一週間の間で十分に休めたので、投稿を再開させてもらいます。
無理のないように努めるので、毎日投稿の形が崩れるかと思いますが、大目に見てくださるとありがたいです。
では、本編をどうぞ。
R.22p
「うわぁ、見ないうちに大分荒れてるなぁ………」
束の間を休日を何時ものように、鋼刃の家で過ごそうかと思ってそこに行くと、前から鋼刃を嫌ってる女子たちからのイタズラとかで荒れてたが、動かした事で更に荒れている鋼刃宅に、若干引きながら
「やっほー、遊びに来たよー鋼刃ー」
ドアを開けて、少し静かな玄関から中に居るだろう鋼刃に声をかける。すると、奥の方から足音が聞こえてきた。
「あら、倫太郎。悪いけど、鋼刃は今下よ」
「また、何か作ってるの?」
「さぁね?乗り物がどうとかとは言ってたけど」
鋼刃が、下に作った開発部屋に篭るのはそう珍しい事じゃないが、唯香が居る時に篭ってるのは、ちょっと珍しい。
「あっちじゃ、乗り物は要らなかったからね」
「アタシやお母さんが、魔法使ったからそれほど問題無かったし。列車があったからね」
「まぁ、ここじゃあ、どれも使えないから仕方がないと言えばそうなのか?」
俺たちが居た世界は、簡単に言えば剣と魔法と近未来というカオスな環境だった為、魔法が飛び交う中レーザー光線が混じってたりと割とテキトー感が強かった。
乗り物はあるにはあったが、俺たち転生者は皆自分の足があったから、目立ってイメージはない。
そんなこんなで、唯香と雑談しながら、テレビゲームをしていたら開発部屋から出てきた。
「やぁ、鋼刃。お邪魔してるよ」
「ああ、なんか馴染みの気配を感じたがお前だったか。それより、何しに来たんだよ」
「え?暇だったから遊びに来ただけだよ」
「はぁ、だろうな」
部屋に入って来た鋼刃は、大分呆れながら疲れたのか冷蔵庫からアイスを取り出して、食べながら指でキッチンのテーブルを叩く。
アレは、何かを考えてる時の鋼刃の癖だが、ここまで音が聞こえるほど激しいって事は、行き詰まってるのだろう。
「そう言えば、乗り物がどうとかって言ってたらしいけど、今度は何か作ってるの?」
「……あ?あー、そりゃ、ライダーって言ったらバイクだろ」
その言葉を聞いた俺は、此処には居ない允たちにメッセージを送った。
「最初から、連絡した方が良かったんじゃ?」
「すっぽり忘れてたわ。やっぱり、唐突にやるもんじゃねぇな」
頭を書きながら、複数のモニターを動かす鋼刃を後ろからボーッと眺める。
鋼刃が悩んでいた理由は、単純で俺たちに使ってもらうバイクをどれにするかでかなり悩んでいたらしい。
根っからの技術屋である鋼刃らしいとらしいのだが、普通はそう言う時に、俺たちに聞くんだとは思う。
その事には唯香も笑っていたのは、まぁ当然だろう。
「それよりも知ってるか?転校生の話」
「いいや?初耳だよ」
「あ、私はちょっと聞いたよ。先生から。流石にどんな人かは知らないけど」
プログラムも打ち込んで終わったのかこっちを見てそんな事を聞いてくる鋼刃に対して、そんな風に返す。
にしても、また転校生か。鈴は、確か手続きの問題で遅れたらしいけど、今回は何だろうか。
まぁ、少なくとも何かしらの思惑か働いていそうな時期である。
「それに関して何だが、1つ気になることを見つけてな」
そう言って、鋼刃が多分その件の転校生の2人のプロフが載せられた画面を見せて来た。
その内の1人を見て、鋼刃がなんでこんな事を言って来たのか俺は分かると同時に、面倒だと感じて来た。
「て事だ。取り敢えず、俺らは注意だな」
「そうだね。まさかこんな事をしてくるだなんて………」
そして、その日は鋼刃宅で夜を明かした。
「よーっす」
「よう。鋼刃」
教室に入った
そして、教室がいつも通りに騒がしい。多分、その原因はアレだろう。
「そういや聞いたか?転校生が来るって」
「ああ、にしても、こんな時期にしかもまたこのクラスってだけで、俺は鬱になりそうだ」
「まぁ、普通に考えたら俺ら関係だろうな」
俺の暗い返しに新太郎も同じ気持ちだと言いたげな顔をしながら同意してくる。
その後も、徐々に集まってくる何時ものメンバーに転校生の話やら今後どうするかなど、始まりまでの時間を潰す。
そして、朝のSHRとなり、先生たちが入って来た。
「まず、連絡をする前に転校生を紹介する。入れ」
短く伝えられた織斑先生の言葉の後、扉から金髪と銀髪の“男”と女が教室に入って来た。
その瞬間に秋十を除いた男子が身構えるのが、視界に捉えられてるだけで分かった。
「デュノア、ボーデヴィッヒ。自己紹介をしろ」
「「はい」」
“彼女たち”は軽く返すと静かに自己紹介を始めた。
取り敢えず、俺は鼓膜を守る準備をしておく。
「はじめまして。シャルル・デュノアです。これから、よろしくお願いします」
「「「「「きゃあああぁぁ!!!!!」」」」」
シャルル・デュノアと名乗った彼の言葉の後、女子たちの男子歓喜のハウリングが教室に響く。
俺たちは、耳を何とか塞いでいたお陰で衝撃は免れたが、どうやら秋十は予想していなかったらしくモロにダメージを受けていた。
その後、織斑先生が静かにさせた後、もう1人の自己紹介が始まった。
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」
「え、い、以上ですか?」
「以上だ」
そう短く言うとボーデヴィッヒは、自分の席に座った。
まぁ、本当は秋十の事を思い切りぶん殴ったのだが、個人的にはそんな事などは、覚えておくと意味は無いので、忘れてこれからどうするか考える。
「(“シャルル・デュノアは女”、そう簡単にバラすのはキツそうだ)」
その後1人の男が大変な目に合うのだが、それはまだ先の話だ。