IS.輝きを纏いて〜仮面のヒーロー〜   作:TENC

39 / 52
昨日は、流れが思い付かずに投稿でませんでしたが、今日は何とか間に合いました。
読み納めください!


R.38p

「お前たちに来てもらった理由は、これだ」

 

何時ものように、朝登校して来た()たちは織斑先生に呼ばれて前先生と話した応対室に案内された。

そこで、織斑先生から見知った名前の書かれたリスト表を渡された。

 

「これは、我々が選抜した者たちのリストだ。公平を期すために、お前たちにもメンバーを把握してもらう為に呼んだ」

 

「大体が、代表候補生なのはまぁ、予想通りだな」

 

「てか、知らない人居るな」

 

「2、3年の誰かだろ。誰が相手でも俺のやる事は変わらない」

 

リストを見ながら、俺たちは皆んな思い思い事を言う。

俺たちが知らない人の1人が、新太郎と面識があったようで説明してもらったら、まさかのロシアの代表で、この学園の生徒最強らしい。

 

「なんで、そんな人がここに居るんだよ……」

 

「知るかよ。色々と事情があるんだろ」

 

「そんな事よりも、俺たちを呼んだのは本当にこれだけですか?」

 

「いや、こっちからが本題だ」

 

俺たちが、自分たちの話しに夢中になりかけた時に、倫太郎の言葉で話の軌道を修正する。

 

「私としては、そんなものは必要ないが女権利の団員や、各国の女性上官の者たちが、ハンデとして相手を選ばせると言ってきた」

 

「ふーん?まぁ、俺的にはそれは良いんですかど、それって人数とかもこっちで決めて良いんすか?」

 

「ああ、構わん。ただし、その後の責任は自分自身で取ることになるがな」

 

そうですか、と返す倫太郎の思惑は、余り詳しく無い俺でも何となく察せれる。

それにしても、選べるのか。なら、全力でやってみたい人は俺にだっている。

 

「俺は、他が決めてくれ」

 

「俺も、そっちで決めてくれて構わないっす」

 

「俺は………山田先生となら」

 

一夏、新太郎、俺の順で各々の希望を述べる。

2人は何となく予想できたが、向こうは俺の言葉が予想外だったのかこちらを見返して来た。

 

「………本当に良いのか?」

 

「構わないですよ。俺は、全力でやるからあの憎たらしい奴らの顔を驚きに染めたい。だったら、山田先生クラスは倒さなくちゃいけないんだ」

 

「………そうか。分かった伝えておこう」

 

まぁ、負けた時は負けた時で暴れれば良いや。

そう内心で考えながら、倫太郎を見やると倫太郎は、少し悩んだような雰囲気の後、深く頷いて織斑先生を見て宣言した。

 

「じゃあ、俺はこの人たちで」

 

その後に告げられた言葉に、俺たちだけでなく織斑先生も驚いたのは言うまでも無かった。

 

 

 

 

 

「何だか、色んな意味で盛り上がってんな」

 

「皆さんは、知らないでしょうけど、とても大騒ぎだったのですわよ?」

 

「そうね。私たちは関わりが結構深かったから、色々聞かれたから大変だったわ」

 

「だろうな。まぁ、隠したんだから、お前らが知る由も無いがな」

 

アリーナで、タッグトーナメントの比じゃないほどの人たちを見渡しながら、(鋼刃)は、呑気に周りの唯香や最初の出番の筈のセシリアと鈴たちと談笑していた。

 

「それよりも、お前らは行かないで良いのか?」

 

「私たちは大丈夫なのですが、倫太郎さんが何かに悩んでるそうで」

 

「あいつは………仕方ない。ちょっとアイツのところ行ってくるわ」

 

「あ、私もいくわ」

 

まぁ、何となくだがアイツが悩んでいる理由は分かるが、気にするぐらいなら俺に聞けば良いのに。

 

「制約のことよね?」

 

「だろうな。アイツは、呑気なくせしてああいう所で律儀な所があるのは、まぁ、前世からだろうな」

 

「貴方もだけど、なんでこうも厄介な人が多いのかしらね?」

 

「俺に聞くんじゃねぇよ………」

 

耳の痛い事を唯香から言われ、思わず苦い顔をして返す。

俺たち(転生者)は、皆んな大なり小なり変な癖や特徴を持っている。転生先で生きていた唯香には、それが面白いのだろう。

 

「それよりも、織斑先生にはあんなテキトーで良いの?」

 

「ライダーの力は、バレてもどうにか出来るが、俺たちの今まではそう簡単に片付けられないからな」

 

「それは、分かってるわよ。私も貴方も倫太郎も、力に制約をしているんですもの」

 

「もしもの時は解除される簡易なものだが、無いよりはマシだ。それよりも、着いたぞ」

 

さてと、とっと解除と約束をして戻ろう。

ただでさえ、面倒な連中が多いのに時間がかかると、もっと面倒になってしまう。

それで、こっちにも飛来しそうだから、さっさと済ます。

 

 

「おい、倫太郎。なにやってる」

 

「鋼刃。それに、唯香まで。もしかして、またしちゃってる?」

 

「ああ、さっさと覚悟決めろ」

 

俺たちは、控え室に入るなりすぐさま倫太郎に向けて、喝を入れる。

面倒な奴だが、これでも俺の頼れる相棒なのだ。しっかりとして欲しい。

 

「制約は、全て解除する。そして、解除した上での契約だ」

 

「………太っ腹だね。それで、何かな?」

 

「俺たちの力を示せ」

 

「………OK.Mister」

 

俺の言葉で、決めたのか倫太郎は、いつも以上の調子でフィールドへと向かっていった。

 

「何で行くのかしらね?」

 

「アイツのことだ。何となく予想できる」

 

「へぇ?じゃあ、教えてよ」

 

「自分で考えな。出来るだろ?」

 

「あ!さっき私が、揶揄ったの根に持ってるでしょ?ねぇ!」

 

「んなわけあるか」

 

その後もこちらに言い寄ってくる唯香を交わしながら、観客席へと戻っていった。

 

まぁ、相手が普通の奴ならこんな事はしないんだが、アレじゃあな。

 

 

 

 

第一試合

 三枝倫太郎

   VS

全学年代表候補生

 




展開が早いような気が自分でもしますが、まだ大丈夫ですよね?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。