IS.輝きを纏いて〜仮面のヒーロー〜   作:TENC

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R.25p

「lgvvgox&&_gp&.y"pju(!!!!」

 

「なに言ってるかわかんねぇよ……」

 

最早言語なのかとすら思うが、この程度で怯えてたらライダーなんてやっていけない。

どれ程の威力を秘めているのか分かっていない内は、あまり前に出れない。だから、まずはライドブッカーをガンモードにして、中距離からの射撃で様子見する。

 

「g@gy,so?"rata(gjjysom!!!」

 

「無反応とか聞いてねぇぞ………ッ!」

 

だが、目の前の黒い靄のようなスライムのようなナニカは、俺の攻撃に何か叫ぶだけで目立ったダメージは感じられない。

しかも、明確に俺が敵対しているのに全く攻撃をして来ようとしてこない。これをチャンスと見るか誘いと見るか微妙だが、そう言う時の対処法はちゃんとある。

 

「だったら、こうするしかねぇだろ」

 

『ATTACK RIDE ILLUSION』

 

ライダーカードをバックルに読み込み、俺の身体を能力で分身させる。1人だけでは、無理かもしれないが数を増やして検証をすすめる。

 

「「「行くぞ」」」

 

『ATTACK RIDE SLASH』

 

『『ATTACK RIDE BLAST』』

 

ガンモード状態の俺が、後方から射撃を与えてからその後すぐ様にもう1人の俺が、近距離の斬撃を加える。

 

「l"grt?rowala&_(_@/#gtgt?vj(pvTvvm(\!!」

 

「ダメージ入ってるのか?」

 

だが、ナニカはさっきよりも大きな声で反応をしただけで、射撃も斬撃も特に聞いたような様子は無かった。

ディケイドのドライバーのお陰で、ダメージは与えられるとは思うが、こうも手応えのない相手は初めてだ。

 

「未確認ってんなら、こっちにも手はあるぞ」

 

正直、勝てるかは分からないが被害を抑えられるのなら、やるに越したことはない。

俺は、分身それぞれでライダーカードを取り出し、バックルに読み込む。

 

「これだ」

 

『KAMEN RIDE KUUGA』

 

『KAMEN RIDE W』

 

『KAMEN RIDE BUILD』

 

それぞれが、各ライダーに変身したのちにそれぞれの手段を持って、目の前のナニカに攻撃を加える。

特に選んだ理由はないが、それでもどのライダーも多彩なフォームチェンジを主にしていたライダー達だ。だから、手数の多さはただの分身よりも多い。

 

「jpa(_t(y?t)?tgtj(np??t&j_&#&/igfugvlajus.J」

 

「なんだよ。急に静かになって」

 

「&j(pj(ram?,5々4さほむmts)gw」

 

「聞いた事ある言語?いや、そんな事は今は関係ない」

 

俺の全力の攻撃も全て反応がなかったナニカは、突然いままで叫んでいたのに急に静かになり、聞こえる言葉も何処か聞いた事のあるような感じのする言語となっていた。

 

そこに何か危険な物を感じたが、それを易々と受け入れる程俺は流暢にしていられないので、必殺技を決める。

 

『FINAL ATTACK RIDE KU.KU.KU KUUGA』

 

『FINAL ATTACK RIDE DA.DA.DA.W』

 

『FINAL ATTACK RIDE BU.BU.BU.BUILD』

 

「はあぁぁあ!!!!」

 

1人トリプルライダーキック!

3人同時に飛び上がり、空中で体制を整えてからキックのモーションに移り、そのまま下でまだ呻いているナニカに向かって蹴りの一撃をぶつける。

そして、三ライダー分のライダーキックをモロに受けたナニカは爆発に巻き込まれる。

 

だが、それでは、ナニカは消えはしなかった。

 

「嘘……だろ……?」

 

思わずその出来事に驚きを隠せない俺は、その見事な隙にナニカの触手なのか腕なのか分からない物体に分身もろとも吹き飛ばされる。

 

「ガハッ!」

 

その衝撃で、全ての返信が解けてナニカの前に生身の身体を晒してしまう。

ナニカは、俺を見下すように呻き出すと今度はハッキリと理解できる言葉でこう告げて来た。

 

気をつけろ……黒い雨に…気をつけろ……

 

ニゲロ……ニゲロ……ココからさ去れ……

 

お前を殺してやるぅ!!!!!

 

「くっ!」

 

いきなり、忠告されたかと思えば次はこの場から逃げるように催促され、最後には純粋な殺意をぶつけられる。

その実、俺を殺そうとさっきの物体が迫ってきていたのを見て、俺咄嗟にオーロラカーテンを使い、寮近くまで自分を移動させる。

 

「はぁ、はぁ、何だったんだよアレ」

 

正直、あんな怪人や現象は見たことは無い。それに、あそこまでの非科学的な現象はこんな世界じゃ起こるわけがない。

となると、俺には1つの可能性が見えてくる。

 

「鋼刃達の敵、か……」

 

「半分は、正解だな」

 

「鋼刃!?うっ!」

 

壁に凭れて、休憩しながら思わず口に出していたら、反対の場所から鋼刃が出てきて思わず、驚くが直ぐに最初に受けた攻撃のダメージの反動が返ってくる。

 

「おい。無理すんな。アレの攻撃は、装甲を無視するから回避が正解だな」

 

「そうかよ……それよりも、アレはどうなったんだ?」

 

「お前が撤退した後に消えたよ。だいぶ不安定だったから、正直お前が居なくとも消えてたな」

 

「それじゃあ、俺は無駄骨だったわけか」

 

「まぁ、そうだな」

 

事も無げに言う鋼刃にため息が出ながら、あのナニカについて聞くと鋼刃は、普通の調子で教えてくれた。

 

ナニカは、様々な死体を錬金術で掛け合わせたキメラ。

だいたいが、罪人や悪人を利用して作られるため憎悪が溢れている。

そして、作成に使われた死体それぞれに心臓となる部分が生まれる為、まともにやっても殺しきれない。

魔法の付加がされると、かなり強力な兵器となる。

 

全てを聞かされたが、正直本当だと言う実感はしないが、鋼刃が言うのだからそうなのだろう。

 

「それよりも、戦うのは結構だが、ここが学園内ってのは忘れんなよ?まぁ、バレても良いない構わないがな」

 

「いや、それは勘弁したいから遠慮しておく」

 

そこで、工作をしてくれたと言う鋼刃に礼を言い、今日はそのまま自室の寮で眠る事にした。

 

 

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