変なところがあるかもしれませんが、批評のほどよろしくお願いします。
「そんで?手痛く反撃にあったわけか?」
「う、うるさいわね!それに、私は別にやられたなんて!」
「はいはい。分かったから落ち着けって」
ベッドで横になりながら、鋼刃に対して文句を言う鈴に
俺たちは今、セシリアと鈴が、ボーデヴィッヒと戦って怪我したと聞いて見舞いの為に来たのだが、2人とも案外元気そうだった。
「それよりも、なんであんな無謀な事をしたんだよ。お前らはバカじゃねぇだろ」
「まぁね。ただ、アイツの言葉とか態度が気に食わなかったのよ」
「わたくしも、あの方に言われたままなのは、納得が行きませんでしたもの」
俺たちが呆れた顔をすると、2人は少し顔を俯いてそう返してきた。
それに、なにかを察した俺たちは軽く励まして医務室から出て行った。
「ホンット、情け無いわね……」
「鈴さん………」
本能的にボーデヴィッヒが、強いのは分かっていた。けど、あの場で、アイツらの友達の私には逃げるだとか流すなんて、選択肢は無かった。
だって、アイツらは、逃げたりなんてしなかったのだから。
「はあぁぁ!!」
「ふん!効くか!」
牙月を振るうが、ボーデヴィッヒには軽く受け止められる。
だが、そんなのは私だって分かってるだから、展開したままの衝撃砲の標準をボーデヴィッヒに合わせる。
「なら、これならどうかしら!?」
「くっ!?」
私も衝撃に巻き込まれるが、多少のダメージは覚悟の上だ。
そこで、私はボーデヴィッヒから距離を置いて後ろのセシリアに指示を出す。
「セシリア!」
「承知しましたわ!」
サイドステップで、一気にセシリアの射線から外れる。
「セシリア、私がまた出るからティアーズで、援護頼むわ!」
「勿論ですわ!私も、今までのつもりはありませんもの!」
ティアーズを展開したセシリアが、ボーデヴィッヒに向けて攻撃をし始めたのを見て、私も牙月を連結して両刃剣にしてから、ブーストを一気に掛けて、ボーデヴィッヒ目掛けて斬りかかる。
「これでぇええ!!」
「……この程度とは、舐められたものだな」
「うそっ!?」
私が振るった牙月は、軽くボーデヴィッヒに片手で受け止められていた。けど、この距離はマズイと思って、さっきと同じように衝撃砲と、ブーストで置こうとしたが、甲龍が動かない。
「AICだ。覚えておけ」
「しまっ!」
回避が無理と気づいた私だったけど、それよりも先にボーデヴィッヒの肩のレールカノンの銃口が私に向けられる。
ISからの危険シグナルを受けるが、どうしようもなく私にその一撃が直撃する。
「鈴さん!?」
「呆気ないな。やはり、この程度だな。次はお前だ英国の」
鈴さんが、
「ほう?報告では、BT兵器との同時操作が出来ないとあったが、流石に克服しているか」
「わたくしだって、いつまでも囚われては居ませんわ!」
まだ、わたくしには出来ない事が多いですがそれでも、何れはあの方たちを追い越していく。ですから、このような所で立ち止まっていては、いけない。
「だが、距離を取った所でこのシュヴァルツェア・レーゲンには、無意味だ!」
「ワイヤーブレード?!」
ボーデヴィッヒさんの両腕から飛び出たのは、ブレードをワイヤーで繋げたワイヤーブレードが飛び出る。
それを、ティアーズとの射撃で撃ち落とす。ですが、その時の隙を突かれてボーデヴィッヒさんのレールカノンの砲撃を受けてしまう。
「きゃあ!!!」
「ふ、精度は良いみたいだが、それだけだな。これで、トドメだ」
「ここまで、ですか……」
体勢を崩して、地面に倒れるわたくしをボーデヴィッヒさんは、ワイヤーブレードで拘束してから、レールカノンの標準を合わせる。
流石に、わたくし1人ではどうしようも有りません。ですが、ここで諦めてしまっては今までと同じ。
ですから、わたくしがここでやるべき事は1つ。
「いいえ!まだですわ!」
「なにっ!?往生際が悪いぞ!」
まだ動かせるブースターを動かして、ボーデヴィッヒさんの機体に体当たりをする。
ですが、それよりも早くに先程の鈴さんのように動きを止められてしまう。
「ふん。この私を驚かせたのは、褒めてやる」
「それは……光栄ですわね………なら」
たしかに、わたくし1人ではボーデヴィッヒさんを倒す事は出来ない。わたくし1人では!
「充分に稼ぎましたわよ!鈴さん!」
「なに!?」
「「……フルバーストッ!」」
直後、ティアーズの全エネルギーを注いだ攻撃と鈴さん最大出力の衝撃砲が、わたくしとボーデヴィッヒさんを飲み込んだ。
「結局、削り切れなくてエネルギー切れで私たちの負け。ごめんね。セシリアに、あんな事させといて、倒せなかった」
「いいえ、構いませんわ。あの時は、アレが正解だとわたくしは、思ったのですもの」
医務室で、鈴さんと2人であの戦いを振り返る。
わたくしたちの決死の攻撃も、ボーデヴィッヒさんを倒し切るには足りなかった。
鈴さんからの秘匿通信で、時間を稼いでと頼まれた時は、驚きはしましたが、結果としてわたくしは良く動けていました。
「ですから、鈴さんが、気に病むことでは有りませんわ。問題があるとするならば、わたくし達が未熟だと言う事ですわ」
「……そうね。私たちは、まだ上がれるわ」
「そうですわ!」
2人でまた強くなると誓い合い、今は身体の安静に努めた。
その甲斐あってか、わたくし達の体調は三日と掛からずに全開した。
ただ、倫太郎さんが、ボーデヴィッヒさんを打ちのめしたという話を聞いたのは、その時だった