ユニバースが違うシャンフロ   作:蛇ヤミー

22 / 53
 未来if二本目。楽玲です。
 Twitterの話では一本でよかったんだけど、二案思いついたから……。

 大学生になった楽郎君と玲さん。恋人設定ifです!

 シャンフロは続いてる設定。りっちゃんが頑張ったということで。
 これもアンケでヒロインちゃんに入ってたから……リクエストもこれで終わり。

 こちらも即興未来if。なので二次創作と言うのも含めて許しておください。


サイガ−0 ifルート《未来if》 星空の下の帰り道(楽玲)

 大学からの帰り道、ゼミやらなんやらでもう辺りは暗くなってしまっている。

 少し準備が遅れている玲さんを待ってる間、不意に空を見上げれば、街灯があるというのに妙に星が綺麗に見えた。

 

「お、お待たせしました!」

「ん? 大丈夫、そんな待ってないって。いこっか」

「はい」

 

 付き合う前は妙な挙動が多かった玲さんだけど、最近はそれも減った。

 ちょっと寂しい気もする。

 

「楽郎君?」

「ん? どうかした?」

「いえ、その……待ってる間、上を見ていたので、何かあったのかなと」

 

 一瞬考えてたことが見透かされたかと思ったけど違った。

 

「いや、今日は妙に星が綺麗だなと」

「ああ……天の川ですね……七夕だから」

「七夕……そっか、今日だったっけ」

 

 言われてみれば、イベント告知何個か来てたな……帰ったらちょっとやるかな。

 

「楽郎君、明日も授業あるんですから、ほどほどですよ?」

「なばぜれたし。……というか、玲さんだって人のこと言えないんじゃない?」

 

「む……わ、私はそんなにいっぱいゲームやってませんから」

「ふーん?」

 

 玲さんにとっては廃人プレイもそんなにやってないって事なのかな?

 などと考えながら俺はまた、不意に空を見上げる。

 

「……えっと、星、好きなんですか?」

 

 玲さんが不思議そうに尋ねてくる。

 そりゃそうか、そんな印象ゼロだったろうし。

 なので俺は笑いながら答える。

 

 

「いや? 全然」

「そ、そうなんですか?」

 

「うん、でも聞いた話だと、俺のご先祖様は大層星好き……というか天体観測狂いだったらしいけどね」

「ほ、天体観測狂い、ですか?」

 

「うん。ほら、玲さんも知っての通り、家の人間って圧倒的趣味人って言うか、趣味狂いでしょ、俺も含めてさ。……その源流とでもいうべき人なのかな?」

「源流……」

 

 

「俺の名字『陽務』ってあるじゃん。これ、そのご先祖様が太陽を見るのを務めにするくらい星狂いだったってことらしい」

「それはすごいですね……」

 

「まあ事実かどうかはわからないけどさ……何となくね」

 

 そのままどちらが言うでもなく立ち止まり、二人で空を見上げる。

 

 

「それにしても、楽郎君の家系ってそんなに趣味に傾倒される方が多いんですか……?」

 

 不意に玲さんから聞かれる。

 そういえば両親と妹のことは話してるけど、親戚のことまでは話してないか。

 

「うんまあ、親戚一同みんなそんな感じかな」

「それって……なんかすごいですね、出会えたことがと言いますか……」

 

 

「ああそれね……なんでかわかんないけど何となくうちの家系は趣味狂い同志が惹かれあうところありがちなんだよね…………俺と玲さんもそんな感じなのかもね」

 

 

「わ、私もですか……!?」

 

 

「俺がクソゲー狂いで、玲さんは……神ゲー狂い?」

 

「ちがっ……! 私そんなにゲームに傾倒してませんよ!」

 

「えー? さっきもそんなにやってないって言ってたけど、玲さんあそこまでやり込み出来るのは十分廃人だからね?」

 

 

 

「わ、私がゲームを始めたのは、楽郎君を見てからですし……だから、えっと、その、何かに狂うって事なら私はゲームと言うより………………楽郎君狂いですもん」

 

 

「」

 

 

「……? らくろうくわひゃっ!?」

 

 俺は思わず玲さんを後ろから抱きしめる。

 

 

「玲さん、たまにズルいよね? 昔からそういうところあったけど」

 

「ずるっずるいってにゃにぎゃでひゅきゃ!?」

 

「んー……? ひみつかな? ……あ、暑いかもしれないけど我慢してね? 玲さん成分補充したいから」

 

「ぴぅ……死……!」

 

 あ、なんか久しぶりに見たその感じ。

 やっぱりそうやってちょっとバグっちゃう玲さんも可愛いよね。

 

 その言葉は声には出さず、そっとうなじ辺りに唇を落とすことで示す。

 

 

「ッ!? ~~~~ッ!??」

 

 もはや声を出さないでアタフタしている玲さんにある程度満足したので解放してあげる。

 

 

「ぁ…………」

「よし、とりあえず玲さんを補充できたからそろそろ帰ろっか?」

 

「ひゃ、ひゃい……」

 

 

 ~~~~~~

 

 

「ら、楽郎君は願い事をするとしたら何がいいですか……?」

 

 少し歩いて落ち着いたのか、玲さんが尋ねてくる。

 

「ん?」

「その、七夕ですし……」

 

「ああ…………うーん……」

「やっぱりゲーム関係ですか?」

 

 

「んー…………いや、やっぱ玲さんとずっと楽しくいられますように、かな?」

 

 

「」

 

 

「ん?」

 

「…………楽郎君だって、ズルいです……」

 

「じゃあお互い様かなー」

 

 

 七夕の夜を二人並んで歩く。

 

 悪いな彦星織姫。

 

 

 お前らと違ってこっちはひと時も離れる予定ないんだわ。

 




こんな感じの未来はいかがでしょう……楽玲はガチ勢の方々が強すぎるので、クオリティが不安で不安で。

唇落とす場所、頬からうなじ辺りに変更。

それはそれとして、次は記念すべき50話……全く浮かんでないけど誰にしよ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。