女の子ならいつ何時でも夢にみる、と思う。ウェディング衣装を着るということだ。
少女は夢を見た。それはいつか現れる自分の、自分だけの王子様。その人と結婚するという夢だ。夢だとしても、見たのなら着てみたい。絶対。と思った。
時は流れ
「イヴさん!おつかれさまです!」
「マヤさん!ありがとうございます!」
若宮イヴは、ウェディング雑誌のCMの下準備をしていた。
事務所に届いた大量の花束を持っていた。
「イヴちゃん、大丈夫?」
「だ、大丈夫です!」
「無理しないでね」
「はい!」
「私も行けたらな〜」
「日菜ちゃんは仕事があるでしょ?」
「う〜」
「イヴちゃんが頑張ってるんだから、私達は応援してあげましょう。」
イヴはかなりこのことを楽しみにしていた。
海の向こうの友人にも伝えた。
その友人は『頑張ってね。写真、見せてね』
と言っていた。
翌週
「おー!」
「やっぱりモデルと言うだけあるな…」
「可愛いよ!イヴちゃん!」
「すごいね…」
香澄達はイヴのウェディング姿に惚れ惚れとしていた。そして、いつか自分も着れたらいいなと思っていた。
「皆さん!ありがとうございます!!」
「そうだ!みんなで写真撮ろうよ!」
香澄がそう言った。ちなみにこの時、イヴ以外はしっかりとドレスを身に纏っていた。
「はい!チーズ!」
数年後
イヴには婚約者ができていた。
婚約者の名は───────龍崎玖眞だった。そう、あの時、死んだ男だ。
「玖眞さん!」
「イヴ、どうした?」
そう、一応説明すると、別の世界線、ガンプラのない世界線だった。
「ここの式場!!どうでしょうか!」
「お、いいと思うよ。」
イヴの示した式場はイヴが初めてウェディングドレスを身に纏った場所だった。
数ヶ月後
「いよいよこの日が来ました…」
「イヴさん!おめでとうございます!!」
「麻弥さん!ありがとうございます!!」
そこには成長したPastel✻Paletteがあった。
でももう、あの時の彼女等では無い。1度、解散し仕事と学校で会うことはあったがそれ以外で会うことは無かった。
「白鷺、久しぶりだな。」
「あら、いたのね。てっきりまたどこかに居なくなったのかと思ってたけど」
「一応新郎だぞ、丸山とは上手くやってるか?」
「彩ちゃんとは上手くやってるわ。」
彩と千聖は同性婚が認められ、二人静かに過ごしていた。
「そう、それならいいが」
「新郎新婦の方は準備の方、お願いします!」
「イヴ、またな」
「はい!楽しみにしてます!」
数十分後
「では!新郎新婦の入場です!」
そして、2人は永遠の愛を誓った。
そして、2人は末永く幸せに生きたとさ。
fin
ひっさしぶりのバンドリ小説でした。とてもいとをかし(何言ってんだこいつ)
短くてすみません
この小説の「カップリング」
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龍崎×イヴ
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龍崎×千聖
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龍崎×日菜
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龍崎×麻弥
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龍崎×彩