俺のドラゴンなボールが無い転生   作:DB好き

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争いは同じレベルの者同士でしか起こらない

「ハッハァーッ! いいぞお前等、もっと来やがれッ!」

 

俺はカマキリに似た星人、リャーシー星人達を相手に無双していた。何たって俺の戦闘力は現時点である5歳で3000になっているのだからそんじょそこらの星人なんてザコ同然だ。

ターレスの方を見てみるとアイツも無双をしていた。ターレスの戦闘力は1800前後だった筈なのでコイツらの戦闘力は考えると130位で、今相手にしている1番強い奴で300位だ。

 

俺は赤ん坊の頃から気のコントロールして身につけた気を読む方法と、スカウターの併用で正確な数字を割り出す練習を今の内にしているのである程度数値化できる。

 

勿論S細胞を増やすために体を動かしていない時間は瞑想や、生前ギターを弾いていたからリラックスするために音楽を聴いたり演奏したりしている。

 

「これで……終わりだーっ!!」

 

俺は戦闘力1000位に調節した気弾を放って相手を葬る。そしてターレスの方を見るとガレキの上に座ってリャーシー星人の腕を食いながら見物していた。

 

「……マジかよ、お前。よくそんなキモイの食えるな」

「ククク、敗者をどうするかは勝者が決めるもんだ。勝者である俺が何しようが俺の勝手だろ? それに意外とイケるぜこれ」

 

そう言うと俺に目線でお前もどうだ? って見てくる。え? 本当にイケるのこれ? マジで? 匂い的に止めとけって体が拒否ってるけれど大丈夫なの?

 

よしっ、何事も経験だっ。俺はターレスから受け取ると思い切って食べてみることにした。

 

臭いは生臭い魚で、口に含んで噛むと青臭さが口に広がり、肺から勝手に息を吐き出すように動いたと勘違いするような体の反応を感じ、俺は地面に盛大にゲロをぶちまける事になった。

 

「う゛ぉぉおおおぅええぇえええっ! ぅおおおえええっ! ……はぁ、はぁ、はぁ、おうううえ!」

 

ゲロが止まらん! マジでまずくて洒落にならんやんけ! こっ、呼吸をするより体が吐くことを優先してるやん! 俺は涙目でターレスを見ると大笑いしてやがるこいつ!

 

「うはははははっ! そんなにこれがマズイかよ!? やっぱエリート様は育ちが良さそうで羨ましいねぇ」

 

てめぇ煽るようにおちゃらけて言うんじゃねぇよ! こっちはお前殴るより吐く事優先してんだ! 背中をさするとか出来ねぇのかよお前は! ターレスはさらに煽るように「これじゃビナスじゃなくてゲロスだな」と語尾に(笑)が付きそうな口調で言ってくる。

 

き、貴様ぁ、後で覚えてろよぉ……。

 

 

1分位その場でゲロと口の中の唾液を吐き続けてようやく体が落ち着く事が出来た。く、くそったれぇ……、ちょっと酸欠で目の前がぼやけて頭がクラクラするやんけ。どれもこれもニヤついてるこの色黒ボウズがあかんのや。

 

…制裁。制裁を食らわせなければならない。俺は拳を固めて獣のように笑いながら余所見をしているターレスに近づく。

 

「おい、ター「なぁ、ビナス。ここを征服したしそろそろ手合わせと行こうぜ」……ほよ?」

「ほよ? じゃねぇよ。ほら約束しただろ? 行く前にリャーシー星の奴等をぶっ殺したら手合わせしようぜって」

 

そう言うとターレスは意地が悪い笑みを浮かべながら俺の目を見据えた。ん? え? えーっと、うん。確かに言った。言ったけれど制裁が先だ。俺をこんな目に合わせたこの性悪小僧を一発殴らないと気が済まない。

 

「その前に一発殴らせんかいターレス。誰のせいでゲロをこないに吐き散らかしたと思ってんねんこの野郎」

「俺は悪くねぇーだろ。食べる食べないはお前の判断だったろ? クククッ、前にお前に教えてもらった言葉にいーい言葉があったな。 常在戦場……だったっけ? そんな間抜けを晒すお前が悪ぃんだよ、ラッキーだぜ。スカウターが無くても俺にはわかる。今のお前の戦闘力は俺と同じ位に落ちているぜ?」

 

クッソ、こいつ超調子に乗ってる顔をしやがって。落ち着け、俺は大人、俺は大人。俺は30超える大人なの。こんな使ったトイレットペーパーより安い挑発は笑って流せるさ。

 

それにしても何でコイツ気を読めるようになってんねん……、俺が転生した事によるバタフライ現象か? 

 

 

 

 

――――あっ、思い出した。ずっと前に時間調整のために征服した星でダベってる時に言った事あるし、目の前でスカウター使わせて見せた事あるわ。こないな使い方するんやったら教えん方が良かったわ! この恩知らず!

 

……取りあえず今は体調が優れないから回復してからボッコボッコにしてやる。ブロリー顔負けの悪魔顔でボコボコにする。必ずだっ!!

 

 

俺は深呼吸をして怒りを落ち着かせる。

 

 

 

「あ~、悪いんやけれど「半年前に侵略した時、不意打ちを食らった俺に偉そうな口調でご大層な言葉を教えてくれた当のお前が、まさか体調が優れないので後にして下さい。な~んて言わないよなぁ?」

 

 

 デュヘヘヘヘッ、すんまへんがターレスはん、体調が優れないので後にして下さい。ついでに俺が一発殴って吹っ飛ばして気弾撃ってからそれがスタートでって事にしまへんか?

 

おっ前なぁ人が喋っている時はちゃんと最後まで聞きなさいって親に習わんかったんかい!? あ、そうだコイツクローンみたいな奴だったから親居ないわ。

 

 ち、ちくしょーーーー!! たっ、体調が万全になりさえすればっ、こ、こんな奴ごときに~~~っ!

 

俺が煮え切らない態度を続けてしびれを切らしたのかターレスが地面に唾を吐き「ちっ、ビビってんのかよ」と怒っている口調で言った。

 

俺は大人。俺は超大人なの。だがっ! だが時には子供相手に非っっ常に遺憾ながら暴力を振ってでも大人は怒らなければならない時があるのだっ! 今がその時である。

 

まさしく愛の鞭、コイツは体が痛く、俺は心が痛む。まさしく等価交換だ! 教育に良くないしな!

 

「上~~~~~等だよこのクソガキャあっ!! シバキ回したらぁ!!」

「へっ、そう来なくちゃ面白くねぇっ!!」

 

俺達はそう言うとお互い咆哮を上げながら殴り合った。

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