読み納めください!
「お前たちに来てもらった理由は、これだ」
何時ものように、朝登校して来た
そこで、織斑先生から見知った名前の書かれたリスト表を渡された。
「これは、我々が選抜した者たちのリストだ。公平を期すために、お前たちにもメンバーを把握してもらう為に呼んだ」
「大体が、代表候補生なのはまぁ、予想通りだな」
「てか、知らない人居るな」
「2、3年の誰かだろ。誰が相手でも俺のやる事は変わらない」
リストを見ながら、俺たちは皆んな思い思い事を言う。
俺たちが知らない人の1人が、新太郎と面識があったようで説明してもらったら、まさかのロシアの代表で、この学園の生徒最強らしい。
「なんで、そんな人がここに居るんだよ……」
「知るかよ。色々と事情があるんだろ」
「そんな事よりも、俺たちを呼んだのは本当にこれだけですか?」
「いや、こっちからが本題だ」
俺たちが、自分たちの話しに夢中になりかけた時に、倫太郎の言葉で話の軌道を修正する。
「私としては、そんなものは必要ないが女権利の団員や、各国の女性上官の者たちが、ハンデとして相手を選ばせると言ってきた」
「ふーん?まぁ、俺的にはそれは良いんですかど、それって人数とかもこっちで決めて良いんすか?」
「ああ、構わん。ただし、その後の責任は自分自身で取ることになるがな」
そうですか、と返す倫太郎の思惑は、余り詳しく無い俺でも何となく察せれる。
それにしても、選べるのか。なら、全力でやってみたい人は俺にだっている。
「俺は、他が決めてくれ」
「俺も、そっちで決めてくれて構わないっす」
「俺は………山田先生となら」
一夏、新太郎、俺の順で各々の希望を述べる。
2人は何となく予想できたが、向こうは俺の言葉が予想外だったのかこちらを見返して来た。
「………本当に良いのか?」
「構わないですよ。俺は、全力でやるからあの憎たらしい奴らの顔を驚きに染めたい。だったら、山田先生クラスは倒さなくちゃいけないんだ」
「………そうか。分かった伝えておこう」
まぁ、負けた時は負けた時で暴れれば良いや。
そう内心で考えながら、倫太郎を見やると倫太郎は、少し悩んだような雰囲気の後、深く頷いて織斑先生を見て宣言した。
「じゃあ、俺はこの人たちで」
その後に告げられた言葉に、俺たちだけでなく織斑先生も驚いたのは言うまでも無かった。
「何だか、色んな意味で盛り上がってんな」
「皆さんは、知らないでしょうけど、とても大騒ぎだったのですわよ?」
「そうね。私たちは関わりが結構深かったから、色々聞かれたから大変だったわ」
「だろうな。まぁ、隠したんだから、お前らが知る由も無いがな」
アリーナで、タッグトーナメントの比じゃないほどの人たちを見渡しながら、
「それよりも、お前らは行かないで良いのか?」
「私たちは大丈夫なのですが、倫太郎さんが何かに悩んでるそうで」
「あいつは………仕方ない。ちょっとアイツのところ行ってくるわ」
「あ、私もいくわ」
まぁ、何となくだがアイツが悩んでいる理由は分かるが、気にするぐらいなら俺に聞けば良いのに。
「制約のことよね?」
「だろうな。アイツは、呑気なくせしてああいう所で律儀な所があるのは、まぁ、前世からだろうな」
「貴方もだけど、なんでこうも厄介な人が多いのかしらね?」
「俺に聞くんじゃねぇよ………」
耳の痛い事を唯香から言われ、思わず苦い顔をして返す。
「それよりも、織斑先生にはあんなテキトーで良いの?」
「ライダーの力は、バレてもどうにか出来るが、俺たちの今まではそう簡単に片付けられないからな」
「それは、分かってるわよ。私も貴方も倫太郎も、力に制約をしているんですもの」
「もしもの時は解除される簡易なものだが、無いよりはマシだ。それよりも、着いたぞ」
さてと、とっと解除と約束をして戻ろう。
ただでさえ、面倒な連中が多いのに時間がかかると、もっと面倒になってしまう。
それで、こっちにも飛来しそうだから、さっさと済ます。
「おい、倫太郎。なにやってる」
「鋼刃。それに、唯香まで。もしかして、またしちゃってる?」
「ああ、さっさと覚悟決めろ」
俺たちは、控え室に入るなりすぐさま倫太郎に向けて、喝を入れる。
面倒な奴だが、これでも俺の頼れる相棒なのだ。しっかりとして欲しい。
「制約は、全て解除する。そして、解除した上での契約だ」
「………太っ腹だね。それで、何かな?」
「俺たちの力を示せ」
「………OK.Mister」
俺の言葉で、決めたのか倫太郎は、いつも以上の調子でフィールドへと向かっていった。
「何で行くのかしらね?」
「アイツのことだ。何となく予想できる」
「へぇ?じゃあ、教えてよ」
「自分で考えな。出来るだろ?」
「あ!さっき私が、揶揄ったの根に持ってるでしょ?ねぇ!」
「んなわけあるか」
その後もこちらに言い寄ってくる唯香を交わしながら、観客席へと戻っていった。
まぁ、相手が普通の奴ならこんな事はしないんだが、アレじゃあな。
第一試合
三枝倫太郎
VS
全学年代表候補生
展開が早いような気が自分でもしますが、まだ大丈夫ですよね?