幻想黒龍伝   作:霧島 蓮

10 / 13
第十話 平和への道

レミリア)それで…私からも言うことがあるんだけどね…

 

(レミリアのその声で静まり返る一行)

 

レミリア)………ごめんなさい!

 

永琳)……へ?

 

咲夜)お嬢様?一体何があって謝っておられるのですか?

 

レミリア)蓮に謝らなくちゃいけないの…

 

蓮)お…俺?俺何かしたっけ…

 

レミリア)……実は…貴方がグングニルをかばってくれたでしょ…?それで貴方が更に大怪我しちゃって…

 

蓮)それくらいなんともないぞ?そんなことで謝ることの程でもないしな

 

レミリア)そうじゃなくて…貴方が大怪我しちゃって夜寝てるときに貴方の部屋に入って…

 

蓮)ふむ…それで?

 

レミリア)貴方の傷を治したい一心で…

 

永琳)ま…まさか…

 

レミリア)そう…貴方の首に噛み付いて吸血鬼にしちゃったの…

 

一同)?!

 

(そう、レミリアの口から衝撃的発言が飛び出し一同がざわついており)

 

蓮)てことは…俺は…

 

レミリア)……ええ…龍と吸血鬼のハーフになってしまったの…

 

あ…でも…吸ったのはほんの少しだから…吸血鬼のデメリットは無いわ…量が多かったら危なかったかもしれないけと…メリットのほうがたくさんあるから…でも…ヒッグ…ごめんなさい…

 

(そう言って泣きじゃくり地面にしゃがみこむレミリア)

 

永琳)れ…蓮…

 

蓮)……………

 

(無言のままレミリアに近づいていき)

 

レミリア)!!

 

(レミリアはなにかされるのかと怖くて震えていながら)

 

蓮)……ギュ…

 

(蓮は怒ることなど一切せずにレミリアを優しくも固く抱きしめて)

 

レミリア)……れ…蓮…

 

蓮)レミリア…ありがとうな…俺の傷を直してくれようとして…

レミリアも俺を直したい一心だったんだろ?

 

レミリア)う…うん…

 

蓮)それなら怒ることなんて一切ないよ…レミリアのそれがなかったら俺は死んでたかもしれないしな…むしろ感謝を云うよ…

レミリア…本当にありがとうな…

 

レミリア)……!!!……うう〜…

 

(蓮に感謝を言われて更に泣き続けてる間、蓮は優しくレミリアの頭を撫でて落ち着くまで肩を貸していて)

 

(数分後)

 

レミリア)……ふ…ふぅ…もう大丈夫よ…ありがとうね… 

 

蓮)おう♪いいってことよ♪

 

(そう笑って言いながらレミリアから離れて)

 

レミリア)ふぅ…じゃ…蓮はこれからどうするのかしら?

 

蓮)そうだなぁ…あとはどこが残ってるの?

 

永琳)そうね…残ってるのは天界くらいかしら…他は自衛出来ていると聞くわ

 

蓮)天界かぁ…高いこと苦手なんだよね…

 

霊夢)い…いまさらなのね…

 

蓮)特に高い建物とか苦手なんだよね…

 

魔理沙)あそこには高い建物はないから大丈夫だぜ?

 

蓮)そうなの?それならよかった…じゃあ、次はそこに行くか〜

 

(続く)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。