モンスターハンター ~ユクモ村新たな伝説~   作:ゆーこー

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主はモンハンサード、4、4Gのみ経験してます。
最近はYouTubeでワールドのゆっくり実況を見ています。


地元育ちの新米ハンター

ユクモ村の奥地にあるハンターを目指す者の為の訓練所、そこの周りは大きな岩で覆われている。そんな場所であるから、教官のティガレックスのように大きな声は耳を破壊するかのように響き渡る。

「本日を持って、貴様をハンターと認める!」

かなり年期の入った装備を身に付けた教官、しかし見た目はまだ三十代といったところである。そんな彼は、十八歳になったばかりの女を正式なハンターに任命した。

「今日までよく私の訓練に耐え抜いた!この村のことを頼むぞ!」

教官は女の肩を強めに掴んだ。

「はい!必ずやこのユクモ村を救えるようなハンターになって見せます!」

 

約五十年前、一人のハンターがこの村に派遣された。

当時、この村を襲った一連の騒動はそのハンターによって解決した。すべての元凶であったアマツマガツチを倒した後、ハンターはこの村を去ったという。

 

 

そして現在、村は再び危機に晒されていた。

モンスターの生息域が段々と村の方に近付いていき、村の近くでのアオアシラの目撃情報もある。

しかしギルド曰く他の地域でも多くの問題が抱えらているため、この村には少数のハンターしか派遣されなかった。

そんな危機的状況に正義感を燃やしたのがこの女、ユクモ村育ちのユウカである。

一年に渡る訓練の末、今日、遂にハンターとしての第一歩を踏み出したのである。

 

「集会所にナルという女ハンターがいるはずだ。貴様はまずそいつと実戦を共にし、経験を積むのだ!」

 

「はい!」

 

ユウカは訓練所からそのまま集会所へと向かった。

 

集会所に辿り着いたユウカが周りをキョロキョロと見渡していると。

「やっほー!君がユウカちゃんかーい?」

ナルガクルガの装備を身に付けたロングポニーテールの女性が話し掛けてきた。

「は、はい。貴女がナルさんですか?」

「いかにも!私がこの村に派遣されたハンターの一人、ライトボウガン使いのナル姉さ!」

言葉や無駄な動きが多い活発的な女性というのがユウカから見たナルの第一印象であった。

ユウカはハンターはみんな厳しくてたくましい人だと勝手に思い込んでいた為、彼女の陽気な態度に少々困惑した。

そんな活発的で陽気な女性であるから、装備がガンナー専用の物でなければ、狩猟笛でも使っていそうだと勘違いしてしまいそうである。

「とりあえず、そこのギルドマスターさんのところで最後の手続きを済ませてきなよ!」

指を指した方向には、一体どれ程生きているのか想像もつかないほど老いているギルドマスターがいた。

ユウカはそこで自分のギルドカードの手続きを行った。

「ヒック、ユウカさんよ、今はどこもハンターを欲しがっててのう、お前さんみたいな新米を危険な任務に着かせなきゃいけないんじゃ、申し訳無いとは思うが頑張ってくれ~」

「はい、早く皆様の期待に応えられるようにがんばります」

近年、若者のハンター離れが急増している。

ここ十年頃から各地のモンスターが凶暴化しているからだ。

ユクモ村は最近まで目立った変化は無かったのだが、各地で休み無くハンターが働いているため、観光に来るハンターがいなくなり環境の安全が確保出来なくなっていった。

一年前にギルドに派遣を依頼して来たハンターの一人がナルなのであるが、ギルドから派遣された少数のハンターでは、侵攻を遅らせるので手一杯であった。

そして今、正式にハンターライセンスの登録を済ませたユウカのギルドカードには、ハンターランク1と記された。

 

 

「あー、手続き終わった?じゃあ私とギルドカードを交換しよっ!」

そのハンターの戦歴が一目でわかるギルドカード、ナルのHRは3と記されている。ハンターとして登録されたのは約二年前、今年二十歳になるようだ。

「大人なんですね」

「んー?それは私が子供っぽいってことかな~?まあ、よく言われるけどさ!」

終始笑顔で元気なナルに圧倒されて黙り込んでいると、

「まあ取り敢えずオトモアイルーを貰いに行かない?」

とナルが提案した。

オトモアイルー ハンターの狩りのお手伝いをしてくれる可愛らしいけど頼れる猫のような生物である。

二人は集会所を出て階段の下にいる猫バァの元に移動した。

 

「おーユウカちゃん、遂にハンターになったんだね~じゃあアイルーサービスでタダで上げるよ~好きな子を選びんさい」

 

「さーて、どの子にするの?ちなみに私のオトモはルガーって名前でね、小賢しい奴なんだけどお陰で私は射撃がしやすいのよ。近接と爆弾を使い分けるし大型のモンスターを狙ってくれるからほんと助かってるよ!」

「アイルーは一匹一匹性格が違うからね~ユウカちゃんにあった子はいるかいねー?」

 

ユウカはいかにも悩んでいるようなポーズを取る。

これといってまだ得意な武器等があるわけでもないユウカと相性の良いアイルーは存在するのだろうか?

 

「困ったときは神様に決めてもらいなよ!」

ナルが子供みたいな提案をした。

しかし考えても仕方無いと思ったユウカはそれで決めることにした。

「どーのーこーーにーしようーかーなー……」

指の止まった先には、メラルー柄のアイルーがいた。

「その子にするかね、そいつは勇敢な性格でねぇ~大型一筋なんだけど積極的に近接と爆弾で攻撃してくれる子よ~」

「はい!その子にします!」

「じゃあ、その子の名前決めようか~ユウカちゃんどうする?」

ユウカはまたも悩むポーズを取る。

「じゃあ…メラさん!」

「メラ…かいね?わかった、メラは今日からあんたの大切な仲間だから、大切にしてやりんさい」

「はい!よろしくね、メラさん」

 

 

「じゃあ、明日から狩りに行くから頑張ろうね~!」

ナルが借りている部屋は、かつてこの村を救ったハンターが使っていた宿泊施設別棟である。

ナルはベッドに腰掛けてユウカに明日の予定を話した。

「じゃあ、私はもう寝るから~おやすみ~。ユウカも早く寝とくんだよ~」

ナルは日が沈むとすぐに寝てしまった。

ユウカも自宅に戻り、寝ることにした。

明日から本当のハンターとしての仕事が始まる。そう思うと緊張と期待で中々眠りに付けないユウカ。しかし明日に支障があるといけないからと何とか気持ちを落ち着かせて眠りに就いた。

 

 

 

 

 

 

 




キャラ紹介 ユウカ
この物語の主人公、ユクモ村で生まれ育った地元大好きな少女。
身長は165cmとハンターにしては小柄だがその分フットワークが軽い。
ハンターとなるために気合いを入れて髪型をハンタースタイルにした。
本人はあまり自覚が無いが、大型モンスターと対峙した場合目付きが鋭くなり普段の優しさが無くなりとてつもない集中力を発揮する。
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