IS.輝きを纏いて〜仮面のヒーロー〜   作:TENC

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何というか微妙な終わり方になっ気がするのは、気のせいだと思いたい!

そんなこんなで、第43話ですどうぞ


R.43p

「まるで、お通夜だな」

 

「分かっていた事でも、実際に見るとやっぱり壮観ね」

 

「頭が沸いてる奴らばっかだっただけだろ」

 

全4試合が終わり、倫太郎達ライダーの4戦4勝のストレートと言う結果が、ISが最強だと信じてやまなかった世界各国の無能達に叩きつけられた。

(唯香)は、元の世界で一度死を体験しているから、絶対無敵、最強のモノなんてのは、信じない主義だからどうせISなんてのも、期待なんてしてなかった。

 

「これから、どうなるんだろうね」

 

「決まってる。上が騒いで、アイツらを保護という名の拘束だ」

 

「だよね」

 

静かな中で語られる私と鋼刃の会話に、今まで固まっていた本音や簪、1組の皆んなが反応を返して来た。

 

「それじゃあ、いっちー達は………」

 

「学園側が何もなければ、このまま……そうだな4人だからアメリカ、EU、日本と後何処だ?」

 

「ロシア辺りでしょうね」

 

「その4カ国に、拘束されて色んな実験に付き合わされるだろうな」

 

「倫太郎とか一夏は、解剖とかもあるかもね」

 

私としては、軽いノリで出した言葉だったのだが、皆んなには耐えられないモノだったようで、俯いていたり顔を覆っていたり、今にも泣きそうになっている。

この世界の女は、皆んな高慢な連中ばかりかと思っていたけど、こんな子も居るんだから捨てたもんじゃないのかも。

 

「ただ、織斑先生ならそれを良しとしないだろうな。あの人は、俺たちを1人の生徒として見れる少ない人だから」

 

絶望とまではいかなくても、悲しんでいた皆んなが告げられた鋼刃の言葉に喜び出す。

そうだろう。一夏に対して、思う事は沢山あるだろうけど、その程度であんな厳しい態度はそうそう取れない。

 

「さてと、俺は帰るが、唯香はどうするよ?」

 

「私も帰るわ。用事なんて無いからね」

 

「そうか」

 

短く返した鋼刃に、皆んなに別れを告げてから着いていく。

まぁ、私が慌てていない理由は、織斑先生の存在以外なんだけど。

 

「これから、どうするの?」

 

「取り敢えず、カチコミに行ってくる」

 

「そう。いってらっしゃい」

 

友を見捨てるような男に、私は惚れていないのだから。

 

 

 

 

 

ギャーギャーと、教師達に色々と叫んでる連中を見つけて(鋼刃)は、気にも止めずにその中へと入っていく。

 

「お前らそこどけよ。邪魔だ」

 

あえて傲慢に言う。

そして、それに釣られたように沢山の顔がこちらを一斉に振り向く。

その表情は、怒りや落胆、それから興味と様々だが一言言えるのは、その全てが己の欲でしか無いと言う事だけだ。

 

「なんだ。聞こえてんのか?邪魔だってんだが?」

 

「君!失礼じゃ無いのかね!?私たちを誰だと」

 

「知るか。常識の無い奴覚えて何になる」

 

「な、なんだと〜!?」

 

俺に激昂してくるじいさんの言葉を無視して、俺は言葉を続ける。

 

「ISに捉われて、過去も未来も見えていない連中に、俺の友達を渡してたまるか。それに、アイツらにアポ取りたきゃ俺を通せ」

 

そう言って、俺はクラックを開く。

その光景に、一斉にこいつらが俺に思っていた感情が一変する。

なんとまぁ、分かりやすい連中だ。こんなんで、本当に国を率いてられるのか?

 

「あの少年を捕らえろ!」

 

クラックを開いただけで、何も出さなかった俺に対して誰かが、護衛か懐刀かは分からないが、ガタイデカイ奴らに俺を捕まえるように指示を出すが、舐めているのだろうか。

 

「クソが」

 

何時もならここで、DJ銃を取り出すところだが、こんな所でアレは流石に派手すぎる。

仕方がないから、スカルマグナムを取り出して、襲いくる男たちの足元を狙って撃つ。

 

「「ぐあぁ!!」」

 

「なんだ?この程度か?」

 

「ちっ!おい!何してる!さっさとしろ!」

 

「………分かりました」

 

「IS持ちかよ」

 

俺の攻撃で吹き飛んだ男たちに苛立ちながら、隣にいた女がISを纏う。その時点で、この場にいた殆どの人が身の安全の為か避難していた。

だが、逆にそれそれでやりやすい。

 

「死ねぇ!!!」

 

「誰が」

 

アリーナでも無ければ、周りに人が多かった為か威勢の割にはそこまで高い威力の攻撃ではない。俺はソレを何時ものように、女の時間をとめる。

もちろん、突然反応が無くなった女と空中に止まった銃弾に、周りが騒がしくなるが、そんなのも消し去るようにクラックからDJ銃を取り出し、丁度持っていたオレンジロックシードを嵌める。

 

「態々、やりやすい場を作ってくれて助かったぜ」

 

『ロックオン!』

 

「吹き飛べぇ!!!」

 

引き金を引き、銃口から放たれたエネルギー弾が女にぶつかり、爆発共に後方へと吹き飛ぶ。

久々に使ったが、やっぱり威力は調整しないとやってけないかもな。ここでは

 

「それで?俺をどうするって?」

 

「ひっ!た、助けて!」

 

「俺の友達に手を出したら、今度はこれだけで済まさないからな?」

 

そう言い残し、俺はまた取り出したスチームガンの蒸気を使って、その場から消える。

 

「はぁ、後は一夏のトコだな」

 

俺自身が、こうするつもりは無かったが、アイツらの為だ俺がどうなるのは構わない。

そんな事よりも、新太郎に連絡しなくちゃな。

 

「一夏を連れて、研究所まで。とこれでいいか」

 

取り敢えず、唯香に怒られる覚悟だけはしとくか。

 

 

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