今回からようやくベルとヘスティアだけでなく、他のダンまちキャラも登場します
蒸気船ウィリー
そこは数多の階層に分かれ、無限に続いてるのではないかと思わせる程の大迷宮。
複雑な地形だけでなく、各階層には生者を襲うモンスター達がはびこり、先へ進もうとする者達を幾度も阻まんとする。
しかし迷宮の探索者、すなわち冒険者達はその危険性を負ってなおこの”ダンジョン”に潜り続ける。
神の恩恵を授かり、特別な力を得た彼等は
富や名声、未知なる探求心、まだ見ぬお宝、はたまた運命の出逢いさえも求めて今日も歩み続けるのであった。
己が持つ欲望と比例して
己が持つ命が失いかねないというリスクを背負って
「ほわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
『ヴヴォォォォォォォォォォォォォ!!!』
そしてこの迷宮の上層、五層で必死に走り回っているのもまたそんな無謀な夢を抱く冒険者の一人。
白い髪をなびかせ、唯々背後から迫りくる恐ろしい異形の怪物から逃げ切ることだけを考え、一心不乱に走り回る紅眼の少年。
彼の名はベル・クラネル、ちょっと前に冒険者になったばかりの駆け出しルーキーだ。
「た~すけて~~~~~!!!」
『ヴヴォォォォォォォォォォ!!!!』
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
『ヴヴォォォォォォォォォォォォォ!!!』
そしてそんな彼を後ろから二本の蹄で地面を蹴って猛スピードで追いかけるのは『ミノタウロス』
ひよっ子冒険者、つまりレベル1でしかないベルでは傷一つ付けられない強さを持つ、牛頭人体のモンスターだ。
『ヴゥムゥン!!』
「ひぃ!!」
背後から飛んで来たミノタウロスの丸太のような腕が彼の頭を掠める、一瞬心臓が口から飛び出そうになりながらも、なんとか口をおさえてそれだけは阻止しつつ、目をうっすらと涙で潤わせながらベルは走り続けた。
どうしてこれ程の凶悪なモンスターがこんな初心者向けの上層にいるのかは不明だが、そんな事今のベルが考える余裕も無い。
まともに戦える相手ではない、勝負を挑んでしまえばそれ即ち死を意味する事ぐらい駆け出しの彼でもよくわかっている。
だからここはひたすら逃げに徹するしかない、運良く相手が自分を見失ってくれたり、運よく自分を助けてくれるカッコいい先輩冒険者が現れる事を祈りながら
しかしそんな幸運など滅多に訪れるモノではない、特にこの弱肉強食のダンジョンでは……
「でぇっ!?」
逃げている途中でベルは突然体制がぐらりとズレて、足元から派手に転がって地面に倒れた。
どうやら何かに躓いてしまったらしい、幸運を祈ってる途中で不運に恵まれてしまうとは……
『フゥー! フゥー!』
「あわわわわわ……!」
慌てて立ち上がろうとするも時既に遅し、上体を起こして背後をゆっくりと振り返ってみたら
倒れた自分のすぐ傍で、凶悪な人相をしたミノタウロスが両手の蹄をカチカチと鳴らしながら(人間でいうなら拳を鳴らしてる様に)こちらの命を奪わんと接近していたのだ。
(ああもうダメだ……これはもう助からない、僕間違いなく死んだ……)
屈強な肉体をこれでもかと見せつけながら迫ってくる怪物を前にし、遂に駆け出し冒険者、ベルは全てを悟った。
自分の冒険はこれで終わりなのだと
運命の出逢いを見つけるという大きな夢を見て田舎を飛び出してからまだ少ししか経っていないというのに……
こうもあっさりと命を失う羽目になるとは……やはり人生はそう甘く無かったのだ……
(儚い一生だったなぁ……やっぱりティモンの言う通り、僕は田舎でのんびり暮らすのが性に合っていたんだ……)
『フン! フン!』
自慢の肉体でも見せつけているのか、たくましい両腕からこれまたたくましい力こぶを披露し「コイツで今から料理してやるぜ」と言わんばかりのポーズを取っているミノタウロスのアピールにも気付かず
その場に尻もちを着いたままベルは虚ろな目をしながら頭の中で後悔し続けるのであった。
(結局、運命の相手を見つける事が出来なかったなぁ……)
その夢が元でたった今自分が死ぬのだという事も忘れて、哀れ少年は静かに目を瞑り、このダンジョンで命を失った無数の犠牲者の一人になる事を静かに待つのであった。
しかしその時……
『ヴぉ?』
「……え?」
目を瞑っていたベルの耳に不意に空気を裂くようなブォン!という鋭い音と、自分の命を握っている筈のミノタウロスの間抜けな声が入って来た。
ベルがゆっくりと瞼を開けてみると眼前に広がるのは……
『グブォ!! グヴォォォォォォォォォォ!!!!』
断末魔を上げて苦悶する怪物の姿であった。
ベルの前で赤く滾った力強い胸部、蹄を振り被った上腕、大腿部、下肢、肩口、全身に緑に光る剣線が走り抜けていく。しかし出血は一切無い……
一体なにが起こっているのだと、口をポカンと開けて呆然と固まっていると、やがてミノタウロスは声を上げるのを止め、グラリと揺れてその巨体を地面に倒し、あっという間に肉塊に成り果て、やがてその体は灰となって消えた……
「……」
「大丈夫かい?」
「!?」
目の前にいた筈のミノタウロスが全身斬り刻まれ、次の瞬間にはモンスターが落とす魔石しか残っていないというこの状況に、しばし呆然と座り込んでいたベルに何者かが話しかけてきたので彼はビクッと肩を震わせ視線を上げた。
そして再びベルはギョッと驚く。
「ハハッ! 大きなケガはなさそうだね! 間に合って良かった!」
そこに立っていたのは小柄な自分よりも更に背が低く、おっきな耳をした黒いネズミだったのだ。
右手に持っているのはベルが今まで見た事のない、緑色に光る不思議な形をした剣状の武器、もしかしてさっきミノタウロスを瞬殺したのは……
「……あなたが助けてくれたんですか?」
「君がミノタウロスが逃げている所を偶然見つけてね」
「あ、ありがとうございます……」
「礼なんていらないよ、困ってる冒険者を助けるのは同じ冒険者として当然だからね!」
「……」
「う~ん……それにしてもおかしいな、どうしてミノタウロスがこんな上層まで来ているんだろう? 下でなにかトラブルでもあったのかな……」
何故だろう自分よりずっと小さい筈なのに……この人はなにかとてつもなく大きく見える……
目の前でブツブツ独り言を呟き始めた彼にベルの視線は完全に釘付けになってしまった。
強いとか優しいとか器が大きいとかではなく、なんというか人を惹きつける不思議な魅力がそこにあったのだ。
一体彼は何者なのであろう、何処のファミリアに所属しているのだろうか……
彼の事をもっと知りたいと、恐る恐るベルは手を伸ばして助けてくれた恩人に話し掛けようとすると……
「うわ!」
「おっと、ごめんごめん、驚かせちゃったかな?」
突然彼が持っていたおかしな武器から緑に輝く刀身が消えた。
見た事のない武器の動きに思わずビックリしてしまったベルに、柄の部分だけ残った得物を懐に戻しながら彼は笑いかけてきた。
「これは”ライトセーバー”、僕が”師匠”から教わって造ったちょっと特別な武器なんだ」
「そ、そうなんですか……」
名称を聞いてもやはり聞き覚えがない、いきなり刀身が消えるなんて本当に不思議な武器だ……
自分で造ったと言ったが一体こんなのどうやって造ったのだろう、情けない声を上げてしまったのも忘れてベルはますます彼に興味津々になっていると、彼の方から気さくに話しかけてきた。
「ところでもう歩けそうかい? 僕が入口まで連れてってあげるよ」
「ええ!? い、いえお構いなく! しばらく休めば一人で帰れます!」
「そうかい? でも君、さっきからずっとボーっとしてるし心配だな……よし!」
ダンジョンの入り口まで送ってあげるという彼の言葉に、ベルの中のちっぽけな意地がいきなり飛び出てそれを慌てて拒否する。
命まで助けてくれた上に入口まで案内されるなんて……それは流石に恥ずかしい……
そんなベルの意地を察したのかどうかはわからないが、彼はしばし考える仕草をした後、閃いた表情を浮かべて突然その場に座り出した。
「それなら君が落ち着くまで僕が一緒にいてあげるよ」
「い、いいですよ! 悪いです悪いです!!」
「遠慮なんてしなくていいよ、今日ここに来てるのは僕一人だし特に予定も決まって無いんだ。それにたまにはゆっくり腰をつかせて休みたい時もあるんだ」
そう言って彼は半ば強引に押し進めてベルの隣に座った。
たまには休みたいと言っている所から察するに、彼は普段多忙な日々を送っているのであろうか……
「でもジッと座っているのも退屈だしお喋りでもしようか、そういえば君の名前はなんて言うんだい」
「あ、ベル・クラネルと言います、ちょっと前に田舎からオラリオにやって来て冒険者になったばかりの駆け出しです、所属はヘスティア・ファミリア……」
「ヘスティア・ファミリアだって!?」
ホントに凄いグイグイ来るなこの人……コミュニケーション能力が高過ぎて会話する事さえ恐れ多いと思いながらもベルが自分の名と所属ファミリアを名乗った途端、彼は口をあんぐりと開けて始めて驚いて見せた。
「まさか君だったのか! ヘスティア様の眷族になった子って!」
「僕の神様の事知ってるんですか?」
「直接お会いしたことは無いけどね、僕のファミリアの神様から聞いた事あるんだ」
実はベルが所属している所の神・ヘスティアはオラリオでは落ちこぼれの烙印を押されている女神
一体どんな話を聞かされているのだろうとベルの頭に不安がよぎっていると、彼は楽し気な様子で人差し指を立て
「見ていて飽きないとても面白い女神様だって、だから僕も一度会ってみたいと思ってるんだ、ハハッ!」
「そ、それって褒められてるんですかね……確かに僕の神様はしょっちゅうトラブル起こして毎日色んな人に面白がられてますけど……」
「それがヘスティア様の魅力なんだよ、「沢山の敵をやっつけられる強い者よりも、沢山の人々に敬われる偉大な者よりも、沢山の人を笑わせられる者の方が凄く立派だ」って、僕の神様もよく言ってるしね」
「そうなんですか……そう言われると確かに嬉しいですけどやっぱりちょっと複雑です……」
そりゃ確かに周りを笑わせてはいるが……自分の神様の場合、笑わせているというより”笑われてる”んだよなぁ……
女神ヘスティアの事を馬鹿にせず評価してくれている事は嬉しいのだが、彼女の眷族である身としてはどうも素直に喜べないベルは複雑な心境に駆られつつも、こうして彼と話している内に、不思議とミノタウロスに襲われた恐怖が消えつつあるので、今度はこちらから彼に質問を投げかける事にした。
「ところであなたのお名前を聞いてもいいですか? ファミリアの神様もヘスティア様と親しいみたいですけど……」
「ああ、そういえば君はオラリオに来たばかりだって言ってたね、僕の事を知らないなんておかしいと思ったんだ」
「え、もしかしてオラリオでは凄く有名な方なんですか?」
「う~ん、自分で言うのもなんだけどそこそこ、いや結構、いやかなり有名人なんじゃないかな?」
ベルに対して彼はちょっと自慢気にニカッと歯を出してドヤ顔を見せて来た。
もしかしたらちょっと調子に乗ってしまうタイプなのかもしれない。
「それじゃあ改めて僕の事を教えてあげようか、僕の名前は……」
自分の事を知らないというベルに鼻高々に自分の名を明かそうとする彼、であったのだがその時……
「下がって!」
「え!?」
彼が突然声を大きく上げてベルに警告した、すると次の瞬間、彼は懐から先程の獲物を取り出すと、一瞬にして柄から緑の刀身を出現させた。
「早く僕の後ろに! すぐに来る! それも大群だ!」
ベルを壁を背にして自分の後ろで待機しろと指で指示する今の彼は先程のドヤ顔を浮かべていた人物とは打って変わって印象がガラリと変わった。
愛嬌たっぷりのユニークなキャラクターから
ミノタウロスを倒し、自分を助けてくれた時と同じ誇り高き冒険者の姿だ
そして警告通り彼が鋭く睨みつける視線の先から、階層全体を揺らす程の猛々しい大量の足音が響き始める。
数えきれない程の団体でこちらに向かって駆けて来るミノタウロス達によって
『『『『『ヴォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!』』』』』
「ミノタウロス! 上がって来たのは一体だけじゃなかったのか!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ベル! 落ち着くんだ! 僕が全てやっつける!」
本来この階層に棲息しない筈の牛頭人体の怪物が、わんさかと群れをなして上がって来るなんて前代未聞だ。
彼等を前にして消えかけていた死の恐怖が再び目覚めて悲鳴を上げるベルだが、彼は全く動じることなくライトセーバーを握り締め、真っ向からミノタウロスの群れを対処しようとする、だが……
「……変だな」
「え?」
「あのミノタウロス達、僕等を襲ってきたというより……誰かから必死に逃げている様な……」
パッチリとした目を細め、彼はこちらに向かって突っ込んでくるミノタウロスの群れを冷静に観察していた。
怪物達から感じるのは、こちらに対しての殺意ではなく、なにか別の存在に対しての恐怖
半人前の冒険者であるベルでさえなにか様子がおかしいと感じていると、その時……
『ガァァァァァァァァァァァ!!!!』
「「!?」」
群れの中から一頭のミノタウロスの叫び声が階層内に響いた。
それも尋常ではない、苦痛と絶望にまみれたかのような悲鳴である。
一体何がどうなっているのだとベルは座ったまま目を凝らして奥を覗き込むと
『ヴォォォォォォォ!!!!』
自分が醜態を晒して必死に逃げ出したあの恐るべき怪物達の中に紛れて
”彼女”はいた。
銀色の軽装に身を包んだ金髪碧眼の、なんの感情も持たないかのようにただ淡々とミノタウロス達を殲滅する一人の少女がそこにいた。
『ゴアァァァァァァァァ!!!!』
目の前の光景を見てベルは確信した、ミノタウロスはこちらに目掛けて襲い掛かって来たのではない、彼女に襲われここまで逃げてきたのだ。
その細身の体では想像付かないほどの力強く剣を振り抜き
高速で一閃を放って次々と怪物達を殲滅していく様にはどこか美しさも感じてしまう。
だが今のベルが感じるのは、返り血も浴びないほどの華麗なる剣裁きに見惚れてしまったとか
華奢な体で優雅に怪物達を撃破する彼女自身の美しさにときめいたとか以上に強い感情があった。
(む、無茶苦茶過ぎて怖い……!)
なんというか物凄く彼女の事が恐く見えたのだ。
お人形の様な可憐な美少女が怪物達相手に容赦なく剣で急所を狙い
四肢を切断させて無表情でバラバラに引き裂く彼女の方がミノタウロスよりずっと怖く感じたのである
これがもし、仮に自分が絶体絶命のピンチの時に彼女が颯爽と助けてくれたというシチュエーションなら、一目惚れしてしまうのも不思議ではない。
しかしこうして離れた所から周りを血の海にさせていく彼女の徹底的な怪物への蹂躙を目の当たりにすると……
(ダメだ! 綺麗な人だけどやっぱ怖い! 凄くカッコ良くて釘付けになっちゃうけど、いや本当に素敵な人だけど! 近付こうと考えるだけでも恐ろしい!)
『ヴフッ!!』
「ひぃ!」
怯えた様子で戦いを見守っていたベルの前で、最後に残ったミノタウロスへ彼女は跳躍すると
その辺の雑草でも刈るかのようにスパッとその首を手に持ったサーベルで刎ねてみせた。
怪物の頭はポーンと宙を舞い、丁度腰が抜けて座り込んでいたベルの真ん前にポトリと……
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
舌をダラリと出してこちらを見つめながら絶命しているミノタウロスの生首
冒険者成り立てのルーキーにとってそれはかなりショッキングな光景であった。
ベルは一度情けない悲鳴を上げると
「あの……大丈夫、ですか?」
「へ? いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「?」
討伐を終えたばかりの彼女がいつの間にか自分のすぐ隣、何事もなくこちらに屈んで顔を覗き込んでいたのだ。
腰までまっすぐ伸びた金髪は間近で見るとやはり黄金の様に輝きを放ち、自分を見下ろして来る二つの目もまた金色でとても美しい。
しかし残念ながら、著しく正気度を失っているベルには彼女の美貌をゆっくり堪能する余裕がなかった。
ベルは二度目の悲鳴を今度はこちらを見つめながら首を傾げる彼女に向かって浴びせると、パニックになってしまった様子で慌てて上体を起こして
「神様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「……」
「待ってベル! 彼女は……!」
恐らく現在オラリオでバイト中であろう自分の女神に対して助けを求めるかのように叫ぶと
運命の出逢いを夢見る未熟な冒険者、ベル・クラネルはせっかくの出逢いのチャンスだというのも忘れ
自分を呼ぶ彼の叫びも聞かずに一目散に逃げて行ってしまうのであった。
レベル1とは思えないほどとんでもない猛スピードで駆けて行ってしまったベルにポツンと残されたのは
彼に憧れの眼差しを向けられた黒いネズミと、彼に重度のトラウマを植え付けた金髪碧眼の美少女
「ああ……行っちゃったよ、よっぽど怖かったんだろうね」
「……ミノタウロスが?」
「あ~それもあると思うけど……」
「?」
二人だけ残されると彼は歯切れの悪そうに苦い表情を浮かべるが、彼女はただキョトンとした様子で首を傾げるだけ、自分が恐がらせたという自覚は無いのだろう。
「……まあいいや、後で話してあげるよ、今の内に言っておくけど、落ち込まないでね?」
「どういう事?」
「……いやーそれにしてもこうしてダンジョンで顔を会わせるのも久しぶりだね! 僕のファミリアと君のファミリアで合同遠征した以来かな!?」
「……うん」
とりあえず事情は後で説明する事にした彼は、話を誤魔化すかのように陽気に手を挙げて彼女に挨拶する事に
彼女もそれに対し腑に落ちない様子を見せながらもとりあえず頷いて見せる。
「君の噂はよく聞いているよ! 相変わらず凄い活躍してるみたいじゃないか! ”ロキファミリア”期待のエース候補! ”アイズ・ヴァレンシュタイン”!」
「……あなたの話もロキからしつこく聞かされてる、”ディズニーファミリア”の団長、”ミッキーマウス”」
彼女はオラリオで最も将来有望とされている女剣士、アイズ・ヴァレンシュタイン
彼はオラリオでも最も人気者の愉快なキャラクター、ミッキーマウス
二人が互いに相手の所属ファミリアと名を呼び合って挨拶を交わしているそんな頃……
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
そんな事もつゆ知れず、ベル・クラネルはマヌケな泣き声を上げながらダンジョンの出入口へとひたすら突っ走るのであった。
お久しぶりです、カイバーマンです。
しばらく投稿出来なくてすみませんでした。
まだ執筆ペースはスローですが、なるべく次回の話もすぐに投稿しようと思いますので
それでは