鬼滅の刃 if    作:高島 秋

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誰にしようか迷ってけどまぁ気にせん!w

では!どうぞ!


遭遇

あれから1年がたった頃。俺とカナエは鬼殺隊最高位の柱へと上り詰めた。柱へとなる条件には主に2つ。十二鬼月の内一体倒すか計50体もの鬼を殺すことである。その2つの条件の内、俺とカナエは後者の方を満たした。よって柱になった訳だがこれから他の柱へのお披露目会があるとのこと。あぁ憂鬱だ。

 

「さぁ、皆自己紹介してね」

 

鬼殺隊頭首。産屋敷耀哉がそう促す。そして他の柱が次々に名乗ってくる。

 

「岩柱の悲鳴嶼行冥である。同じ柱としてよろしくな」

「音柱の宇髄天元だ!派手によろしくな!」

「炎柱の煉獄槇鋳郎だ。久しぶりだな裕清」

「水柱の冨岡義勇だ。よろしく」

 

え、これだけなのか。柱に上り詰める前に死んでしまうということなのだろうか。だがそれは考えても仕方ない。

 

悲鳴嶼行冥

歳は22とのことだがもっと歳上に見える。南無阿弥陀仏と書かれている特徴のあり過ぎな羽織すら霞む全体的にゴツゴツした体つき。恐らくこれが今の鬼殺隊最強の男だろう。盲目みたいだがそれを補う何かがあり、短所と呼べるものは無いに等しい。こんな男と会ってしまった鬼は可哀想とすら思える。

宇髄天元

元々忍出身らしいがそれが疑問に思える体つきをしている。その背丈では忍び込むのは難しいのではとすら思える。悲鳴嶼さんほどではないがこの中では間違いなく筋肉派のゴリ押し系だ。音の呼吸なんて聞いたことがないが、聞いてみたら雷の呼吸の派生らしい。いつか合同任務などがあったら披露してもらえるだろうか。とても興味ある。

煉獄槇鋳郎

言うまでもなく炎の呼吸の使い手。闘志が常にメラメラ燃えているような男だ。今一番の年長者である為頼れる先輩ということになるが息子の杏寿郎が柱になるまでの繋ぎとして続けるらしい。その時がきたら引退するとの事だが歳が歳なので無理はしないで欲しい。父を亡くすのは悲しいことだから。

冨岡義勇

昨年柱になった史上最年少の柱。歳は俺ら2人と同じ16とのことだが、とてもその雰囲気ではない。今までどのような地獄を見てきたのだろうか。その目に光はなく、表情も一切変化が無い。鬼を斬るためだけに生きているかのような、そんな男だ。水の呼吸の使い手であり、その技の練度は他の柱も一目置くほどのものだという。あと、ほかの柱との交流の様子をみて言葉数が少なく、不得意なのだろうかと疑問を抱かずにはいられなかった。同い歳というのもあるだろうが、柱の中で一番興味が湧いた。

 

「この度、花柱になりました胡蝶カナエと申します。これからよろしくお願いします」

「龍柱になりました龍ヶ峰裕清と申します。よろしくお願いします」

「みんな、2人をよろしくね。さぁ、柱合会議をはじめよう」

 

柱合会議ではそれぞれの担当警備区の再調整に加え、胡蝶カナエが柱になったことにより、蝶屋敷を増築し、治療所として活用することなどが正式に決まった。

 

 

数日後、柱になって3件目の任務がきた。

任務内容はある町に隊士を何名も送り込んでいるが全員帰ってこなかったという。その行方及び鬼の捜索が今回の任務だ。柱になってから十二鬼月がいるかもしれない可能性が高い所への任務が増えた。今のところ出会ってはいないがいつ出会っても可笑しくない。今回もその覚悟をしていくべきだろう。今回は水柱、冨岡義勇との合同任務との事なのでそれなりに安心もしているし、緊張もしている。柱が増えれば増えるほど鬼の強さが比例するからだ。あくまで可能性の話だがお館様の勘は結構当たる。しかも悪いことに限って…

 

その問題の町に着いたのだが全く人の気配がしないことに不気味さを感じた。既に日は暮れているがそれにしても活気がないのだ。これでは情報を集めるどころではない。どうしようかと水柱の方へ視線を向けるのだが相変わらず表情が読めない。無とはこういうことなのだろうか。

 

「………走るぞ」

「………えっ?」

 

短くそう告げると水柱、冨岡義勇は一気に加速した。出鱈目なのか何か意図があるのか。言葉数が少なく、表情も乏しいため考えがよめない。これで連携取れとは無理ではないか。別に笑えとは言わない。説明しろとも言わない。けど、もう少しだけでいい。少しにこやかな表情を浮かべてみるか言葉を増やすか。どちらかはして欲しいと思った。

走り続けた先には、既に鬼に襲われた後だった。大人の男が1人に、子どもが2人。おそらく親子だろう。となると母親は一体どこへ。元々いないのかそれとも、母親が鬼なのか。だとしたらこれ以上悲しいことがあるだろうか。ある日突然、鬼にされ家族を殺させた。他にもこういう被害を受けてきた人がいると思うと胸が焼かれるような気分になる。

冨岡義勇はその悲惨な光景を一瞥した後、無機質な声で言った。

 

「俺は東へ向かう」

「………では俺は西を」

 

それを聞き届けると冨岡義勇は東に向かって走り出した。思わず人の心が無いのかと聞きたくなるがそれは違うと考える。彼は俺より1年はやく柱になっているのだ。きっとこれ以上の光景も目にしてきたに違いない。それに悔やんでも仕方ない。時間は巻き戻せない。俺たちにできることは仇討ちぐらいだ。その意味で言うなら彼はきっと、心の奥底では悲しんでいるに違いないと自分に言い聞かせ、俺は走り出した。

だいぶ町外れの方に来て漸く手掛かりを見つけた。血痕だ。しかもまだ新しい。人間か鬼かどちらなのかは不明だがこの先に鬼がいることは確実だ。この先はもう林になるがそれを気にしてはいられない。慎重に歩を進めた。

踏み込んですぐに血の匂いが漂ってきた。それに加え人の血肉が腐ったような匂いも続けてきた。これで確信した。鬼はいる。咄嗟に走り出し、柄に手をかけた。走れば走るほど匂いが濃くなる。視界の隅に捉えた。鬼は食事に夢中だ。この隙を逃すわけにはいかない。

 

龍の呼吸 壱の型 牙龍一閃

 

捉えたと思った。今までの鬼ならこれでもう終わりだった。だから少し動揺してしまった。扇のようなもので刀を遮られていた。立ち位置が入れ替わるように交差した後攻撃を止めた相手を見た。

白橡色の髪、虹色がかった瞳。そしてその瞳に刻まれた文字。

左目に上弦、右目に弍の文字が刻まれていた。つまりこいつは、

 

上弦の弍ということになる。

無惨の直接の部下であり十二鬼月の中でも上弦に位置し、更にその中でも弍ときた。かなりの強者であり、無惨除いた鬼の中で2番目に無惨に近いと思われる鬼ということになる。初めて十二鬼月と対面したがこの気配は覚えておくべきだろう。今まで出会ってきた鬼とは、格が違う。

 

「いきなり斬りかかってくるなんて酷いじゃないか」

「………は?」

「あと少しで食べ終わるんだからもう少し待ってよね」

 

その鬼が食べていたのは、かろうじて残っている手足から推察するに女性だと思われる。となると、先程の御家族の有様は。

こいつが、犯人か。

そう確信すると、ふと体が動いた。

 

龍の呼吸 参の型 龍爪

 

「邪魔しないでよ」

 

扇を手前で交差させまたしても遮った。右手にはまだ人の腕が握られている。これ程蚊帳の外に置かれたのは初めてだ。そしてこいつは驚くべきことを口にした。

 

「その技、どこかで見た記憶あるなぁ。おかしいなぁ。今日初めて君とあったはずなんだけど」

 

今日初めて会ったのは事実だ。だから見たことは無いはずだ。にも関わらず、こいつは初見のはずの技を綺麗に捌いている。となると、昔の龍の呼吸の使い手と対峙した可能性についてだが、もしそうだとしたら少なくとも100年以上前からこいつは鬼として生きていることになる。

生きた年数に人を喰った数も比例するはず。鬼は人を喰えば喰うほど力が増す。そして十二鬼月ならば鬼舞辻無惨の血も濃い。上にいけば行くほど血が濃くなる。

俺が今日、対峙したこの鬼は想像以上に、危険なやつかもしれない。

 

「ところで、君。なんて名前?」

「鬼に名乗る名はない」

「そうかそうか。あっ、俺は童磨。よろしく」

「よろしくも何も、貴様は今ここで殺す」

「ふーん。そっか。頑張れ!」

 

そう笑顔で言いながら手足の残り全て喰い尽くした。

童磨は2つの扇を構え戦闘状態に入った。俺も構え直し間合いを詰めた。

こうして初めての十二鬼月との戦い、上弦の弍の童磨との戦闘が始まった。

 

 

 

 

 




はい来ました童磨くんです。w
彼にした理由は色々あるけどまぁ、ね。w

(*´∇`)ノ ではでは~
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