ドリーム☆アームズ!プリキュア   作:萊轟@前サルン

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叶「前回、私はドリームチェンジャーでキュアアームドに変身し、怪物を浄化したのだった!」

ムドリン「その力、大事にしてね…」

叶「大事にしてねって…簡単に失っちゃうものじゃないんだから大丈夫だよ!」

ムドリン「だといいんだけど…」


・第一章 それぞれの思惑〜ドリムポリス編〜
2.(ドリーム)悪夢(ナイトメア)!?


 夢見学園への登校2日目、叶が校内へ入り、下駄箱で靴から上履きへ変えていると、相変わらず無表情な空野がやって来た。

 

「昼休みの時に体育館裏へ来て。話したい事がある」

 

「話したい事?今でもいいんじゃ…」

 

「こんな賑やかな場所ではダメ、しかも今は話す時間がないわ」

 

 空野は昼休みに体育館裏へ来て欲しいと叶に言った。叶は体育館裏へ呼び出されるのはとてもやばい事が起こる前兆だと認識しており、あまり行く気はなかったが、これは空野と仲良くなるチャンスだと事をポジティブに考え、昼休みに体育館裏へ行く事にした。

 

 

 そして昼休み、叶は空野に言われた通り体育館の裏へと来た。そこには勿論、空野がいた。

 

「空野さん、私に話したい事って…何?」

 

「ドリムポリスについてよ。あなたは気付いていないかもしれないけど今日、ドリムポリスから調査で何人かやって来ているの」

 

「そうなの!?そんな人達いたんだ…」

 

「まぁ、分からないのも無理はないわ。ドリムポリスの人間は全員私達と同じくらいの年齢だから」

 

「えぇー!?」

 

 空野はドリムポリスの人間が全員、叶達くらいの年齢だと言う。それを聞いた叶は自分の想像していた年齢とは違いすぎて驚いていた。と、空野と話していると何処からか少し小柄な女の子がやって来た。

 

「あら、お二人さんはここで何をしていたのかしら?」

 

「矢波……」

 

「空野さん、久しぶりね。どうしたの?そんな険しい顔して…」

 

 空野は以前、矢波に何かされたのかずっと矢波に対して険しい顔を向けている。

 

「…あ、あの〜あなたは空野さんのお友達?」

 

「うん、お友達!」

 

「な訳ないだろ!コイツは矢波 奈那。ドリムポリスの人間よ」

 

「ドリムポリス!?」

 

 叶は小柄で自分より下の子供に見える矢波がドリムポリスの人だと聞いて驚く。

 

「フフッ、矢波ちゃんは体型といい、顔といい小学生みたいで可愛いね!」

 

「小学生じゃないわ!!!ってか私を子供扱いするな!!」

 

「いや、まだ子供でしょ。20歳超えてないんだから」

 

「そっ、そうだけど……」

 

「(矢波が少し困惑してる…中々見れないレアケースだ。音鎧 叶、あなたは一体何者なの?)」

 

 空野は普段は見れない奈那の困惑顔を見て、奈那を困惑させた叶は一体何者なんだ?と深く考えていた。

 

「この子といると何だかキラキラしてしまうからこの辺で失礼するわ」

 

「奈那ちゃん、待ってよ!」

 

「音鎧 叶。また会いましょう」

 

「えっ、なんで私の名前を…」

 

 奈那はまた会いましょうと叶に言い、校内のどこかへ行ってしまった。叶は奈那が既に自分の名前を知っている事を不思議に思ったが、どうせ、名簿でも見たのだろうと考える事にした。

 

「さて、話も終わった事だし、私は教室に戻るわ」

 

「えっ…ちょっ、空野さん!!」

 

 叶に話をし終えた空野は私を置いて1人早々と教室へ戻っていく。叶も空野を追いかけるように走って教室へ戻っていった。

 

「空野さ……ん!?」

 

 叶が教室へ戻るとそこには互いに睨み合う空野と奈那がいた。叶は何故、この教室に奈那がいるのか理解出来なかった。

 

「私の後ろばっかり付いてこないでくれるかしら?」

 

「付いてきたつもりはないわ!行く場所、行く場所にあなたがいるだけよ」

 

「…外に来なさい」

 

「なんのつもり?」

 

「来てからのお楽しみよ」

 

 空野は奈那を校舎の外に誘い、2人きりの状態で何かするようだ。先程の2人の関係から察するにあまり良くないことが起こりそうだな…と感じていた叶は2人の後を追って校舎の外へ出ていく。

 

「ドリムポリスの精鋭よ…ここで決着をつけようじゃないの」

 

「フフッ、いいよ〜♪まぁ、勝つのは私だけどね」

 

 2人は戦うようだ。空野はドリームチェンジャー、奈那はドリームチェンジャーに似たものを取り出し、左腕に装着する。そして空野はドリームバッテリー1本、奈那は2本のドリームバッテリーをチェンジャーに装填し、空野と奈那はチェンジャーのトリガーを引いて変身する。

 

【ドリームーブ!】

 

〈夢、掴ムーブ!キュアファンタジー・マイナー!!〉

 

 

 

【プロトドリームーブ!】

 

〈Lock on the enemy!キュアガード・ホークアイ…!!」

 

 変身した2人は戦いを始めた。2人が変身して戦い始めてから2人を止めなきゃ!と思った叶は自分も変身する。

 

【ドリームーブ!】

 

〈夢、掴ムーブ!キュアアームド・マイナー!!〉

 

「2人とも!戦いはやめて!!」

 

 叶は戦う2人の仲裁に入ろうとしたが、2人の元へ向かおうとした時、どこからか鹿のような怪物が叶の前に現れた。

 

「あーもう、タイミング悪いなぁ!!」

 

 叶はタイミング悪く現れた怪物に憤りを覚えた。怪物が自分の方に向かって来たのを見た叶は殴りかかろうとするが、鹿のような怪物の二本角による攻撃を受けてしまい、少し吹っ飛ばされてしまう。

 

「叶、これを使って!!」

 

「ムドリン!?今までどこにいたの?」

 

「話は後、早く使って!」

 

 叶は突然、現れたムドリンに剣みたいなものを渡された。ムドリンは早く使って!と叶に言う。叶は早速、右手に剣を持ち、鹿のような怪物に向かっていく。

 

「くらえっ!私の夢力!!」

 

 叶はそう言いながら鹿のような怪物を斬り刻んでいき、剣の棟の部分にあるドリームバッテリー装填部にマイナードリームバッテリーを装填し、必殺技を発動させる。

 

〈マイナー・ムーブメントスラッシュ!〉

 

 叶は必殺技の音声が鳴るとともに怪物へ向かっていき、ピンク色のオーラを纏った剣で怪物を斬り裂く。斬られた怪物は人間と怪物で分離し、怪物の方だけが爆発して消え去っていった。

 

 怪物との戦いが終わった叶は再び空野と奈那の元へ向かうが、既に戦いは終わっており、奈那もいなくなっていた。

 

「空野さん!大丈夫?」

 

「大丈夫よ」

 

「良かった…っていうか空野さんって何で奈那ちゃんと仲悪いの?」

 

「……"夢"の見方が違うからかな」

 

「夢の見方?」

 

「えぇ。あの子は5年前に起きたドリームインベーションという夢の力が悪夢の力に反転してしまうという大事故の被害者。彼女はその事故で家族を失っているの…家族を失って以来、彼女は事故の原因となった"夢"を嫌い、ドリムポリスに入った後も夢を見ずに日々を過ごしている」

 

「でも、夢を嫌っていてもプリキュアには変身できてたし、自分の嫌いな夢の力だって躊躇する事なく使ってたじゃん」

 

「あの子は偉い位の人間の命令に従う為だけに夢の力を使っている。……でも、夢を嫌う彼女が何故、プリキュアに変身出来たのだろう…」

 

キーンコーンカーンコーン!

 

 と、2人が何故、夢を嫌う奈那がプリキュアに変身出来たのかを話していると昼休み終わりのチャイムが鳴り響く。2人は話をやめて教室へ戻っていった。叶が教室近くの水道で手洗いをしていると、奈那が近寄ってきて叶にこう言う。

 

「夢は悪夢を生む根源よ。悪い事は言わない、夢を見るのはやめなさい」

 

「…やだよ。私は夢を見続ける!だって夢は私を未来へと導いてくれる可能性の塊だから!」

 

「…なるほどね。なら、いずれ知るであろう"夢"の真実も受け止められそうね〜」

 

 奈那は夢に対する皮肉の意味を込めて叶にあなたなら"夢"の真実を受け止められそうね〜と言い、またどこかへ去って行ってしまうのだった。

 

「夢の真実…か。まっ、今はそんな深く考えなくてもいいや!」

 

 叶はそう言いながら、授業の始まりを告げるチャイムが鳴る3分前くらいに席に座って、その後授業を受けていくのだった…

 

 

 

 

to be continued......




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