俺のドラゴンなボールが無い転生 作:DB好き
ターレスにも傷が早く治るやり方教えてあるからある程度治った時間を見計らって事情を話す。勿論スカウターは念のため破壊した後でだ。
フリーザが何でサイヤ人を全滅させようとしてる事、フリーザが変身型の宇宙人で最終形態の戦闘力が1億2千万な事。そしてそんな奴を倒すためにはスーパーサイヤ人にならないと倒せない事。最後にスーパーサイヤ人の成り方を教えた。
ターレスは俺を睨むように黙って最後まで聞いていた。途中このくそガキ何ガン飛ばしとねん! って思ってビンタして注意しようとしたけれど、俺は心の広い大人やから我慢したったわ。感謝せえよ。
「……聞きてぇ事がある。何でお前がそんな事知ってるんだよ?」
そりゃそう言うよな、こいつの疑問も最もだ。さてと、どないしよっかな? こいつに話したのはええけれど、何で知ってるのか理由考えるのすっかり忘れてたわ。
「えーっと、ま、まぁ細かい事は気にすんなや。とにかく惑星ベジータが爆破される時間までゆっくりしようやないか、なっ!?」
「細かい事じゃねえだろ。だが、考えると何か嫌な感じがする事は確かだ。今は何も言わずに信用してやる」
「おっ、そうかそうか。そいつは結構な「それにお前がいつも嘘をつく時にする間抜けなニヤけ顔をしないって事が1番信用できるぶぁっ!?」
「おーっとっとっと、手が滑ってしまったやないか、今気づいたけれど不思議な事にこの星って何も無い所でも滑るんやな。それにしても間抜け顔やと? 殴んぞお前」
「くぅっ、もう殴ってんじゃねえか。お前本当にこらえ性が無いな。今回は色々教えてくれた事に免じて引いてやる……。それでフリーザが惑星を爆破するまでただ馬鹿みたいにボーッとするだけか?」
……一々癇にさわるヤローだー!!! 1発いったろかコイツ! だが! 今は引いてやる。
「おうせやな、取りあえず気のコントロールの練習でもしとこか。俺達以外はフリーザを含めて今の所は気を読む事が出来ん。気を自在に抑えたり上げたり出来れば奴等に対して大きなアドバンテージになる」
「いいぜ、やってやる。だがよ、お前1番肝心な事忘れてねぇか?」
「あん? 肝心な事?」
ターレスは訝しげに疑問を口にする。ん? 何だ? 忘れてる事なんてあったか? ブロリーの事……じゃないな、もしかしてクウラの事か? でもコイツにそこまで教えてないしな。原作知識や映画、アニメの知識を持っている俺がコイツに指摘されている忘れてる事……、何や?
俺が首を傾げているとターレスは呆れたようにムカつく溜息をつきながら口を開く。
「お前なぁ……俺達がこのままノコノコ帰って行って、サイヤ人を惑星ごとふっ飛ばした当のご本人であるフリーザ様は寛大にも見逃してくれるのですか? って事だよ」
「――――――――――あっ、それも……そうやったな」
ターレスのごく自然な当たり前な指摘に俺は全身の血の気引いた。ターレスはダメだこりゃと言わんばかりに天を仰ぐ。
ヤバイ、殺される。いや、落ち着け。フリーザが警戒していたのは徒党を組んだサイヤ人だ。
……あれ? 徒党って何人からなん? フリーザが殺そっかと思う人数はどん位? 逃げようとしてもポッドには追跡装置が付いているからどこ行ったか分かるし、素人が外そうとしても無理って技術部の連中と食事に行った時に聞いたしマジでどうしよ?
コイツにもその事は前に話した事あるから逃げても無駄って思ってるんかな? あっ、そや! 前にビルスを遠くから見たことあったからこの世界はZだけの時空だけじゃなくて超の時空でもあるわ!
「でっ、でもベジータとかナッパ、ラディッツとか見逃されてたし大丈夫やと思うわ! それにフリーザは破壊神ビルスの命令の後押しで惑星を吹っ飛ばしたから行けるって!」
ターレスはますます眉間に皺を寄せて俺を見る。な、何やねん、睨んどんのか!? お、お前なんか怖ないぞっ!!
「破壊神ビルス? 何者だ、そいつは? フリーザに命令するって事はそいつにとっちゃフリーザは雑魚同然って事かよ?」
うべべべべっ!? テンパって頭で考えるより口から先に言葉が出ちゃう! 前世ではこんなん無かったのに、何でーっ!?
「めっ、女々しい奴やなお前はっ! 今は何も聞かんのとちゃうんかっ!?」
俺の逃げ口上にターレスはやれやれとリアクションをとってから深いため息を吐いた。くっそナメやがって!
「……ふぅーっ、そうだったな。今までの話がお前のイカれた妄想や嘘だといいな、と心の中で思いながら寝るとするぜ、まだ満足に動ける程じゃねえし」
「なっ!? う、嘘やないもん! ホンマやもん! ってか口に出しとるやないかっ!」
わかった、わかった。と子供に言い聞かせるように言って、ターレスは俺に背を向けてポッドの中で寝る態勢に入った。
ちくしょお、子供扱いしやがってぇ……。同い年やけれど精神的な年齢は上やぞ、もっと敬わんかい。
仕方が無いから俺も今は疲れたからポッドに戻ろうとすると、悔しそうに、それでいて怒りを含んだ声で「フリーザめ、覚えてろ」と背後から聞こえた。
俺は聞こえないフリをしてポッドに戻った。
と思わせてからの~。
「なーんやねん! ターレスちゃーん、やっっっっぱり俺の事信用しとるやないかーっ!! お前ツンデレか、ツンデレか!? ツンデレキャラは女やとツインテールって決まっとるけれど、お前の髪型もちょっと見方を変えたらツインテールやもんな!
かぁーっしまったー。俺とした事がお前の性格を完全に把握しとらんかったわー! お前可愛い所あるやないか、そういう所何で隠すねんこのっこのっ!」
やっべ、結構嬉しいぞこれ。俺はテンションマックスでターレスのポッドの周りを飛び跳ねながらペシペシと叩く。
「だぁーっ!! もう、お前本っっっ当にうぜぇええええっ!」
「そないなつれない事言うなや、ターレスちゃん。俺とお前の中やんけ、今の俺はご機嫌マックスやで。お前もしかしなくても今日は寂しくて1人で寝れないんやろ? 今なら添い寝でもしたるで? 子守歌もサービスで付いてくるぞー」
もしかして俺に聞こえるように言ったんやろコイツ。わかってる、わかってるで。シリアストークしてお涙頂戴をコイツは期待しとったんやろ、まだまだガキやなー。
こういう時は笑わないとあかんから俺は敢えて道化を演じたるわ! 任せろ俺はそういうのに詳しいんだ。
「本気でいらねぇよ、マジで!! さっさと自分のポッドで寝やがれっ!!」
「うははっ、マジと書いて本気、本気と書いてマジ。マジマジってか?」
「……このっ!」
ターレスの不機嫌とは対照的に俺の機嫌は最高に良かった。その後ターレスが完全に無視を決め込む10分位は俺のマシンガントークが止まらなかった。