IS.輝きを纏いて〜仮面のヒーロー〜   作:TENC

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結局シャンデラにしました。

皆さんは、新ポケやってます?

そんなこんなで、51話です、


R.51p

「顔上げろ。唯香」

 

「………う、うん」

 

(唯香)の前でガイナ立ちしながら、正座する私を見下ろす鋼刃を恐る恐る見上げる。

 

私は、私の機嫌が悪い時にからまれた連中に、思わず爆裂魔法を放ってしまい現在、鋼刃から説教を受けているのだ。

 

「お前、俺にバレて無いとでも思ってたのか?」

 

「は、はい………」

 

「はぁ、前にも言ったが、お前は俺に少しは依存しろってよ?忘れたのか?」

 

「す、すいません………」

 

「はぁ、まぁ、俺も何も言わなかったのは、悪かったがな」

 

頭を掻き、ため息を吐く鋼刃に何も言えないでいたら、鋼刃が独り言のように語り出した。

 

「そう言えば、お前は痛みをそのまま受け入れる奴だったな。人がどれだけ心配したのか知ってもなお、自分の身体を酷使するのを厭わなかったな?」

 

その声は、怒りや呆れといった感情ではなく懐かしむような。そんな感情を感じられた。

 

「と言うわけで、罰ゲームだ」

 

「へ?」

 

どう言う訳なのか全く分からないまま、私は鋼刃に身体を拘束され、そのまま何かの準備をする鋼刃を、震えながら眺める。

 

「あ、あの、鋼刃?」

 

「……2度と我慢なんて、甘ったれた事言わないようにしてやらぁ………」

 

「ひぃ……」

 

その日の事は、思い出したく無いが、刻まれてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、なんか、今までよりも近くない?」

 

「そうか?まぁ、俺は構わないが」

 

「ふーん?あ、それから、被害だけど色々と誤魔化して置いたよ」

 

「すまんな。助かる」

 

「いいよ。こんな事くらい」

 

またも屋上で、寛ぎながら(倫太郎)は、唯香とイチャイチャしている鋼刃に、あの時のことを聞く。

鋼刃は、自分に任せろとは言っていたけど、俺が気にしているのはそう言う事ではない。

表立って動く事は、鋼刃の十八番ではないのだ。

 

「一応、鋼刃が動くなって、言ったから従うけど最後まで従う気は無いからね」

 

「ああ、分かってる。お前が居るってだけで十分だ」

 

「はぁ、俺が言いたいのはそう言う事じゃないんだよ。鋼刃が、態々矢面に立つ必要は無いんじゃない?ただでさえ、君の持っている技術は特別製なんだから」

 

「俺は、俺の持てる全てに厭わない」

 

「君らは、本当に似ているね」

 

唯香も唯香で、俺たちにいじめの事実を隠していた。

正直、俺はそう言うのに気付くのが鈍いから、仕方がないけど、2人とも感が鋭い。

だから、お互いがお互いに隠していると思って、お互いを心配させないように無理をしている。

昨日何があったのか何となく分かるが、多分、唯香はまた我慢する。だって、鋼刃がそうなのだから。

 

「取り敢えずは、リーダーは君だから言う事は聞くよ。でも、俺はそんなちっちゃい男じゃないよ」

 

「ああ、肝に銘じておくさ」

 

「それじゃあ、先に帰ってるよ。ごゆっくり」

 

そう別れを告げて、屋上から降りる。

今から何をしようかと迷っていたが、ふと貰った専用機の“雅狼”を動かしていなかった事を思い出して、憂さ晴らしと慣らしも兼ねて、アリーナへと移動する。

 

 

 

 

 

「そこだぁ!!!!!」

 

「しまっ!?」

 

強烈な爆裂音がアリーナに響く。

そして、2人の対決が終わりを告げた。

 

「本当に素人か?」

 

戦闘(こっち)は、君よりもベテランかもね」

 

「ふっ、それは違いない」

 

アリーナに着いた俺と出会したのは、俺と同じように専用機を慣らしに来たラウラだった。

そして、ついでに対戦形式で勝負を始め、一瞬の隙を突いた俺の勝利で終わった。

 

「そこまでの腕。やはり、我が軍にも欲しい人材だな」

 

「それは、遠慮させてもらうよ。俺はあくまで鋼刃の矛だから」

 

「確かに、貴様を扱うには難しそうだ」

 

「よく言われるよ」

 

いい感じに、発散も出来た所で夕方にもなったからご飯でも食べようかと思った矢先、ハッチの方から爆発が鳴り響く。

 

「なんだ!?」

 

「この感じは………」

 

感じた事のあるエネルギーに訝しげな俺を他所に、爆発したハッチを確認するラウラを習うように、俺も“雅狼”ごしに確認する。

 

「アレは………」

 

「允と新太郎?にしても、何であんなところで変身してんだよ」

 

「いや、止めに行くぞ!」

 

「あ!ISじゃ遅すぎる!」

 

そう言うが遅いか、先程は上の方で爆発したはずが俺の真横で爆発する。

これは、多分ファイズとカブトだな。

 

「ほんと、世話の焼ける奴らだよ」

 

何が起きたのか分からないが、戦っている2人に呆れながら、俺は時間をとめる。

 

「先ずは、落ちろ!」

 

そして、止まった2人目掛けてパイルバンカーを打ち込む。

 

「「がぐぅっ!?」」

 

「!?」

 

「あ」

 

だが、吹き飛んだ先にラウラがおり危うく、巻き込まれる所だった。

 

「君たち何やってんの?」

 

「お前たち、何をふざけている?」

 

「い、いやぁ、これは……」

 

「そ、そのだなぁ………」

 

歯切れの悪い2人に頭を捻っていたら、どうやら事情を知っていそうな奴らが割り込んで来た。

 

「ご、ごめん!僕たちが、悪いの!」

 

「そ、そうなの。どっちが、凄いのか聞いたから……」

 

「ああ、そう言う事……」

 

割り込んで来たシャルロットと簪の2人の言い分を聞くに、お互いが自分だと言ったのだろう。

俺や鋼刃よりは弱いが、一夏よりは広い2人でしかも似たような事ができるから、自分だと言うのは納得だな。

けど、これはやりすぎだ。

 

「あとで、組み手手伝ってよ」

 

「うっ………わ、分かった」

 

「………あ、ああ」

 

「シャルロット達には、向こうの片付けお願いするよ。2人にも非があるからね」

 

「うん、分かってる」

 

「そ、そうだよね」

 

取り敢えずは、被害の片付けを原因の4人に頼み俺は、1人食堂へと移動する。

ラウラは、なんだか可哀想に思えたのか、4人を手伝うと行ってついてきてくれなかった。

 

「まぁ、そこまで気にしないけど」

 

明日は、アメリカとの交渉の日だったなぁ。

 

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