他の方の鉛筆ifが素晴らしいので、なかなか手が出なかったんですが、ちょっと書いてみたくて……。
作者様のツイートでテンション上がって色々書いたうちの一つです。
あんなこと書かれたら嬉しいに決まってる……!
ペンシルゴンifルート 思いと決意(楽永)
「あーあ、こういうの
ついさっきまで収録していた、年齢の近い女子が三人集まって、本音で語り合うというコンセプトのトーク番組。
いつもだったら適当にごまかすのに、つい頭に浮かんだから答えちゃったじゃん。
~~~~~~~~~~
「それで、天音さんはどんな人がタイプなの? 顔とかさ」
「後、年上好きとかさ」
「おっとその質問来ちゃう? うーん、タイプかぁ……」
私の頭にふと身近な鉄砲玉が浮かぶ。
――……でも、そもそもあいつの顔知らないなぁ……会うたびお面被ってるし……って違う、好みのタイプ聞かれたんだって。
「んー、まあ顔はいいに越したことないけど、一緒に過ごしていれば特に気にならなくなるからあんまり気にしないかな? 後どちらかと言えば……年下?」
答えがさっきまでの思考に引きずられてしまった。
「あー確かにそれはあるかもぉ。と言うか天音さん年下派なんだ!? なんか意外な気がする!」
「わかる! なんかナイスミドル好きそう!」
「ちょっと、どんなイメージなのさーそれ」
「じゃあさ、内面は? どんな感じがいい?」
――内面なんて、一つの事を全力で楽しんでいける人とかじゃない? それこそクソゲーなんてものにバカみたいな情熱を向けるあいつみたいな……ってまた!
「あ、えーっと、やっぱり一つ好きなことを持ってて、それに本気で取り組んで、本気で楽しめる人とか、だねぇ」
「わーなんかかっこいい!」
「えー、でもそういう目標的なのじゃなくて、自分と一緒の時に見せてくれる内面みたいなのは?」
――この人ぐいぐい来るな…………一緒か……やっぱり楽しく遊んでくれる人がいいよね……馬鹿みたいに外道と呼び合ってても……って、あれー?
「天音さん……?」
「ああ、ごめんごめん。そうだね……私がむちゃくちゃなことを言っても、笑いながら乗っかってくれる人がいいかな。口では文句言ってても、一緒に楽しんでくれる人」
「あーちょっとしたわがままは聞いてほしいよねー」
「でも、天音さんがいう無茶苦茶って全然想像できないね」
「あはは……」
そう見えるよう頑張ってるからね。
「他にはないんですか!?」
「なんか天音さんのこと聞く機会なんてないし色々知りたいね」
「他、ねぇ……」
――……あーもう、ダメだなぁ……どう思考を巡らせても、君の姿が出てきちゃうじゃないか――。
「やっぱり、私を驚かせてくれる人が好きかな。私の予想なんてはるかに超えてくる驚かせ方してくれるような奴。そういうの、すごく楽しいから」
「「………………」」
「え、どうしたの?」
「え、あ……最後の笑顔がすごくきれいで」
「もしかして天音さん、その、実は恋人さんとか、いる?」
「いやいやいやいや、いないいない。ほら、カリスマモデルの天音永遠さんはいつも笑顔がきれいなのさ!」
「もー天音さんってばー」
「びっくりしちゃった!」
「まーでも、――――――――――よね!」
「お、おお……すごい……」
「まだ見ぬ未来の相手にメッセージを……」
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「ほんと、あの質問のせいで、はっきり自覚しちゃったじゃん……」
そっと端末を取り出し、頬を緩める。
「私をこんな気持ちにさせた罪は重いぞー、サンラク君……えい!」
鉛筆騎士王:ハローサンラク君
鉛筆騎士王:突然だけどサンラク君には責任を取ってもらう必要があります
サンラク:え急に何
サンラク:……どれだ
鉛筆騎士王:ほほぅ? それほど情報を抱えているのかね? 君は
サンラク:しまった! 罠か!!
鉛筆騎士王:迂闊すぎるねぇ、サンラク君
鉛筆騎士王:まあ、それとは別件だけどね
サンラク:え、マジで何
サンラク:怖いんだけど
鉛筆騎士王:ふっふっふ、まあ、いずれその時が来たら教えてあげよう
サンラク:システム上ストーリー進めなきゃ教えてもらえない類のNPCかよ
鉛筆騎士王:あ、それと、さっき収録した番組で君の事話しちゃった
サンラク:はあ!?
サンラク:収録ってテレビ? おま、許可なく話すとか外道が過ぎるだろ
鉛筆騎士王:まあまあ、名前とかは出さずどんな人物か、みたいなことをちょろっとだけだよ
鉛筆騎士王:君の話は意外と盛り上がったよ?
サンラク:……まあそれくらいならいいけども
サンラク:つか俺の挙動で盛り上がれるって、いったいどんな番組だよ
サンラク:身近な変態を紹介する番組か? 誰が変態だこるぁっ!!
「……ふふふ……話したのが君の奇行だなんて一言も言ってないからね、サンラク君」
やっぱりサンラク君と話してるのは楽しい。
一応時間を確認する。
まだ大丈夫。
楽しい時間はあっという間だから気を付けないとねー。
鉛筆騎士王:相変わらず自分で自分の喧嘩の売り買いしてるとこ悪いけど、普通のトーク番組だから
鉛筆騎士王:大体三ヶ月後くらいに放送だから、観てみると良いよ
鉛筆騎士王:ていうか観てよ?
サンラク:あー、少なくとも妹が録画するだろうし
サンラク:なんだったら強制的にリアルタイム視聴させられる可能性すらある
鉛筆騎士王:さすが瑠美ちゃん、相変わらず熱心なフォロワーで嬉しいよ
サンラク:俺としては将来が非常に心配だ
鉛筆騎士王:んー? どういう意味かなぁ!?
サンラク:自分の胸に手を当てて考えてみろ
鉛筆騎士王:……んー……うん、まったく思い当たる節が無いなぁ
サンラク:ダメだ外道はどこまで行っても外道
鉛筆騎士王:サンラク君、鏡って知ってる?
サンラク:お前に見せたら真実の姿を映し出すキーアイテムだろ?
鉛筆騎士王:そんなアイテムごときで私の正体を見破れると?
サンラク:無敵か
鉛筆騎士王:とにかく観てね? その後に必ずサンラク君の反応を聞くから
サンラク:この外道、何を言いやがった……まあわかったけどさ
鉛筆騎士王:お楽しみにー
「ふぅ、まったく……私が何を言ったかって? ……私の好きなタイプが君だって言っちゃったんだよ。ばーか」
少なくとも、最後の一言は、自覚したうえで、そう意味で言ったんだからね?
『まーでも、本当に今言ったような人と出会えることになったら、本気で堕としに行くから、出会うことがあったら、楽しみにしててよね!』
さて……さっきの番組が放送されるまで三ヶ月弱。
それまでにきっちり私を意識してもらわないと、伝わるものも伝わらない。
ただでさえ、テレビ用に濁した言い方しかしてないんだから、最低限サンラクくんに「もしや……」と思ってもらえるまでにはしないといけない。
「この三ヶ月が頑張りどころかなぁ?」
最初にやるべきは瑠美ちゃんと連絡かな?
まずはきっちり接点を持たないとね。
「私の全力を持って振り向かせてあげるから、覚悟しておきなよ
この短さと展開の遅さでも、鉛筆さんは難しい……。
今後、サンラクさんと絡めるとより難しいんだよなぁ……!
あくまで試作なので現状続きはないです!(断言)
今回鉛筆ルートを更新したのはたまたまです。
アンケートは関係ございませんのであしからず……。
まあ次回更新はまた今度。