ユニバースが違うシャンフロ   作:蛇ヤミー

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ついったで呟いてたら何となく投稿しなきゃいけないのかなって思ったので、睡眠をいけにえに捧げて無理やり考えました。
アンケートでキャラ名隠してやったらまさかの推しが出て、驚く。

ホントに頭からっぽで眠い中即興で作ったので、色々雑かもしれません。
何かありましたらそっとご指摘ください。

後、これは二次創作ですので、諸々ご容赦頂ければ幸いです。


秋津茜ifルート 兎をめぐる攻防?(楽紅)

 

「よーし、これで必要な素材は手に入ったな」

「……………………」

 

 ビィラックからのクエストで必要な物があるという秋津茜を手伝って、ベヒーモスまで来ていたわけだが、秋津茜との合流前に蛇の林檎に寄ったせいで聖杯を使う羽目になっていた。

 とはいえ大した問題でもなかったので、その姿のまま素材集めをしてたわけだが、妙に秋津茜からの視線を感じた。

 

「どうかしたのか?」

「いえ、サンラクさん! その! 頭の装備なんですけど!」

 

「ん? ああこれ? ラブィ・ラビィシリーズの頭装備だな。それがどうかしたのか?」

「とてもかわいいなって思いまして! どこで手に入るんですか?」

「これは、たしかリヴァ……ちょっとまて、それ聞いてどうする?」

「はいっ! ちょっと着てみたいなって思いまして!!」

 

 ……………………。

 

「そーかそーか…………うん、ダメです」

「え、なんでですか?」

 

「いやなんでって言うか……」

 

 自分の経験から考えると、ゲームの装備なら割と気軽に装備できるから、人前で見せたくないというか。

 

 単純に独占欲な訳だけど、そんなこと本人に言えるわけもなく。

 

「……秋津茜も覚えておくがいい。こういう情報の管理こそゲームで大事なことなんだ」

「今まではちゃんと教えてくれたじゃないですかー!」

 

「秋津茜ステイ。とりあえずここは引いてくれると――」

 

 

「そんなときはお姉さんに任せなさぁい!」

 

 

「どっから沸いて出た!!」

 

 唐突に後ろから声がしてので思わず手がでかけた。

 

 まさかの邪神、アーサー・ペンシルゴンの登場である。

 

 

「おま……どうしてここに」

「ん? 茜ちゃんに聞いて来たんだけど?」

「ぐっ」

 

「あれ? 何かマズかったですか?」

「いや、マズかったというか、いてよかったことが思いつかないというか」

 

「失礼なサンラク君は置いといて、話は聞かせてもらったよ! 要するにサンラク君は情報を出したくない、茜ちゃんはどうしても知りたいと」

 

「はい!!」

「……まあ、そうなる」

 

 

「そういう時は……ゲームで対戦だね!」

 

 

「はぁ?」「ゲームですか?」

 

 なんとなく言いたいことを察したが全力で拒否したい俺と、何が何だかわかってない茜。

 

 そんな俺たちのリアクションを気にも留めず、ペンシルゴンはそのまま説明を進める。

 

 

「そ、ゲーム。勝った方が負けた方に知りたいことを聞くってゲーム」

 

 その言葉に俺はやっぱりかと呆れ、秋津茜はなるほど! と納得する。

 素直な子じゃ……。

 

 

「で、内容なんだけどそうだな……ここはわかりやすくレースはどう? スタート地点はここファステイアで、ゴールはサードレマかな? 先にゴールにたどり着いた方が勝ちってレース」

 

 

「なっ」「わぁ!」

 

「よぉし! 負けませんよー!」

「ちょ、待て待て……明らかに不利だろう俺。秋津茜と競走とか」

 

「いやいやサンラク君……リアルではそうなのかもしれないけど、シャンフロ内(ここ)なら君の方が圧倒的にレベルが上なんだし、どっちかって言うと茜ちゃんの方が不利だと思うよ?」

 

「いやそうかもしれんが………………」

 

 俺はちらりと秋津茜を見る。

 

「??」

 

 確かにレベルは多少差があるが、それでもステ振りや職業的には秋津茜の方が本職だと思う。

 乗るべきなのか……? だが鉛筆相手だぞ?

 

「……何でもありだよ?」

 

 思わず悩み黙る俺に、そっと耳打ちをしてくるペンシルゴン。

 

「……何を考えている……?」

「さあね? まあなんにせよ、とりあえずサンラク君も異論ないってことでいいね?」

「わかった……」

 

「じゃ、そのルールで勝った方に相手の知りたい情報を教える。負けた方が罰ゲームね」

 

「おまっ…………」

「はい!」

 

「うんうん、じゃ、スタート地点にいこっか!」

 

 

 ~~~~

 

 

 こうして急遽レースは始まった。

 

 最初はほぼ互角、途中で二度ボスを挟まなきゃいけないので、そこがポイントだった。

 懐かしの蛇は、スキルを使ってうまく秋津茜より先に挑戦することが出来たのだが、ペンシルゴンの入れ知恵なのか、どこからともなく忍者軍が妨害してくるようになったので、泥掘り戦には先に入られてしまった。

 

 レベル差を考えると速攻でクリアして先に進むだろう。

 

 このままだと普通に負ける。

 かくなる上は……。

 

 

 

 そして決着は――。

 

 

 

「はいサンラク君おめでとー。茜ちゃんは残念だったね?」

「うー! くやしいです!」

 

「うーん、サンラク君は情け容赦なかったねぇ。ズル過ぎるといってもいいんじゃない? エムルちゃんはさ?」

 

「サンラクサン、アタシもそう思いますわ」

 

「……うるせぇ」

 

 そう、ずっとエムルは首にいたのだ。

 戦闘参加せずとも何とかなってたため、そのままだったのだが、最終的には座標移動門(テレポートゲート)を使ってもらって、秋津茜より先にサードレマに到着していた。

 

 何でもありと鉛筆が言った時点でこの方法は思いついてはいたが、流石に申し訳なかったので使わないようにしてたのだが、負けるわけにはいかなかったんだ。

 

「まあ、とりあえずサンラク君茜ちゃんに聞きたいことある? 一応勝利報酬だし」

「いや別に……」

 

「だよねぇ……はい、茜ちゃんは罰ゲームね?」

「え、罰ゲームですか?」

 

「うん、最初に勝った方が知りたいことを聞いて、負けた方が罰ゲームって言ってあったからね。まあだからこそサンラク君こんなに必死に勝ちを取りに来たんだけどね? 多分」

 

「そうだったんですね! わかりました!!」

 

「…………そう物分かりが良すぎるとお姉さん心配になっちゃうなぁ……まあいいや。じゃ、このカードから一枚選んで?」

 

「はい……これです!」

 

 秋津茜が選んだカードを見て、ペンシルゴンがニヤリと笑う。

 

 

 

「あぁ! 茜ちゃんの罰ゲームはこれ! バニーコスプレ!」

 

 

「は?」「え?」

 

 

「うーん! バニーと言えばサンラク君のラブィ・ラビィシリーズだよね! 茜ちゃん持ってないよね? 急いでリヴァイアサンの三層で購入してこなきゃね!!」

 

「……あ、はい!! リヴァイアサンの三層にあるんですね!」

 

「ちょ……お前…………」

「んー? 何かな? サンラク君。私は罰ゲームを執行しただけなんだけどー?」

 

「全部聞いてた上で茶番用意しやがったな……? どうせそのカード全部内容同じだろ」

「いやぁ……最近、サンラク君がいいようにされるのを見てないなぁって思ってさ!」

 

「1000%悪意の塊だな!」

「1%くらいは茜ちゃんに対する善意もあるよ?」

 

 1000分の1ってロクでもなさすぎるだろ。

 

「秋津茜、マジでこいつを信用するのはやめておけ」

「???」

 

 ダメだ全然わかってない。

 

 場所を知られたのだからもう止めることなんてできるはずもなく、罰ゲームだというのに意気揚々とリヴァイアサンに向かった。

 

 

 ~~~~

 

 

 リヴァイアサンの三層、当然何の問題もなく来れるし、秋津茜もスコアは大量にある。

 俺の頑張りもむなしく、秋津茜はすぐさま目的のものを購入した。

 

 そして――。

 

 

 

「サンラクさん、その……に、似合いますか……?」

 

 

 

 装備を終え、キツネの面も外した秋津茜が俺の前に立つ。

 

 今まで着る着ると息まいていた秋津茜だったが、いざ着てみるとテレが勝ったのだろう、僅かに身をよじりながら、それでも見てもらおうと、隠しはしないで俺に尋ねてくる。

 

「っ………………」

 

 通常であればゲームのキャラには耐性があるからダメージはないのだが、なにぶん秋津茜は見た目がリアルそのまま。

 

 どう抗おうが、リアルの……隠岐紅音が頭に浮かぶ。

 

 俺は頭の装備を変え、とりあえず動揺を隠し答える。

 

「に……似合ってる……っ」

「あ、ありがとうございます……って、なんで装備変えたんですか?」

 

「だあぁ! いいだろ、そろそろログアウトするぞ俺は」

「? あ、はい! 今日は素材集めありがとうございました!」

 

「おう。……後、秋津茜!」

「はい!」

「……その装備、俺以外の前では絶対するなよ」

 

「? はい。元々少し着てみたかっただけなので大丈夫です!」

 

「…………………………そうか」

 

 秋津茜の言葉に、今まで何をしていたのだろうと思ってしまう。

 なまじ自分が常時装備してるもんだから、秋津茜も着たまま出歩くんじゃないかと思ってしまったから、あれだけ教えるのを抵抗したのだが。

 

 なんとなくどっと疲れてしまったので、本当にそのままログアウトする。

 

 

「…………鉛筆……あいつ多分気づいてたな……」

 

 

 ~~~~~~~~

 

 

 後日、家に遊びに来ていた紅音が不意に言い出す。

 

「あ、そうだ楽郎さん! これ、耳だけの奴売ってるの見つけたので買ってみました!!」

 

 唐突にそう言って紅音はカバンからうさ耳のカチューシャを取り出し、そのままつけながら、どうですか!? と言わんばかりに目を輝かせて聞いてくる。

 

「いや、どうもこうも……なぜ買ってきた」

「可愛いなって思いまして!!」

 

「……うん、お前がいいならいいんだけど……」

 

 可愛いは可愛いんだが……もしかしてこれは俺が兎好きと勘違いされているのだろうか……?

 

 案の定反応が乏しかったのを見て小首をかしげている紅音。

 

「似合ってませんでしたかね……楽郎さんは私に似合う動物ってなんだと思いますか?」

 

「……犬、とか?」

 

 とっさに浮かんだ紅音のイメージそのものを答えると、紅音は楽しそうに「なるほど!」と言いながら、

 

「じゃあ今度は犬耳買ってきますね!!」

 そう言いながら部屋を飛び出ようとする。

 

「ちょ、紅音ステイステイ! 無駄遣いすんな!」

「はい!」

 

 とりあえず止まってくれたが、次に言われることを今か今かと待ち構えている様子。

 ああ……紅音、お前はわざわざ犬耳をつけなくても、立派な犬耳が幻視できるよ。

 後ついでにすごい勢いで振られる尻尾も。

 

「…………」

 

 とりあえず、本人が犬耳のことを忘れてくれるまで頭を撫でまわすことにした。

 

 

 

「ん…………えへへ、楽郎さんもっとお願いします」

 

 

「はいはい……」

 

 




日替わり十連ガチャメーカーで出たのを勝手にお題にして書いてます。
今回のは秋津茜の診断と隠岐紅音の診断の両方で出た「うさみみ」ですかね。

お目汚しだったやもしれませんが、ここまで読んでくださりありがとうございました。
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