

 

蒼「昔なネットの仲間達と世界大会を目指していたんだ」

 

龍「ネット…か…」

 

蒼「まぁ全国大会第1試合で前向けないぐらいまでボッコボッコにされたけどな」

 

蒼井は今でも覚えている。

白銀の悪魔を。

 

?『やれ、ELS』

 

蒼『くっそ!』

 

ELSの融合によるコピー制作

6本腕の悪魔。白銀の6本腕。色々な呼び名の前に蒼井は敗れ去った。

 

蒼井はそれからはガンプラはやっていたが、殆どやっていない。

 

蒼「そろそろ事務所閉めるぞー」

 

時計は6:30を回っていた。

 

龍「帰るか」

 

イ「はい!」

 

千「で、どうするか決めたのかしら?」

 

龍「追って連絡する」

 

千「そう」

 

それぞれ、帰路を歩いていた。

 

龍「携帯、なってる」

 

チャット

 

『例のもん、家に運んどいたよ』

 

親戚だ

隣の市でプラモ店を営んでいるというのを聞いた

 

奏「まーた遅い!」

 

龍「悪い。作戦を練るのに思った以上の時間がかかった。」

 

奏「とりあえず夕飯にしよー」

 

龍「あ、ああ」

 

部屋に行き、コートをハンガーにかけその時、ふと頭に浮かんだ。

 

『Gライドアーマー』

 

後方支援機

でありつつMSを内蔵している。というのを

 

龍「その手があったか」

 

奏「おにーちゃんまだ〜?」

 

龍「すまない待たせたな」

 

席に座ると机にはハンバーグが皿の上にあった

付け合せはとうもころこし

 

奏「おにーちゃん大会出るの?やっぱ」

 

龍「あぁ、逃げられないし逃げたらダメな気がしてな」

 

奏「私も出るんだ〜」

 

龍「へ?」

 

奏「どうしたの?」

 

龍「どうしたの?の前をリピートアフターミー」

 

はっきり言ってなうで驚いてる

何故なら普段からあんまりガンプラバトルを好まない性格の奏が『大会出るんだ〜』なんてこと言うからおどろくよ

 

奏「出るって言っても〜別区分なら大丈夫かな〜」

 

龍「そうか」

 

奏「お兄ちゃんも頑張ってね〜!」

 

龍「ありがとう」

 

 

夕食後部屋に入ると床に置かれていたダンボールを開けた。

HGのGNアーチャーと百式のカスタム機、あまりなのか00の頭以外って言う凄いセットだ。

 

 

 

後日

 

司「Ladies and gentlemen、花咲地区全国予選大会を始めます!」

 

予告どおりのトーナメントになった

 

日「おーい!」

 

龍「悪ぃ、二三個持ってきたから遅れた。」

 

イ「用意周到ですね!」

 

千「それで学校来ないのはちょっと違うんじゃないかしら?」

 

龍「あのよ、大変なんだよ。」

 

彩「ほら!次私達の番だよ!」

 

麻「ジブン、上手くやれますかね…」

 

全員が初めての水中戦だ。

もちろん俺も初めてだ。

 

モブ「奴ら、海中戦を舐めてやがりますぜ…旦那」

 

敵リーダー「なぁに、蹴散らせばいいだけだ。所詮バンドだ」

 

 

Gunplastic set

Field Sea

 

敵リーダー「アルケーレグナント!」

 

モブ「アクアジム!!」

 

モブB「アクアグフ!」

 

 

初陣だ。

 

彩「プリティガンダムカスタム!」

 

千「エレガントガンダムFa!」

 

日「ワンダーガンダムネクト!」

 

イ「真サムライ・ブレイブガンダム!!」

 

麻「ストランダー/アサルト!」

 

龍「ジークガンダム・コムトカスタム」

 

司「では!第1試合、Pastel✽PalettesVS登川水泳倶楽部バトルスタート!」

 

敵リーダー「行くぞ!」

 

彩「行きます!」

 

フィールドは海、やはり予告通りだ。

 

 

麻「海ですね…」

日「だね〜!」

 

龍「ここは任せろ。」

 

ジークガンダムは水中戦専用装備形態、『コムトウェポン』を装備した状態での戦闘を開始した

 

敵リーダー「魚はかかりそうか?」

 

モブ「Yes boss」

 

敵リーダー「レーダーに感知…っと、行けよ!GNトロープ!!」

 

龍「魚雷!」

 

海中という暗闇の中から魚雷が計28発放たれた。

 

龍「っ!被弾したか…」

 

被弾した所から結晶体が出てきた

メドゥーサの矢だ。

 

龍「メドゥーサか…」

 

敵リーダー「終わりだァ!ガンダム!!」

 

接近を許してしまい、脚部のビームサーベルが振りかかろうとした時だ。

 

千「手がやけるわね…」

 

龍「済まない。」

 

千「イヴちゃん達は海上に出た敵を迎撃してるわ。」

 

龍「こっちも早々に片付けますかね」

 

敵リーダー「何人になろうとこのアルケーレグナントの敵ではない!」

 

アルケーレグナントが接近して再び脚部のビームサーベルでジークガンダムの脚部を切断した。

 

龍「ならこれだ」

 

ジークガンダムの脚部から「シュツルムファウスト」を取り出し、アルケーレグナントに向けて発射した

 

敵リーダー「損傷ってもねえなぁ!ガンダムさんよォ!」

 

千「これでもかしら?」

 

胸部ミサイルユニットを全弾斉射し、アルケーレグナントのGNフィールド発生装置を破壊した

 

龍「助かる」

 

ジークガンダムは接近し、サテライトキャノンの後ろのサーベルを展開しアルケーレグナントを真っ二つに切断した。

 

Battle end

WINNERPastel✽Palettes

 

彩「か、勝てた!」

 

彩達は海上の敵に数で圧倒した。らしい

 

麻「やりましたね!」

 

イ「はい!麻弥さんも上手でした!」

 

日「うん!なんか今日の麻弥ちゃん、るん♪って来たー!」

 

その後も勝ち進み、全国大会に出場が決まった。

 

 

 

千「ええ、この日は大丈夫かしら?」

 

龍「特に予定もない。」

 

日「やったー!奏ちゃんにまた会えるー!」

 

彩自らが俺に合宿をしよう!と話を掛けてきた。

この梅雨の時期だ。全員の士気を高めるというのも兼ねているのかもしれないと考え、俺は承諾した。

 

後日

夏休みの昼間の事だった。

どうやら、大会関係者からの通達で好きなところに行っていいという通達が来た。

事務所で宿題をやっていた俺にイヴや、彩達は俺にこう話をかけてきた。

 

彩「海行こーよ!」

 

龍「ほ、ほう…」

 

海なんて何年行ってないんだ…

 

龍「海、かいいんじゃない?羽を伸ばすのも大事だな。」

 

日「じゃあ水着買いに行こー!」

 

龍「は?」

 

それで?それ?俺呼ぶ必要ある?

 

龍「俺は帰るわ」

 

日「え〜」

 

普通に考えろよ、水着買いに行くのに女子だけならまだわかる。なぜ俺なんだよ。男やぞ。

 

龍「宿題どうすんだよ…」




というわけで次回は海回です
失踪?しないさ。グリーン車奢ってもらうんだから(活動報告の返信欄見なさい)
コメ待ってます

この小説の「カップリング」

  • 龍崎×イヴ
  • 龍崎×千聖
  • 龍崎×日菜
  • 龍崎×麻弥
  • 龍崎×彩

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