ゼロの使い魔×ポケットモンスター  仮題名『メタモン物語』   作:蜜柑ブタ

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色々とすっ飛ばして、ワルド裏切りへ。


感想欄でのアイディアを参考にしたりしなかったり?


メタモンと、ワルドの裏切り

 

 

 その後、本当にウェールズであることを、証明するため、ルイズがアンリエッタから渡されていた水のルビーに、彼が持つ風のルビーを当てて反応させたり。

 アンリエッタから渡されていた手紙をウェールズに渡し、その内容を確認したウェールズが、アンリエッタが結婚すると知って、どこか憂いがある表情を少しして、すぐに表情を切り替えたり。

 そして、アンリエッタからの任務である、アンリエッタがウェールズに送った手紙はニューカッスル城にあるので、共に行くことになったりした。

 

 そして、反乱軍の空軍を避けて、ニューカッスル城へ着くと、王党派の大臣が出迎えた。

 ウェールズは、硫黄が手に入ったと告げ、共に喜んだ。

 

 

 これで、……誇り高く散ることができると。

 

 

 そう…、ウェールズ達は、もうそこまで追い詰められていたのだ。

 本当にギリギリであったのだ。

 その後、その夜…、最後の晩餐となる夜会で、メタモンは、やっとたくさんの食事を得ることが出来た。

 やっと元気になったメタモンは、元気になったよ!っと言わんばかりに、ルイズに変身してルイズに抱きつき、周りを驚かせたり、色んな人間に変身したり、道具にまで変身して見せて場を盛り上げた。

 そんな中、ルイズがいないことに気づいたメタモンは、自分を囲んでいる王党派の者達の間をすり抜け、ルイズを探した。

 ルイズは、廊下で窓の外…、夜の月の明かりが入るこむ窓からその月を眺めていた。

 メタモンは、ルイズに変身し、近づく。するとルイズは、ハッとして涙を拭ってメタモンを見た。

「メタモン…。…さっきワルドからね……、明日結婚式を挙げようって言われたわ。こんな時によ…。しかもウェールズ様に媒酌をしてもらって、式を挙げるんですって…。ふふ…、なんか笑えてきちゃったわ。」

 ルイズは、そう言いつつ笑うが、涙がこぼれ落ちた。

「あ、あれ? ……どうしてかしら?」

 メタモンは、そんなルイズに近づき、ギュッと抱きしめた。

「メタモン…、どうして皇子は死を選ぶのかしら? 姫様は皇子と相思相愛だわ…。でも、愛よりも死を選ぶのよ? 私、嫌い。こんな国も…、名誉だとかなんだとかのために、愛する人を捨てて死んでいこうとしている人達も。もう、いや…、早く帰りたい!」

 メタモンの肩に顔を埋めて泣くルイズの頭を、メタモンは、優しく撫でる。

『ルイズ。』

「メタモン?」

『僕に…、任せて…。』

 メタモンがルイズの肩を掴み、一旦引き離すようにして、ルイズと同じ声で、けれどどこか幼さを感じられる口調でルイズに言った。

 ルイズは、メタモンが浮かべている優しい微笑みに、キョトンとした。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 翌朝。

 

 礼拝堂にて、ルイズとワルドのささやかな結婚式が行われた。

 アルビオン王家から借り受けた新婦の冠を乗せ、純白のマントを身につけたルイズと共に、ワルド共に扉の向こうから歩み出す。

 ブリミル像の前に立っているウェールズのもとへ、二人は並び、ワルドが一礼。

「では、式を始める。」

 式が終われば、ウェールズはすぐに戦場に向かう。この場には三人しかいない。皆、最後の玉砕のための準備をしているのだ。

「新郎。子爵、ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド。汝は始祖ブリミルの名において、この者を敬い、愛し、そして妻とすることを誓いますか?」

「誓います。」

「新婦。ラ・ヴァリエール公爵三女、ルイズ・フランソワーズ・ド・ラ・ヴァリエール、汝は、始祖……、新婦?」

 ウェールズは、ルイズの様子がおかしいことに気づいた。

「……ワルド。私…、誓えないわ。」

「どうしたんだい? 僕のルイズ。」

「やめて。」

「ルイズ?」

「私…、あなたと結婚できない。ウェールズ様、そしてワルド…、お二方には申し訳ありませんが、私はこの結婚を望みません。」

「…ルイズ。君は緊張してるんだ。そうだろ、ルイズ? 君が僕との結婚を拒むわけがない。」

「ごめんなさい…。これが答えよ。」

 ルイズが冠を外したのを見て、ワルドが目を見開く。

「ルイズ!」

「離して。」

「世界だ…。僕は世界を手に入れる! そのためには君が必要なんだ!」

「………それが…。」

 ワルドが掴んでいるルイズの肩が、急に柔らかくなった。

 それにハッとしたワルドよりも早く、ルイズ(?)がワルドの両腕を掴む。

 

「あなたの…本心?』

 

 ルイズの姿が溶け、一瞬にして軟体の姿へと変わったメタモンがギュルルル!っと、ワルドの体に巻き付き、拘束して床に転がした。

「くっ! き、貴様! 本物のルイズは…。」

『…知らなくて…いい。お前…、裏切り者…。知って…た。』

「!」

『皇子…殺して…、手紙奪う。お前のこと…見たら…分かった。お前、レコン・キスタ。』

「なんだと!」

 状況が読めずにいたウェールズがメタモンの言葉に驚いた。

 

「メタモン!」

 

 その時、バーンと外の扉が開かれ、ルイズが駆け込んできた。

『! ルイズ…、来ちゃ…だ…。』

 その瞬間を狙って、ワルドが隠し持っていた小型の杖を使い、メタモンを風の魔法で弾き、拘束から逃れた。

 メタモンがベチャッと床に落ち、ワルドが自由になったと同時に、グリフォン隊隊長としての身体能力でウェールズに迫って、一瞬で魔法を完成させ、エア・ニードルでウェールズの心臓を貫いた。

 ルイズが、悲鳴を上げた。

 メタモンは、あっという間にワルドに変身し、デルフリンガーを抜いた。そして、ワルドに斬りかかると、ワルドが杖の先でその剣を受け止めた。ギリギリと音が鳴る。

「メタモンくん…、君のその能力は理解したよ。同じ姿…、同じ技を使えるが…、身体能力や精神力までは真似できない!」

 ワルドがメタモンを弾き、距離を取る。

「ユビキタス・デル・ウィンデ。」

『ユビキタス・デル・ウィンデ!』

 ほぼ同時に、メタモンも、同じ呪文を唱えた。

 ワルドの姿が4つ増える。しかし、メタモン、2人分だけ。それを見て、ワルドが口元を歪めて笑う。

「やはりな! しょせんは、擬態! 本物には勝てないということだ!」

『そいつは…、どうかな?』

「?」

『相棒! 任せな!』

 その時、錆び錆びの姿をしていたデルフリンガーが光り輝き、美しく立派な刀身の剣となった。

『忘れてたぜ。ロクな使い手にしか会わねーから、てめぇでてめぇの姿を変えちまったってのによぉ。』

「ふっ…、それで? ナニができると? …死ね。」

『相棒…、俺を信じろ。アイツの魔法は全部俺が引き受けてやるぜ!』

 放たれてきたエア・ハンマーを、ワルドの姿のメタモンがデルフリンガーで受け止める。その瞬間、エア・ハンマーは、デルフリンガーに吸い込まれた。

「なに!?」

『おめえの怒りをぶつけるんだ、相棒! ガンダールヴは、心の震えで力を増すんだ! 俺が吸い取った魔法をブーストに使いな! お前さんならできるぜ!』

 メタモンは、頷き、キッとワルドを睨む。

 そして、輝きを増すガンダールヴのルーンが、バチバチと放電するようになり、メタモンが再度、風の偏在の魔法を唱えた。

 すると、メタモンの偏在がさらに増えた。メタモン本体を含めて、8人に。

「馬鹿な…。だが…、偏在とは意志力に比例する! 使い手がコントロールできなければ!」

 ワルドは、自らの偏在を操り、攻撃を繰り出す。

 すると、メタモンの偏在が二人動き、その後ろで、二人の偏在がルイズの姿へと変わった。

「なっ…。」

『エクスプロージョン!』

 ルイズに変身した偏在が、同時に杖を構え、爆発の魔法を放った。

 放たれた爆発によって、ワルドの偏在の二人が消えた。

「くっ、ならば!」

 残る偏在を相手にさせ、ワルドが唱える。ライトニング・クラウドを。

 他のメタモンの偏在は、ワルドの姿だ。ワルドが唱え出すと同時に、同じく唱え出す。

「ライトニング・クラウド!」

『ライトニング・クラウド!』

 ワルドひとり。メタモンは、三人分。

 一発の威力はワルドに負けるが、数名集まれば…。

「ぐああああ!!」

 押し負けたワルドが、ライトニング・クラウドをもろに受けた。

 そこにたたみ掛けるようにメタモンがデルフリンガーを手に迫り、振り下ろされる剣から身を守るため、ワルドは、左腕を犠牲にした。

「ぐ…ぉおお…。きさまぁ…、これほどとは…。」

「あなたの負けよ。ワルド。」

「……くっ…ふふふ…、本当に…とんでもない使い魔を呼んだんだね…ルイズ。」

 膝をついたワルドに、ルイズが毅然とした態度で言うと、ワルドは、脂汗をかきながら、笑う。

 その時、大きな爆音と振動が礼拝堂を襲って、天井が崩れだした。

 それにぐらついた、メタモンと、ルイズの隙をつき、ワルドが力を振り絞ってフライの魔法を使い、天井から逃げていった。

「間もなく、レコン・キスタの軍勢が来る! いくらガンダールヴといえど、数千の軍勢と空中艦隊には勝てまい! 愚かな主人もろとも、死ぬがいい!」

 そう言い残していなくなった。

「メタモン…。ごめんね…。」

 ルイズは、昨晩、メタモンから言われていたのだ。

 ルイズに変身したメタモンのフリをして、残る女子供達を乗せて出航するイーグル号に乗って逃げろと。ワルドは、ルイズに扮した自分がなんとかするから安心してくれと言われて…。

 しかし、メタモンが心配でいてもたってもいられず、イーグル号から飛び降り、戻って来てしまったのだ。

 メタモンは、偏在を消してフルフルと首を振り、ワルドの姿からルイズの姿になりルイズを抱きしめた。

「ごめんね、メタモン…。本当に…ありがとう。」

 逃げ場もなく、このまま死ぬだろうと予感したルイズは、メタモンを抱きしめて泣いた。

 その時だった。

 礼拝堂の床が、ポコッと盛り上がり、そこから大きなモグラが現れた。

「……えっ?」

 ルイズとメタモンがビックリしていると、モグラが出てきて、ルイズの指に嵌められた水のルビーにフンフンと鼻を擦りつけた。

 そしてそれを追いかけてきたかのように、穴から、ギーシュとキュルケ、そしてタバサが出てきた。

「おや! 君達、ここにいたのか!」

「ギーシュ? どうしてここに?」

「僕らは、土くれのフーケとの一戦に勝利した後、寝る間も惜しんで君らを追いかけてきたんじゃないか!」

「ところで、何してんの? あのおヒゲの素敵な、あんたの婚約者は? って…、そこに倒れてるのって…まさか…。」

 ハッとしたルイズは、それどころじゃないことを三人に伝え、その間に、メタモンがウェールズの指から風のルビーを外した。

 そして冥福を祈るように手を合せ、そして、ルイズと共に、ギーシュのモグラ、ヴェルダンデが開けた穴からアルビオンを脱出した。

 

 そして、全員がいなくなった直後に、礼拝堂にレコン・キスタの軍勢がなだれ込んできた。

 

 

 




デルフリンガーが吸収した魔法を精神力として吸収し、ブースト。
とりあえず、これで魔法使い限定で相当に強くなったかな?
ただし、これは、デルフリンガーがあって可能になるわけで…。
もしメタモンが、変身以外に、ドレイン系の技を自力で会得すればそれも解消?

まあ、予定としては、ティファニアのもとにいるメタモンとルイズが再会するところまでですから……。
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