IS.輝きを纏いて〜仮面のヒーロー〜   作:TENC

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第六章 Who are Me
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(新太郎)たちの存在が全世界にバレ、それにより生まれたIS学園の精鋭達との対戦から、日が明けた次の日。

俺としては、もう少し拘束されるかと思っていたら、どうやら鋼刃が暴れたらしい。しかも、生身でISを倒したとか。

まぁ、俺と允と一夏の3人が変身してるのに、生身で捌けるアイツが可笑しいのには気付いていたけど、まさか表立って動いてくれるとは思わなかった。

 

そして、この日は前に鋼刃から伝えらていたように、あのクラック内の鋼刃の研究所へと行く日だった。

 

「アンタ達何処に行くのよ?」

 

「鈴か………」

 

鋼刃から呼ばれた俺たちは、その途中授業から戻って来た鈴達と出会ってしまった。

正直、まだ全てを知るには、鈴たちは弱いし頼る事は出来ない。

それに、多分これから話されるのは、一夏の事だ。それを、仲の良いコイツらには、辛すぎる。

 

そう、俺が葛藤していたら、意外な人から声をかけられた。

 

「皇の所に行くのか?」

 

「………織斑先生」

 

「楯無会長まで………」

 

「私は貴方達の事をよく知らないけど、私はここの会長よ?気になるじゃない」

 

「お姉ちゃん……」

 

別の方向から現れた織斑先生と楯無会長に、それぞれの反応を返す。それに、同じ更識と言う苗字からだろうとは思ったが、簪とはやはり姉妹のようだ。

 

「私は、何も知らない。お前たちの事も、家族の事もだから、私は少しでも知りたい。何があったのかを」

 

そうこちらを見やる織斑先生の目は、確かな覚悟が乗っていた。

これは、もう観念するしか無いかもしれない。

 

「……允。悪いけど」

 

「連絡はもうしておいたから、気にすんな」

 

「ああ、わりぃ」

 

取り敢えず、鋼刃の方からも了承は得たので、少し広いところまで移動する。

その際、明らかに関わりが変な更識姉妹を見やりながら、何処の兄弟も面倒な奴らばっかりだと、思う。

 

「ここで良いか」

 

「?ここは、応対室ですわよ?」

 

「アンタたちは、鋼刃に会いに行くんじゃ無いの?」

 

「今から行くんだよ」

 

応対室に来た俺たちに、疑問を抱くセシリアと鈴だったが、俺が広げたオーロラカーテンを見て直ぐに驚きの表情へと変える。

 

「なにこれ?」

 

「それも含めて、後でな。それより、これから行く場所だけど、余り騒ぐなよ?」

 

「それって、どう言う事よ」

 

「見れば分かる」

 

俺たちよ発言に聞き返す鈴だったけど、それに誰かがしっかりと答える訳もなく流石に待たせすぎなのも行けないから、さっさと移動する。

 

 

 

「こ、ここは………」

 

「鋼刃の研究所だな。まぁ、研究以外の事も出来るが」

 

「いや、そんな事じゃ無いわよ。まず、どうやってここに移動できたのよ!?」

 

突然の出来事に驚きを隠しきれない鈴が、捲し立てるのが案外うるさかったので、簡単に説明する事にする。

 

「これの名前は、オーロラカーテン。場所の行き来が可能な力さ」

 

「……それも、仮面ライダーの力なの?」

 

「まぁ、似たようなもんさ」

 

実際は、本当の仮面ライダーディケイドにして、世界の破壊者である門矢士の権能の一つだけど。

そこまでは、語る必要はないだろう。

 

「鋼刃は、何の為にアンタらを呼んだのよ?」

 

「それは………」

 

「それは、一夏の為だよ」

 

「倫太郎さん?それは、どう言うことですの?」

 

指示された場所に向かう途中に、鈴から答えづらい質問を投げかけられ、困っていたら部屋の前で待っていた倫太郎が、俺の代わりに答えてくれた。

 

「ここだと話しも長くなるし、鋼刃が大変だから早く中に入ってよ」

 

「あ、ちょ、ちょっと!」

 

「取り敢えず、入ったほうが良いのでは無いのか?」

 

「そうだな。行くぞ」

 

足早に中に入っていく倫太郎を追う形で、俺たちも中に入る。

訓練ルームには何度も入った事があったが、この実験室にはまだ一回しか入ってない上に、その時は対抗戦の時だったから、見学も無く帰ったので、俺たちとしても結構この部屋は見ていて楽しい。

 

「マシンダイザーやタイムマジーン」

 

「各種ツールに、バイクまで」

 

「これ全部鋼刃が?」

 

「そうだね。だいたいのアイテムは網羅してるんじゃ無いかな?」

 

武器とかは、訓練で使ってたから持ってたのは知ってたが、まさかここまでやっているとは思わなかった。

そんな風に驚きつつも、開けた場所に出た。

 

「ねぇ、ねぇ、ねぇ!何もしないから、拘束解いて欲しいなぁー?!」

 

「誰がやるか」

 

「ふわぁー、眠い………」

 

「アレは………」

 

「束?!」

 

「あ、ちーちゃんにいっくん!やっほー!」

 

そんな場所で、キーの高い人が鋼刃に吊るされている光景に引いていたら、織斑先生がかなり驚いている。

それよりも束って事は、あのISを作った篠ノ之束って事だろう。

 

「何があったんだ?」

 

「ああ、移動しようとしたら絡まれて、そのまま連れて来てしまった」

 

「ちょっと、色んなところを弄りそうだったから、拘束してるのよ」

 

「ねぇ、ねぇ、ねぇ!さっきの事は謝るから、離してぇー」

 

「ふん。お前はそのままそこに居ろ。お前が自由だと面倒だからな」

 

「酷いちーちゃん!」

 

何というか、織斑先生でも一応あんな子供らしい所があるのか。

まぁ、確か篠ノ之束とは友人らしいから、昔からあんな感じの関係だったのだろう。

 

「それよりも、俺らを呼んだ理由があったんじゃ無いのか?」

 

「ああ、そうだった」

 

「忘れてたのかよ………」

 

俺が、呑気な返事を返す鋼刃に呆れていたら、一夏の所に行くと、そのままDJ銃を撃ち放った。

 

 

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