味方からも敵からもヤベー奴扱いされた指揮官達のいるドルフロ   作:ホワイトアクア

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あけましておめでとうございます(超遅い)
いや、本当に遅れて済みませんでした。12月頃には漸く別枠でやってた小説を終わらせてドルフロの方も書くぞー!ってなってたのに、何故かエロ関係の話とかをちょいちょいやってました……申し訳無い。ついでに若本関係の元ネタ探しで悪戦苦闘し、どうやって書くのかも一苦労でした。色々考えた挙句、今回話も短いのでざっとリハビリ程度となりますが、今後もよろしくお願いします。

もっと言いますと、こっちの方では連載じゃないけど短編感覚でエロ話を書き始めたので、もし興味があればそっちの方でも。ただ、元ネタ知ってればの話ですが……。


過ぎた力の果てに

 暴走したCZ75を止めたと喜んでいた一同。だが、悪夢はまだ終わっていなかった……。

 

「準備運動って何よ……アイツ、まだ本気じゃないって言いたいの!?」

「もう勘弁してくれよ……後始末するの俺等だぞ」

 

 吐血したり吹き飛ばされたりして漸く止めるのが精一杯であったが、本人はこれまで受けて蓄積されたダメージなんか気にしていないと言わんばかりに立ち塞がっては戦えと訴えている。正にバーサーカーと名乗るには十分な異質さを感じる。

 しかし、こちらは最後の望みとも言える鷹山がいる。幾ら暴走したCZ75でも鷹山の猛攻には耐えれなかったみたいだが、果たして彼女には何か秘策でもあるのだろうか。

 

「使っていた斧だけでも殺すには十分だったが、やはり出し惜しみしたのが悪手だったか。だが、それも一興……今こそ完全体―――いや、究極体として変わったアタシの本気を出せば良いだけの話だ」

「まだ何か残ってんのかよ……!」

「完全体とか究極体だとか何言ってんのか分からんが……まだ迷惑掛けるつもりなら俺達も遠慮なく容赦せずに叩き込むぞ。止めるなら今の内だ」

 

 無駄な抵抗は止めろと伝えるグレイだったが、言った所で彼女の暴走が止まるとは思っていない。意地でも気絶させてまで彼女を止めなければと決意したグレイ達は構えるが、フッとCZ75も不敵な笑みを浮かべる。

 

「ハッハッハ!久しく居ない愉快な程の身の程知らずだ!是非ともこの手で、惨たらしく殺したくなった!良いぜ……テメェ等にはアタシの真骨頂ってヤツを見せてやるぜ……!」

 

 すると、彼女の持っていた斧が光に包まれては刀へと変形し、両手首には仕込みタイプのガリアンソード。空いた片方の手には自身の証明とも言えるCZ75本体の銃が握られていた。さっきG11をボコした間に回収でもされたのだろうか。それだけではなく背中からマントをシュッと出現させている。しかも……。

 

「素手!?」

 

 何故か武器を持っているのにも関わらず、CZ75は銃をホルスターに戻し、刀も鞘から取り出さずに腰に拵えたままファイティングポーズを構える。さっきまでの戦い方とは全く別物になると察したグレイ達は一層警戒が増していく。

 どっちが先に動けるか静寂が走り、ここ一帯を沈黙が支配する。先に彼女の実力を量ろうと剣を握ったグレイがサッと動こうとした瞬間―――

 

―――シュインッ!!

 

「なっ!?」

「消えた!?」

「グレイ!後ろだ!」

「ッ!!」

「背中がお留守だぜ!!」

 

 目の前で消えたかと思えば、いきなりグレイの背後まで迫っていたCZ75。グレイが振り返ると同時にCZ75が拵えていた刀を手に取り、目にも止まらぬ速さでスパッとグレイを斬ろうとする。

 

「ミストファイナー!!」

「危ねッ!!」

 

 だが、グレイも先に気付いてくれた鷹山のお陰で咄嗟に反応が出来た為、背後から来た攻撃をバック宙しながら避ける事は出来たのだが……。

 

「遅いッ!!」

(なッ……!?スローになってる筈なのに、追い付いて来るだと!?)

 

 まるでこちらの動きを察知していたかの様に、スローのままだが素早くグレイの所へと近付いていたCZ75。そこから―――

 

「ジェノサイドカッター!!」

「ぐぁっ!!」

 

 下から強烈な蹴り攻撃が炸裂し、大きく吹き飛ばされてしまうグレイ。だが、彼女の攻撃はこれで終わりじゃない。

 落ちて来た所を見計らった彼女はグレイの頭を掴みながら壁まで突っ走りながらぶつけると、チェーンブレイドでズタズタにした後、背中のマントがいきなり動き始めてはグレイ目掛けてボコボコに殴り始め、最後は4つのエネルギー体とされるケイオスタイドが襲い掛かり、最後はさっきよりも巨大な球体エネルギーがとどめと言わんばかりに叩き付けられる。

 

「望み通り……天から墜ちろッ!!ブルータルゴッドプロジェクト!!!!」

「うあああああぁぁぁぁぁッ!!!!」

 

 ここに来てまさかのグレイが大ダメージ。先程の斧で戦っていた時ですら厄介だというのに、2回戦目はパワーよりもスピード重視にした戦い方となっていた。

 威力は下がってたにしても、追い付いてしまう程のスピードに強烈なコンボ。挙げ句にはド派手な必殺技まで持っているものだから尚更性質が悪い。

 

「グレイ!このッ!!」

 

 やられたグレイに対してザックがプラズマカッターで射出するが、それを見たCZ75はニヤリと笑みを浮かべながらスッとザックの攻撃を全部避ける。彼女はそのまま自身の銃である「CZ75」を構えるが、危険を察知したザックは障害物に隠れながらトラップを仕掛けようとした。しかし、それも悪手だった。

 

「行くぜ!エンペラー!!」

 

 彼女が叫ぶと発射した弾丸はカーブを描く様にして弾丸の軌道が変わった。ザックが仕掛けようとしたトラップを破壊し、更には障害物すら擦り抜けるとされる「『皇帝』の独壇場」で隠れていたザックを弾丸が追尾しながら襲い掛かる。

 

「うぁぁぁッ!!な、何がどうなってやがるんだ……!?」

 

 パワードスーツが無ければ絶対に死んでいたが、かと言って今の攻撃は一体何なんだと戸惑うにも無理は無い。ハンドガンの癖にカーブと貫通に追尾まで備わっているのだから、どう足掻いても避ける方法が無い。

 これはマズいと確信したエルとケンジも戦いに参加した。エルはデスペナルティで撃ち、ケンジもRoomでドーム状を作り出した後、障害物や小石などを投げ飛ばしてはシャンブルズで入れ替わりを利用しながら斬ろうとする。

 

「二人掛かりで攻めて来たか……だが、今更数が増えた所でテメェ等の命もそこまでだ!!」

「シャンブルズ!!」

 

 背後からケンジの刀が振り翳されるが、CZ75は後ろを見ずに鞘で受け止め、正面から撃って来たデスペナルティの攻撃も追尾する弾によって相殺された。何とか一瞬の隙を作ろうとエルを含めたケンジは立ち位置を入れ替えようと模索するが―――

 

「……………そこだッ!!」

 

 何かに気付いたのかジョーカーのカードを投げ飛ばす。投げたその先にはただの小石が浮いていただけだったのだが、そこへシャンブルズによる場所替えで現れたケンジの姿が。飛んで来る一枚のカードを見て何か仕掛けて来ると警戒したケンジだったが、もう既に遅かった。

 飛んで来たジョーカー共々、CZ75は走りながら瞬間移動で飛んで来たカード寸前の所まで移動し、そこからは自分の脚で走っては暗殺者も顔負けの無音な一閃を繰り出す。ケンジは一撃で倒されてしまい、気付けば彼女もケンジの背後を取りながらカチンッと刀を仕舞った。

 

「ケンジ!!」

「余所見している場合か!!」

「ッ!?」

 

 倒れたケンジに向かって叫んだエルだったが、振り向けばCZ75が腕からエネルギーを集束しては何時でもそれを解き放とうとしていた。

 

「しまっ―――」

「かめはめ波ッ!!」

 

 ほぼゼロ距離まで近付いていて、しかも極太の光線がエルを包むようにして飛んで行く。これには流石のエルも避けられず、光線が消えた先には倒れたエルの姿が。これで残すは鷹山のみとなった。

 

「そ、そんな……指揮官達があっという間に……!」

「ちょっとやり過ぎたかな……ククク、アタシとした事が些か大人げ無かったな。だが、良い気になるなよクソ野郎共。まさか本気でこのアタシを倒せると思っているなら大間違いだ。アタシを怒らせた奴等は全員こうなるんだよ!!」

 

 正に最凶で最強。鬼神という言葉すら生温い超絶な強さを手にしたCZ75。もうこうなっては彼女の暴走を止められないのではと全員が絶望する。残された鷹山だけで彼女に勝てるかどうかすら微妙だ。

 

「っていうか、フラン指揮官とクラウス指揮官は!?」

「お二人共、今日は勤務と農業優先って事で最初から来ていないですよ……」

「もうどうしろって言うのよ!」

「さあ、どうする?鼠の様に逃げ果せるか!この場で死ぬか!どちらか選べぇッ!!」

 

 もう後が残されていない状況下、再び絶望によって叩き落された感覚になった。暴走した彼女を止められず、鉄血やらE.L.I.D.等を対処する前に味方に全滅させられるなど士気は下がる一方でしか無かった。

 だが、鷹山は諦めていなかった。最後の一人となっても絶対に勝つという意志が残されている以上、彼は止まる事を止めない。

 

「……逃げる?死ぬ?ハッ……冗談言うのもそこまでにしておけよ」

「ほぉ……この期に及んでまだ吠え面を掻けるか。だが、テメェ一人程度でこのアタシを―――」

「12秒」

「………何?」

「12秒だ。それでお前をボコボコにする。お前を止めるにはこの位で十分だ」

「くっ……フフフ……アーッハッハッハッハッ!!言ったな小僧!ならばこのアタシを12秒で倒してみやがれッ!!」

 

 最早自棄になったと馬鹿にする態度を取りながら瞬間移動で近付き、鷹山に攻撃を入れようとするCZ75。だが―――

 

―――ドゴォッ!!

 

「ぐはぁっ!?」

 

 真っ先に殴られたのはCZ75の方だった。鷹山の方は不屈の闘志を燃やし、容赦無くCZ75をボコボコにし始めた。その動きは彼女よりも格段に速く、力強く、正確に攻撃を当て続けていた。攻撃の動作もまるで何をしているのかさっぱり理解出来ない一同。しかし、聞いてはいけない音が聞こえている辺り確実に殴られているのは確かだった。

 

「ぶるあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 断末魔を上げながら最後は吹き飛ばされたCZ75。ドサッ!っと床に叩き付けられた彼女はもう動かなくなり、彼女の姿も元に戻っていた。

 

「最終奥義「超究武神破拳」……どんなに最強のお前でも、神速と猛攻を組み合わせた攻撃の前では何一つ通用はしない。望んだ力が何処までも行けると思うなよ」

 

 静かな怒りに戦術人形達は戦慄したが、倒れたCZ75はそれに満足するかの様に笑みを浮かべていた。こうなった以上、彼女はこれからも鷹山のみ勝負に挑もうとするかもしれないが、少しずつ彼女の性格を正せば良いかと鷹山は呆れながらも怪我人を運ぶのであった。

 同時に鷹山に対する印象がまた一つ加わり、絶対彼を怒らせてはいけないと心に誓った戦術人形達であった。




もうここまでにしよう、うん。そもそも話が長過ぎたんだ……(白目)
気付けば更新三ヶ月分放置してたから、何かと感覚取り戻すのは大変だ……どうにかなれば良いが。

さて、ここからは溜まるに溜まった元ネタ解説でございます。まずは英雄殺しの斧辺りから。

・13日の金曜日に出て来そうだな。それとも第五人格とかDead by Daylightにゲスト出演とか果たした?
これは文字通りあのマスクを被った殺人鬼が出る映画の事を示しており、Dead by Daylightでまさかのコラボを果たした。殺人鬼故か同じゲームでもある第五人格に出ても違和感無いのはその所為。どっちも脱出ゲームだから。

・見た事の無い実を見つけ、食べると超人的な能力を得た
表現的にはモンハンの怪力の種の事を示しており、後述に書かれてあった通りそんなに持続はしない。その為、これを増強剤と調合する事で鬼人薬、エキス類も加えると鬼人薬グレートへとパワーアップする。
だが、ケンジが使ったとされるのは怪力の種ではなく、全く違う別の実。ケンジは鬼人薬の性質を利用してあるモノを作っていたそうなのだが……?

・闇市とかで売ってた呪いの武器
正式名称は「ディアボリックファング」と言い、これはテイルズオブデスティニー2並びにリメイク版デスティニーに出て来たバルバトス・ゲーティアが持ってたとされる武器。当然、武器に宿っているのはバルバトス本人で、CZ75の身体に憑依したのもバルバトス。その上、彼女にはボインの加護も付与された。

・セルゲーム
これは言うまでもなくドラゴンボールのセル編に出た天下一武道会形式のバトル。負けた場合は人類諸共地球が死ぬ。


 お次はCOUP DE GRBCEの方から


・ヘルヒート及びこれまで登場した技全部
言葉や文字にしなくてもプレイ動画とか見れば分かるだろう。バルバトスの技は全部「理不尽」という言葉が似合う程ヤバいのだ。チープエリミネイトやジェノサイドブレイバーですら即死級の技を放ち、魔法だの防御だの特定の技を使えば反撃され、アイテムを使ったら問答無用で一撃死。魔法の詠唱もちょっとカッコ良かったりするが、ワールドデストロイヤーを使われたら最後、本気で地球が危ない。

ちなみに鋼体は通常攻撃を20回分当てられている間はずっと無敵状態で仰け反らなかったりとなり、鋼体が切れるとコンボが入ったり怯ませたりする事が出来るのだが、少しでも休憩時間を挟んでしまうと再び鋼体が復活し、また攻撃を当てなければいけない作業となってしまうのでこれがまた面倒臭い。

・Room/シャンブルズ/インジェクションショット
ワンピースのオペオペの実の能力を持つトラファルガー・ローの技。ケンジが育てながらも鬼人薬みたいに作っていたのはコレが理由。オペオペの実を量産し、これを鬼人薬グレートの様に作ると、1日限定でオペオペの実による能力がほぼ制限無しの使い放題となる。ただし、日を跨いだら効力は切れる。

・腐食ナイフ
モンハンフロンティアにしか登場しない特殊な投げナイフ。これに当たると防御力がダウンするが、中にはコレを使わないと討伐出来ないモンスターが存在する。故にこのアイテムの存在自体もある意味レア。初代フロンティアのサービス終了して以降は腐食ナイフの登場は見られていない。

・ナギッ(ry
アーケード版北斗の拳によるトキの代名詞。最初は弱キャラ扱いだったり癖が強いとされていた彼だったが、実はめっぽう強かったという衝撃の内容。トキ自身の性能がバグ同然の強さを持っていた為、北斗無想流舞からの連撃コンボを叩き出したりするなど、最早病人とは言い難い程の強さを発揮している。それ故か叩きのめされたプレイヤーが次第に辞める原因にも繋がったりした。

・テメーはピッコロ大魔王かよ!?
元々CV若本のキャラの要素を全部集めた様なモノなので、正式にはピッコロじゃなくてセル。なので―――

ミストファイナー/ジョーカートリック→ギルティギアからジョニー
ジェノサイドカッター/ブルータルゴッドプロジェクト→キングオブファイターズからルガールとイグニス
『皇帝』の独壇場→ジョジョ第3部スターダストクルセイダースからホル・ホースとスタンドのエンペラー

と、若本のバーゲンセールとなっている。

・超究武神破拳
FF8のオメガウェポンを一撃(正確には特定のコマンドを高速入力)で仕留めたとされる技。元ネタの通り、ゼルをわざと体力を低くさせ、オーラとメルトンを放った後、ひたすらラッシュパンチや踵落とし、ヘッドショックを1フレーム以内で入力。12秒切っても内部カウントがタイムごとリセットされるので、実質無限となるのだが……最早十分とも言える程オーバーキルしている。こんなのが出来るのはTASさんしか居ない。

一応、人力でも出来る。その分、遅いちゃあ遅いが。
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