味方からも敵からもヤベー奴扱いされた指揮官達のいるドルフロ   作:ホワイトアクア

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グリフィンの中を案内するという内容をすっぽかした話。
思ったが、ドルフロのダイヤってどんな大きさなんだろう?小粒か或いは人の手の平サイズで収まる範囲なのか。逆にサッカーボール並みの大きい鉱石そのものとかでバンと出されても価値あるかね……?その辺微妙だよね。その度にイワロック君は死んで貰う必要があるが。

Q.イワロック「俺達が何をしたって言うんだ……!」
A.作者「プレイヤーにとって都合の良い稼ぎのカモです。」

シリアスっぽくなったけど、安心しろ。どうせ次第にギャグになる。シリアスなんてそこまで書けないし、TASの時点でシリアスもクソも無いから。


カリーナ「どこで鉱石を稼いだんですか?」グレイ「イワロックを狩り続けたのよ」

 AR小隊の救出から時間が経ち、任務もそれなりにこなして(大体が指揮官自身による出撃と物資回収)いた。

 今日も今日とて任務をやって、仕事を終わらせ、今では普通にゲームとかで時間を費やしていた。ちなみに、今日の担当副官はUMP9。

 

「おはよー、指揮官!」

「おー、9か。チェッキー。」

 

 気軽に話すグレイは未だにポチポチとタブレットを操作しながら何かやっていた。

 普段から執務室に居る彼だが、それ以外だと任務の方で出てしまう方が多いので、こうして話せる機会があまりにも少なかったりしていた。

 

「あー、指揮官またサボってるー!」

「サボってなんていないよ。今日も朝の6時に起きて、仲間全員で山積になった書類の束を全部終わらせた。ついさっき書類を上層部に送ったばかり。これでざっと3時間ぐらいだけど」

「えぇ……あの書類の束を3時間で終わらせたの……?」

 

 グリフィンの指揮官では、こういう雑務に追われる日々が続くとされている。なので、大体の指揮官達はこうして雑務しながら戦術人形達の帰還を待ち、報告を受け、書類を片付け、就寝という具合にローテーションが続く。

 

 しかし、彼等の場合は違う。彼等にはTASという仲間がいる為、仕事もある程度サーッと終わるのだ。以前副官がHK416やM4A1とかの場合でも彼等の時間帯や仕事のスピードに驚き、HK416に至っては「私よりも遥かに指揮官達が完璧過ぎる……悔しい……!けど、理想とも言えるのに……!」と呟いていたとか。

 

 それだけじゃなく、ボマーが爆弾を使ってはグリフィンの裏にある使われていない荒地とかを整地。そこから更に特殊改造爆弾を使えば何という事でしょう。爆発の殺傷能力はゼロの代わり土が一気に耕され、別の爆弾を使えば人参、小麦、ジャガイモ、マッシュルーム、カボチャ、スイカ……その他にも食べれる物であれば爆発させて生み出しているではありませんか。

 

 裏手でボンボンと何事なんだと驚いた戦術人形達が見た時は全員が唖然となった。何が何やら分からない全員に軽く説明した後、それなりに狂喜乱舞だったとか。これさえあれば大体生き残れると。しかし―――

 

「分けてあげても良いけど、元々は俺達が自炊する為に用意したヤツだからな」

 

 と、言われた瞬間には戦術人形の大体がグザッと来ていた。特にスプリングフィールドとか。指揮官女子力高いでしょ!とFive-sevenからツッコミを貰ったが、大体は旅先でのサバイバルで身に付けたテクニック。指揮官に尽くしたい系の戦術人形とかならば割りと死活問題だったりしていた。もっと言うと、あのボマーは意外な事にDIYとか料理も出来る1人でもあった。

 

「指揮官達ってホント凄いよねー。私達が見た事無い技術とかで驚かせちゃうんだもん。どうしてそこまで出来るの?」

「どうしてって言われても……何でだっけ?」

「覚えてないの?」

「いや、もうさ……グリフィン入る前は結構ドキドキサバイバルだったから碌な思い出とか無かったりするが……それでもいっぱいあり過ぎて語るに語り切れないや」

 

 まあ、こうして生きてるだけでも幸せか。そう思った矢先にドアをノックしてから入る少女が1人。

 

「指揮官、失礼します」

「おー、M4。チェッキー」

「ちぇ、チェッキー……」

「え?指揮官ってAR小隊の皆にそんな挨拶やらせてるの?」

「いや、自己流だから。やりたいならやっても良いけど。M4は別段やりたいって訳じゃなかったけど、何か流れに乗っちゃったって感じ」

「か、からかわないで下さい指揮官……」

 

 扉から入って来たのはM4だった。入っていきなり指揮官流の挨拶で恥ずかしそうに挨拶を返すM4。ちなみに強制という訳ではない。

 だったら私もやる!と9はノリノリで「チェッキー!」と可愛らしく言っていた。

 

「それと、指揮官呼び禁止。そもそも俺等はそんな指揮官って呼ばれる程のオッサンって訳じゃないし、ここには俺だけじゃなくても他の仲間だって指揮官って扱われてるから、名前で呼んで欲しい。無理でもせめてグレイ指揮官とか名前付けてくれ」

「あ、すみません……」

「別に悪く言った訳じゃないさ。ただ、普通に指揮官呼びだと俺等一斉に振り向く場合とかもあるから呼ぶ方としちゃ困るからね。だから、こうやって区別だけはしておきたくてな」

「そうですよね……確かに指揮官は1人じゃなかった気が……」

 

 もっと言うならば、一日で執務室に居る指揮官もローテーションで入れ替わったりする。一度TASが指揮官として仕事していた時もM4から指揮官と呼ばれていたが、この時もTASから「指揮官呼びは禁止。名前で呼んでな。つーか、名前まだ言っていなかったっけ?俺は「鷹山将(たかやま すすむ)」って言うんだ。まあ、俺は名前で呼ばれるかはTAS指揮官の方がしっくり来るけどな! と言って貰ったとか。

 

「って、そうじゃありませんでした。指揮か―――じゃなくて……グレイ指揮官。一つお聞きしても良いでしょうか?」

「何かな?」

「その……言い難いのですが、グレイ指揮官はグリフィンの内部を廻った事ってありますか?今まで見たのは執務室に居る時か戦場で見る限りだとかそこばかりなのですが、それ以外で指揮官全員を見た事が無くて……」

 

 M4が言い終わると、9も「そう言えば指揮官が別の場所で見るのってあんまり無いかなー」とM4の言い分に同意していた。グレイ自身もまだ全部見回っていなかったな、と思い当たる節があったらしい。その原因としては自分達による出撃とか仕事とか色々な事をやっては巡る時間が無かったという最大の言い訳にしか聞こえないが。しかしながら丁度良い機会だからグリフィン内を歩くかと決め、M4や9と一緒に行く事となった。タブレットで全員を呼び出してから出発。

 

 自分の指揮官がグリフィンの中を歩くのが相当珍しかったのか、彼等に視線を向けているのが幾つかあった。辿り着いた場所はグリフィン部隊のある一室。そこにはオレンジ色の髪をした女性が一人いて、彼等の存在に気付くとこっちに向かって挨拶をして来た。

 

「これはこれは!指揮官さま達お揃いでようこそいらっしゃいました!私、グリフィンの後方幕僚である補給物資調達の担当をさせて貰ってますカリーナと申します!たまにグリフィンでの雑務とかもやってますので、気軽にカリンと呼んで下さい!」

「お、おう……」

 

 随分と元気良く喋るなぁ、と思った彼等。そんな彼等を見ては何かを思い出したのか、カリーナはある事を尋ねた。

 

「皆様の噂―――じゃなかった……活躍は概ね耳にしております。何でも生身で鉄血人形達を全滅させたとかどうとか……」

「その認識で間違ってないよ。少なからずアンタも俺等の事をヤベー奴だと思ってる節あるでしょ?」

「いえいえ!?滅相もございません!」

「否定しなくて良いよ。実際事実だし、俺達自身がヤバい奴だってのは自覚してる様なものだしな」

「は、はぁ……」

 

 出来ればからかうつもりだったカリーナだったが、ある意味会話し辛いと感じたのはこれが初めてだという。しかし、このまま暗い気持ちで会話が続くのも嫌だったので、気持ちを切り替えながらもカリーナは元気良く会話を続ける。

 

「と、所で指揮官さま!今日はこちらに何かご用事で?」

「ああ、今日はグリフィンの中を案内されてね。今までずっと出撃ばっかりしてたから、他の場所とかすっかり忘れてて」

「でしょうね……」

「……これって弾薬とか色々揃ってる感じのタイプ?」

「はい、そうですよ。弾薬や配給、それにダミー人形の製造に関する発注書もありますから。後は戦術人形と誓約を結ぶ……所謂婚約みたいな証も取れますよ。うふふふ」

「後者は分かるけど……それよか、ダミー人形って何?」

「え……?もしかして……指揮官さまは編制拡大とかご存知無い……?」

『全く』

 

 そう言えばこの人達そういうのが要らない人だったわ……とカリーナは改めて彼等のデタラメを思い知った。

 簡単に説明すると、本体とは違う偽者の人形……悪く言ってしまえば人員を増やしたり、いざという時のデコイとか、使用としては様々な用途があるのだが……彼等に至ってはそれすら必要も無いだろう。寧ろ、彼等の戦力がダミー人形100体とかそこ等で足りる訳が無い。明らかに戦力オーバーしている人物が5人以上。彼等だけで良いんじゃないかとカリーナも匙投げようとしたその時……。

 

「でも、買って損は無いよね。そういう訳だからカリーナ。とりあえずここにある物、全部頂戴」

「………はい?」

「だから、弾も配給も全部って言ってるの。頂戴」

「え?え?いやいやいやいやいや!!何言ってるんですか指揮官さま!?だって、貴方達はまだここに入って間も無いじゃないですか!?給料もここ全部に適う分の所持金とかって持ってるんですか!?」

「持ってないよ」

「ほら、無理じゃないですか~!」

「でも、金で払うとは言ってないよ?」

「え?」

 

 ポカンとなるカリーナを無視し、ポーチから何かをゴソゴソと取り出すグレイ。何かを察したのか仲間達が問い掛けた。

 

「全部売っちゃうの?」

「良いんだ……つーか、重い……あんまりにもゴッテゴテの石を集め過ぎたのか、量が尋常じゃない……売るにしてもそれもそれで金の方が重くなっちゃうから敢えて残してた……こっちの方がもしかしたらと思って。使い道あるかもしれないし」

 

 次から次へとポーチから大量に出すグレイ。その中身にカリーナだけじゃなく、M4や9も空いた口が塞がらず、戸惑いながらグレイに聞いた。

 

「し、しし、指揮官さま!?こ、こここ、これって……!?」

「うん、お察しの通りだと思うけど……ダイヤモンド。それと各種宝石……とまでは行かないけど、鉱石そのもの」

「幾つまで集めたんだっけ?」

「カンストで999個」

「999個!!!?」

 

 彼のポーチに入っていたのはダイヤモンド鉱石をそのまま。しかも、コハク、オパール、サファイア、トパーズ、夜光石、それ以外の鉱石も大量に入っていた。勿論、999個で。これにはカリーナもビックリせざるを得なかった。そして、一気に目が金のマークに。

 

「ごめんね、こんなの渡しちゃって。ビックリしちゃったでしょ」

「いえいえ!私としては大変!大ッ変!嬉しい限りでございます!積もる話、これで交換という事ですね!?」

「平たく言ってしまえばそうだね。ただ……換金為替のレートはそこまで詳しくないから良く分からないけど……。」

「大丈夫です指揮官さま!こちらとしても財政難なグリフィンからすれば、とてもとても……喉から手が出る程欲しかった物でございます!!」

「うわぁ……」

「この子、想像以上に守銭奴だね」

 

 折角の美人だったのに、金さえ良ければコレか。ちょっとだけ呆れが出てしまった仲間達。グレイも若干苦笑いしている。カリーナはカリーナで、グレイ達に対する高感度がカンストして天元突破していた。だが、ここである疑問が……。

 

「あれ……?でも、指揮官さまはどうやってこの鉱石を集めたんですか?」

「んー……信じてくれるかどうかは分からないけど……聞く?」

「……一応、念の為ですが」

「分かった。とは言っても、本当に嘘だって言いたくなっちゃう位にあり得ないんだけどね。まず、俺達が旅をしていたってのは聞いているでしょ?」

「はい。戦争続く中でよく生きていましたね……って、ああ……指揮官さま達強かったんでしたっけ……」

「それもあるんだけどね。ただ……その道中で変わったヤツを見付けたんだ」

「変わったヤツ……ですか?」

 

 一体何だろうとちょっと身構えるカリーナ。しかし、グレイはグレイでトンでもない事をカリーナに告げた。

 

「突如、歩いていたら……後ろから岩がガラガラと音を立てていたのが聞こえたんだ。振り向くと、そこには不恰好でアンバランスな巨大な人型の岩が俺達の目の前で現れたんだ」

「人型の……岩ですか?」

「そう。もう危ないよね。遠くからだと岩を投げて来るし、近付いたら両手で振り下ろしたりして来るんだけど、動きが滅茶苦茶遅くてね。ただ、弱点っぽい所を狙ったら怯んで、そこから袋叩き。動かなくなったら爆発四散して、ソイツの身体から鉱石各種がバラバラと落ちたんだ」

「じゃあ、まさか!?」

「そ。これ全部そいつから出たヤツ。それに驚くのはそこだけじゃないんだ。ある時間帯になると今まで倒して来たソイツ等が復活してね。鉄血人形とかだったら地獄だけど、ソイツが復活したという事は……もう分かるよね?」

「あっ……(察し)」

 

 つまり、延々とループする事によって鉱石を大量に入手出来るという寸法だ。そうなると、彼等は一度全てを倒した後、その時間帯によって復活するのを待ち、また全てを狩り尽くす。そして、また復活……そうなるとここまで鉱石を持っていたのも頷ける。

 ここまで都合の良い上手い話があって良いのかと思うが、現に彼が目の前で大量の鉱石をカリーナに渡したのが物語っているので、決して嘘は言ってないと彼女は判断した。それに、自分がその人型の岩と対峙しても絶対殺されるのが見えていた。

 

「今日も今日とて狩るけどね。軽く40体」

「か、軽く40体って……」

「マジですか。指揮官さまにとってはこれが一種のデイリー任務だと?はえー……すっごいですね。そこまで奮発してくれた指揮官さまには感無量でございます!それでもまだご利用されるのであれば、このカリーナ……指揮官さまに仕え……いえ、雌奴隷としてでもなってみせます!!」

「カリーナ、それは止めようか。まず自分を大切にしなきゃ駄目だよ?カリーナも綺麗なんだから自分を売る様な行為はしちゃ駄目。俺達は戦場で自分売ってるからどーでも良いけど。」

「oh……指揮官さまの紳士っぷりが穢れているカリーナの心にクリティカルヒットを喰らいました……ですが、貰ってばかりもアレなので……あ、そうだ!」

 

 何かを探すカリーナ。しばらくすると、ちょっと多めの書類の束が。

 

「これどうぞ!誓約の証に関する書類20枚です!」

「ああ……さっきの」

 

 聞けば、誓約の証というのは戦術人形と恋をした場合に送られる書類らしく、婚約指輪も一緒に付いてるという。それだけじゃなく、誓約を結んだ戦術人形達は大幅にパワーアップするとか。ただ、これに関しては指揮官一同凄く悩んでいた。

 

「難しいな、この話……」

「そだねー……」

「あ、あれ?指揮官さま達はこの手の話は好きではありませんでしたか?」

「違うんだ。そりゃ確かに好きになりたいとか、彼女が出来たら良いなとかそういう願望は決して無かったりしない。ただ……」

「ただ?」

「俺達自身が「異常」だって自覚している以上、無理に俺達のペースに付き合わせたりするんじゃないかなって思ったりするんだ。」

 

 そう告げると、カリーナだけじゃなくM4や9も答えに詰まってしまった。確かに彼等はある意味普通の人間とは違う気がしなくも無い。少なくとも人間として出来る範囲ならまだしも、TASやヴィンの様にあそこまで出来る人間など早々に居ない。

 

 かつて自分達もバラバラだったが、気が付くと同類と感じる様になっては今だって煩くしながらも笑い合って、協力して、共に過ごして来た。そんな自分達が仮に彼女と結んだとしても、彼女が疲れないだろうか、自分のやってる事に巻き込まれたりしてないか……色々と不安が残っていた。

 

「情けない話かもしれないけど……何か、こう……何かが変わってしまいそうなのがちょっと怖いかな。皆の事は仲間だとか人間とかそういう風に見てはいるよ。だけど、俺達はバケモノというか……ね……」

「そ、そんな事ありませんよ!」

「そうだよ!指揮官だって私達の家族だよ!?家族が家族を信用しないでどうするのさ!」

「良い事言ってる所で悪いけど、9にとって家族という幸せはどういう定義なのか分かる?少なくとも俺等は互いの事を知ってから、少しずつ段階を踏んで、ようやく認めた頃に互いを意識し合って、最終的に本当の意味での幸せや家族だと思うんだけどね」

「せやな。無理に結婚しちゃった感が半端無いし、生活面に支障が出たら俺等が申し訳無いわ。基本的に俺等が家事とかするみたいな雰囲気なっちゃってるのがデフォだけどさ」

 

 優しいけど、心が苦しくなる言葉。戦術人形だから結婚出来ないという訳じゃないく、自分達がヤバい存在だから結婚出来ない……いや、寧ろしない方が良いんだと彼等はそう決めていたのだ。

 

 少なくとも、自分の傷をこれ以上増やさない為にも。彼等は常に孤独で、常に同じ志を持つ仲間達と共に歩き、そして自分の理想を描いて死んでいく。それを彼等は今でも具現化させているような生き様だった。

 

「でも、受け取っておくよ。これをどうするかどうかはまだ決めるのは早いかもしれないし、中々決めようとは思わないけど……その時が来たら、俺は快く受け入れるよ」

「お、リーダーそれなりに覚悟決まった感じ?」

「まあね。ごめんね、こんな暗い話しちゃって」

「い、いえいえ!私の方こそすみませんでした!指揮官さまの意外な一面が見れたので、私どう答えたら良いのか分からなかったのですが……優しいんですね、皆様は」

「「優しい……?」」

 

 鉄血人形に対して結構鬼畜な行為とかやってる彼等に優しい要素などあったかとM4と9は口に出して突っ込んだ。

 ともかく、ショップを後にして彼等は一通りグリフィンの内部を廻った後、再び任務と雑務と、後々で農作を繰り返した後、休憩代わりに遊んで時間を費やすのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫……指揮官は私にとって家族だから……だから、自分を嫌いにならないで……私を……404の皆も嫌いにならないで……私が指揮官を見てあげるから……」

 

 この時、9が指揮官に対する気持ちが劇的に膨れ上がり、どうにかしてグレイを1人にさせまいと404全員が同意しては襲い掛かったのは別のお話。




分からない人向けに元ネタ解説。何故かこっちの方が書くスペースとか多い。

「第1話」

・短パン一丁の鬼の面みたいなのを被りながら爆弾の付いた矢を当たらない様に
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドでのDLC第1弾で貰えるアイテム。矢の方はトワプリでもお世話になった爆弾矢。これをやる鬼畜なプレイヤーは少なからず知ってる筈……。

・ボウガンと木刀
木刀の方はゼルダの伝説トワイライトプリンセスでのGC版とWii版にしか出来ない一種のバグ。WiiUでは不可能となった。タイミングや配置がシビアだが、成功すれば木刀を装備したままガノン撃破も可能。ただし、とどめのタイミングで入れ替えなければいけないが。
逆にボウガンはリンクのボウガントレーニングより。世界観はトワプリと一緒。これにTASを組み込むと大変な事に。

・仮死薬と蘇生薬
メタルギアソリッド3からの敵からの警戒を騙すアイテム。これを使ってやり過ごせる他に仮死焼というヤバい方法も出来る。深層映写の時、何故この方法が無かったのか……CIAが単にヤバかったのか。

・ケツワープ
マリオ64でのTASにおいて結構使われる加速方法。これも一種のバグとも言えるが。
階段辺りで後ろ向きで幅跳びした後、急に加速してどんどんすり抜ける。マリオ64だけじゃなく他でもケツワープが出来たという。お前の移動はおかしい。

・ブーストハンマー
GOD EATER2から出たハンマー型神機。本来なら別キャラがメインウェポンとして使う予定だったりしたんだが、第1話からセキュリティ壊すという羽目に。でも、神機好き。
そもそも世界観も何だかんだでそっくりな気がしなくも無いので、今後神機増やすかも。ちなみにTASとかは関係無い。

・各指揮官の名前の由来
バーサーカー(Fateシリーズ)、TASとコマンドーは大体皆が知ってると思うので省略。アイザックはDead spaceから。ヴィンはFF7のヴィンセント・ヴァレンタイン。ボマーはボンバーマン。ドクターは特に由来は無いが、ナイフの投げ方は某バスケのイグナイトパスそのもの。

・1フレーム刻みのすり抜け
TAS及びRTAでは当たり前です。

・ビタロック
同じくブレスオブワイルドからシーカーストーンに搭載される機能。これを使うと10秒間ぐらいは時を止められるが、その間に攻撃や物理を与え続けると、ダメージ加算だけじゃなく物理エネルギーも反映される。ハンマーとかで殴り続け、物理エネルギーが時間ギリギリまで蓄積された頃には凄い事になる。

・乱数調整
大体こうする事によって敵がミスしたりとか、レアなアイテムが手に入るとか。TASではそれも当たり前。

1発撃ち出す事に銃弾が3発分発射
ヴィンセントが所持している武器「ケルベロス」の事。しかし、ドルフロだと同じ名前を持っているヤツがいるから、多分「デスペナルティ」に変更されるが。ちなみに、マシンガンやライフルとかに切り替える事が出来るのはダージュオブケルベロスから。クソゲーかもしれないが、覚醒したヴィンセントや銃がカッコ良いならそれで良い。

・オーケィ、レッツパーリィィィィィィィィィィ!!
メタルウルフカオスからマイケル・ウィルソンがホワイトハウスを爆破しながら登場する。ガチで。某BASARAの筆頭と同じ掛け声。
知ってるか?コイツ、第47代アメリカ合衆国大統領なんだぜ……(震え声)

・死んだふりジャンプ
忍道戒のバグ技。アイエエエエ!?
TASではこれを使って凄い飛び方をする。お前の飛び方はおかしい。

・必要な道具を錬成したとか
ゼルダとかで何故かまだ入手してないアイテムが表示される様になったりとかするバグ。任意のコードとかで出来るとかあるが、そこまで詳しい内容は作者もまだ分かってない。ただ言える事は「お前それどっから持って来た!?」と言える。

・マスターバイク
ブレスオブザワイルドのDLC第2弾で入手出来るアイテム。馬との操作性は少し馴染むまで時間が掛かるが、ダメージ受けない、高い所に落ちても大丈夫という位に頑丈。ただし、燃料が必要。

「第2話」

・チェッキー!
ブレスからプルアのちょっとした口癖。これでもインパの姉。次第に進めば挨拶感覚で慣れる。

・特殊改造爆弾
ストレートに言えば、マイクラのTNTのMOD。殺傷系だけじゃなく爆破させて増やす系のアイテム。とても便利。特殊設定としてそれ以外の野菜とか果物とかのTNTも入っているという感じに。

・巨大な人型の岩
ブレスからイワロックの事。ボスかと思いきや、実は中ボス扱い。しかも、赤き月の時に復活する敵扱いとなっているので、これを利用して稼ぐ人達が後を絶たない。寧ろ、そういう設定になっている以上都合の良いカモとなっている。なお、何処でイワロックと遭遇しているのかは後々になって語られる。ちなみに、コイツもTNTMOD同様に出す鉱石もエメラルドとかアクアマリンとかそういうのも出る設定にしている。



長かった!TASとかは関係無かったが、せめて「それ何?」と言われたら困ると思いましたので……まあ、ドルフロ世界においてイワロックは絶対に必要だよね。だから、これからも鉱石落とそうね(鬼畜スマイル)

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