戦闘好きな少女が暗殺教室の一員になるようです。   作:銅英雄

2 / 9
なんとか翌日に挙げれました……。お気に入り登録をしてくださった方々、ありがとうございます!


プロローグ後編 少女は東の都へと移住する

う~ん……。礼儀として声をかけたけど、そのまま去った方が良かったかな?

 

「おや、貴方は……?」

 

「殺せんせー!この子が私達を助けてくれたの!」

 

「にゅやっ!そうでしたか。私の生徒を助けていただきありがとうございます」

 

礼を言う殺せんせー?という生物。どう見ても人間……というか地球上の生物には見えないけど……。

 

「気にしなくても良いですよ。先程も言いましたが私は彼等よりも早く此処にいましたので、彼女達を助けたのは成り行きに過ぎません」

 

「それでもありがとうございます。何か御礼をしたいところですねぇ」

 

彼女達を助けたのは本当に成り行きだから気にしなくても良いんだけど、このまま引き下がりそうにないな……。だったら私が1番気になっている事を聞いておこうかな?

 

「えっと、それなら貴方に聞きたい事があるんですけど……」

 

「なんでしょうか。何なりと聞いてください。私は先生ですので、悩める生徒の疑問や質問には答えますよ」

 

私は貴方の生徒じゃないんだけど……。まぁいいや。

 

「貴方、どう見ても人間じゃないですよね?拐われた彼女達と助けに来た彼等の先生をやっているってどういうことですか?」

 

『…………』

 

あれ?なんか黙っちゃったんだけど……。しかも皆顔が青ざめてるし。すると私と殺せんせーと呼ばれる生物以外が……。

 

『何やってるの殺せんせー!?』

 

一気に捲し立てた。

 

「にゅやっ!な、なんですか急に!?」

 

「国家秘密が何やってるの!」

 

「また烏丸先生に怒られるね~」

 

「し、しまったぁぁぁぁぁっ!!」

 

えっと、私帰っても良いかな?……っていうか超絶帰りたいんだけど。

 

「……答えられない質問なら言わなくてもいいですよ?私が今日此処であったことを他言無用にしていれば問題なさそうですし」

 

国家秘密って事は殺せんせーと呼ばれる生物の事はなるべく伏せておきたいだろうし。生徒達と何やら口論してるっぽいから早いところ帰った方が良いよね?寧ろ帰る。

 

そう思っていると話し合い?は終わったようで。

 

「あの、少し着いてきてもらってもよろしいでしょうか……?」

 

さっき不良達の前に立ちはだかった時とは違い滅茶苦茶低姿勢になっている。私としては関わりのないようにした方が良いと思うけど、着いていかないと先に進めなさそうだし私はそれに従うことにした。

 

 

~そして~

 

どうやら話によると殺せんせーと呼ばれる生物は月を半壊させた生物で来年の春頃……卒業式と呼ばれる日程に地球を破壊する。だけど椚ヶ丘中学校の3年E組の担任ならやっても良いと言うので、E組の生徒……先程の彼女達に事情を説明して殺そうとしている……という話だった。

 

「それで私はこれからどうすればいいですか?」

 

「選択肢は2つある。1つは記憶処理で今日見た事は全て忘れてもらうのだが、余りオススメはしない」

 

そりゃそうだ。そんな洗脳紛いみたいな事を人に……況してや子供にやって良いことじゃない。

 

「もう1つは……?」

 

「椚ヶ丘中学校3年E組に転校してもらうことだ」

 

2つ目の選択肢は一見まともそうに聞こえるけど、これも口封じという意味では1つ目と何ら変わらない。監視して地球を破壊しようとする怪物と同じ空間に隔離するか、記憶を消して一部の記憶がないという不安定な状態で外に放り込むかの違いに過ぎないからね。

 

とはいえ私からしたら殺せんせーから危険を感じないし、他言すると家族の安全は保証できないという話だけど母も父も殺せんせーに遅れを取るとは思えないし、中学生になってからは1人暮らしなので手続きさえちゃんとしていれば転校という形を取った方が互いにとっても良いだろうし。

 

「……なら転校という形で御願いします」

 

「……良いのか?」

 

「転校しなければ記憶処理されるという話ですからね。でしたら転校という形を取った方が御互いにとってもその良いでしょう。それで登校日は何時からになりますか?」

 

「修学旅行が明日で終わる。そして土日を挟んで月曜日からの通常授業で君を紹介しようと思う」

 

「わかりました。では来週の月曜日に椚ヶ丘に向かいます」

 

そう言って私は椚ヶ丘中学校のE組の生徒達が宿泊している場所から出ていった。

 

 

~そして~

 

さて、転校の話を一応お母さん達に伝えておかなくちゃ。手続きとかは私1人でも出来るから、あとは住居だね。

 

椚ヶ丘中学は東の都にあるみたいだから、今住んでいる所からだと少し距離があるんだよね……。知り合いの話だと家と学校の距離が遠すぎて周りに怪しまれたって話だからなるべく近場に引っ越したいよね。

 

「待ってください!」

 

住居の事で悩んでいるとさっきの黒髪ロングの女の子とツインテールの女の子が此方に走ってきた。

 

「どうしたの?」

 

「改めて今日は助けてくれてありがとうございます。わ、私は神崎有希子っていいます!」

 

「私は茅野カエデです!今日はありがとうございました!」

 

「これからは同じ学校、同じクラスなんだから敬語はいらないよ」

 

態々御礼言いに来るなんて律儀な子達だね。名前を言われたら此方も名乗らない訳にはいかないか。月曜日まで名乗ることはないかなって思ってたけど……。

 

「大宮来夢(おおみやらむ)、ラムでいいよ。これからよろしくね」

 

私が名乗ると2人は元気良く返事をして別れを告げた。

 

こうして私は来週の月曜日から椚ヶ丘中学校の生徒になることになった。そしてこの出会いが私を成長させてくれる事になる訳だけど、今の私はまだ知らない……。




名前の振り仮名は主人公にだけつけました。では次回は律と一緒に転校回ですね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。