「初めまして!この一年一組の副担任の
シーーーーン
「え、えー?」
元気よく挨拶をする副担任の山田先生だったが、ここに居る生徒の殆どが別の事でいっぱいな為反応を返さない。
のっけからカオスな感じだが、俺はそんな空間から現実逃避をするようにどうしてこうなったのか、振り返っていた。
「つまり、俺は巻き添えで死んだと?」
「はい。誠に申し分けありません!!」
目の前に三度、土下座をかます俺らで言うところの神さま。
何故、こんな状況になっているのかと言うと、普通に学校へ行く為に乗っていたら、俺の座っていた席の窓から何故か電柱が突き出て、敢え無く俺は絶命した。
のだが、本来は俺の反対の席に座ってた爺さんが、亡くなる運命だったのが、死神?の不手際で逆の俺の場所から突き出て来たらしい。
「あー、もういいんで、これから俺はどうしたら良いんすか?閻魔さまに裁かれるんすか?」
自分の人生に未練があったと言う訳ではないが、昔からなってしまったことには頓着しない性格だから、この運命を受け入れてはいる。
「いえ、こちらの不手際ですので可能な限りの要望を申し受けます。もちろん、天国に行きたいと申されても裁定は行われますが」
「え?そうなんすか?じゃあ、転生とかって、出来るんですか?出来ればアニメの世界とかに」
「はい。可能ですよ。ただ、行く世界は決められませんが」
あ、出来るのか。
よく読んでいたネット小説みたいに、転生出来ないかと思っていたから、ちょっと嬉しい。
「因みに俺だったら、何処なんですか?」
「転生する場合ですか?それなら、ちょっと待って下さい………はい、こちらです」
そう言って、神さまが俺に見せて来たのは、『インフィニット・ストラトス』と書かれた分厚い辞書みたいな本を出して来た。
インフィニット・ストラトス通称“IS”と呼ばれる作品で、ISという女性にしか動かす事の出来ないパワードスーツ型超兵器を中心に、物語が展開していく世界だ。
ISのフォルムなどは好きだが、その世界に広まっている女尊男卑の思考はとても好きになれない。
けど、出来るのならばやってみたい事がある。
「貴方が居た世界のモノですが、必ずしも同じ運命ではありません。あくまでも似たような世界です」
「あ、そうなんすね。それで、その、特典とかって貰えたりしますか?」
「はい。大丈夫ですよ。貴方は若かったですが、芯のある若者でしたので、ある程度までなら申して下さい」
「それじゃあ………」
趣味が全開になるけど、ISの世界だし多分何かしらで身の危険になるだろうから、こういうのは備えあれば憂いなしだからな。
「それでは、貴方の新しい人生に輝きがあらん事を」
その神様の言葉を後に俺は新しい、人生を歩んで行くことになった。
転生した後、意識がはっきりと目覚めた時は俺が、5歳の頃だった。
それから、俺の名前は
そして、神さまから貰った特典の効果も、両親たちから隠れて確認した。
そうして、毎日興奮していたから、この時何が起こるのか忘れていた。
ある日、眼が覚めると俺の家が打ち壊されていた。
この時、俺はISが世界に広まった事件の事を思い出し、そして俺に覆いかぶさっているモノが両親である事に気がついた。
「白騎士……事件………!」
自分がこの時に何が起こるのか分かっていれば対処の方法は、たくさんあったはずだ。
全て、力に溺れて前が見えなかった俺の責任だ。
その後は、予想していた政府からの被害の箝口令を受け、両親の親戚からの保護を受けながら、自分の力を高めていった。
そして、原作通りに世界初の男性操縦者が発表された。
「(なるだろうとは思っていたが、ホント傍迷惑な数週間だったな)」
男性がISを動かした事で、全世界一斉に行われた男性のIS適正検査。
それを受けた俺は、何となくの予想通りに動かしてしまい、あれよあれよと言う内に、IS学園への進学が決まっていた。
「(ていうか、多分俺以外にも
原作での男は主人公の
それに、その織斑一夏もなんかアニメで見た雰囲気と違うのだが。
「(これは……アンチものか?)」
そんな一抹の不安を抱きながら、俺は。
「そ、それじゃあ、次は朝凪くんお願いします!」
最初の試練を全うする事にする。
名前 朝凪允
性別 男
特典 平成ライダーのベルトと変身資格
ISレベル C
概要
変な所で諦めが早いが、芯の通った心を持っており、簡単には折れない精神力を持っている。
5歳の頃から様々な特訓をしていたので、5、6人なら1人でも相手取れる。