幻想黒龍伝   作:霧島 蓮

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第二話 翼の生えた少女

蓮)あの人…襲われてる?!助けなきゃ!

男A)ふふふ…気持ちいいこと沢山してあげるからね〜…

??)いや…来ないで…誰か…助けて…

男が少女に触れようと瞬間一人の少年が飛び出てきた)

オラァァァァァァァ!!

背後から男Aを刀で真っ二つに切り落として残りの二人を蹴り飛ばして間を取りそのまま男たちの前に立ち塞がる)

間に合った!大丈夫ですか!

??)は…はい…あ…ありがとうございます

男B)てめぇ!何しやがる!

蓮)るせぇ!てめぇらの思い通りにさせっか!

そのまま少女の方に振り向いて)

もう大丈夫ですから…私に任せてください

??)はい…(ジワッ涙が滲んでくる)

男B)やっちまえ!

二人が殴りかかってきたが拳を腕で受け止めてそのまま二人とも刀で切り落とした)

ふぅ…あの人が言ってたのはこの事か…

??)あの人?

自己紹介してませんでしたね私の名は『霧島蓮』蓮と呼んでください

文)あ、これは丁寧にどうもありがとうございます

私は『射命丸 文』と申します。文と呼んでくださいね

後タメ口で大丈夫ですよ

蓮)うん、分かったよ文

文)ところで蓮さんはどうしてここに?

蓮)うん…紫に幻想郷を救ってほしいと頼まれて

文)じゃあ…この人が紫さんの言ってた人ですか

蓮)ん?紫が何か言ってたの?

文)はい、『最後の希望』を連れてくると

蓮)最後の希望ねぇ…というかあそこで何か光ってるけど…

文)へ?

蓮が指を指す方向にはキラキラ光る玉が浮いていた)

文)あ…あれは…

文が駆け寄ってその玉に触れると玉が文の中に入っていった)

蓮)何があったんだろう…

文)…おかえりなさい…私の能力…

蓮)能力ってあんな感じなの?

文)元々は私達は自分達の能力を持っていたんですが能力狩りにやられて能力を奪われたんです…それで私が偵察に出たら敵に見つかってしまって追いかけられていたんです…

蓮)許せねぇ…文…私が何とかしてやるから…幻想郷を護るよ…

文)ありがとうございます…じゃあ…私達の拠点に案内しますね

蓮)ああ、頼む……ん?

文)どうしました?

ドクッ)

蓮)あ…が…背中に…痛みが…

文)だ…大丈夫ですか?!しっかりしてください!

蓮)あ…がァァァァ!

バサッ)

背中から大きな龍の翼が生えた)

蓮)いてて……何があった…

文)( ゚д゚)ポカーン…( ゚д゚)ハッ! 蓮さんから羽が生えた?!

蓮)へ?

背中を見ると大きな羽がバサバサと動いている)

蓮)ほ…ほんとだぁぁぁ?!

文)何があったんですか…

蓮)いや、私が聞きたいけど…これで飛べるようになったのかな…?

文)みたいですね…じゃ…じゃあ話がそれましたが行きましょうか…こっちです、付いてきてください(バサッビュン)

文が飛んでいった)

あ〜待ってよー

後から蓮も不慣れながら飛んでいった)

続く)


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