とはいえおまけなので短めで。
後、今更ですが、この作品はタイトル通り、ユニバース(世界線)が違うので、この秋津茜ifルートでは、ヒロインちゃんは普通に友達です。
姉の関係でシャンフロは始めますし、基本的な流れは変わらないですけど、サンラクさんに恋はしていないですし、追っかけもしていません。
本当に今更ですが。
何か登校するなりクラスの男子に囲まれて押さえつけられた。
わざわざ柔道部を隣に立たせる用意周到っぷり。
何なんだ一体。
「さて、これより軍法会議を開始する。陽務伍長、前へ」
「何故登校してすぐに捕えられねばならない。後、伍長は低すぎる。設定としてもっと上の階級を要求する」
「黙れ。貴様は聞かれた事のみを答えればいい」
「斉賀さんとのことは勘違いという事で前に解決したはずだろう」
「それではない。雑ピ軍曹、読み上げたまえ」
「雑ピより階級が下なのマジで納得いかねぇ」
「なんでだよ! 読み上げます」
「暁ハートの新作をか? この前書き上げてたもんな」
「ぐっ…………なんで知ってんだよ……読み上げるぞ! 被告、陽務楽郎伍長には、読者モデルをやっており、最近カリスマモデル天音永遠との共演も増え、徐々に人気が出始めている妹がいる」
「それがなんだよ。お前らなんぞに妹は紹介しないぞ」
「本件は、その妹の友人である活発系元気美少女との関係を問うものである!」
「……………………」
「よく回る口が止まったな。陽務楽郎」
「あー、いや……」
「報告は上がってきている。貴様の妹と同じ学校に通う女子で、何でも陸上部期待の星らしいじゃないか。名前は隠岐紅音さん。貴様の妹と非常に仲が良く、頻繁に家に遊びに行く仲と言うではないか。……当然、貴様とも面識があるだろう?」
「……詳しく調べ過ぎだろ……」
「お前は読モの妹の友人である、その隠岐さんといい感じなんだろう? まさか付き合っているのか? さあ、答えるんだ陽務伍長!!」
「……や、付き合ってるとかでは……………………」
「……ん?」
「だから、その……」
「……え、ごめん、マジなの?」
「いや、別にその……」
「ターイム! 一旦全員集合!!」
そう言うと、俺を押さえつけている柔道部の山本以外が集合し出す。
そして割とすぐ集合は終わり。
「よし、解放しろ」
「は?」
すぐに解放された。
つか山本お前飽きてたろ。
「すまんな陽務、変なことして。その隠岐って子と、なんかちょっといい感じ、程度だったらからかって遊んでやろうとか思ってたけど、ガチみたいだし、そういうんじゃないなって思って」
「ちょっと待て」
「今みんなで相談して、応援しようってなった。そりゃ羨ましいし妬みみたいなのはあるけど、別に本気で阻止しようとかそういうんじゃねぇからさ」
「だからほんと」
「頑張れよ陽務。俺たちお前の恋、マジで応援してっから」
「だから……ッ、雑ピィッ!!」
「おう、心配すんな楽郎。俺も応援してるって。なんだったらお前とその子のためにポエムだって書いてやるよ」
「おま」
「おい、暁ハート先生の新作は友に捧げるポエムだってよ!」
「ああ、友人の恋を応援するために書くって事だろ? 陽務も贅沢な奴だぜ」
「あ、暁ハート、貴様ァ――ッ!!」
クラスの皆おもしろがったり羨んだりで、取り囲んだりするけど、サンラクさんがちゃんと本気だってわかれば応援してくれると思うんですよね。
本編のヒロインちゃんの場合でも。
ヒロインちゃんは周りに気持ちを隠すんじゃなく早々に周りにバラして協力を仰いだ方が絶対早いのに……。
次は、別なキャラクターの話。
また違うユニバース(世界線)の話を……。