桂ヒナギク in the 仮面ライダーカブト 作:桂ヒナギク
喫茶どんぐり。ハヤテが働いている。
扉が開いてヒナギクが入ってくる。
「サバ味噌」
「畏まりました」
ハヤテがキッチンへ行く。
「ねえ、ヒナちゃん」
北斗がヒナギクに声をかけた。
「何ですか?」
「最近、西沢さんがバイトに来ないんだけど、何か知らない?」
「知らないです」
「そう……」
「心配なら話を聞いて来ましょうか?」
「そうね。お願いするわ」
ハヤテがサバ味噌を持ってくる。
「お待たせしました」
ヒナギクはサバ味噌を食べる。
サバ味噌を食べ終わり、支払いをして店を出るヒナギク。
止めてあるカブトエクステンダーに乗って歩の家に向かう。
ピンポン──歩宅のインターホンを鳴らした。
扉が開き、歩の弟の一樹が出て来る。
「歩は?」
「分かりません。先週の日曜に家を出て行ったっきり、帰ってきてないです」
「電話も出ない?」
「はい」
「そう。分かった。じゃあね」
ヒナギクは歩の家を後にした。
(歩、どこで何してるんだろう……?)
ヒナギクは歩の携帯に電話してみたが、通じなかった。
翌日、学校に登校したヒナギクは康太郎に訊いた。
「歩のこと、何か知らない?」
康太郎は同居していると答えた。
「バイトに顔出すよう伝えといてくれる?」
「分かった」
放課後、ヒナギクは生徒会室で作業をしていた。
そこへやってくるハヤテ。
「どうしたの?」
「一緒に帰ろうと思って」
「ちょっと待ってて」
ヒナギクは作業を終わらせ、帰り支度をし、ハヤテと共に学校を出た。
そこへテントウムシのエピラクナワームが現れる。
ヒナギクは飛来したカブトゼクターを掴む。
「変身」
カブトに変身し、ライダーフォームへキャストオフ。
クロックアップでエピラクナワームを圧倒するが、とどめを刺す前に逃げられてしまった。
カブトは変身を解く。
「ヒナギクさん」
「ん?」
「どうして僕らが狙われるんでしょう?」
「知らない。行くわよ」
ヒナギクとハヤテは歩き出した。
「ハヤテくん、また明日」
ヒナギクはハヤテと別れた。
家に帰り着き、二階へと上がっていく。
部屋に入り、鞄を置いて着替える。
コンコン。
「どうぞ」
扉が開いて母親が入ってくる。
「ヒナちゃん、お使いを頼みたいんだけどいいかしら?」
「何買ってくればいいの?」
「牛肉とタマネギと人参、それからジャガイモをお願い」
「カレーの具かしら?」
「そうよ」
「分かった。買ってくるわ」
「お願いね」
ヒナギクはお使いに出掛けた。
スーパーへ行き、カレー用の食材を買う。
店を出たところで、カブトゼクターが現れて買い物袋を取り上げた。
「はいはい」
ヒナギクはカブトエクステンダーでカブトゼクターを追いかける。
負犬公園に辿り着き、子ども達を襲うエピラクナワームに蹴りを浴びせた。
「ギキ?」
振り返るエピラクナワーム。
「変身」
ヒナギクはカブトに変身した。
「キャストオフ」
カブトはライダーフォームにキャストオフし、エピラクナワームを圧倒する。
クロックアップするエピラクナワーム。
攻撃を受け、宙に舞うカブト。
「クロックアップ」
カブトはクロックアップ。エピラクナワームに怒濤の攻撃を仕掛け、カブトクナイガン・クナイモードでアバランチスラッシュを浴びせて粉砕した。