IS.輝きを纏いて〜仮面のヒーロー〜   作:TENC

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R.14p

「誰だか知らないが、邪魔すんじゃねぇ!!!」

 

「あ、ちょっと!何してんのよ!?」

 

「お前は、そこで見ていろ!コイツは俺が倒す!」

 

「全く、あの男は!」

 

乱入して来た未確認機に対して、何故か威張って突撃していった秋十をフォローする為に(鈴音)は、甲龍を動かす。

 

「今から、俺が活躍する筈だったのに邪魔すんじゃねぇよ!モブがぁ!!」

 

私たちの突撃に未確認機は、全く動じず自らにブレードを振るう秋十を興味がないといった風な立ち振る舞いをする。

何故、そんな事をしているのかは、装甲にぶつかったブレードが教えてくれた。

 

「なにっ!?」

 

振るわれた装甲には、全く傷がなく。ダメージを負ったような雰囲気は、全くなかった。

どころか、その身体以上の大きさを持っている腕で、秋十を殴り飛ばした。

 

「ぐはっ!!」

 

『お前たち何をしている!?早く避難しろ!』

 

「すいません、織斑先生!今、アイツは私たちをロックオンしています!観覧席の避難が完了するまで、何とか耐えてみせます!」

 

『何を言っている!?教師陣が、今すぐに突入するすぐに秋十を連れて逃げろ!』

 

「あのバカにそんな言ったところで、意味なんて無いんですよ!」

 

未確認機と対峙している私たちに向かって、織斑先生から通信が来るが、私はここに残って殿をすると提案する。

勿論、織斑先生はそれに反対するが、今もバカ正直に戦おうとしている秋十やどんなに嫌いな奴でも危険な目に合わすのは忍びない私の気持ちを見て、とても辛いような雰囲気が通信からも感じられる。

 

「……お願いします。千冬さん。無理はしませんから」

 

『……学校では織斑先生だ。決して無理はするな!いいな?!』

 

「はい!」

 

私の意思を汲み取ってくれた織斑先生が、折れるか形で提案は認めてくれた。

 

「さぁ、やってやるわよ!」

 

あのバカのお守りと未確認機の対処。どっちも面倒ではあるが、やってやる。私にだって、強くなったと見せたい意地があるのだから。

 

 

 

 

 

「結構、暴れてるな」

 

「そうね。ところで、あの2人はアレに勝てると思う?」

 

アリーナの観覧席で、セシリアとかのお陰で順調に避難を終えている空席ばかりの中、(鋼刃)は唯香と一緒に中で乱入機を対応している鈴と秋十の2人を観戦していた。

 

普通なら、不思議に思われるがまぁ、それは問題ない。

 

「さぁな。勝てるかもしれないし。勝てないかもしれない」

 

「最悪の場合は、どうするの?」

 

「そりゃ、()()()()()()()()()

 

こんな事を使いたくは無いんだ。だから、鈴。負けるなよ。

 

 

 

 

「くっ、アイツ、ホンット何も考えて無いんじゃ無いの!?」

 

真正面から何度も突貫しては、巨腕に殴られて飛ばされるかひらりとかわされるを繰り返す秋十にイライラしながら、龍砲の支援を行う。

 

「甲龍のスタイルと全く違うから、動きづらいし、燃費が良いって言っても龍砲の出力は高いからそう何度も出来はしないし、あーもう!!」

 

全ての元凶は、あの秋十(バカ)の所為だと決めつけて、私は乱入機じゃなくて、秋十の方へと加速し、残り少ないアイツのシールドエネルギーを無くして、強制退場させようかと思った矢先、甲龍からの高エネルギー反応を受けて、乱入機の方を見ると、両腕にエネルギーを溜めていた。

 

「まさか!?」

 

あの手の先には、あのバカがいる。

そう思った私は、無意識に加速を上げて秋十へと急いだ。

 

その瞬間、アリーナのシールドを突き破った時と同等かそれ以上の光柱が放たれる。

 

「なに、ボサッとしてるのよ!」

 

「ガッ!?」

 

その攻撃に惚けていた秋十に対して、シャイニングウィザードをぶつけて、壁まで弾き飛ばす。

そして、私も避けようと思った時、光柱が私を呑み込んだ。

 

 

 

 

「さ、流石に無茶し過ぎたかな………」

 

光に呑まれる際に、咄嗟に龍砲でどうにか威力を落とす事は出来はしたけど、甲龍のエネルギーはもう既に二割を切って、一割も切ろうとしていた。

 

けど、乱入機はそんな事はお構いなしと言わんばかりに、私に標準を合わせて攻撃をしようと構えている。

 

「(ああ、ホントに良いとこ無しだったなぁ)」

 

もう、流石にどうしようもないと思い、覚悟を決めて眼を瞑る。

 

しかし、その受けるはずだった衝撃は来なかった。

 

 

 

 

『DEFEND PLEASE』

 

そんな電子音と共に、私の前に紋章のような物が現れ、乱入機の攻撃を私から防ぎ切った。

 

「なに、コレ?」

 

私が不思議に思っていたら、後ろから多分私を助けただろう人物が声を上げる。

 

「ふぃー、焦ったけど結構上手くいったな」

 

格好がよくわからなかったが、思わず次いで出た言葉を使ってしまう。

 

「アンタは……一体?」

 

「俺か?俺の名前は、ウィザード。仮面ライダーウィザード。魔法使いさ」

 

そう言ったウィザードは、剣を構えて乱入機を見据えて私に言った。

 

「俺がお前の希望だ」

 

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