ファイアーエムブレム覚醒~炎の紋章と蒼の魔道書~ 作:生徒会長月光
投稿は不定期になりますが完結まで持っていけるようにしたいです。
それでは第一章お楽しみください。
第一章 死神異世界に立つ
全ての可能性を世界へと解放したラグナ・ザ・ブラッドエッジ。それにより、世界は未来へ向けて歩き出した。
そうして彼はマスターユニットアマテラスと共に世界から消えた。
ここはイーリス聖王国周辺に異界へ通じる門。機能が停止し久しいそれは突如起動しある存在を招く。
ドサッ
重たい音が草原に響く。そこに倒れていたのは腰に大剣を差した白髪の男だった。
ピピッピピッ オキルノ
「ん…うるせぇな。なんだよ。」
「ハヤクオキルノ」ベシッ
「痛ってーな。何すんだ。V-SW」
「んV-SWだと……たしか俺はマスターユニットと消えたはず。それにここはどこだ?」
「V-SWここは階層都市の何処かか?」
「ココチガウノ。ミタコトナイセカイ。ワカラナイノ」
「ハァー仕方ねぇ。一先ず町を探すか。よっと」
そうして男は立ち上がる。
彼の名前はラグナ・ザ・ブラッドエッジ。元の世界ではSS級の犯罪者死神と呼ばれていた。
もう一つは祐希より授かった6th-Gという世界の概念「輪廻転生」を宿した概念核V-SW。V-SWは取り付けられたコンソールに文字が浮かび誰とでも会話が可能である。
歩き始めて半刻程で町に辿り着いた。
しかし彼は有ることに気づいた。無一文であったのだ。これでは何も買うことも出来ない。
仕方なく町全体を見るため、辺りを歩く。
(この街は穏やかだな。見た感じ、物の物流はそこそこではあるがそれでも笑顔が溢れている。階層都市とは大違いだな。それに空気が澄んでる。この世界には魔素がないのか?だが右腕は問題なく動くし目も両方見えている。どういうことだ?)
蒼の魔道書は魔素を吸収してその力を発揮する。魔素がなければその力が発揮されずラグナの右腕と同化しているため右腕が動かなくなる。しかしこのラグナは同時にV-SWとも同化しているため右腕に若干の違和感が出るものの、動かすことができる。しかしそのようなこともなく動いていることがラグナには不思議で仕方なかった。
(まぁ考えたって仕方ねぇ。まずはここが何処なのかを知らないといけない。まぁ幸い言葉は通じるしある程度文字も共通していたのは良かった。)
そうして情報を集めている内に時間は正午を過ぎていった。
「一先ずここが何処なのかはわかったがまさか異世界だとはな。まぁそれよりも今は金がないからな。また咎追いみたいに賞金首とか捕まえて金にするか。」
これからの予定を考えるラグナ。
ふと上を見ると遠くの方で煙が上がっていた。
「あん?何だ火事か?とりあえず行ってみるか。」
そうしてラグナは煙の上がる方へと進む。
ある程度進むと、町の住人たちが逃げてくるのが見える。
その後ろには斧に剣を持った山賊たちが迫っていた。
「野郎共、金目のものを奪ったあとはそれ以外のものは燃やせ!」
リーダー格の男がそう言い、山賊たちは辺りに散らばる。
逃げ惑う人々の中で子供が転ぶ。そこに追い付いてきた山賊
男は笑いながら子供を虐殺しようと斧を振り下ろした。
恐怖から目を閉じる子供。
ギィン
何時までたっても痛みがこないことを不思議に思い目を開ける。
そこには身の丈ほどの剣で山賊の男の斧を受け止めるラグナの姿が映る。
「おいてめぇ。今何しようとしたかわかってんのか?」
「はん。イーリスの奴等がどうなろうが知ったこっちゃねぇんだよ。」
「そうか。ならお前がどうなろうが関係ねぇよな。」
そう言いV-SWで斧を弾き飛ばしたラグナは続け様に空いた左手に力を込める。
「歯ぁ食い縛りやがれ!!ヘルズファング!!」
そうして左手に込めたエネルギー波が山賊を吹き飛ばし川へ落ちる。
「おい。ガキンチョ大丈夫か?ここは危険だ。さっさと逃げろ。」
「ぅうん。ありがと。兄ちゃん。」
「行ったか。にしても胸くそワリーな。くそ。」
ラグナは昔のことを少し思い出す。無力なやつから無抵抗に全て奪う。ラグナにとってそれは許せないことだ。
「おらっさっさと金目のものを出せ。」
そこで思い出すのを中断したラグナは続けて山賊たちを川へと吹き飛ばしていく。そこの川は水深も深いので上がってきてまた略奪をすることはないと判断したため川に落としている。
そしてあらかた片付け終えたラグナ。
そんな中、前方にまだ山賊が残っていた。更には山賊たちと戦っていたらしき4人組がいた。しかもそいつは子供を人質にして何やら逃げようとしていた。ラグナは丁度横にあった武器屋の短剣を手に取る。
そして彼の姉代わりに教わった投擲術を発揮し素早く短剣を武器を持った腕に向けて投げる。
グサッ
それにより武器を落とした男に4人組の内の少女が小規模の雷を放ち山賊を倒した。
辺りに山賊がいないことを確認したラグナはその四人組に話しかける。
「おい、あんたら大丈夫か?」
ルフレside
私の名前はルフレ。それ以外のことはなにも覚えてません。私は草原で寝ていたそうで、そこをクロムさん、リズさん、フレデリクさんという方に拾われました。初対面なクロムさんの名前を知っていたため、話を聞くとのことで近くの町まで連行されています。
そんな中、町から煙が上がっているのが見え急いで町に行くと、そこで山賊が略奪行為をしていたのだクロムさんたちと一緒にそれを倒していました。リーダーらしき人物を倒した私たちは少し気を抜いているときに、まだ一人残っていた山賊が子供を人質に私たちに武器を捨てろと言います。武器を離したとしても子供をそのまま離すとも思えず、クロムさんが説得しようとしても話を聞こうとせず、事態は硬直仕掛けましたがふと男の腕に何かが刺さり痛みから子供を離した好機を逃さず私はサンダーの魔道書から魔法を放ち相手を気絶させます。
子供を無事にフレデリクさんが保護し、ふと男に刺さっているものを見て更に何処から来たのかを見る。それは短剣でありその方角からは此方とざっと見て200メートル離れたところに短剣を放った姿勢で男の人が立っていました。その人は辺りを気にかけた後此方に近付いてきました。そして私はビックリしました。
声がクロムさんと全く同じだったんです❗
なので最初その人が言ったと気付かず、クロムさんの方を見てしまいましたが、クロムさんも呆けていました。
そしてそこから立ち直りの速かったフレデリクさんが話をします。
「失礼ですが貴方は一体?」
「人に何か訪ねる前に自分達が何者かいうのが一応の筋じゃねぇか?まぁいいか。俺はラグナ。ラグナ・ザ・ブラッドエッジだ。偶々町によってたら煙が上がるのが見えてその方向に来たら山賊が来たからぶちのめして川に放り込んでおいた。」と言います。
「あのすいません。」
「何かようか?」「先程の短剣は貴方が投げたものですか?」
「あぁ幸い俺に気付いてなかったからな。気を反らせるために投げたんだが?」
「ありがとうございました。お陰であの子を助けられました。」
「礼なら別に良い。俺にとって不愉快だったからムカついて投げたようなもんだ。気にすんな。」
わしゃわしゃっと私の髪を撫でるラグナさん。
何だかこの人は照れ屋な人なのかと思いました。それと撫で方も絶妙な力加減でやっていたのか何だか心地よかったです(^-^)/
そして漸く復帰したクロムさんとリズさん。
「驚いたな。俺と同じ声だとは。先程は助かった。改めて礼を言わせてくれ。俺はクロム。自警団をしている。」
「うっそ。お兄ちゃんと同じ声してるなんて、私はリズだよ。よろしくね。ラグナさん。」
「私はクロム様に仕える騎士フレデリクと申します。先程は助かりました。」
「遅くなりましたが私はルフレと言います。えっと記憶喪失です。」
「何?記憶喪失だと。」「はい。自分の名前以外私が何者かも分からないんです。」
「成る程。戦闘は体が覚えてたってところか。記憶がなくなる前何か強い衝撃を受けたのかもしれないな。何かあれば周りを頼るようにするんだぞ。」
「なぁラグナ。お前が良ければ、俺たちと一緒に来ないか?」
「クロム様。確かにラグナさんはこの町を助けましたが、素性のわからないものを入れるのは余りお勧めできません。」
「さっきラグナは子供を怪我させないよう最小限の動きで見事救出して見せた。それだけで信用できる。それにああいった技術を持つものがいてくれたらとても心強い。」
「わかりました。」
「おいまて。俺はまだ入るとは…」
「一緒にいてくれないんですかウルッ」上目遣い
「いや、そうじゃなくてな。……はぁ仕方ねぇ、ある程度の衣食住と割りの良い仕事を紹介してくれるなら良いぜ。」
「あぁ約束する。これからよろしく頼む。」
「よろしくなクロム。」
「さて賊を縛り上げたら王城へいきますよ。」
「えぇー折角さっき泊まっても良いっていってたのに。今からだと日が暮れちゃうよ。」
「これも訓練です。食料は現地調達すれば大丈夫です。」
「気を付けろ。二人とも。フレデリクは笑顔の時の方が厳しいぞ。」
「成る程な。」
「さぁ行きますよ。クロム様。」
「あぁ今行くぞ。」
「二人とも自警団に歓迎する。これから頼むぞ。」
そうして私はクロムさんたちとラグナさんを交えた4人と先に進みます。ふとラグナさんを見ると私に歩幅を会わせるように歩いていてくれました。何だかこう見ると、お兄さんって感じがします。今度呼んでみようかな。と思いながらクロムさんたちの後を追い掛けます。
次回に続く。
ファイアーエムブレム覚醒の中でも好きなキャラはクロムとルキナの親子な月光です。短編から連載に切り替えました。こちらがプロローグ兼第一話になります。
ラグナは前作の時に蒼の魔道書との融合の際に過度な暴走で死にかけましたがV-SWがそれを止め制御することにより安定して力を出せています。
詳しくは前作を参考にしてもらえると助かります。
魔素がないのに何で右手が動くのかという突っ込みはあると思いますが、これは大気中に魔力が豊富に行き渡っているのでそれを糧に動いているという風にしています。
そして記憶喪失なルフレと過去に記憶喪失になったことのあるラグナはルフレを気に掛けるようになります。
ルフレも兄ができたような感覚でラグナには接していきます。因みに髪色は白髪で背丈は少し低めな設定です。スマブラの女ルフレを思い浮かべてくれたら助かります。
クロムと声が似ているので、物語が進むに連れて部屋越しに話を聞くなどするとどっちの声か分からないため勘違いされるなど日常茶飯事になっていけたらと思います。
それでは今回も読んでいただきありがとうございました。感想などもらえると嬉しいです。
また次回も楽しみにしてもらえると助かります。
おまけ
6th-G概念核 V-SW
元は終わりのクロニクルの出雲覚が使用していた専用概念核兵装。
祐希が基を作りラグナが担い手に選ばれたため使用している。
ヴリトラにヴァジュラを収め機殻剣としたもので、正式名称はVAJRAVRITRA-Sword(ヴァジュラ・ヴァリトラ・ソード)コンソールに文字を表示することで意思疎通ができ、6th-Gの者によれば「お気楽極楽」な性格。
普段は身の丈ほどもある白い大剣の姿をしており、出力に応じてさらに三つの形態へと変形する。
第一形態は通常の大剣。
第二形態は機殻を一部展開し光の刃とスラスターを形成する。
第三形態は6th‐Gの概念を用いて万物を破壊・再構成する輪廻転生の弾丸を打ち出すバズーカ。
最終形態は最大出力で全長500メートルを超える極圧の光刃を形成する。
更にはラグナが使用するV-SWには何種類か亜種形態があるそうだ。
それは本編にて明かされることになる。
6th-G
インド神話の原型とされ、Low-Gではインドがそれに当たる。2つの川を挟んで「破壊」「停滞」「再生」の三種の空間が存在しており、停滞の空間で暮らした生物は死亡すると破壊の空間で構成要素に還元され、肉体を与える再生の空間を経て再び停滞の空間へと戻るというサイクルを持っていた。要するに輪廻転生が繰り返し行われていたということ。
6th‐G人類は総じて黒人系であり、政治は複数の政治家によって方針を決める民主主義だったとされる。
概念戦争の戦渦により破壊の空間が広がった為、それぞれの河川にヴリトラとヴァジュラを配置して安定させた。だがそれによって政治家達は死と再生を管理出来るようになり、民衆は反発して内乱が発生した。生と死を管理できたら不老不死が可能になり文明の低迷に繋がるでしょう。
やがて不毛に気付いた人類はヴァジュラとヴリトラを「災いの象徴」とし、Low-Gから調査に来ていた出雲・全に押し付けた。
押しつけられた概念核達を全がLow-Gに持ち帰ったため6th‐Gは滅んだとされている。
後の全竜交渉では、10th-G残党と協力して6th‐Gの残党がG-SpとV-Swを強奪しようとしたが、巻き込まれた出雲・覚と風見・千里がそれを阻止し、自決用の試作型ヴリトラも破壊された事でLow-Gに恭順した。
この頃から風見は通称ゴングパワーという圧倒的な怪力を発揮し始めたのではないかと思います。
草の獣からの呼び方がエイブキラーなのはそこら辺から来ている。
あれ風見さんその振り上げた拳は一体?
あっちょっと待ってそれは洒落にならな
あァァァァァ
作者 出雲千里ゴホン 風見千里に殴られ全治一週間のため今回はここで終わります。まぁ千里には気を付けろよ。もしかしたらお前の後ろに、トントン
うん? あれ千里どうしたんだ?何かあったのか?ってちょっと待て、何でG-sp2のフルスイングを。えっおれがボール?ってまだ鬱憤が収まらないのかよ。
どわぁー。
出雲覚 ギャグ補正のため全治10分
おわり。
クロムの結婚相手について
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ルフレ一択
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ルフレ、スミアの一夫多妻制